Photoshopで「オブジェクト回転」を使おうとした瞬間、こんなエラーが出て作業が完全に止まる。
(プログラムエラー(e2266e.574)のため)スマートオブジェクトファイルを更新できません。

なんやねんこれ!
せっかく、Photoshopの新機能で被写体をぐわんぐわん回転させて、画像にフィットさせたおしゃれな画像を作りたかったのに…。
もう!!どこまで、ぐわんぐわんできるか試したかったのに!
っと思ったので自力で解決してみました。
同じようにエラーが出ている人の役に立つ記事になってますので、最後までご覧ください。
- 実際に発生したパソコンの詳細スペックとPhotoshopのバージョンを公開
- Photoshop内部のGPU診断値(VRAM容量など)を実測して原因を特定
- 試したけれど効かなかった対処も正直に全部記録(遠回りを防げます)
- 「オブジェクト回転」機能の本当の必要スペックまで踏み込んで解説
結論:Photoshopの「以前のGPUモード(2016年以前)」をオンにすれば直りました

今回の「e2266e.574」は検索してもまともな解決情報が出てこない、かなり厄介なエラーです。
ちなみにGoogleの検索結果もまともな情報がないし、AIに聞いてもダメでした。
こういうエラー出ると直したくなるのは、私が変人だからですね。
今回、実際に発生した1台のパソコンで原因を最後まで突き止め、GPU機能を切らずに解決できたので、その全記録を残します。先に結論だけ言うと、「環境設定 → テクノロジープレビュー → 以前のGPUモード(2016年以前)にチェック → Photoshop再起動」で直りました。
そもそも、オブジェクト回転のボタンが出ないって人は、Photoshopのバージョンが古い可能性がありますので、アップデートしてから試してみてくださいね。
発生した環境(実機スペックを全公開)
同じエラーで悩んでいる方が「自分のPCと近いか」を判断できるよう、発生したパソコンの構成をすべて公開します。
| 項目 | 実際の値 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home(64bit) |
| Photoshopのバージョン | Photoshop 2026 バージョン 27.7.0(2026年5月ビルド) |
| GPU(グラフィック) | Intel Iris Xe Graphics(CPU内蔵・専用グラボなし) |
| GPUの専用メモリ(VRAM) | 128MB(+共有メモリ約17GB) |
| システムメモリ(RAM) | 31.6GB |
| モニター | 2台(デュアルディスプレイ) |
| 使おうとした機能 | オブジェクト回転(27.6で追加されたAIベースの新機能) |
| 編集していたファイル | 1800×1200px・解像度72dpi・8bit RGB・3レイヤー(小さいファイル)オブジェクト回転を実際に試せるAdobe公式のチュートリアルテンプレのやつです。 |
最近のAI機能搭載の画像編集+生成ツールはGPU(パソコンで画像や映像の処理を専門に行うときにないと処理落ちしたり、できなかったりする内部チップ)がないといけないのにこんな低スぺPCでやってるのがいけないという「そもそも論」もありますが、いったん置いておきます。
「e2266e.574」とは何のエラーか

このメッセージは、Photoshopがスマートオブジェクト(元データを保持したまま編集できる特殊なレイヤー)の中身を、親ファイルに書き戻そうとして失敗したときに出ます。「e2266e.574」は特定のファイル破損を指す番号ではなく、書き戻し処理が何らかの理由で完了できなかったときの汎用プログラムエラーです。
今回のポイントは、エラーが出たのが「オブジェクト回転」を適用してスマートオブジェクトを更新する瞬間だったこと。つまり「ファイルが壊れた」のではなく、GPUを使う新機能の処理が途中でコケているサインでした。
原因の特定:Photoshop内部の診断値を実測した
原因を推測ではなく事実で押さえるため、Photoshop自身が持っているシステム情報(GPU診断)を読み出しました。出てきた数値がこれです。
- useGPU:1(=GPUは有効。Photoshopは「使える」と判断している)
- HasSufficientRAM:1(=メモリは足りているという自己判定)
- GPU名:Intel Iris Xe Graphics
- 専用VRAM:128MB(ここが決定的に小さい)
- この機能が要求するGPUメモリの目安:512MB以上
ここで矛盾が見えてきます。Photoshopは「GPUは使える・メモリも足りる」と判断してGPU処理を始めるのに、専用VRAMは128MBしかなく、「オブジェクト回転」が必要とする目安(512MB以上)を大きく下回っている。だから処理の途中で力尽き、スマートオブジェクトの書き戻しに失敗して「e2266e.574」になっていたのです。
さらに調べると、これは私だけの問題ではありませんでした。
- 「オブジェクト回転」はPhotoshop 27.6(2026年4月)で追加されたAIベースの新機能で、GPUを酷使する
- Adobe公式コミュニティでも27.6/27.7でIntel系GPUの回転エラーが多数報告され、Adobeも認識(修正時期は未定)
- Adobeの回答に「内蔵Intelグラフィックは最新機能には不十分な場合がある」という趣旨の説明あり
- 編集ファイルは1800×1200の小サイズ・8bit RGBだったため、「ファイルが大きすぎる」「16bitだから」という原因は完全に否定
試したけれど効かなかった対処(正直に記録)
遠回りを減らすため、今回試してダメだった方法も残します。あなたのケースで同じことを繰り返さないように。
| 試した対処 | 結果と理由 |
|---|---|
| GPU(グラフィックプロセッサー)を完全にオフ | △ エラーは回避できるが、「オブジェクト回転」自体が使えなくなるので本末転倒。今回の目的では不採用 |
| グラフィックドライバーを更新 | ✕ ドライバーの古さ(8ヶ月→3ヶ月)は改善したが、エラーは変わらず。根本原因ではなかった |
| サブモニターを物理的に抜く | ✕ GPU負荷は下がるはずだが、これ単体では解消せず |
ドライバー更新もモニター対策も「効きそう」に見えて、今回は決め手になりませんでした。本当の効き手は次の1つです。
解決方法:「以前のGPUモード(2016年以前)」をオンにする

これが今回の正解です。GPUを切らずに、Photoshopに「GPUを古い世代として安全に扱わせる」ことでエラーが止まり、オブジェクト回転も使えるようになりました。
手順を実行する前に、設定するときの意味と注意点を先にお伝えしますね。
- 「以前のGPUモード」は、GPUを古い世代として安全側(互換重視)で動かすモード。非力な内蔵GPUで新機能を無理なく処理させる効果がある
- 万一これでエラーは消えても回転機能がうまく動かない/変化がない場合は、チェックを外して元に戻してOK
- GPUそのものはオンのままなので、他のGPU機能への影響は最小限
じゃあ、具体的な解決した手順をお伝えします。
- Photoshop上部の「編集」メニューをクリック
- 「環境設定」→「テクノロジープレビュー」を選ぶ(「機能プレビュー」ではありません。「製品の改善…」の1つ上にあります)
- 項目の中から「以前のGPUモード(2016年以前)」を見つけ、チェックを入れる
- 右上の「OK」をクリック
- 画面に「変更はPhotoshopを再起動するまで有効になりません」と出るので、Photoshopを完全に終了して再起動する
- もう一度「オブジェクト回転」を試す → エラーが出ずに回転できれば成功
それでも直らない・根本から解決したい場合
環境によっては「以前のGPUモード」でも改善しないことがあります。その場合の選択肢です。
- グラフィックドライバーをメーカー公式の最新版に:パソコンメーカーやWindows Update任せではなく、Intel/NVIDIA/AMDの公式サイトから最新版を入れ直す
- AI回転をあきらめて従来の回転を使う:角度を変えたいだけなら「編集 → 自由変形(Ctrl+T)→ 回転」で十分。GPU負荷が軽く、このエラーは出ません(※平面的な回転のみ)
- 根本対策=専用GPUの導入:オブジェクト回転やAI系を日常的に使うなら、VRAM 4GB以上の専用グラフィックボード搭載PCが確実。Photoshop 2026の公式GPU推奨も4GB以上(AI・合成系は8GB以上)で、内蔵GPUの128MBでは構造的に厳しい
最近ではAI機能搭載が基本になってきましたからね。AIって電力喰うし、GPUもめっちゃ使うんですよね。
よくゲーミングPCの方がいいよね~。とか。
RTX 40系は欲しいよね。できればもっと欲しいよね~。などなど。
GPUやVRAMもしっかりとした、それなりのスペックのパソコンにしないとAIの恩恵を受けづらい時代になってます。
そういった意味で、今回私と同じように躓いた人はパソコンを買い替える時期になってるのかもしれませんね。
高いですけど。。。
まとめ
「スマートオブジェクトファイルを更新できません(e2266e.574)」は、見た目こそ怖いですが、ファイルが壊れたわけではなく、新しいGPU機能(オブジェクト回転)が非力な内蔵GPUの能力を超えて失敗していたのが正体でした。
情シスとしての結論はシンプルです。GPUは切らず、まず「テクノロジープレビュー」の「以前のGPUモード(2016年以前)」をオンにして再起動。これで多くの内蔵GPU環境のこのエラーは止められます。ドライバー更新やモニターの抜き差しに時間を使う前に、まずこの一手を試してください。同じエラーで固まってしまった方の、貴重な時間の節約になれば幸いです。



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