Googleアドセンスで、収益化する上で対策しなければいけない問題…。
無効なトラフィック問題!
プラグインでクリック回数や広告の配信を制限したり対策できるけど、迷惑なユーザーや悪質なユーザーだとわかっていながら、自分のホームページにアクセスさせ続けるのは、今後のサイト運営に悪影響を及ぼす危険性があります。
しっかり対策出来れば、アドセンスの収益が無くなるリスクにおびえることはなくなります。
サイトのセキュリティを強化したいと思っている方は、今回お伝えする方法を試してみて、早いうちに危険の目は摘んでおきましょう。
私はこんな悩みを解決します!
- 特定のIPアドレスのアクセス制限ができる。
- サイトに害をなすユーザーのアクセスを遮断することができる。
- コメントできないように設定できる。
無効なトラフィックってなに?
結論、Googleと広告主にメリットのないクリックのことを指します。
神様ことGoogleは、Adsenseのヘルプで「無効なトラフィック」について解説しています。
無効なトラフィックとは、広告主様の費用やサイト運営者様の収益を作為的に増やす可能性のあるクリックやインプレッションのことです。無効なトラフィックには、意図的な不正トラフィックや偶発的クリックが含まれます。
引用元:Adsenseヘルプ「無効なトラフィックの定義」
正直、Googleアドセンス初心者は何を言っているのか意味がわかりませんよね💦
ざっくり言うと、Adosense側が不正だと思っている広告のクリックやアクセスのことを指しています。
例えば、自分で広告をクリックしたり、広告をクリックするように誘導したり、サイトの訪問者が繰り返し広告をクリックしたり、プログラムやロボットで広告のクリックをかさ増ししたりなどが「無効なトラフィック」に該当します。
Googleとしては、純粋に広告内容が興味があって気になるからクリックしてくれたユーザーでないと意味がありません。だって購入や申し込みに繋がらないから!
Googleは広告事業をおもに収入源としています。Googleが稼ぐためには、広告を出している会社にとって価値を提供するしかありません。広告を出すことに価値がなければ、広告事業は衰退していってしまいます。
だから、Googleとしては、広告主にメリットのない不正な広告のクリックやアクセスを取り締まっているのです。
そして、Googleアドセンスを使って広告を掲載しているお金を稼いでいる私たちに、「ウチはこういう決まりやから!金払うからお前らちゃんと無効なトラフィックを取り締まれや!じゃなきゃ、金は一円も払わんからな!」って言ってきているんです。
ざっくりとした「無効なトラフィック」に対して、私たちが対策しなければいけない理由はイメージできましたでしょうか?
つまり、Googleアドセンスで稼ぐためには、自分自身で「無効なトラフィック」に対する対策をしなければいけません。
じゃあ具体的にどうすればいいのか。
大きく分けると3つあります。
無効なトラフィックに対する3つの対策
- 悪質なユーザーを自分のサイトから締め出す。
- 広告の表示に制限をかける。
- もしもの時の為にGoogleアドセンスとGoogleアナリティクスを連携させておく。
無効なトラフィックに対する3つの対策をしていれば、90%は安心です。
今回は、「悪質なユーザーを自分のサイトから締め出す。」ことができるIPアドレスの制限方法について今回は画像をつかって丁寧に解説していきます。
他の2つの対策については、後日記事にしますので、詳細を知りたい方は、Twitterをフォローして待っていてくださいね。
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IPアドレス拒否設定の方法
(入れませ―――ん!)
IPアドレスを拒否する設定をすると、該当のIPアドレスはサイトを見ることができなくなります。
IPアドレスとは、インターネット上で相手を特定するための身分証明書みたいなものです。
スパムコメントやアドセンス狩りをしている悪質なユーザーは、あなたのサイトにとっては実に有害です。
あなたを警察、スパムコメントやアドセンス狩りを行っているユーザーを犯罪者に例えるなら、あなたは身分証明書で相手を特定し、直ちに逮捕しなければいけません。
あなたのサイトに対して「コメント欄に誹謗中傷やページの内容と無関係なサイトの宣伝」や「興味ゼロで広告を乱打クリックして収益を発生させない」など、あなたにとってメリットのないユーザーは、檻の中にブチ込んでしまった方が得策です。
そんな悪質なユーザーを取り締まることができる「特定のIPアドレスを拒否する方法」は、3つあります。
特定のIPアドレスを拒否する3つの方法
- サーバー上で設定する。
- プラグインを使う。
- .htaccessを編集する。
3つ見比べて、自分自身が一番やりやすい方法で行うことをオススメします。
サーバー上でIPアドレスを拒否する方法
個人的には、一番ラクで確実だと思います。
プラグインでサイトが重くなることもなく、コードをいじって間違えるリスクもないので、初心者の方はレンタルサーバーから設定したほうがいいです。
エックスサーバーやロリポップ!など多くのレンタルサーバーでは、サーバーの管理画面から「特定のIPアドレスのアクセス拒否」を設定できます。
今回は、エックスサーバーでの「アクセス拒否設定」方法を解説していきます。
全部で7つのステップで、特定のIPアドレスを拒否することが出来ます。
- エックスサーバーにログインして「サーバー管理」をクリックする。
- 管理画面で「アクセス拒否設定」をクリックする。
- 設定したいドメインの「選択する」をクリックする。
- 「アクセス拒否IP追加」をクリックする。
- 「拒否IPアドレス」にIPアドレスを入力して「確認画面へ進む」をクリック。
- 拒否したいIPアドレスであることを確認して「追加する」をクリックする。
- 「~追加が完了しました。」と表示されたら完了です。
プラグインでIPアドレスを拒否する方法
簡単さで言ったら、レンタルサーバーで拒否をする設定と同じぐらい簡単です。
しかし、デメリットもあります。
プラグインを使うデメリット
- サイトが重くなる可能性がある。
- 他のプラグインと相性が悪いと正常に動作しない。
- 今後のWordpressの更新などに対応できない場合がある。
セキュリティ系のプラグインは、そもそもが重いので、IPアドレスの拒否設定をしたいだけならオススメはできません。
ですが、とりあえず今を乗りきりたいのであれば、やらないよりはやった方がマシです。
個人的に、オススメのプラグインは「iThemes Security」です。
サイトに関するアクセス回りを設定できるので、悪質なユーザーからの攻撃を未然に防ぎやすいプラグインです。
IPアドレスの制限や拒否の設定についても、プラグインの管理画面から行うことができるし、ブルートフォース(総当たり攻撃)対策なんかもできるので、初心者から上級者にも扱いやすいのも良いポイントです。
他にも「IP Geo Block」や「WP-Ban」などのIPアドレスの制限・拒否ができるプラグインもあります。しかし、どちらもだいぶ更新されておらず、最新のWordpressのバージョンとの互換性も確認されていないので、どうしても不安が残ってしまいます。
その点「iThemes Security」は、まだ更新されているようなので、導入しやすいプラグインと言えます。
それでは、プラグイン「iThemes Security」でのIPアドレス拒否設定を解説します。
- プラグイン「iThemes Security」をインストールして「有効化」をする。
- プラグインのメニューから「iThemes Security」の「設定」をクリックする。
- 初回起動時だけセキュリティチェックがあるが、気にせず「閉じる」をクリックする。
- 禁止ユーザーの項目にある「設定」をクリックする。
- 禁止ホストにIPアドレスを入力して「設定を保存」をクリックする。
- 「~保存されました。」と表示されたら完了です。
.htaccessでIPアドレスを拒否する方法
コードをいじるのに抵抗がない人限定の方法です。
また、レンタルサーバー側でIPアドレスの拒否設定ができない場合など、やらざる負えない場合以外はやらなくていい方法です。
.htaccessはホームページのアクセスを制御・操作しているファイルですので、間違えるとアクセスできない不具合が発生します。その為、間違っても良いように.htaccessをコピーして自分のパソコンのデスクトップに保存しておきましょう。もし、間違えても、正常にアクセスできていた時の.htaccessをサーバーにアップすれば、元通りになります。
.htaccessは、301リダイレクトやURLの正規表示を変えたりもできるので、いじれるようになっておくとサイト運用の幅も広がります。
同じことはレンタルサーバー側の設定でもできますが、ホームページの仕組みや構造を学びたい人は、知っておいても損はない方法です。
それでは、.htaccessでIPアドレスを拒否する方法を解説します。
最初に「.htaccess」でアクセス拒否設定を行う場合は、あなたが使用しているレンタルサーバーのバージョンを確認しなければいけません。
理由は、「.htaccess」に記述する推奨コードがバージョンによって違ってくるからです。
Apache 2.2系の場合
-
deny from 192.1××.1.1××(←ここに拒否したいIPアドレスを記載する)
Apache 2.4系の場合
-
Require not ip 192.1××.1.1××(←ここに拒否したいIPアドレスを記載する)
Apacheのバージョンで、記述するコードは変わってきますが、必ずしも動作しないわけではありません。将来的には変わってくるかもしれませんが、2021年4月現在エックスサーバーは「Apache 2.4系」ですが、「deny from IPアドレス」で問題なくIPアドレスを拒否できるので、現状は問題ありません。
Apacheのバージョンを確認したら絶対に「phpinfo.php」をサーバーから消してください。理由は、PHPの情報が筒抜けになってしまい、セキュリティ的に弱くなってしまうからです。
Apacheのバージョンが分かっていれば、「phpinfo.php」で確認する必要はありませんので、①と②はスルーして③から見てください。
ーーーApacheのバージョンが分かっている方はココから↓↓ーーー
- 自分の使用しているサーバーのApacheのバージョンを確認しましょう
- 「phpinfo.php」を使用すると簡単に確認できます。
- 「.htaccess」をサーバーからダウンロードする。
- 「.htaccess」に「deny from IPアドレス」or「Require not ip IPアドレス」を追記する。
- 拒否したいIPアドレスを書いたらサーバーにアップして完了。
まとめ
いかがだったでしょうか。
Googleアドセンスの収益化を邪魔している「無効なトラフィック」の大きな原因は、あなた自身に原因があるというよりは、外部からの悪質なユーザーが関係している可能性が高いです。
なぜなら、Googleアドセンスの審査に合格しているのであれば、その時点でコンテンツの中身は、問題なかったということになるからです。
Googleアドセンスを使って広告収入を得たいですよね?そのためには、無効なトラフィックを防ぐのはサイト管理者として対策していかなければいけません。
無効なトラフィックを防ぐには、スパムコメントやアドセンス狩りなどをしてくる悪質なユーザーを自分のサイトから締め出すのがとても効果的です。
自分のサイトから悪質なユーザーを締め出す方法として、今回はIPアドレスを指定してサイト閲覧を拒否できる3つの方法について触れました。
特定のIPアドレスを拒否する3つの方法
- サーバー上で設定する。
- プラグインを使う。
- .htaccessを編集する。
個人的には、レンタルサーバーの管理画面上で設定をしてしまう方法がわかりやすく、ラクチンでおすすめです。
一度、拒否設定をしてしまえば、スパムコメントの対応もしなくて済みますし、無駄な時間や労力を使うこともなくなります。
あなた自身が、悪質なユーザーとして認識したIPアドレスはどんどん拒否(BAN)していきましょう。
あなたの収益化の手助けになったなら幸いです。
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