当サイトの記事にはプロモーションが含まれています。

Outlookの表示が小さいと感じたら?文字サイズの調整方法をご紹介

パソコンパソコン・スマホ教室
スポンサーリンク

先に結論です。Outlookの受信メールの本文が小さいときは、画面のいちばん下、ステータスバーの右にあるズームで大きくします。ただし、倍率を選んだだけでは次のメールを選ぶと100%に戻ります。割合の数字をクリックして開く「閲覧中のズーム」で「この設定を保存する」にチェックを入れたところ、当サイトの実機では2通目も3通目も200%のままでした(1台で1回試した結果です)。

この記事は「小さいので大きくしたい」という方に向けて、どこを触ると何が変わるのか、そしてその設定が次のメールに移っても残るのかを、当サイトが実際に操作して測った値でまとめたものです。一覧の文字が小さい場合は本文とはまったく別の場所を触ることになるので、そちらも後半に書きました。会社のパソコンで、権限の都合で設定画面が開けないときの考え方も入れています。

この記事では、次の3つを最後まで混ぜずに書きます。当サイトが実機で確かめたことは「当サイトの実機で試したところ」と書きます。確かめられなかったことは「当サイトでは実機で確かめていません」と正直に書きます。その穴を埋めるために公式の説明を引くときは「公式はこう説明しています」と書いて、引用と出典を必ず添えます。

スポンサーリンク
  1. 検証に使った環境を先に書きます
  2. この記事で当サイトが実際に測ったこと
  3. まず自分が使っているOutlookを決めてください
  4. 本文だけ大きくしたいときに触る場所は画面のいちばん下です
  5. プラスとマイナスは10ずつ、帯を押すと一気に飛びます
  6. 倍率を選ぶだけでは次のメールで100%に戻ります
  7. 当サイトの実機ではチェックを入れると固定されました
  8. この機能は版によって違うと書かれています
  9. メイン画面のリボンにはズームがありません
  10. 別ウィンドウのズームは「メッセージ」タブの右端にあります
  11. 一覧の文字を大きくするのはまったく別の設定です
  12. 未読のメールは別のフォント設定を持っています
  13. 受信メールのフォントそのものを指定する場所はありません
  14. マウスやキーボードで手早く変える方法もあります
  15. 会社のパソコンで設定が変えられないときの考え方
  16. 小さいと感じたときに見る順番
  17. 逆に大きくなりすぎたときは別の記事にまとめています
  18. よくある質問
    1. プラスの刻みが10ではない環境もありますか
    2. ズームを上げると相手に大きな文字で届いてしまいますか
    3. 毎回大きくするのが面倒です
    4. 買い切り版のOfficeでも倍率を固定できますか
    5. バージョンの数字が新しいのですが、これはサブスクリプション版ですか
    6. 別ウィンドウで開いても表示タブが見つかりません
    7. 一覧のフォントを変えたのに未読のメールだけ変わりません
    8. 設定を変えたのに反映されません
  19. 出典・引用サイト

検証に使った環境を先に書きます

文字の大きさの話は、環境が違うと結果も変わります。とくに後半で扱う「倍率を固定できるかどうか」は、製品の種類によって説明が分かれている部分なので、当サイトの環境を先に細かく書いておきます。

  1. Windows 11 のデスクトップパソコン。Windowsの表示倍率は100%(Outlookのウィンドウに対して GetDpiForWindow を呼んだ値が 96)
  2. クラシックOutlook(Microsoft Office Home and Business 2019)
  3. 製品の識別子は HomeBusiness2019Retail(買い切りの小売版)
  4. バージョンは 2508(ビルド 19127.20302 クイック実行)
  5. ライセンスの名称は Office 19, Office19HomeBusiness2019R_OEM_Perp edition、種別は RETAIL channel、状態は LICENSED
  6. 更新チャネルは Current Channel(現在のチャネル)。レジストリ上の識別子は 492350f6-3a01-4f97-b9c0-c7c6ddf67d60
  7. Office 2019 の延長サポートは 2025年10月14日に終了しています

2番はOutlookの画面から、3番から6番はWindowsの登録情報とライセンスの状態から読み取りました。製品の識別子に入っている Retail は買い切りの小売版を指します。ライセンスの名称に入っている Perp も Perpetual、つまり買い切りの意味です。当サイトの環境は、月額や年額で契約するMicrosoft 365 のサブスクリプションではありません。なお、ライセンスの一覧を取り出したときに返ってきたのは、この1件だけでした。ただし、あとで載せる画面には「ライセンスの切り替え」というボタンも並んでいます。押してみたところ、選べるライセンスの一覧が出るわけではなく、いまサインインしているアカウントを確かめる画面が出るだけでした。その先の「次へ」は、状態が変わる可能性があるので押していません。ですので「他に1つも入っていない」とまでは確かめていません。書けるのは、一覧に返ってきたのは1件だけだった、というところまでです。

ここで、番号の読み方について1つ書いておきます。バージョンの数字が新しくても、それがサブスクリプション版だとは限りません。当サイトの環境は買い切りですが、バージョンは 2508 で、数字だけを見ると比較的新しいものが並びます。当サイトの1台では、更新チャネルが Current Channel になっていました。買い切りでも、このチャネルであれば数字は進みます。「うちは買い切りだからバージョンは古いはず」と思い込むと、あとで説明する版ごとの違いを取り違えます。

ここで数字の意味を分けておきます。2508 のような4桁が「バージョン」で、前の2桁が年、後ろの2桁が月です。2508 なら2025年8月の版という意味になります。19127.20302 のほうは「ビルド」で、こちらは年月を表しません。あとで解説記事の条件と比べるときに使うのは、ビルドではなく4桁のバージョンのほうです。

ご自身の製品名とバージョンを確かめる手順は次のとおりです。当サイトもこの手順で確認しました。

  1. Outlookの画面左上にある「ファイル」をクリックします
  2. 左のメニューから「Office アカウント」を選びます
  3. 右側の「製品情報」に出ている製品名を読みます
  4. 「Outlook のバージョン情報」というボタンの下に、バージョンとビルドが並んで書かれています(ボタンを押さなくても読めます)
Officeアカウント画面の製品情報。Microsoft Office Home and Business 2019 と、Outlook のバージョン情報にバージョン 2508(ビルド 19127.20302 クイック実行)が表示されている
製品名とバージョンは「ファイル」から「Office アカウント」で読めます。当サイトの1台は Microsoft Office Home and Business 2019、バージョン 2508(ビルド 19127.20302 クイック実行)でした。

当サイトの画面には「Microsoft Office Home and Business 2019」と出ており、その下に「バージョン 2508(ビルド 19127.20302 クイック実行)」と並んでいました。サブスクリプションの場合はここが「Microsoft 365」の名前になります。

この画面には「更新プログラムは自動的にダウンロードされインストールされます」という案内も出ていますが、サポートが終了した製品に新しい更新が配信されるわけではありません。

1つお断りしておきます。Office 2019 の延長サポートは 2025年10月14日に終了しています。当サイトの環境のバージョンは 2508、つまり2025年8月の版で、サポートが終わる直前の世代で止まっています。終了後の新しい更新は来ていません。サポートが終わった製品での検証である点は、あらかじめお伝えしておきます。

この記事で当サイトが実際に測ったこと

先に、何を測ったのかを並べておきます。後ろの説明がどの根拠に立っているのかを知っておくと、ご自身の環境と結果が違ったときに判断しやすくなります。

  1. ステータスバーのプラスとマイナスを実際のマウスで押したときに、割合の数字がいくつ動くか
  2. プラスの記号ではなく、その左の細長い帯を押したときに、数字がどう動くか
  3. プラスの記号で110%にしたあと、2通目・3通目のメールでどうなるか
  4. 「閲覧中のズーム」で200%を選び、チェックを入れずにOKを押した場合に、2通目・3通目でどうなるか
  5. まったく同じ手順で、「この設定を保存する」にチェックを入れた場合に、2通目・3通目でどうなるか
  6. クラシックOutlookのメイン画面の6つのタブに、ズームの項目があるかどうか
  7. メールを別ウィンドウで開いたときに、ズームがどのタブにあるか
  8. メール一覧の文字の大きさが、どのダイアログの何という項目で決まっているか
  9. 未読のメールだけ見え方が違うのは、どの設定によるものか
  10. 検証に使ったパソコンの製品の識別子・ライセンスの名称と種別・更新チャネル(Windowsの登録情報とライセンスの状態から取得)

4番と5番は、違いがチェックの有無だけになるように条件を揃えています。倍率はどちらも200%、設定する場所もどちらも「閲覧中のズーム」で同じです。また、別のメールに移ったあとの数字は、閲覧ウィンドウの表示が本当に描き替わったことを確認してから読んでいます。クリックした直後は中身がまだ入れ替わっていないことがあり、その状態で読むと前のメールの値を読んでしまうためです。

逆に、当サイトが確かめていないことも書いておきます。試したのは当サイトの1台だけで、それぞれの条件について1回ずつです。同じ結果が他の環境でも出るかどうかは分かりません。

まず自分が使っているOutlookを決めてください

「Outlook」と呼ばれているものは、いま1つではありません。長く使われてきたクラシックOutlook(従来のOutlookとも呼ばれます)、比較的新しい「新しいOutlook」、そしてブラウザで開くWeb版があります。この3つは、文字を大きくする場所がそれぞれ違います。ここを取り違えると、いくら記事のとおりに探しても項目が見つかりません。

新しいOutlookとWeb版については、当サイトは今回の検証では触っていません。公式には、新しいOutlookの一覧の文字サイズは「表示」から「設定の表示」を開き、「メール」の「レイアウト」にある「テキストのサイズと間隔」で小・中・大から選ぶ、と案内されています。Web版については、公式は次のように書いています。

Outlook on the webでメール メッセージを作成するときにフォントのサイズを変更できます。 メールを読むときにフォントのサイズを変更するには、ブラウザーのズーム機能を使用します。

出典: Outlook on the webでフォント サイズを変更する(Microsoft 公式)

つまりWeb版は、Outlookの設定ではなくブラウザ側の倍率で読みやすさを調整する、という考え方になります。ここから先はクラシックOutlookの話に絞ります。

本文だけ大きくしたいときに触る場所は画面のいちばん下です

受信したメールの本文が小さくて読みづらい、というときに真っ先に触るべきなのは、閲覧ウィンドウのズームです。閲覧ウィンドウというのは、メールの一覧の右側(または下側)に本文が表示される領域のことです。左側にある「受信トレイ」「送信済みアイテム」などが並んだ細長い領域は、閲覧ウィンドウではなくフォルダーウィンドウです。解説記事によってはこの2つを同じ言葉で呼んでいることがあるので、名前ではなく場所で覚えてください。

閲覧ウィンドウのズームは、Outlookのウィンドウのいちばん下、右端にあります。マイナスの記号、横棒のスライダー、プラスの記号、そしてその右に「100%」のように今の割合を示す数字が並んでいます。ここを操作すると、本文の文字だけが大きくなります。

この帯を出すための手順は次のとおりです。次に載せる画面は、この手順で表示したものです。

  1. クラシックOutlookを起動して、左のフォルダーウィンドウで「受信トレイ」を選びます
  2. 一覧の中から、どれでもいいのでメールを1通クリックします(ダブルクリックではなく1回クリックです)
  3. 右側の閲覧ウィンドウに本文が表示されたことを目で確認します
  4. ウィンドウのいちばん下の右端に目を移すと、マイナス・スライダー・プラス・割合の数字が並んでいます
Outlook のステータスバーの右側。ズームのスライダーと数字が 100 パーセントになっている
閲覧ウィンドウの倍率は、画面のいちばん下の右側に出ています。ここが 100% の状態です。

手順の2番と3番は飛ばさないでください。この記事の測定は、すべて閲覧ウィンドウに本文が表示されている状態で行っています。同じ条件に揃えてから数字を読むと、読み違いが起きません。

プラスとマイナスは10ずつ、帯を押すと一気に飛びます

いちばん下の帯には、押せる場所が2つあります。プラスの記号そのものと、その左に伸びている細長い帯(スライダー)の部分です。見た目はどちらも同じ帯の一部ですが、当サイトの実機で実際のマウスで押してみたところ、動き方がまったく違いました。ここを混同すると、思ったより大きくなりすぎて驚くことになります。

  1. 受信トレイでメールを1通クリックし、閲覧ウィンドウに本文が出ている状態にします
  2. いちばん下の帯で、割合が100%と表示されていることを確認します
  3. プラスの記号を1回押して、割合の数字を読み取ります
  4. 同じことをあと4回繰り返して、そのつど数字を読み取ります
  5. 次にマイナスの記号を1回押して、数字がいくつ戻るかを読み取ります

プラスもマイナスも、1回押すごとにきっちり10ずつ動きました。プラスは100%から順に、110%、120%、130%、140%、150%です。5回とも動いた幅は10でした。マイナスも同じで、130%の状態から1回押すと120%になりました。法人向けにパソコンを扱っている会社の解説記事も、プラスとマイナスのボタンは10%刻みだと説明しています(出典は記事末尾にまとめています)。当サイトの実測と、その解説記事の説明は一致しています。

同じステータスバーで、プラスを1回押したあと数字が 110 パーセントに変わっている
プラスを1回押すと、右下の数字が 110% に変わりました。当サイトの実機では、1回につき 10 ずつ動きました。

これが、プラスの記号を実際のマウスで1回だけ押したあとのステータスバーです。前に載せた100%の画面と同じ操作の流れの中で、続けて撮りました。見ていただきたいのは右下の数字だけで、100%から110%に変わっています。

一方で、プラスの記号ではなく、その左にある細長い帯の部分を押した場合は、動き方が違いました。帯を押すと、押した位置まで一気に飛びます。当サイトの実機では、1回押しただけで100%から308%になりました。3倍を超える大きさなので、本文が画面からはみ出したように見えて焦ります。押した覚えがないのに極端に大きくなったのであれば、プラスのつもりで帯のほうを押していた可能性があります。

これは欠点ばかりではありません。押した位置でそのまま倍率が決まるということは、右のほうを押せば一気に大きく、左寄りを押せば控えめに、と一発で狙いに近づけるということです。10ずつ刻みたいときはプラスの記号、ざっくり大きく変えたいときは帯、と使い分けると早くなります。なお、同じ解説記事は、帯をドラッグした場合は1%刻みで動くと説明しています。細かく合わせたい方はそちらも試してみてください。

倍率を選ぶだけでは次のメールで100%に戻ります

大きくしたあとに気になるのは、その状態がいつまで続くのかです。1通読むたびに毎回押し直さなければならないのなら、根本的な解決になりません。ここは上げ方を2通り試して確かめました。1つ目は、プラスの記号を1回押して110%にした場合です。2通目のメールを選ぶと100%、3通目も100%でした。

2つ目は、次に説明する「閲覧中のズーム」から倍率を選んだ場合です。こちらは倍率を200%にしましたが、「この設定を保存する」にはチェックを入れませんでした。手順は次のとおりです。

  1. 受信トレイのメールを1通クリックし、閲覧ウィンドウに本文を出します
  2. いちばん下の帯の右端にある割合の数字をクリックして、「閲覧中のズーム」を開きます
  3. 倍率から200%を選びます。「この設定を保存する」にはチェックを入れません
  4. OKを押します。閲覧ウィンドウが200%になったことを確認します
  5. 2通目のメールをクリックし、表示が実際に描き替わったことを確認してから、割合の数字を読みます
  6. 続けて3通目のメールをクリックし、同じように描き替わりを確認してから数字を読みます

結果は、適用した直後が200%、2通目が100%、3通目も100%でした。プラスの記号で上げた場合と同じです。つまり、上げ方がどちらであっても、チェックを入れていなければ、そのとき見ているメールにしか効きません。これは公式の説明と一致します。公式のクラシックOutlook向けの説明には、こう書かれています。

ただし、閲覧ウィンドウでのテキスト サイズ拡大が反映されるのは、そのとき見ているメールのみです。 別のメールをクリックすると、本文テキストは既定のフォント サイズに戻ります。

出典: メッセージ一覧のフォントまたはフォント サイズを変更する(Microsoft 公式)

この引用は、そのページの中の「クラシック Outlook」のタブに書かれているものです。ページ上部の「適用先」には Outlook 2019 も並んでいるので、当サイトの環境が対象に入っています。実機の結果も説明どおりでした。

ここまでで、読みたいことがはっきりしたはずです。毎回押し直さずに固定したい、という話です。

当サイトの実機ではチェックを入れると固定されました

やることは、いま書いた手順とほとんど同じです。違うのは1か所だけです。

  1. 受信トレイでメールを1通クリックし、閲覧ウィンドウに本文を出します
  2. いちばん下の帯の右端にある割合の数字(100%などと出ている部分)をクリックします
  3. 「閲覧中のズーム」という画面が開きます
  4. 倍率から200%を選びます
  5. 「この設定を保存する」にチェックを入れます
  6. OKを押します

まず、画面を開いた直後の状態です。次の画面は、手順の3番まで進んだところにあたります。ただし当サイトは、この画面を撮る直前にプラスの記号を押して110%にしていました。ですので、ご自身の画面とは数字が違って見えるはずです。その理由も含めて、下で説明します。

閲覧中のズームというダイアログ。指定の欄に 110 が入り、倍率のラジオボタンはどれも選ばれていない
右下の数字をクリックすると「閲覧中のズーム」が開きます。110% にしてから開いたので指定の欄には 110 が入り、200%・100%・75% のどれとも一致しないためラジオはどれも選ばれていません。

画面の中身を書いておきます。倍率を選ぶラジオボタンが3つあり、200%、100%、75%が並んでいます。その下に「指定」という入力欄があり、横に増やす、減らすの操作が付いています。そして「この設定を保存する」というチェックボックス、いちばん下にOKとキャンセルがあります。

当サイトの実機で分かったことが2つあります。1つは、「指定」の欄には、その画面を開いた時点の倍率がそのまま入るということです。撮影の直前に110%にしていたので、この画面では110と入っています。ご自身が100%のまま開いたなら、100が入ります。もう1つは、その値が200%、100%、75%のどれとも一致しないとき、ラジオボタンは3つとも選ばれていない状態になるということです。この画面がまさにそれで、110はどれとも一致しないので、3つとも選択が外れています。「どれも選ばれていないから壊れている」わけではありません。

次に、4番と5番を済ませた状態です。OKを押す直前の画面が、読者の方に目指してほしい形になります。なお、この1枚は手順の見本として撮り直したもので、撮影後はキャンセルで閉じています。設定はそのままです。

同じダイアログで 200 パーセントのラジオが選ばれ、指定が 200 になり、この設定を保存するにチェックが入っている
倍率を選んで「この設定を保存する」にチェックを入れた状態です。この状態で OK を押すと、当サイトの実機では次のメールにも倍率が引き継がれました。

倍率のラジオボタンは200%が選ばれ、「指定」の欄も200になり、「この設定を保存する」にチェックが入っています。ラジオボタンで倍率を選ぶと「指定」の欄の数字もそれに合わせて変わる、という関係です。前の画面と見比べると、110でどれも選ばれていなかったラジオが、200%を選んだことで入力欄と揃っているのが分かります。この状態でOKを押すと、倍率が次のメールにも引き継がれます。チェックボックスの四角の中に印が入っているかどうかは必ず確かめてください。ここが入っていないと、前の見出しで書いたとおり2通目で元に戻ります。

この手順で2通目・3通目を読んだ結果は、適用した直後が200%、2通目も200%、3通目も200%でした。前の見出しと比べてください。同じ200%でも、チェックを入れないと2通目で100%に戻り、チェックを入れると3通目まで200%のままでした。倍率も、設定した場所も同じで、違いはチェックの有無だけです。

ただし、これは当サイトの1台で、それぞれ1回ずつ試した結果です。回数を重ねた検証ではありませんし、他の環境で同じになるとも限りません。次の見出しで書くとおり、この機能は版によって説明が分かれています。ご自身の環境で効くかどうかは、チェックを入れてOKを押し、別のメールを1通選んで数字を読めば30秒で分かります。

読みたい大きさが決まっているなら、この方法がいちばん手間がかかりません。逆に、いま読んでいる1通だけ一時的に大きくしたいのであれば、チェックを入れずにプラスの記号を押すだけで足ります。次のメールに移れば元に戻るので、後片付けが要りません。

1つだけ、当サイトが答えを持っていない点があります。Outlookを閉じて開き直したあとにこの設定が残るかどうかは、当サイトでは実機で確かめていません。公式にも、検索で上位に出てくる解説記事にも、再起動をまたいだあとどうなるかを書いたものは見つけられませんでした。ここは分からないままにしておきます。

この機能は版によって違うと書かれています

前の見出しの結果は、当サイトの1台で起きたことです。実は、公式にも解説記事にも、この機能は版によって違うという趣旨の記述があります。当サイトの結果と重なるものも、そうでないものもあるので、隠さずに並べておきます。

その前に、公式ページの読み方を1つ断っておきます。この記事では公式ページを3つ使っていますが、ページの上部にある「適用先」の一覧はそれぞれ違います。メッセージ一覧のフォントについてのページには Outlook for Microsoft 365、Outlook 2024、Outlook 2021、Outlook 2019、Outlook 2016、新しい Outlook for Windows と並んでおり、当サイトの環境が入っています。一方、ビューのカスタマイズについてのページは Outlook for Microsoft 365、Outlook 2024、Outlook 2021 の3つだけ、既定のフォントについてのページは Outlook for Microsoft 365、Outlook 2024、Outlook 2021、Outlook.com、新しい Outlook for Windows で、どちらにも Outlook 2019 は入っていません。ですので、当サイトの環境の説明として主に使うのは1つ目のページです。以後、残りの2ページからの引用は、この記事ではすべて参考扱いとして読んでください。ご自身で公式ページを開くときも、まずページ上部の「適用先」に自分の製品があるかどうかを見てください。

それを踏まえて、まず公式です。ビューのカスタマイズについて説明しているページ、つまり適用先に Outlook 2019 が入っていない参考扱いのほうには、次のように書かれています。

Microsoft 365 サブスクライバーでない場合、ズーム率は 1 つのメッセージから次のメッセージに保存されません。 閲覧ウィンドウでメッセージを切り替えるたびに、拡大または縮小する必要があります。

出典: Outlook でビューを作成、変更、またはカスタマイズする(Microsoft 公式)

当サイトの環境は、製品の識別子が HomeBusiness2019Retail の買い切り版で、サブスクライバーではありません。この文だけを読むと、買い切りでは無理だと受け取ってしまいます。ただ、いま書いたとおり、このページの適用先に Outlook 2019 は入っていません。当サイトの環境を対象にした説明ではないので、そのまま当てはめることはできませんし、結果が違っても公式が間違っているという話にもなりません。ここで置いておけるのは、当サイトの1台では実際に保存された、という事実だけです。同じ文を読んで諦めそうになった方は、ご自身の画面で1回だけ試してみてください。

次に解説記事です。法人向けにパソコンを扱っている会社の記事は、倍率の固定ができるのはバージョン1901以降、またはMicrosoft 365 サブスクリプションの最新バージョンだと条件を示したうえで、それより古いバージョンでは割合をクリックしても画面は開くが「この設定を保存する」の設定自体が無いので固定できない、と場合分けして説明しています。ここで比べるのは、ビルドではなく4桁のバージョンです。この解説記事の言う 1901 は2019年1月の版、当サイトの環境は 2508 で2025年8月の版なので、当サイトのほうがあとの版になります。つまり、この記事の第1の分岐(固定できる側)に当てはまっていたことになります。実際にチェックボックスは存在し、固定もできました。こちらの説明とは矛盾しません。

2つを並べると、こう読めます。買い切りかサブスクリプションかという分け方よりも、版がどこまで進んでいるかで挙動が決まっている可能性があります。ただし、これは当サイトの1台の結果からの推測にすぎません。買い切り版とサブスクリプション版を並べて比べたわけではないので、断定はしません。書けるのは「当サイトの環境(買い切りの Office Home and Business 2019・バージョン 2508)では、チェックを入れたら3通目まで200%のままだった」というところまでです。ご自身の版を確かめる手順は、前のほうに書いた「ファイル」から「Office アカウント」を開く方法です。

その参考扱いのページから、割合をクリックして開く画面についての記述を引いておきます。

受信したすべてのメッセージのズーム レベルを変更できるようになりました。 [ズーム] スライダーの右側にあるパーセンテージをクリックして、[ ズーム ] ウィンドウを開きます。

出典: Outlook でメール メッセージの既定のフォントまたはテキストの色を変更する(Microsoft 公式)

入口の説明としては、当サイトの実機の動きと合っています。

もう1つ、チェックボックスの名前について。当サイトの環境が入っているページには、次のように書かれています。

ズーム設定を保持する場合は、現在の %を選択し、ズームする割合を選択してから、[ 自分の好みチェック記憶 ] ボックスを選択します。 [ OK] を選択 して保存します。

出典: メッセージ一覧のフォントまたはフォント サイズを変更する(Microsoft 公式)

手順としては当サイトの実機と同じですが、括弧の中の名前が実際の画面と揃っていません。公式の日本語ページは機械翻訳の都合で語がずれていることがあります。当サイトの実機の画面に出ていた文字は「この設定を保存する」でした。解説記事でも同じ名前で紹介されています。探すときは、公式ページの語ではなく、画面に出ている「この設定を保存する」を目印にしてください。

メイン画面のリボンにはズームがありません

「表示タブのズームから設定する」という説明を読んで、その項目を探したのに見つからなかった、という方は多いはずです。当サイトも同じところで詰まったので、リボンの中身を確かめました。

次の画面を出す手順は簡単です。クラシックOutlookのメイン画面(メールの一覧が出ている画面)で、上のリボンの「表示」タブをクリックします。それだけです。

Outlook のメイン画面の表示タブのリボン。現在のビュー、メッセージ、並べ替え、レイアウト、ウィンドウ、イマーシブ リーダーが並び、ズームの項目は無い
メイン画面の「表示」タブにズームの項目はありません。当サイトの実機では、6つのタブを順に開いて確かめました。

並んでいるのは、左から「現在のビュー」「メッセージ」「並べ替え」「レイアウト」「ウィンドウ」「イマーシブ リーダー」です。この帯の中にズームはありません。さらに、メイン画面のリボンにあるタブを順に開いて確かめました。当サイトの実機のタブは「ホーム」「送受信」「フォルダー」「表示」「ヘルプ」「Acrobat」の6つです。6つのタブのどこにも、ズームという名前の項目はありませんでした。メイン画面での閲覧ウィンドウの拡大縮小は、画面のいちばん下の帯で行う、という作りになっているわけです。

2つ補足します。タブの並びは、入っているアドインによって変わります。当サイトの環境ではPDF関連のアドインが入っているため「Acrobat」が増えています。また、この確認はウィンドウを最大化していない状態で行いました。リボンはウィンドウの幅が狭いとグループがたたまれて表示されることがあるので、ご自身の画面では広げた状態でも確かめてみてください。

別ウィンドウのズームは「メッセージ」タブの右端にあります

メールをダブルクリックして別のウィンドウで開いた場合は、リボンにもズームがあります。この道は他の解説記事でも紹介されていますし、当サイトの別の記事でも案内しています。ただ、たどり着き方の説明が実機と食い違っている記事があるので、そこだけ整理しておきます。

次の画面は、受信トレイでメールをダブルクリックして開き、そのウィンドウの「メッセージ」タブを選んだところです。

メールを別ウィンドウで開いたときのメッセージタブのリボン。右端にズームがある
メールを別ウィンドウで開くと、「メッセージ」タブの右端に「ズーム」があります。この窓に「表示」タブはありませんでした。

ズームは「メッセージ」タブの右端にあります。ある解説記事では、メールをダブルクリックしたあと、ウィンドウ上部の「表示」タブをクリックしてその中からズームを探すように案内されています。しかし当サイトの実機では、別ウィンドウで開いたリボンには「表示」タブそのものがありませんでしたし、前の見出しで書いたとおり、メイン画面の「表示」タブにもズームはありませんでした。つまり、どちらのウィンドウで探しても「表示タブのズーム」にはたどり着けません。ダブルクリックで開いたウィンドウでは「メッセージ」タブの右端を見てください。

もう1つ、同じ解説記事は、開いた画面の入力欄を「拡大率」と呼んでいます。当サイトの実機の画面では、その欄の名前は「指定」でした。名前で探すと迷うので、ラジオボタンの下にある数字を打ち込める欄、と覚えておくと確実です。

なお、この別ウィンドウ経由は必須の手順ではありません。前に書いたとおり、メイン画面のステータスバーで割合の数字をクリックすれば、同じ「閲覧中のズーム」が開きます。そちらのほうが手数は少なくて済みます。

一覧の文字を大きくするのはまったく別の設定です

ここまではメールの本文の話でした。差出人や件名が並んでいる一覧の文字が小さい、という場合は、閲覧ウィンドウのズームをいくら上げても変わりません。一覧の文字と本文の文字は、変える場所が別々です。参考扱いのページですが、公式もはっきりこう書いています。

閲覧ウィンドウでは、既定のフォントまたはフォント サイズを変更できません。 ただし、拡大または縮小は簡単に行うことができます。

出典: Outlook でビューを作成、変更、またはカスタマイズする(Microsoft 公式)

本文の側は倍率で調整するもので、フォントの大きさを直接指定する場所は無い、ということです。一方、一覧の側はフォントの大きさをポイント数で指定できます。その入口が「その他の設定」というダイアログです。当サイトの環境が入っているページには、そこまでの道順がこう書かれています。

[ メール ] を選びます。 [ 表示> 設定の表示] を選択します 。 [ その他の設定] を選択します 。

出典: メッセージ一覧のフォントまたはフォント サイズを変更する(Microsoft 公式)

この「設定の表示」という名前が、話をややこしくしています。公式は、新しいOutlookの手順を説明するときも、クラシックOutlookの手順を説明するときも、同じ「設定の表示」という語を使っています。ところが当サイトの実機のクラシックOutlookでは、画面に出ている文字は「ビューの設定」でした。実際、Yahoo!知恵袋には、公式が新しいOutlook向けに書いている手順(表示から設定の表示、メールのレイアウト、テキストのサイズと間隔と進む道順)をそのままなぞろうとして、「設定の表示」という項目が見つからないという相談が投稿されています(出典は記事末尾にまとめています)。名前で探すと詰まるので、当サイトの実機の画面に実際に出ていた文字で書きます。

  1. リボンの「表示」タブを開きます。いちばん左の「現在のビュー」グループには「ビューの変更」「ビューの設定」「ビューのリセット」の3つが並んでいます
  2. その真ん中の「ビューの設定…」を押します(左端の「ビューの変更」ではありません)
  3. 「ビューの詳細設定: コンパクト」というダイアログが開きます
  4. その中の「その他の設定(O)…」を押します
  5. 「その他の設定」というダイアログが開きます

3番のダイアログの名前に付いている「コンパクト」は、いま使っているビューの名前です。ビューを変えている環境では、ここが別の名前になります。ですので、名前の後半ではなく「ビューの詳細設定」の部分で見分けてください。このダイアログには、当サイトの実機では「列(C)…」「グループ化(G)…」「並べ替え(S)…」「フィルター(F)…」「その他の設定(O)…」「条件付き書式(A)…」「表示フィールドの書式設定(M)…」「現在のビューをリセット(R)」と、OK、キャンセルが並んでいました。今回使うのは「その他の設定(O)…」と、次の見出しで使う「条件付き書式(A)…」の2つです。

開いたダイアログの中身が次の画面です。

その他の設定ダイアログ。列のフォントと行のフォントがどちらも Meiryo UI の 9 ポイント、メッセージのプレビューのフォントはグレーで押せない状態
一覧の文字の大きさは「行のフォント」で決まります。当サイトの1台では Meiryo UI の 9 pt でした。「メッセージのプレビュー」のフォントはグレーで押せません。

このダイアログは「列見出しと行」と「メッセージのプレビュー」などのグループに分かれています。「列見出しと行」には「列のフォント(C)…」と「行のフォント(W)…」があり、「メッセージのプレビュー」には「フォント(T)…」があります。ほかに、閲覧ウィンドウの位置を決める「右(R)」「下(B)」「オフ(O)」のラジオボタンも同じダイアログの中にあります。当サイトの実機に入っていた値は、列のフォントが Meiryo UI の 9 pt、行のフォントが Meiryo UI の 9 pt でした。閲覧ウィンドウの位置は「右」が選ばれています。

1つ注意があります。当サイトの実機では、メッセージのプレビューの「フォント(T)…」はグレーになっていて押せませんでした。これは、一覧にメッセージのプレビュー(件名の下に本文の冒頭が出る表示)を出していない設定になっているためです。プレビューを使っていない環境では、ここは選べません。使いたい場合は、先に「表示」タブでメッセージのプレビューを有効にしてから、このダイアログに戻ってください。

整理すると、一覧の中で差出人や件名が並んでいる行の文字を大きくしたいなら「行のフォント(W)…」です。その上に出ている「差出人」「件名」「受信日時」といった見出しの部分を大きくしたいなら「列のフォント(C)…」です。参考扱いのページですが、公式の注記も行の側について同じことを書いています。

既定の受信トレイ ビューでメッセージ プレビュー、送信者名、件名のフォント サイズを変更するには、[ 行フォント ] を選択します。

出典: Outlook でビューを作成、変更、またはカスタマイズする(Microsoft 公式)

変更した内容を確定させるには、開いたダイアログをすべてOKで閉じていく必要があります。公式の手順でも、OKを3回押して設定を保存する、と書かれています。途中でキャンセルや閉じるボタンを押すと反映されないので、最後まで押し切ってください。

未読のメールは別のフォント設定を持っています

一覧の文字は「行のフォント(W)…」で決まる、と書きました。ただし、それだけでは全部は決まりません。未読のメールについては、別のところに独立したフォント設定があります。場所は「条件付き書式」です。

この画面を出す手順です。「表示」タブの「現在のビュー」グループにある真ん中の「ビューの設定…」から「ビューの詳細設定: コンパクト」を開くところまでは、前の見出しと同じです。そこで「その他の設定(O)…」ではなく「条件付き書式(A)…」を押します。開くダイアログの名前は「条件付き書式」です。

当サイトの実機では、「現在のビューで確認する条件(R):」という一覧に、あらかじめ用意されたルールが7つ並んでいました。「未読メッセージ」「未開封のグループのヘッダー」「送信トレイに置かれているアイテム」「期限の過ぎたメール」「遅れているメール」「他のフォルダーのメッセージ」「アップロードが保留中のサイト メールボックスのドキュメント」です。一覧でルールを選ぶと、その下の「選択されたルールのプロパティ」に「名前(N):」と「フォント(F)…」が出ます。今回見るのは、いちばん上の「未読メッセージ」です。

条件付き書式ダイアログ。未読メッセージというルールが選ばれ、フォントが Meiryo UI の 14 ポイントになっている
未読のメッセージは、一覧とは別のフォント設定を持っています。当サイトの1台では、行のフォントが 9 pt なのに未読は 14 pt でした。

「未読メッセージ」を選んで「フォント(F)…」を開いたところ、当サイトの1台では Meiryo UI の 14 pt が入っていました。同じ環境の行のフォントは 9 pt です。つまり、一覧の文字を大きくしようとして行のフォントだけを変えても、未読のメールの見え方は変わりません。逆に、未読のメールだけ他と違って見える場合、原因は行のフォントではなくこちらのルールです。

このポイント数そのものは、環境によって違います。当サイトの 14 pt が、Outlookをインストールした直後の既定値なのかどうかは確かめていません。過去に誰かが変更した結果である可能性が残ります。ですので「既定では未読が 14 pt です」とは書きません。書けるのは「未読メッセージは、一覧の行のフォントとは別のフォント設定を持っている」という仕組みの部分と、「当サイトの1台では 9 pt と 14 pt という別々の値が入っていた」という事実だけです。

ご自身の環境がどうなっているかは、同じ手順で条件付き書式を開けば確認できます。一覧の文字サイズをきちんと揃えたい場合は、行のフォントと、条件付き書式の未読メッセージの両方を見る必要がある、と覚えておいてください。片方だけ直して「変わらない」と悩むのが、いちばんもったいないパターンです。

なお、条件付き書式そのものは、未読のためだけの機能ではありません。特定の差出人や件名に当てはまるメールだけ色や大きさを変えて目立たせる、という使い方を紹介している解説記事もあります。ただし今回の話は、その使い方とは別で、最初から用意されている「未読メッセージ」というルールの中身の話です。

受信メールのフォントそのものを指定する場所はありません

「オプションからフォントの設定を変えれば受信メールも大きくなるのでは」と考えて、ファイルからオプション、メール、ひな形およびフォント、と進む方は多いと思います。ここで指定できるのは、自分が書くメールの文字です。公式の説明では、この場所は新しいメッセージと、返信および転送のためのものだと書かれています。受信したメールの本文の見え方を変える設定ではありません。

建築系のソフトを扱っている会社の解説記事でも、この場所の設定は受信したメールの本文には反映されない、という点がはっきり指摘されています。加えて、ここで指定した新しいメッセージや返信の設定はHTML形式のメールに対するもので、テキスト形式のメールには効かない、とも説明されています。法人向けにパソコンを扱っている会社の解説記事では、逆にテキスト形式のメールに限っては「テキスト形式のメッセージの作成と読み込み」の文字書式から大きさを変えられる、という案内をしています。いずれも出典は記事末尾にまとめました。当サイトは、これらのフォント設定の効き方については実機で確かめていないので、そういう説明がある、というところまでにとどめます。

参考までに、既定に戻すときの値も公式に書かれています。参考扱いのページですが、クラシックOutlookで元の設定に戻したいときは、フォントを「+本文のフォント」、スタイルを「標準」、サイズを「10」、フォントの色を「自動」にする、と案内されています。触ったあとに戻せなくなったときの目安になります。

マウスやキーボードで手早く変える方法もあります

ここまでは、当サイトが実際に押して測った操作を中心に書いてきました。それとは別に、他の解説記事で紹介されている手早いやり方もあるので、まとめて触れておきます。以下は当サイトが実機で確かめたものではありません。そういう方法が案内されている、というところまでの紹介です。

いちばんよく紹介されているのが、Ctrlキーを押しながらマウスのホイールを回す方法です。閲覧ウィンドウに本文が出ている状態で回すと、奥に回して拡大、手前に回して縮小になる、と複数の解説記事が説明しています。この方法は裏を返すと、意図せず触ってしまいやすい操作でもあります。ある日いきなり文字の大きさが変わっていた、という相談の背景には、この操作が入っていることがある、と紹介している記事もあります。

キーボードだけで済ませたい場合として、テンキーのプラスをCtrlとAltと一緒に押すと割合を指定する画面が出る、と案内している記事もあります。ノートパソコンのようにテンキーが無い機種ではFnキーと組み合わせる必要がある、とも書かれています。ただし当サイトは、この組み合わせを実機で押していないので、当サイトの環境で同じ画面が出るかどうかは分かりません。

もう1つ、Outlookの中ではなくWindows側の表示倍率を上げる方法もあります。設定からシステム、ディスプレイと進み、拡大縮小の値を上げると、Outlookの一覧もリボンも本文もまとめて大きくなります。ある解説記事では、小さな画面や解像度の高いディスプレイでは150%や175%といった拡大率が効果的だと紹介されています。Outlookの設定を1つずつ触らずに済むのが利点で、逆にOutlook以外のアプリの見え方も全部変わるのが欠点です。当サイトの検証は表示倍率100%の状態で行っているため、倍率を上げた状態でのズームの刻み幅や一覧の見え方は測っていません。倍率を変えたあとに数字を測り直したい場合は、この記事の値をそのまま当てはめず、ご自身の環境でもう一度読み取ってください。

会社のパソコンで設定が変えられないときの考え方

平日の日中に会社のパソコンで読んでいる方に向けて、権限の話も書いておきます。ここまでの操作のうち、閲覧ウィンドウのズームは、いちばん下の帯を押すだけです。設定画面も管理者の権限も使いません。まずはここから試すのが安全です。ここまでに出てきた操作は、どれも自分の画面での見え方を変えるだけで、送信済みのメールや相手に届くメールの見た目を変えるものではありません。

一方で、ビューの設定や条件付き書式は、そのフォルダーの表示の設定そのものを書き換えます。共有のメールボックスを複数人で見ている場合など、影響範囲が自分だけとは限らない環境もあります。会社のパソコンで、どこまで触っていいか判断がつかないときは、変更する前に元の値を控えておいてください。当サイトの実機の値のように、フォント名とポイント数をメモしておけば、いつでも戻せます。

設定画面そのものが開けない、項目が灰色になっていて選べない、という場合もあります。その状態が管理者の設定によるものなのかどうかは、画面を見ただけでは判断できません。当サイトは、そうした制限がかかった環境を実機で用意して確かめてはいないので、原因を断定する書き方はしません。判断がつかないときは、社内の情報システムの担当の方に、どの設定なら変更してよいかを先に確認するのが結局は早道です。

それでもどうしても読みづらい、という場合の逃げ道として、Windows側の拡大鏡を使う方法を紹介している解説記事もあります。Outlookの設定を触らずに画面の一部を拡大する方法です。こちらも当サイトは今回実機で確かめていませんが、Outlookの設定に手を入れられない環境では選択肢になります。

小さいと感じたときに見る順番

ここまでの内容を、実際に困ったときの順番に並べ直します。どこが小さいのかで、見る場所がまったく変わるためです。

どこが小さいかで見る場所が変わります

  • 受信したメールの本文だけが小さいなら、画面いちばん下の帯にあるズームです
  • 差出人や件名が並ぶ一覧の文字が小さいなら、ビューの設定から開く「その他の設定」です

この2つを取り違えている限り、いくら操作しても直りません。まず、小さいのが本文なのか一覧なのかを、画面を見て決めてください。両方小さいと感じるなら、両方の設定をそれぞれ触ることになります。そのうえで、次の順番で進めるのが手戻りが少ないです。

  1. 受信トレイでメールを1通クリックし、閲覧ウィンドウに本文を出します
  2. 今すぐ1通だけ読めればいいなら、プラスの記号を押して大きくします。1回で10ずつ動きます
  3. 毎回押し直したくない場合は、いちばん下の帯の右端にある割合の数字をクリックします
  4. 開いた「閲覧中のズーム」で倍率を選ぶか「指定」に数字を入れ、「この設定を保存する」にチェックを入れてOKを押します
  5. 別のメールを1通選んで、割合が変わっていないことを確かめます。ここまでで本文は完了です
  6. 一覧の文字も小さい場合は、「表示」タブの「現在のビュー」グループにある真ん中の「ビューの設定…」を押し、「その他の設定(O)…」から「行のフォント(W)…」を変えます
  7. 未読のメールだけ見え方が違う場合は、同じダイアログの「条件付き書式(A)…」を開き、「未読メッセージ」の「フォント(F)…」を確認します

5番の確認を省かないでください。当サイトの実機ではチェックを入れれば残りましたが、それは1台で1回試した結果ですし、公式や解説記事は版によって違うと書いています。ご自身の環境で残るかどうかは、別のメールを1通選んで数字を読むのがいちばん短い確かめ方です。

逆に大きくなりすぎたときは別の記事にまとめています

ここまでは「小さいので大きくしたい」という方向の話でした。反対に、いつの間にか文字が大きくなってしまった、勝手に大きくなった、元のサイズに戻したい、という場合は、原因を切り分けるところから始めたほうが早いです。閲覧ウィンドウのズームなのか、一覧のフォントなのか、Windows側の表示倍率なのかで、戻す場所が違うためです。そちらは当サイトのOutlookの文字が大きくなった原因と直し方|閲覧ウィンドウのズーム・文字サイズ・Windowsの表示倍率で切り分けにまとめてあります。

この記事で書いた内容のうち、戻したい方に効くのは2つです。1つは、細長い帯を押すと押した位置まで一気に飛ぶという点です。当サイトの実機では1回で308%まで行きました。もう1つは、「この設定を保存する」にチェックが入っていると、次のメールでも大きいままになるという点です。毎回大きく表示されるのであれば、割合の数字をクリックして、そのチェックの状態を確かめてください。

よくある質問

プラスの刻みが10ではない環境もありますか

当サイトの実機では、プラスもマイナスも1回で10ずつ動きました。法人向けにパソコンを扱っている会社の解説記事も、プラスとマイナスのボタンは10%刻みだと説明しています。少なくとも2つの独立した情報源で10刻みです。ただし押す場所を間違えると結果が変わります。プラスの記号ではなくその左の細長い帯を押すと、押した位置まで一気に飛びます。もっと細かく合わせたい場合は、同じ解説記事が、帯をドラッグすれば1%刻みで動くと説明しています。

ズームを上げると相手に大きな文字で届いてしまいますか

閲覧ウィンドウのズームは、自分の画面での見え方を変えるものです。受信したメールを読むための倍率なので、こちらから送るメールには関係ありません。送るメールの文字の大きさは、ファイルからオプション、メール、ひな形およびフォントで指定する側の設定です。公式も、この場所は新しいメッセージと返信および転送のための設定だと説明しています。

毎回大きくするのが面倒です

いちばん下の帯の右端にある割合の数字をクリックして「閲覧中のズーム」を開き、倍率を決めてから「この設定を保存する」にチェックを入れてOKを押してください。当サイトの実機では、これで2通目も3通目も200%のままでした。ただし1台で1回試した結果ですし、公式や解説記事はこの機能が版によって違うと書いています。チェックを入れたあと、別のメールを1通選んで数字を読むと、ご自身の環境で効いたかどうかが分かります。

買い切り版のOfficeでも倍率を固定できますか

当サイトの実機は買い切りの Office Home and Business 2019 で、チェックボックスは存在し、固定もできました。ただし公式には、Microsoft 365 のサブスクライバーでない場合は保存されないという記述があります。もっとも、そのページの適用先に Outlook 2019 は入っていないので、当サイトの環境を対象にした説明ではありません。一方、解説記事のほうはバージョン1901以降なら固定できるという条件を挙げており、当サイトの環境は 2508 なので、そちらの条件には当てはまっています。買い切りかどうかだけでは決まらない可能性があるので、ご自身の画面で1回試すのが確実です。

バージョンの数字が新しいのですが、これはサブスクリプション版ですか

番号だけでは判断できません。当サイトの環境は買い切りの Office Home and Business 2019 ですが、バージョンは 2508 です。当サイトの1台では更新チャネルが Current Channel になっており、買い切りでも数字は進んでいました。確かめたい場合は、Outlookの「ファイル」から「Office アカウント」を開き、「製品情報」の製品名と「Outlook のバージョン情報」を見てください。

別ウィンドウで開いても表示タブが見つかりません

当サイトの実機では、メールをダブルクリックして開いた別ウィンドウのリボンに「表示」タブはありませんでした。ズームは「メッセージ」タブの右端にあります。なお、そもそも別ウィンドウを開かなくても、メイン画面のいちばん下の帯にある割合の数字をクリックすれば同じ画面が開きます。

一覧のフォントを変えたのに未読のメールだけ変わりません

未読のメールは、一覧の行のフォントとは別に、条件付き書式の「未読メッセージ」というルールが独自のフォントを持っています。当サイトの1台では、行のフォントが 9 pt でこちらが 14 pt でした。未読だけ変わらない、あるいは未読だけ見え方が違う場合は、ビューの設定から条件付き書式を開いて、そのルールのフォントを確認してください。

設定を変えたのに反映されません

ビューの設定から入る変更は、開いたダイアログをすべてOKで閉じ切らないと反映されません。公式の手順でも、OKを3回押して保存すると書かれています。途中で閉じるボタンを押していないか、もう一度たどってみてください。

ここまで読んでも、自分の画面がどのパターンに当てはまるのか判断がつかない、あるいは会社のパソコンでどこまで触っていいか分からない、ということはあると思います。「なんかよくわからないなぁ…。」と思ったら、公式LINEからお声がけください。

Outlookの画面全体と、いちばん下の帯に出ている割合の数字が写った写真を送っていただければ、小さいのが本文なのか一覧なのか、そしてどこを触れば直るのかを一緒に確認します。まだ何も操作していない段階のご相談でもかまいません。24時間365日対応です。下の緑のボタンからご連絡ください。待ってますね。

公式LINE(無料相談)

出典・引用サイト

この記事の手順と実測値は、すべてクラシックOutlookのものです。目安としては、画面の左上に「ファイル」タブがあり、上のリボンに「ホーム」「送受信」「フォルダー」「表示」といったタブが並んでいればクラシックOutlookです。新しいOutlookでは、右上に「新しいOutlook」の切り替えスイッチが出ていることがあります。

最終確認日 2026年8月18日/記事作成 uri uri

この記事を書いた人
この記事を書いた人

企業の情報システム部門で10年以上、PC・アカウント・社内ネットワーク・Microsoft 365/Google Workspace運用を担当。年間数百件の問い合わせ対応(PC不調、メール送受信、Excel/Word資料、Teams会議、スマホ連携など)を通じて、初心者がつまずくポイントを「再現→原因切り分け→最短解決」の手順に落とし込んできました

現場や身近で実際に起きたトラブルをベースに、手順だけでなく「なぜそうなるか」「失敗しやすい落とし穴」「安全な設定(セキュリティ)」まで含めて解説します。

相談窓口(問い合わせ/LINE等)を設け、記事で解決しないケースも個別にサポートしていますので「パソコンが急に動かなくなった」「スマホの設定がわからない」などの悩みは一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

【お問い合わせは下記URLから】
https://m32006400n.xsrv.jp/inquiry-form/

【公式LINEは下記URLから】
https://lin.ee/t8TDjcj

uri uriをフォローする
スポンサーリンク
よかったらシェアしてね! /
uri uriをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました