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コマンドプロンプトで使えるRobocopyってなに?使えるシーンを解説

コマンドプロンプトで使えるRobocopyってなに?使えるシーンを解説
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Robocopyは、Windowsの高度なファイルコピー機能を提供するコマンドラインユーティリティの1つです。

大量のデータをコピーしたり、転送を自動化するのに便利です。

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こんにちは!uri uri(@Uriuri_writer)です。この記事では、Robocopyの基本的な使用方法から、さまざまなオプションを駆使した効率的なファイル転送方法まで、詳しく解説します。Robocopyを使いこなすことで、ファイルのバックアップ、同期、移動がこれまでになく簡単かつ高速に行えるようになりますよ。

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コマンドラインユーティリティとは?(簡単に)

コマンドラインユーティリティとは、具体的に言うと、ファイルの操作、システムの設定変更、プログラムの実行などを行うための小さなプログラムやツールのことです。これらは主にテキスト形式でコマンドを入力して使用します。

Windowsのコマンドプロンプトは、Windowsオペレーティングシステムにおけるコマンドラインインターフェースの一つです。これは、ユーザーがテキストベースのコマンドを入力して、コンピュータに指示を出すためのプログラムです。コマンドプロンプトを通じて、ユーザーはさまざまなコマンドラインユーティリティを実行できます。

Robocopyの基本

Robocopy(Robust File Copy)は、Microsoft Windowsに付属するコマンドラインユーティリティで、ファイルやディレクトリのコピーおよび移動に使用されます。特に大量のファイルを扱う際や、ネットワーク越しにデータを転送する際やバックアッププロセスを自動化する際に、その真価を発揮します。なぜなら、Robocopyは標準のCopyコマンドよりはるかに高速に実行できるからです。

ここでは、Robocopyの使用方法などをわかりやすく説明します。

Robocopyの特徴

Robocopyは、単なるファイルコピーを超えた多くの特徴を持っています。これらの特徴がRobocopyを強力なツールにしています。

特徴

  • 堅牢性: 名前の通り、Robocopyは「堅牢なファイルコピー」を意味します。ネットワークの不安定さやその他のエラーが発生しても、コピー処理を継続または再開できるように設計されています。
  • 効率性: 変更されたファイルのみをコピーするインクリメンタルコピーが可能です。これにより、時間とリソースを節約しながら、大量のデータを効率的に転送できます。
  • 多機能性: ファイル属性、タイムスタンプ、NTFSアクセス権(ACL)の保持、空のディレクトリのコピー、特定のファイルやディレクトリの除外など、多岐にわたるオプションを提供します。

基本的な使用法

Robocopyの基本的なコマンド構文は以下の通りです。

/* 基本的な構文 */
robocopy [[ ...]] []

上記の構文をバラバラに説明すると以下の内容になります。

構文の中身について

  • : コピー元のディレクトリパス。
  • : コピー先のディレクトリパス。
  • : コピーする特定のファイルやワイルドカード(省略可能)。
  • : コピー動作を制御するオプション(省略可能)。

よく使用されるオプション

Robocopyでよく使われるオプションは以下のようなものがあります。

Robocopyでよく使われるオプション

  • /S: サブディレクトリをコピーしますが、空のものは除きます。
  • /E: サブディレクトリを含め、空のものもコピーします。
  • /MIR: ミラーリングオプション。ソースと宛先を完全に同期させます。
  • /Z: ネットワークエラーが発生した場合に再開可能モードでコピーします。
  • /MT: 複数のスレッドを使用してコピーを高速化します(例: /MT:8)。
  • /XD: 特定のディレクトリを除外してコピーします。
  • /XF: 特定のファイルを除外してコピーします。
  • /R:0: 再試行回数を0に設定して、失敗したファイルのコピーをスキップします。
  • /W:0: 再試行間の待機時間を0秒に設定します。

実践的なコマンド例

Robocopyで実際によく使われるコマンドの例としては以下のようなものがあります。

/* サブディレクトリを含む全ファイルのコピー */
robocopy C:\source D:\destination /E
/* ミラーリング(ソースと宛先の同期) */
robocopy C:\source D:\destination /MIR

Robocopyは、その高度な機能とオプションにより、ファイル転送とデータ管理のニーズに対応する強力なツールです。基本的な使用法をマスターすることで、日々の作業をより効率的に、かつ確実に行うことができるようになります。

Robocopyってどう使うの?

Robocopyは、Windowsでファイルやディレクトリをコピーするための強力なコマンドラインツールです。ここでは、Robocopyの主要なオプションとその使用法を、初心者でも使えるように説明します。

  1. Windowsの検索バーに「cmd」と入力し、表示された「コマンドプロンプト」をクリックして開きます。
  2. 最も基本的なRobocopyコマンドは、ソースディレクトリから宛先ディレクトリへのファイルコピーを行います。
    /* このコマンドは、`C:\source`ディレクトリ内の全ファイルを`D:\destination`にコピーします。 */
    robocopy C:\source D:\destination

    下記のコマンドだとサブディレクトリを含めていけます。

    /* 「/S」オプションを使用して、空ではないサブディレクトリも含めてコピーします。 */
    robocopy C:\source D:\destination /S

Robocopyの主要なオプションを理解し、適切に使用することで、ファイルのコピー、移動、同期を効率的に行うことができます。

Robocopyを活用した実践的な使用例

Robocopyは、その多機能性により、さまざまなシナリオでのファイル管理を強力にサポートします。ここでは、Robocopyを使用した実践的な使用例をいくつか紹介し、それぞれの実践的な使用例を詳しく解説します。

Robocopyは、ファイルのバックアップ、ネットワーク越しの転送、特定のファイルタイプの選択、不要なディレクトリの除外など、多様なニーズに応えることができる非常に便利なツールです。これらの使用例を参考に、自身のニーズに合わせたRobocopyコマンドを構築してみてください。

使用例1:データのバックアップ

データのバックアップをする方法として、今回は「C:\source」ディレクトリ内の全ファイルを「D:\backup」にバックアップします。サブディレクトリも含め、空のディレクトリもコピーするという目的を実行するためのコマンドを入力したい場合を想定したら下記のようなコマンドが良いと思います。

/* コマンド詳細 */
robocopy C:\source D:\backup /E /LOG:D:\backup_log.txt
コマンドの解説

  • /E: サブディレクトリを含め、空のものもコピーします。
  • /LOG: コピー操作の詳細を `D:\backup_log.txt` に記録します。これにより、後で何がコピーされたかを確認できます。

使用例2:ネットワーク越しのファイル転送

ネットワーク越しのファイル転送方法として、今回はネットワーク上の共有フォルダ「\\Server\Share\source」からローカルディスク「E:\destination」に大量のファイルを転送するのを目的としてコマンドを作っていきたいと思います。転送中に問題が発生した場合は再開可能にします。

/* コマンド詳細 */
robocopy \\Server\Share\source E:\destination /Z /MT:16 /R:5 /W:5 /LOG:E:\transfer_log.txt
コマンドの解説

  • /Z: ネットワークエラーが発生した場合に再開可能モードでコピーします。
  • /MT:16: 16スレッドを使用してコピーを高速化します。
  • /R:5と/W:5: コピーに失敗した場合、最大5回再試行し、再試行の間に5秒待機します。
  • /LOG: コピー操作の詳細をE:\transfer_log.txtに記録します。

使用例3:特定のファイルタイプのみをコピー

特定のファイルタイプのみをコピーするのを目的として、「F:\data」から「G:\new_data」に「.txt」と「.docx」ファイルのみをコピーする場合は以下のコマンドになります。

/* コマンド詳細 */
robocopy F:\data G:\new_data *.txt *.docx /S
コマンドの解説

  • .txtと.docx: 「.txt」と「.docx」ファイルのみを指定します。
  • /S: 空ではないサブディレクトリも含めてコピーします。

使用例4:特定のディレクトリを除外してコピー

特定のディレクトリを除外してコピーしたいデータがある場合を想定して、「H:\projects」から「I:\archive」にデータをコピーしますが、「temp」と「backup」ディレクトリは除外する場合は以下のコマンドです。

/* コマンド詳細 */
robocopy H:\projects I:\archive /E /XD temp backup
コマンドの解説

  • /E: サブディレクトリを含め、空のものもコピーします。
  • /XD temp backup: 「temp」と「backup」ディレクトリを除外します。

まとめ

Robocopyは、その多様なオプションと柔軟性により、Windowsユーザーにとって非常に強力なファイル管理ツールです。この記事で紹介した基本的な機能とオプションを理解し、活用することで、日々のファイル管理作業をより効率的に行うことができます。では、最後に本記事の内容をサクッとまとめてお別れとなります。

簡単まとめ

  • RobocopyはWindowsの強力なコマンドラインツールで、ファイルやディレクトリのコピー、移動、同期を効率的に行うことができます。
  • 主要なオプションには、サブディレクトリのコピー(/S, /E)、ミラーリング(/MIR)、特定ファイルの除外(/XF)、再試行オプション(/R, /W)などがあり、高度なファイル管理が可能です。
  • 実践的な使用例として、データのバックアップ、ネットワーク越しのファイル転送、特定のファイルタイプのみをコピーする方法、特定のディレクトリを除外してコピーする方法が挙げられます。

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ではでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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