「3ページ目だけ印刷したいのに全部出てきてしまう」「印刷画面に『ページ指定』の欄が見つからない」。Windows 11で必要なページだけを印刷しようとして、つまずいていませんか。
この記事の結論:Windows 11のメモ帳などが使う新しい印刷ダイアログには、そもそも「ページ指定」の欄がありません(実機で確認済み)。つまり「欄が見つからない」のは探し方の問題ではなく仕様です。一方、EdgeやWord・PowerPointには指定欄があり、半角の数字とカンマ・ハイフンで1-3,5のように指定できます。アプリごとの「正解」と、欄が無いアプリでの迂回ワザを知れば数分で解決します。
この記事では、元情シス(従業員1,000名以上の企業で10年以上)の運営者が、メモ帳・Edge・Word・PowerPoint・Excelそれぞれの「ページ指定」の場所と正しい書き方を、Windows 11(25H2)の実際の画面で1つずつ確認しながら、「指定したのに全ページ出る」「欄自体が無い」といった症状別の対処法まで整理して解説します。
ページ指定印刷ができない原因は何?
原因のほとんどは「故障」ではなく、①そのアプリの印刷画面に指定欄自体が無い(メモ帳など)、②指定欄の場所・名前・書き方がアプリごとに違う、③書式のミス(全角文字など)、の3つのどれかです。
まず、主なアプリの「ページ指定」がどこにあり、どう書けばよいのかを、実機で確認した内容で一覧にまとめました。この早見表だけで解決する方も多いはずです。
| アプリ | 指定欄の場所と名前 | 書き方の例 | 飛び飛び指定 |
|---|---|---|---|
| メモ帳など (Windows 11の新しい 印刷ダイアログ) |
Ctrl+P → ページ指定の欄自体が無い |
指定不可 (PDF化ワザで代替) |
できない (代替方法あり) |
| Microsoft Edge (Webページ・PDF) |
Ctrl+P →「ページ」の カスタム入力欄 |
1-5 や 3,6,8、組み合わせは 1-3,5 |
できる |
| Word | ファイル → 印刷 → 「ページ」欄 (入力すると「ユーザー指定 の範囲」に自動で切替) |
1,3 や 3, 4-6 |
できる |
| PowerPoint | ファイル → 印刷 → 「スライド指定」欄 |
1,3,5 |
できる |
| Excel | ファイル → 印刷 → 「ページ指定」 (○から○のスピンボックス) |
「2」から「4」のように 連続した範囲のみ |
できない (代替方法あり) |
次に、症状から原因を絞り込みたい方は、こちらの表から該当する項目に進んでください。
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 指定欄が画面のどこにも無い | メモ帳などWindows 11の新しい印刷 ダイアログを使うアプリは欄自体が無い |
「メモ帳でページ指定の欄が 見つからない」の章へ |
| 指定欄が見つからない (探せば有るはずのアプリ) |
アプリごとに場所と名前が違う | 上の早見表で場所を確認 |
| 指定したのに全ページ出る | 書式ミス(全角文字・区切り記号) 「すべてのページを印刷」のまま印刷した |
「指定したのに全ページ印刷される」 の章へ |
| 指定と違うページが出る | Wordのセクションでページ番号が 振り直されている |
Wordの章へ |
| そもそも印刷自体ができない | プリンタードライバーの問題など (ページ指定とは別問題) |
「チェックポイント」の章の後半へ |
メモ帳でページ指定の欄が見つからないのはなぜ?
Windows 11(25H2)のメモ帳で「Ctrl」+「P」を押すと開く新しい印刷ダイアログには、ページ指定(ページ範囲)の欄が存在しません。実機で確認したところ、項目は「プリンター」「印刷の向き」「ファイルへ出力」「その他の設定」だけで、どこにもページ番号を入れる場所が無いのです。
これは探し方が悪いのではなく、いまのWindows 11の仕様です。実機のダイアログには「Win32 アプリケーションから印刷しています」という見出しが表示され、「このアプリは印刷プレビューをサポートしていません」とも出ます。「その他の設定」を開いてもプリンタードライバーの「印刷設定」(レイアウトや印刷の向きなど)が開くだけで、ページ範囲の項目はそこにもありませんでした。

昔のWindowsでは、メモ帳のようなシンプルなアプリでも「ページ範囲」(すべて/選択した部分/現在のページ/ページ指定)という選択肢が並ぶ共通ダイアログが開きました。ネット上の解説記事の多くはこの古い画面を前提に書かれています。しかし今回、Windows 11の実機で確認した限り、メモ帳のCtrl+Pでこの古いダイアログはもう出てきません。「解説記事と自分の画面が違う」と混乱する最大の原因はここにあります。なお、かなり古いアプリや一部の環境では、いまでも昔ながらの「ページ範囲」付きダイアログが開くことがあります。その場合は「ページ指定」を選んで5-12のように半角で入力してください。
つまり、Windows 11の印刷画面は大きく分けて2種類あります。
- アプリが独自に持っている印刷画面(Word・Excel・PowerPoint・Edgeなど)。ページ指定の欄はこちらにはあり、場所と書き方がアプリごとに違う
- Windows 11の新しい共通ダイアログ(メモ帳などのシンプルなアプリ)。ページ指定の欄自体が無い
では、メモ帳で「2ページ目だけ印刷したい」ときはどうすればよいのでしょうか。実用的な方法は2つです。
| 方法 | 手順 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 1. PDF化してEdgeで ページ指定する |
プリンターの一覧で「Microsoft Print to PDF」を 選んでいったんPDFに保存し、そのPDFをEdgeで 開いて「ページ」のカスタム欄で指定して印刷する (詳しい手順は後述の「指定欄が無いアプリ」の章) |
ページ数が多いとき 確実に狙ったページ だけ出したいとき |
| 2. 必要な部分だけ 選択してコピーする |
印刷したい部分をドラッグで選択してコピーし、 新しいメモ帳のタブ(またはウィンドウ)に 貼り付けてから印刷する |
印刷したい範囲が 短いとき |
とくに方法1のPDF化ワザは、メモ帳に限らず「ページ指定の欄が無いアプリ全般」で使える汎用テクニックなので、この記事の後半で手順を詳しく説明します。
EdgeやPDFでページ指定するには?
Edgeでは印刷画面の「ページ」にあるカスタム入力欄に、1-5(1~5ページ)や3,6,8(3・6・8ページだけ)のように半角で入力します。PDFファイルも、Windows 11では標準でEdgeが開くので同じ方法で指定できます。
Microsoftの公式サポート「Microsoft Edge で印刷する」によると、Edgeの印刷ダイアログの「ページ」には次の4つの選択肢があります。
| 選択肢 | 印刷されるページ |
|---|---|
| すべて | 全ページ |
| 奇数ページのみ | 1、3、5…ページ |
| 偶数ページのみ | 2、4、6…ページ |
| カスタム | 入力した範囲・番号のページだけ |
公式ページの表記例は「1 から 5」「3、6、8」という日本語の読点まじりの書き方ですが、実際の入力欄に打ち込むのは半角の1-5や3,6,8です。実機で確認したところ、カスタムの入力欄には「例: 1-5、8、11-13」というヒント(薄い文字)が表示されており、数字とハイフン・カンマを組み合わせて指定する方式であることが画面からも分かります。
手順は次のとおりです。
- 印刷したいWebページまたはPDFを開き、「Ctrl」+「P」を押す
- 左側の設定にある「ページ」で、カスタムの入力欄に印刷したいページを半角で入力する(例は下表)
- プレビュー上部の「合計」の枚数が指定どおりに減っていることを確認して「印刷」を押す
実機では、6ページの文書でカスタム欄に1-3,5と入力すると、上部の表示が「合計: 6 枚の用紙」から「合計: 4 枚の用紙」に変わりました。飛び飛びの指定がきちんと効いている証拠です。

| 印刷したいページ | 入力例 |
|---|---|
| 1~5ページ(連続) | 1-5 |
| 3・6・8ページ(飛び飛び) | 3,6,8 |
| 1~3ページと5ページ(組み合わせ) | 1-3,5 |
Google ChromeなどEdge以外のブラウザにも、印刷画面に同じ考え方のページ指定があります(ChromeはEdgeと同系のChromiumというエンジンを使っているため、印刷画面の作りもよく似ています)。「ページ」や「カスタム」といった項目を探して、同じように半角で入力してください。
ここで注意したいのが、Webページの「見た目の画面数」と「印刷したときのページ数」は別物という点です。指定するのは印刷プレビューに表示されるページ番号なので、必ずプレビューで「何ページ目に目的の内容があるか」を確かめてから番号を入力してください。
Wordで「ユーザー指定の範囲」が効かないときは?
Wordは「ファイル」→「印刷」の「ページ」欄に1,3や3, 4-6のように半角で入力します。実機で確認したところ、「ページ」欄に入力すると印刷範囲のドロップダウンが自動で「ユーザー指定の範囲」に切り替わるので、自分で選び直す必要はありません。
Microsoft公式サポート「Word で文書を印刷する」では、特定のページの印刷方法が次のように案内されています。
- 「ファイル」→「印刷」を開く
- 設定の「すべてのページを印刷」をクリックし、「ユーザー指定の範囲を印刷」を選ぶ
- 「ページ」ボックスに印刷したいページを入力する。特定のページとページ範囲を同時に印刷するには、ページ番号とページ範囲をコンマで区切って入力する(例
3, 4-6)
実機(Windows 11+Word)では、ドロップダウンを触らずに「ページ」欄へ直接1,3と入力しただけで、印刷範囲の表示が「ユーザー指定の範囲」に自動で変わり、1ページ目と3ページ目だけが印刷対象になりました。1-3のようなハイフンの範囲指定と組み合わせられるのは、上の公式手順のとおりです。

指定したのに違うページが出るのはセクション区切りが原因?
Wordで「ページ指定が効かない」相談のなかで意外と多いのが、文書にセクション区切りが入っているケースです。契約書のひな形や、他人から受け取った長い文書によく入っています。
セクションごとにページ番号が「1」から振り直されている文書では、紙に印字されているページ番号と、印刷時の通し番号が一致しません。そのため「3」と指定しても、思ったページが出てこないことがあります。
この場合は「現在のページを印刷」を使うのが確実です。印刷したいページにカーソルを置いてから、「すべてのページを印刷」の代わりに「現在のページを印刷」(公式の選択肢名)を選べば、番号の計算をせずにそのページだけを印刷できます。数ページ欲しい場合も、1ページずつこの方法で印刷するのが、番号のズレに悩まされない一番の近道です。
セクション番号とページ番号を確かめるには?
「そもそも自分の文書にセクション区切りが入っているのか分からない」という方は、Wordの画面一番下のステータスバー(「1/10ページ」などと出ている帯)を右クリックしてみてください。表示項目の一覧が出るので、「セクション」にチェックを入れると、カーソルがある場所のセクション番号が常に画面下に表示されるようになります。ここが「セクション: 1」のまま最後のページまで変わらなければ、セクション区切りは入っていないので、通常の3, 4-6形式の指定で問題ありません。
もう1つの確認方法として、印刷プレビューの下に表示される「◯/◯ページ」の通し番号と、本文中に印字されているページ番号を見比べる方法もあります。この2つがズレていたら、ページ番号が途中で振り直されているサインです。
なお、印刷とあわせて「あと少しはみ出た文書を1枚に収めたい」という場合は、別記事のWordで文書を1ページに収める方法で詳しく解説しています。
PowerPointでスライドを指定して印刷するには?
PowerPointは「ファイル」→「印刷」の設定にある「スライド指定」欄に、1,3,5のようにスライド番号を半角のコンマ区切りで入力します。実機で確認したところ、入力すると印刷範囲のドロップダウンが「ユーザー設定の範囲」に自動で切り替わります。
Microsoft公式サポート「PowerPoint のスライド、配布資料、およびノートを印刷する」によると、設定のドロップダウンでは「すべてのスライド」「選択したスライド」「現在のスライド」から選べるほか、「スライド指定」ボックスに印刷するスライドの番号をコンマで区切って入力できます。
- 「ファイル」→「印刷」を開く
- 設定の「スライド指定」と書かれた入力ボックスをクリックする
- 印刷したいスライド番号を
1,3,5のように半角のコンマ区切りで入力する - プレビューで対象スライドだけになっていることを確認して印刷する
実機(Windows 11+PowerPoint)では、「スライド指定」欄に1,3,5と入力すると、そのまま受け付けられ、ドロップダウンの表示が「ユーザー設定の範囲」(印刷するスライドを入力します)に変わりました。この「ユーザー設定の範囲」という文言は公式ページには載っていませんが、実際の画面ではこう表示されるので、「勝手に表示が変わった」と慌てる必要はありません。

スライド番号は編集画面の左側のサムネイルに表示されている番号と同じなので、Wordのようなページ番号のズレは起きにくく、指定は素直に効きます。もしスライドを紙いっぱいに大きく印刷したい場合は、別記事のPowerPointをフチなしで印刷する方法もあわせてどうぞ。
Excelは飛び飛びのページ指定ができない?
できません。実機で確認したところ、Excelの印刷設定にある「ページ指定」は「○から○」という開始と終了のスピンボックス(上下の矢印付きの数字欄)だけで、Word・Edge・PowerPointと違い、1,3,5というコンマ区切りの入力欄がありません。飛び飛びに印刷したいときは「選択した部分を印刷」を使うのが実用的です。
「Wordと同じつもりでカンマ区切りを入力する場所を探したのに見つからない」というのは、Excelでは仕様どおりの動きです。実機のExcelの「ファイル」→「印刷」の設定には、「ページ指定」の後ろに開始ページと終了ページを入れる2つの数字欄が並んでいるだけで、連続した範囲しか指定できません。

Excelで「飛び飛びのページ」に相当することをしたい場合は、次の方法で代替します。
| やりたいこと | Excelでの代替方法 |
|---|---|
| 離れた場所を1回で印刷したい | 「Ctrl」を押しながら複数の範囲を選択し、 印刷設定のドロップダウン(既定は「作業中の シートを印刷」)で「選択した部分を印刷」を選ぶ (選択範囲ごとに別ページで印刷される) |
| いつも同じ場所だけ印刷したい | 「ページ レイアウト」タブの「印刷範囲」で 印刷範囲を設定しておく |
| 連続した2~4ページ目だけ印刷したい | 「ページ指定」欄に「2」と「4」を入力する |
なお、Excelの「ページ」はワークシートの内容が用紙に割り付けられた結果の番号なので、行や列を増減すると総ページ数も変わります。「先週は2ページ目だった表が今日は3ページ目になっている」ということが起きやすいので、Excelでは番号指定よりも「選択した部分を印刷」や印刷範囲の設定で、場所そのものを指定するほうが失敗が少ない、と覚えておくとよいでしょう。
印刷範囲の細かい設定はここでは深入りしませんが、「大きな表が2ページに割れてしまう」場合は、別記事のExcelで2ページを1枚に収めて印刷する方法が参考になります。
指定したのに全ページ印刷されるときのチェックポイントは?
「指定したはずなのに全ページ出る」ときは、①全角文字で入力していないか、②区切り記号の書式、③指定後に選択肢が戻っていないか、の順に確認してください。ほとんどはこの3つで解決します。
| チェック項目 | 確認すること |
|---|---|
| 1. 半角で入力したか | 数字・カンマ・ハイフンはすべて半角にする 誤: 1-3,5(全角)正: 1-3,5(半角) |
| 2. 区切り記号は正しいか | 連続はハイフン-、飛び飛びはカンマ,「・」や「〜」、スペース区切りは使わない |
| 3. 設定が戻っていないか | 範囲を入力したあとに、ドロップダウンが 「すべてのページを印刷」のままになって いないかを印刷直前に再確認する |
| 4. プレビューの枚数 | 印刷ボタンを押す前に、プレビューや「合計」の ページ数が指定どおりに減っているか見る |
| 5. Word文書ならセクション | セクション区切り入りの文書は番号がズレる (Wordの章を参照) |
日本語入力の状態のまま数字を打つと全角になりやすいので、入力欄に入れる前に「半角英数」に切り替えるのが確実です。印刷前にプレビューの合計ページ数を見る癖をつけるだけで、紙とインクの無駄うちはほぼ防げます。
また、5-3のような逆順の範囲や、1-3,2のような重なった指定は、アプリによってはエラーになったり無視されたりすることがあります。指定は「小さい番号から大きい番号へ」「重複させない」を基本にすると、どのアプリでも安定します。
ページ指定ではなく「印刷そのもの」ができない場合は?
ページ指定以前に印刷自体が失敗する、プリンターにデータが届かないという場合は、ページ指定の書式ではなく、プリンタードライバーや接続の問題です。切り分けとして次の2点を確認してください。
- 別のアプリから印刷できるか試す。メモ帳から印刷できるのにWordだけ失敗するなら、アプリ側の問題。どのアプリからも印刷できないなら、プリンター側・ドライバー側の問題です
- 「Windows 保護印刷モード」を確認する。Windows 11にはセキュリティ強化のためにMicrosoft標準の印刷方式だけを使う「Windows 保護印刷モード」があり、Microsoftの公式ドキュメントによると、有効にするとメーカー製(サードパーティ製)ドライバーを使用するプリンターは原則アンインストールされます。ただし例外もあり、そのプリンターが最初からWindows Ready Print(Microsoft標準の印刷方式)でインストールされていた場合は削除されません。メーカー製ドライバー特有の機能が急に使えなくなった場合は、「設定」→「Bluetooth とデバイス」→「プリンターとスキャナー」を開き、プリンター設定の項目でこのモードの状態を確認してください
Windows 保護印刷モードは「ページ指定欄そのもの」を消す機能ではないので、指定欄が見つからない原因を探すよりも先に、まずはこの記事の早見表で欄の有無と場所を確認するのがおすすめです。
指定欄が無いアプリではどうすればいい?
「Microsoft Print to PDF」でいったんPDFに変換し、そのPDFをEdgeで開いてページ指定印刷するのが、メモ帳をはじめ、どんなアプリでも使える汎用ワザです。
ページ指定の欄が無いアプリでも、Windows 11に標準搭載されている仮想プリンター「Microsoft Print to PDF」を使えば解決できます。手順は次のとおりです。
- そのアプリの印刷画面で、プリンターの一覧から「Microsoft Print to PDF」を選んで「印刷」する
- 保存先とファイル名を指定してPDFファイルとして保存する
- 保存したPDFをダブルクリックするとEdgeで開くので、「Ctrl」+「P」→「ページ」のカスタム欄で必要なページだけ指定して、今度は本物のプリンターで印刷する
PDFをダブルクリックしてもEdgeで開かない場合(Acrobatなど別のアプリが起動する場合)は、PDFファイルを右クリックして「プログラムから開く」→「Microsoft Edge」を選べば、この記事の手順どおりに進められます。
一手間かかりますが、「印刷したら全ページ出てしまうアプリ」「そもそも指定欄が無いアプリ」でも、この方法なら必要なページだけを取り出せます。PDFとして残るので、印刷前に内容を落ち着いて確認できるのも利点です。
たとえば「会員サイトの明細画面を印刷したら、不要な広告部分まで何枚も出てきてしまう」というよくあるケースも、いったんPDFに変換してから、Edgeのプレビューで明細が載っているページ番号を確かめて、そのページだけをカスタム指定で印刷すれば解決できます。「どのアプリでも最後はこのワザで逃げられる」と覚えておくと、印刷のイライラがかなり減ります。
よくある質問や疑問
Q1. 「1-3,5」と入力したのにエラーになります。どこが間違っていますか?
まず全角・半角を疑ってください。見た目がそっくりでも、全角の「1-3,5」は正しく認識されません。日本語入力をオフ(半角英数)にしてから入力し直すのが確実です。また、ハイフンの代わりに「〜」、カンマの代わりに「・」を使っている場合も指定できません。
Q2. 両面印刷で「裏表の片方だけ」印刷したいのですが、ページ指定でできますか?
できます。「裏表の片方だけ」は、要するに特定の1ページだけの刷り直しなので、ページ指定でそのページ番号を1つだけ入力するのが正解です。たとえば2ページ目だけ刷り直したい場合は、ページ指定で2とだけ入力すれば、その1枚だけ印刷されます。なお、文書全体の奇数ページ・偶数ページをまとめて刷り分けたい場合は、Edgeなら「ページ」の「奇数ページのみ」「偶数ページのみ」が使えます。
Q3. 同じページだけを2部印刷したいのですが、どう指定しますか?
「ページ指定」と「部数」は別の設定なので、組み合わせて使います。たとえばEdgeで3ページ目だけを2部印刷したいなら、「ページ」のカスタム欄に3と入力したうえで、「部数」を「2」にして印刷します。「3,3」のようにページ番号を重ねて書く必要はありません(アプリによっては重複指定がエラーになります)。
Q4. スマホ(iPhoneやAndroid)でもページ指定印刷はできますか?
多くのアプリでできます。スマホの印刷メニューにも「ページ」や「範囲」の指定項目があり、考え方はこの記事と同じです。ただし欄の場所はアプリやメーカーによって異なるため、印刷プレビューの画面で「ページ」「範囲」という項目を探してください。見つからない場合は、共有メニューから「PDFとして保存」してから印刷する方法が、この記事のPDF化ワザと同様に使えます。
まとめ
Windows 11のページ指定印刷は、「どのアプリで印刷しているか」を意識すれば難しくありません。最後にポイントを整理します。
- メモ帳などが使うWindows 11の新しい印刷ダイアログには、ページ指定の欄自体が無い(実機確認済み)。PDF化ワザか、必要な部分だけコピーして印刷で代替する
- Edgeは「ページ」のカスタム欄に
1-3,5形式、Wordは「ページ」欄に1,3や3, 4-6形式(入力すると「ユーザー指定の範囲」に自動切替)、PowerPointは「スライド指定」欄に1,3,5形式 - ExcelはWord・Edge・PowerPointと違い飛び飛び指定ができないので「選択した部分を印刷」で代替する
- 指定が効かないときは半角入力・区切り記号・プレビューの枚数を確認する
- 指定欄が無いアプリは「Microsoft Print to PDF」でPDF化してEdgeから印刷する
必要なページだけをサッと印刷できるようになると、紙もインクも時間も節約できます。ぜひ今日の印刷から試してみてください。
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