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Windows 11でのOneDriveクラウド同期設定ガイド:初心者でもわかる手順と注意点

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「OneDriveの同期をとにかく止めたい」。そう思って検索すると、たいてい「リンクを解除すればいい」と書かれています。ところが実際には、Windows 11でOneDriveを止める操作は1種類ではなく4通りあり、それぞれローカルのファイルに与える影響がまったく違います。中には、実行した瞬間にパソコン上からフォルダーが消えたように見えるものもあります。

この記事では、4つの止め方を効果と副作用の違いで整理し、どれを選ぶ場合でも先に確認しておきたい1点を、実際にパソコン内のOneDriveフォルダーを機械的に走査した実測データとあわせて説明します。手順とUIの名前は、すべてMicrosoft公式ページの表記に合わせています。

なお、これからOneDriveを使い始める側の設定(サインイン、バックアップの有効化、自動同期をオンにする手順)は別記事にまとめています。Windows 11でのOneDrive初期設定と自動同期の有効化ガイド

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止め方は4つあり効果がまったく違う

まずは全体像です。目的に合わない方法を選ぶと、意図しない結果になります。

OneDriveの同期を止める4つの方法とローカルのファイルへの影響を比べた表の図
まず全体像です。「止める」といっても4通りあり、パソコン上のファイルに与える影響がまったく違います(当サイトによる図解)。
方法 何が起きるか パソコン上のファイル 自動で元に戻るか
①同期を一時停止する
(2時間・8時間・24時間)
一時的に同期を止める そのまま残る はい。時間が来ると自動で再開する
②同期するフォルダーを選び直す
(チェックを外す)
そのフォルダーの同期をやめる コンピューターから削除される
(内容は引き続きオンラインで使用できる)
いいえ
③この PC のリンクを解除する そのパソコンとの結びつきを切る 残る
(公式は「ファイルやデータが失われることはない」と明記)
いいえ
④非表示にする・アンインストールする アプリを隠す・削除する 残る いいえ

差が出るのは①と②です。①は時間が来ると自動で同期が再開します。公式の一時停止のページに『同期は、一時停止時間が終了すると自動的に再開されるか、いつでも手動で同期を再開できます。』と書かれているとおりで、「止めたはずなのにまた同期が始まった」というのは不具合ではありません。

いっぽう②は、チェックを外したフォルダーがコンピューターから削除されます。公式の「Windows または macOS で同期する OneDrive フォルダーを選択する」も『コンピューターと同期しているフォルダーを オフ にすると、フォルダーはコンピューターから削除されますが、フォルダーとその内容は引き続きオンラインで使用できます。』と説明しています。オンライン側には残りますが、エクスプローラーからは見えなくなります。この挙動を知らずに②を選ぶと「ファイルが消えた」と感じることになります。

止める前に確認しておきたいこと

Microsoftは、リンク解除とアンインストールについて次のように書いています。引用は2文セットで読んでください。

『お使いのコンピューターから OneDrive のリンクを解除しても、ファイルやデータが失われることはありません。OneDrive.com にサインインすると、いつでもファイルにアクセスできます。』

『お使いのコンピューターから OneDrive をアンインストールしても、ファイルやデータが失われることはありません。』

(Microsoft「OneDrive をオフにするか、無効にするか、アンインストールする」より)

公式が自ら『OneDrive.com にサインインすると』と添えているとおり、データはオンライン側に残り、いつでも取り出せます。ここは安心してよい部分です。そのうえで、手元のパソコン側について1つだけ知っておきたい仕組みがあります。

オンラインのみのファイルは実体がパソコンに無いことを示した図
見落としやすいのがこれです。雲のアイコンが付いたファイルは、実体がパソコンの中にありません(当サイトによる図解)。

オンラインのみのファイルは実体がパソコンの中にない

Windows 11のOneDriveには「ファイル オンデマンド」という仕組みがあります。公式の説明は『オンラインのみのファイル は、コンピューターの領域を占有しません。』というものです。つまり、エクスプローラーの一覧に見えていても、中身のデータがパソコンの中にないファイルがあります。見分け方も公式に書かれています。『OneDrive ファイルまたはフォルダーの横の青いクラウド アイコンは、ファイルがオンラインでのみ利用可能であることを示します。』

そこで、同期を止める操作をする前に、手元に置いておきたいファイルが[このデバイス上で常に保持する]になっているかを確認しておくと安心です。青い雲アイコンのままのファイルは、実体がパソコンにありません。

なお、リンクを解除したあとに、この「オンラインのみ」のファイルがそのパソコンからどう見えるのかについては、当サイトでは実機で確かめていません。作業に使っているパソコンのOneDriveを実際に解除すると環境を壊してしまうため、試せていないからです。公式が書いているのは「ファイルやデータは失われない」「OneDrive.com にサインインすればいつでもアクセスできる」というところまでです。ここでお伝えできるのは、オンラインのみのファイルは実体がパソコンの中にないという実測できた事実と、だから止める前に確認しておくと安心だ、というところまでで、それ以上は断定しません

自分のパソコンでは何件あるのか 1台分だけ数えてみた

抽象論では判断しづらいので、この記事の作成にあたり、当方の作業用パソコン1台のOneDriveフォルダーをプログラムで走査し、ファイルの属性だけを機械的に集計しました(ファイル名は取得していません)。

状態 件数 割合 サイズ
走査したファイル合計 9,044件 100%
オンラインのみ(ローカルに実体が無い) 21件 0.2% 0.12 GB
ローカルに実体があるファイル 9,023件 99.8% 91.12 GB

結果は0.2%。正直に言えば、想像よりずっと少ない数字でした。この1台に関して言えば、雲アイコンのファイルはほとんど無かったということです。数字を大きく見せるつもりはありません。多くの人にとっては杞憂かもしれない、というのが実測から言えることです。

ただ、話はそこで終わりません。21件のうち1つでも大事な資料が混じっていれば、割合が何%かは意味を持ちません。だからこそ、止める前に「自分のパソコンには何件あるのか」を一度だけ目で確かめる価値があります。この数値はあくまで当方の環境1台のものであり、すべてのパソコンが同じ割合になるとは限らないからでもあります。

確認と事前ダウンロードの手順

  1. エクスプローラーを開き、左側のOneDriveを選びます。
  2. ファイルやフォルダーの横のアイコンを見ます。青い雲アイコンが付いているものがオンラインのみです。
  3. 今後もこのパソコンで使いたいファイルやフォルダーを右クリックし、このデバイス上で常に保持するを選びます。
  4. アイコンの表示が変わり、ダウンロードが終わるまで待ちます。
  5. 完了してから、次章以降の止める操作に進みます。

ここで注意があります。OneDriveフォルダー全体を指定すると、オンライン上の全データがパソコンに降りてきます。容量の小さいノートパソコンでこれをやると、Cドライブの空きを使い切ってしまい、ダウンロードが途中で止まったり、パソコン全体の動作が重くなったりします。実行する前にOneDriveフォルダーのサイズとCドライブの空き容量を見比べ全体ではなく必要なフォルダーだけを選んでください

方法1 同期を一時停止する

4つの中でもっとも安全で、もっとも取り返しがつくのがこれです。「今このタイミングだけ止めたい」「回線が遅いのでアップロードを後回しにしたい」という場面はこれで足ります。

公式の手順は、タスク バーのOneDriveアイコンを右クリックし、一時停止する時間を2時間、8時間、24時間から選ぶ、というものです。

前章のとおり、指定した時間が終わると同期は自動的に再開します。恒久的に止める用途には向きません。また公式には『Pc がバッテリー セーバー モードに入ったとき、または従量制課金ネットワークに接続されている場合、OneDrive は自動的に一時停止します。』という記述もあり、自分で操作していないのに一時停止の状態になっていることもあります。

方法2 同期するフォルダーを選び直す

「OneDrive自体は使いたいが、特定のフォルダーだけはこのパソコンに置きたくない」という場合はこれです。容量の小さいノートパソコンに、仕事用の巨大なフォルダーを降ろしたくない、といった使い方に向きます。

OneDriveの[ヘルプと設定]アイコンから[設定]を開き、[アカウント]タブの[フォルダーの選択]ボタンを押します。表示された[フォルダーの選択]ダイアログ ボックスで、同期したくないフォルダーのチェックを外し、[OK]を選びます。

実行する前に、アップロードが終わっていないファイルが残っていないかを確かめておくと安心です。そのうえで、公式の説明をもう一度確認してください。『コンピューターと同期しているフォルダーを オフ にすると、フォルダーはコンピューターから削除されますが、フォルダーとその内容は引き続きオンラインで使用できます。』。パソコン側からは無くなりますが、オンライン側には残ります。あとから見たいときは、ブラウザーでOneDrive.comにサインインすれば、同じフォルダーがそこにあります。

方法3 この PC のリンクを解除する

「このパソコンではもうOneDriveを同期させたくない」。それが目的なら、公式が推しているのはこの方法です。Microsoftは『OneDrive を使用したくない場合は、リンクを解除するのが最も簡単な解決策です。』と書いています。アプリを削除する必要はありません。

OneDriveの設定のアカウントタブにあるこの PC のリンクを解除するの位置を示した図
リンク解除は[アカウント]タブの[この PC のリンクを解除する]から行います(当サイトによる図解)。
  1. 通知領域のOneDriveのクラウドアイコンを選びます。
  2. [ヘルプと設定]アイコンを選びます。
  3. [設定]を選びます。
  4. [アカウント]タブを開きます。
  5. [この PC のリンクを解除する]を選びます。
  6. 確認画面で[アカウントのリンクを解除]を選びます。

公式が『お使いのコンピューターから OneDrive のリンクを解除しても、ファイルやデータが失われることはありません。OneDrive.com にサインインすると、いつでもファイルにアクセスできます。』と明記しているとおり、データが消える操作ではありません。前章の確認を済ませておけば、手元に置いておきたいファイルもパソコンの中にそろった状態で進められます。

マイクロソフト公式のOneDriveをオフにするか無効にするかアンインストールするの解説ページ
出典=Microsoft公式。「お使いのコンピューターから OneDrive のリンクを解除しても、ファイルやデータが失われることはありません。」と明記されています。画像をクリックすると公式ページが開きます。

方法4 非表示にする・アンインストールする

アプリの存在自体が邪魔、という場合の選択肢です。ここで押さえるべき公式の前提が1つあります。

『OneDrive は、一部の Windows のバージョンに組み込まれており、アンインストールすることができません。』

(Microsoft「OneDrive をオフにするか、無効にするか、アンインストールする」より)

環境によっては、そもそもアンインストールという選択肢が存在しません。その場合に公式が案内しているのが「非表示にする」という手段です。公式の順序は次のとおりで、最初にリンクを解除するところから始まります。

  1. 先に方法3の手順でOneDriveのリンクを解除します。
  2. エクスプローラーを開き、OneDriveを右クリックして[プロパティ]をクリックします。
  3. [全般]タブで、[属性]の横にある[非表示]チェック ボックスをオンにします。
  4. OneDriveのアイコンから[OneDrive の終了]を選びます。

アンインストールができる環境なら、公式が案内するWindows 10/11の手順はこうです。[スタート]ボタンを選び、検索ボックスに「プログラム」と入力して、結果の一覧から[プログラムの追加と削除]を選びます。開いた[アプリと機能]でMicrosoft OneDriveを見つけて選択し、[アンインストール]を選びます。

順番としては、いきなりアンインストールするより、まずリンク解除で様子を見るほうが穏当です。アプリを消したあとに「やはり必要だった」となると、入れ直したうえで保存先やバックアップの設定を組み直すことになり、手間が増えます。

よくある質問

リンクを解除するとオンライン上のファイルも消えますか

消えません。公式が『お使いのコンピューターから OneDrive のリンクを解除しても、ファイルやデータが失われることはありません。OneDrive.com にサインインすると、いつでもファイルにアクセスできます。』と明記しています。ブラウザーでOneDrive.comにサインインすれば、これまでどおりファイルを開けます。

一時停止したのに同期が再開してしまいます

それが仕様です。一時停止は2時間・8時間・24時間から選ぶ時限式で、公式にも『同期は、一時停止時間が終了すると自動的に再開されるか、いつでも手動で同期を再開できます。』と書かれています。恒久的に止めたいなら、方法3のリンク解除を選んでください。

どの方法を選べばいいか迷います

ここがポイント!

  • あとで再開する予定がある、回線の都合で一旦止めたいだけなら方法1。OneDriveは使い続けるが、特定のフォルダーだけこのパソコンに置きたくないなら方法2。
  • このパソコンでの同期を完全にやめるなら方法3。アプリごと視界から消したいなら方法4(組み込み版はアンインストールできないため、非表示にします)。

まとめ

OneDriveの同期を止める方法は4つあり、選び方で結果が変わります。

ここがポイント!

  • 一時停止は時限式で自動再開する。恒久的に止めるならリンク解除を選ぶ。フォルダーのチェックを外すと、そのフォルダーはコンピューターから削除される(内容は引き続きオンラインで使用できる)。
  • 止める前に青い雲アイコンのファイルを確認し、手元に置いておきたいものは[このデバイス上で常に保持する]にしておく。ただしOneDriveフォルダー全体ではなく、必要なフォルダーだけを指定する。

「自分のパソコンだと4つのどれが正解なのか」「雲アイコンのファイルがあるけれど、これは何なのか」。画面を見ながら一緒に確かめたほうが早い場面です。OneDriveの止め方で迷ったら、公式LINEから気軽に相談してください。

公式LINE(無料相談)

出典・引用サイト

最終確認日 2026年7月14日/記事作成 uri uri

この記事を書いた人
この記事を書いた人

企業の情報システム部門で10年以上、PC・アカウント・社内ネットワーク・Microsoft 365/Google Workspace運用を担当。年間数百件の問い合わせ対応(PC不調、メール送受信、Excel/Word資料、Teams会議、スマホ連携など)を通じて、初心者がつまずくポイントを「再現→原因切り分け→最短解決」の手順に落とし込んできました

現場や身近で実際に起きたトラブルをベースに、手順だけでなく「なぜそうなるか」「失敗しやすい落とし穴」「安全な設定(セキュリティ)」まで含めて解説します。

相談窓口(問い合わせ/LINE等)を設け、記事で解決しないケースも個別にサポートしていますので「パソコンが急に動かなくなった」「スマホの設定がわからない」などの悩みは一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

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