Excel VBAを学ぶと、自分だけの関数を作成することができるようになります。これを「ユーザー定義関数」と呼びます。しかし、このユーザー定義関数には、できることとできないことがあります。今回は、その「できないこと」に焦点を当てて、初心者の方にもわかりやすく解説します。
セルの見た目を変えることはできません
ユーザー定義関数は、セルの背景色やフォントの変更など、セルの見た目を変えることはできません。関数はあくまで計算やデータの処理を行うものです。
つまり、セルの値を返すことはできますが、セルの背景色、フォント、罫線などの書式を直接変更することはできません。
他のセルの値を変えることもできません
例えば、関数を使ってA1セルの値を変えることはできません。関数は自分のセルの値を返すだけです。
つまり、他のセルの値を直接変更することはできません。
メッセージボックスを出すことは難しい
関数の中から「こんにちは!」というメッセージボックスを出すことは、基本的には推奨されません。
なぜ、メッセージボックスやダイアログボックスを表示することは推奨されていないのか。これは関数の計算中に不要な割り込みを引き起こす可能性があるからです。
外部のファイルやデータベースに情報を保存することはできません
関数を使って、外部のファイルやデータベースに直接情報を保存することはできません。
つまり、Excelの外部のファイルやデータベースに直接データを書き込むことはできません。
関数の中でマクロを実行することはできません
マクロとは、Excelの操作を自動化するためのプログラムです。関数の中から別のマクロを実行することはできません。
つまり、VBAのサブプロシージャやマクロを直接実行することはできません。
まとめ
まとめると、ユーザー定義関数は、特定の計算やデータ処理を行うためのものであり、Excelの操作や外部との連携を行うためのものではありません。しかし、これらの制限を理解し、適切に関数を使用することで、Excelの作業を大いに助けることができます。
これからも、Excel VBAの学習を続けて、さまざまな関数やマクロを作成して、効率的な作業を目指しましょう!
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