PowerPointのスライドに自分の声(ナレーション)を入れておくと、その場に説明者がいなくても、再生するだけで内容が伝わる資料になります。研修・自己学習用の教材や、メールで送るプレゼンに便利です。録音には大きく2つの方法があり、「1枚のスライドに音声を貼り付ける」方法と、「スライドを進めながら全体に通しで録音する」方法があります。この記事では、PowerPoint 2019を例に、目的に合わせた録音方法を順番に説明します。マイクが使えるパソコン(内蔵マイクでも可)を用意してください。
2つの録音方法の違い
「スライドごと」と聞くと迷いがちですが、やりたいことで選ぶ方法が変わります。まず違いを整理します。
| やりたいこと | 使う機能 | 特徴 |
|---|---|---|
| 特定の1枚に短い音声を付けたい | 「挿入」→「オーディオ」→「オーディオの録音」 | そのスライドにスピーカーアイコンとして音声が貼り付く。あとから個別に差し替えやすい |
| 全スライドに通しでナレーションを入れたい | 「スライドショー」→「スライドショーの記録」 | スライドを進めながら録音でき、切り替えタイミングも一緒に記録される |
方法1:1枚のスライドに音声を録音して貼り付ける
「このスライドにだけ説明音声を付けたい」というときは、挿入タブから録音します。録音した音声は、そのスライド上にスピーカーの形のアイコンで表示されます。
- 音声を入れたいスライドを表示し、上部の「挿入」タブをクリックします。
- 右端あたりの「オーディオ」をクリックし、表示されたメニューから「オーディオの録音」を選びます。
- 「サウンドの録音」ウィンドウが開いたら、名前を付けて赤い丸の録音ボタンを押し、マイクに向かって話します。
- 話し終えたら停止ボタン(四角)を押し、再生ボタンで聞き直して確認します。
- 問題なければ「OK」を押します。スライドの中央にスピーカーのアイコンが表示され、音声が貼り付きます。


方法2:スライドショー全体に通しでナレーションを録音する
最初のスライドから順に説明していき、全ページにナレーションを入れたいときは「スライドショーの記録」を使います。スライドを切り替えるタイミングも一緒に記録されるため、再生すると自動で進む発表動画のようになります。
- 上部の「スライドショー」タブをクリックします。
- 「スライドショーの記録」をクリックし、「先頭から記録」(または現在のスライドから)を選びます。
- 記録画面に切り替わったら、左下あたりの「記録」ボタンを押し、各スライドを説明しながら進めます。
- すべて話し終えたら記録を終了します。各スライドにナレーションが保存され、サムネイルにスピーカーアイコンが付きます。

よくある質問
Q1. 録音した音声を削除したいときはどうしますか。
スライド上のスピーカーのアイコンをクリックして選択し、キーボードのDeleteキーを押すと、そのスライドの音声が削除されます。通し録音をやり直したいときは、「スライドショーの記録」の中にある「クリア」から、現在のスライドまたはすべてのスライドのナレーションを消すことができます。
Q2. 録音した音声がうまく入っていません(小さい・聞こえない)。
パソコンのマイクがオフになっている、または別の機器が選ばれている可能性があります。Windowsの「設定」→「システム」→「サウンド」で入力(マイク)が正しく選ばれ、音量が上がっているか確認してください。外付けマイクやヘッドセットを使うと、内蔵マイクより聞き取りやすい音声になります。
Q3. 録音した音声を他のスライドでも使い回せますか。
はい。一度録音した音声はファイルとして保存できます。スピーカーアイコンを右クリックして保存しておくと、別のスライドで「挿入」→「オーディオ」→「このコンピューター上のオーディオ」からそのファイルを選んで貼り付けられます。
まとめ
PowerPointのスライドに音声を入れるには、1枚だけに付けたいなら「挿入」→「オーディオ」→「オーディオの録音」、全体に通しで入れたいなら「スライドショー」→「スライドショーの記録」を使い分けます。録音は静かな場所で、スライドが表示されてから一拍おいて話すのがきれいに録るコツです。うまく入らないときはマイクの設定を見直しましょう。
最終確認日:2026年6月(PowerPointの画面表示はバージョンや更新により変わる場合があります)


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