ソフトバンクのiPhoneを新しい機種に買い替えるとき、いちばん不安なのが「電話番号(eSIM)を新しいiPhoneにどうやって移すのか」というところだと思います。最近は本体にSIMカードが入っていないeSIMの機種がほとんどなので、カードを差し替えればおしまい、というわけにいきません。
結論から書きます。ソフトバンクのiPhoneでも、対応していればキャリアの窓口に連絡しなくても、古いiPhoneから新しいiPhoneへ電話番号(eSIM)をそのまま移せます。Appleの「eSIMクイック転送」という機能を使う方法で、両方のiPhoneがiOS 18.4以降なら、画面の案内に沿って数分で終わります。もし新しいiPhoneに「近くのiPhoneから転送」といった選択肢が出てこない場合は、その回線が転送に対応していないだけなので、ソフトバンクにQRコードでの再発行を頼む形になります。
このページでは、ソフトバンクのiPhoneを機種変更するときに実際にやる作業の流れを、順番どおりにまとめます。用語の細かい説明より「で、結局どこを押せばいいの」がわかるように書きました。
ソフトバンクのiPhoneでeSIMを移す前にそろえておくもの
作業をスムーズに終わらせるために、始める前に次の4つを確認しておくと安心です。途中で「条件が足りなかった」と気づくと最初からやり直しになりがちなので、ここだけは先に押さえておきましょう。
- 古い・新しい両方のiPhoneがiOS 18.4以降であること。eSIMクイック転送で複数の番号もまとめて移せるのはiOSが新しいバージョンの場合です。古いほうのiPhoneは、移行前に「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」で最新にしておくと失敗が減ります。
- 2台のiPhoneを近くに置き、両方ともBluetoothをオンにしておくこと。2台が無線でやり取りして番号を引き継ぐので、離れていると認識しません。
- Wi-Fiにつながる環境があること。転送そのものはモバイル通信が一時的に切れる場面があるため、Wi-Fiがあると途中で止まりにくく安心です。
- 時間に余裕をもって始めること。開通までに少し待つことがあるので、外出直前や仕事の合間より、家でゆっくりできるタイミングがおすすめです。
iPhone同士であれば、ソフトバンクに電話して予約を取ったり、ショップに行ったりしなくても、この自分の作業だけで番号を移せるケースがほとんどです。
クイックスタートで新しいiPhoneにデータごと引き継ぐ
新しいiPhoneを箱から出して最初に電源を入れると、初期設定の画面が始まります。このとき古いiPhoneを横に置いておくと「クイックスタート」という案内が表示され、アプリや写真などのデータをまとめて新しいiPhoneへ移せます。
このクイックスタートの途中で、電話番号(eSIM)の引き継ぎも一緒に促されることが多いです。画面に「eSIMを転送」「電話番号を設定」といった案内が出たら、それに沿って進めれば、データ移行とセットで番号の移行まで済みます。これがいちばん手間の少ないやり方です。
初期設定のときに番号の移行をしなかった、あるいは新しいiPhoneをもう使い始めてしまった、という場合でも大丈夫です。あとから設定アプリで番号だけを移せます。その手順を次に説明します。
eSIMクイック転送で電話番号を新しいiPhoneへ移す手順
設定が終わったあとから番号を移すときは、新しいiPhone側を操作します。手元に古いiPhoneも置いた状態で進めてください。
- 新しいiPhoneで「設定」を開きます。
- 「モバイル通信」をタップします。
- 「eSIMを追加」をタップします。
- 移したい電話番号が一覧に出てきたらそれを選びます。一覧に出ない場合は「近くのiPhoneから転送」をタップします。
- 古いiPhone側に確認の画面が出るので、画面の指示に従って転送を承認します。両方の画面で案内どおりに進めるのがコツです。
- 新しいiPhone側で完了の表示が出れば、番号の移行はおしまいです。
転送が終わると、しばらくして古いiPhoneのほうはその回線が使えなくなります。これは正常な動きで、番号がきちんと新しいiPhoneに移った合図です。古いiPhoneを下取りに出したり、家族に譲ったりする予定なら、番号が新しいほうに移ったのを確認してから手放すと安心です。
新しいiPhoneで電話やデータ通信が使えるか開通を確認する
番号の移行が終わったら、本当に使える状態になったかを必ず確かめましょう。確認はかんたんです。
- 画面の上のほうにアンテナのマーク(電波の表示)が出ているか。「圏外」や「SIMなし」のままになっていないか。
- Wi-Fiを一度オフにした状態で、ブラウザやアプリが普通に動くか(モバイル通信が生きているかの確認)。
- 自分の番号に発信したり、家族にショートメッセージを送ったりして、電話とSMSが通じるか。
開通までに少し時間がかかることがあります。すぐにアンテナが立たなくても、数分待つ、iPhoneを一度再起動する、機内モードをオンにしてすぐオフに戻す、といった操作で表示が直ることがよくあります。
近くのiPhoneから転送が出てこないときの対処
「eSIMを追加」を押しても番号が一覧に出ない、「近くのiPhoneから転送」という項目自体が表示されない、というケースもあります。これはiPhoneの故障ではなく、その回線がeSIMクイック転送に対応していない場合に起こります。対応状況はキャリア側の設定によって変わることがあります。
ソフトバンクをはじめ日本の主要キャリアはeSIMに対応していますが、契約しているプランや回線の種類によって、この自分での転送ができないこともあります。選択肢が出てこないときは、ソフトバンクの公式サイトや窓口で「eSIMの再発行」を依頼し、QRコードを発行してもらう方法に切り替えます。新しいiPhoneでそのQRコードを読み取れば、同じように番号を使えるようになります。
うまくいかない原因はほかにもいくつかあり、待ち時間や再起動で直るものから、再発行が必要なものまで様々です。エラーで止まってしまったときの切り分けと直し方は、iPhoneでeSIMの移行ができないときの原因と直し方でまとめているので、こちらも合わせて確認してください。
そもそも自分のiPhoneがeSIMクイック転送に対応しているか確認する
この方法が使えるのは、古い側・新しい側のどちらのiPhoneもeSIMに対応している機種で、かつiOS 18.4以降になっている場合です。かなり古いモデルや、回線の種類によっては、自分での転送ではなくキャリアでの再発行が前提になることもあります。
自分の手持ちの機種が対応しているか、どのモデルが対象なのかを先に知っておきたいときは、iPhoneのeSIM対応機種と非対応モデルを確認してみてください。買い替え前に対応状況を把握しておくと、機種変更の当日に慌てずに済みます。
よくある質問
ソフトバンク以外のキャリアでもeSIMクイック転送は使えますか
多くの主要キャリアが対応しており、対応していればキャリアに連絡せず自分で移せます。ただし契約内容や回線によっては対応していないこともあるので、選択肢が出ないときは各社の窓口で確認してください。
古いiPhoneに入っていた電話番号はどうなりますか
新しいiPhoneへ移った時点で、古いiPhone側ではその回線が使えなくなります。番号が消えるわけではなく、新しいiPhoneに引き継がれるので安心してください。
eSIMの移行はどの時間帯にやるのがよいですか
開通まで少し待つことがあるため、家でゆっくりできる時間帯がおすすめです。外出直前や急いでいるときは避けたほうが安心です。
移行には2台のiPhoneがそろっている必要がありますか
はい、古いiPhoneと新しいiPhoneの両方を近くに置き、どちらもBluetoothをオンにした状態で進めます。古いほうを手放したあとだと自分での転送はできず、キャリアでの再発行になります。
最終確認日 2026年6月(iOS 26・Apple公式情報で確認)
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