ついに、新型iPhoneが毎年発表されるAppleのイベントが2022年3月9日開催されましたね。
日本時間のAM3時から行われたので、正直見逃した人も多いと思います。
平日の深夜帯に放送されるとツライですよね💦
そこで本記事では、Appleのイベントでどんな発表があったのか。そして、どんなところが目玉なのかを見てない人でもわかるようにお伝えしたいと思います。
また、実際に見て「うん?」って思った、一歩踏み込んだ情報も交えつつお話していきたいと思います。
今回のイベントのキーワードは「新色」「新製品」「ピークパフォーマンス」の3つです。
2022年3月9日のAppleイベントではどんな発表があったの?
新製品の6つの発表がありました。
発表された新製品
- iPhone 13シリーズに新色グリーンとiPhone 13 Proシリーズに新色アルパイングリーンが追加。
- iPhone SE3(第3世代)が新発売。
- iPad Air 5が新発売。
- Mac Studioが新発売。
- Apple純正のディスプレイになるStudio Displayが新発売。
- Magic MouseやMagic Trackpadに新色ブラックが追加。Magic Keyboardには新色シルバーが追加。
正直、どんな発表があったか詳細を知りたい人以外は、上記の情報だけでこと足りると思います。5分もかかりませんでしたね💦
今回は、1時間の短い時間でしたが、新色の追加と新製品の紹介が目白押しになった発表会になりました。
各製品のもっと詳しい内容が知りたい方は、最後までご覧ください。
iPhone13に新色が追加
2021年9月24日に発売されたiPhone13シリーズに新色が加わりました。
iPhone 13 miniとiPhone 13にはグリーンが追加され、iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxにはアルパイングリーンが追加されました。
iPhone13シリーズを色で購入を検討している方は、別の記事でどの色が一番良いのかについて解説していますので、新色のグリーンやアルパイングリーンを購入しようとしていらっしゃる方は、先にそちらを見てから検討された方がいいかと存じます。
iPhone SE3(第3世代)が新発売
項目 | 内容 |
---|---|
チップ | A15 Bionicチップ |
ディスプレイ | 4.7インチ |
本体サイズ |
|
カラー |
|
カメラ |
|
バッテリー |
|
5G対応 | 〇 |
金額 |
|
※上記の情報はAppleの公式サイト「iPhone SE 仕様ページ」から一部引用
中のチップはiPhone13シリーズと同じA15 Bionicチップが使われており、iPhoneで出来ることは大体できる買いやすいiPhoneになっています。
iPhone SE2(第2世代)と簡単に比較すると写真を処理するチップとバッテリー時間が多少伸びた印象ですね。
また、今回からストレージ容量が256GBのモデルも出てきましたね。
2020年4月24日に発売したiPhone SE2(第2世代)とは違い、チップが高性能になっているおかげで、写真がキレイに撮れる「スマートHDR 4」「Deep Fusion」機能や写真の雰囲気を変える「フォトグラフスタイル」機能が使えるようになり、カメラ性能もあがっています。
しかし、iPhone13シリーズと比較するとやはりスペックは劣ってしまいます。
たしかに、ディスプレイやカメラやバッテリー性能は、iPhone13よりも弱いんですが、iPhoneでみんなが求めていることの6割~7割ぐらいはできるので、スマホに高スペックなんて求めてないiPhoneが使えればそれでいいよ!って人には刺さる内容になっていますね。
もちろん、ホームボタンは搭載されていますので「Touch IDが好き!」という方には満足できる内容になっています。
ディスプレイやカメラやバッテリー性能は、ほどほどで良いからホームボタンがついているiPhoneが欲しいのであれば、iPhone SE3(第3世代)で十分満足できると思います。
しかし、すぐに購入するよりは、家電量販店などの動きを見るために、少し購入を待った方が良いかもしれないですね。
なぜなら、最近家電量販店などで、iPhoneの叩き売りに近い金額で販売されていることが多いからです。
詳しい内容は本記事では割愛しますが、少しでも安くiPhone SE3(第3世代)購入したいのであれば、購入する前にお近くの家電量販店で情報収集をすることをオススメします。
iPad Air 5が新発売
項目 | 内容 |
---|---|
チップ | A15 Bionicチップ |
ディスプレイ | 10.9インチ |
本体サイズ |
|
カラー |
|
カメラ |
|
フロントカメラ |
|
コネクタ | USB-C(速度が2倍になった) |
認証方法 | Touch ID(トップボタンに内蔵された指紋認証センサー) |
5G対応 | 〇 |
金額 |
|
※上記の情報はAppleの公式サイト「iPad Air 5 仕様ページ」から一部引用
遂に、M1チップ搭載のiPad Airが出ました。
M1チップを搭載しているiPad Proが、129,800円(税込)~に対して、新型のiPad Air 5は、74,800円(税込)からになります。
iPad Proが欲しいけど、金額的に高額だし、ディスプレイ性能やカメラ性能にそこまでこだわりがないのであれば、ほぼiPad Proと同じ使い方ができます。
また、カラーが5色展開なので、本体カラーにこだわりたい人は、iPad Proよりも選択肢が豊富です。
USB-C接続のデータ転送速度は、2倍になったとのことで周辺機器とのやり取りがすごく円滑になりました。
また、センターフレームと5Gに対応したことにより、ビデオ通話も今まで以上にスムーズにできるようになりました。
正直、安くなったiPad Proなので、かなり買いやすくなってますね。
個人的には、スペックが高いタブレットが欲しいけど、iPad Proじゃなくてもいいのであれば、もうiPad Air一択でいいんじゃないですかね。
Mac Studioが新発売
項目 | 内容 |
---|---|
チップ |
|
CPU |
|
GPU |
|
メモリ |
|
ストレージ(SSD) |
|
ディスプレイ | × |
本体サイズ |
|
カラー | シルバー |
コネクタ |
|
認証方法 | Touch ID(トップボタンに内蔵された指紋認証センサー) |
5G対応 | 〇 |
金額 |
|
※上記の情報はAppleの公式サイト「Mac Studio 仕様ページ」から一部引用
正直、今回のAppleイベントの一番の目玉です。(←個人の感想)
M1 Maxチップのモデルも発売されますが、注目はやはりM1 ULTRAですね。
一言でいうなら「怪物」です。
M1 Maxの2つをくっつけた新しいチップM1 ULTRAが搭載可能の新しいデスクトップPCです。
2つのM1 Maxを組み合わせたM1 Ultraは、高負荷の作業をスピーディこなすことができます。
3DやCG画像の編集や長時間のYOUTUBE動画の書き出しを今まで以上に早くこなすことができます。
作業時間を圧倒的に短縮できるようになります。
スペックから推測するに、10分から20分の4K30P動画を書き出すスピードは、半分の時間で書き出すことが可能なぐらいは向上していると思われます。
また、ファンがかなり大きいので、冷却性能は高いと思われます。同時に重たい処理を複数行っても耐えられるような仕様になっているみたいですね。
あくまで一般向きではなく、プロ向きの仕様なので、個人的には購入しませんが、映像編集や画像編集を多く扱うクリエイターには向いているモデルかと思います。
Apple純正のディスプレイになるStudio Displayが新発売
項目 | 内容 |
---|---|
ディスプレイ |
|
本体サイズ |
|
カラー | シルバー |
カメラ |
|
オーディオ |
|
コネクタ |
|
金額 |
|
※上記の情報はAppleの公式サイト「Studio Display 仕様ページ」から一部引用
27インチのサイズに5Kの画質を備えている高スペックなディスプレイです。
実際に実機を見ましたが、27インチに5Kの解像度は綺麗ですね!スピーカーの音質もいいです。まるで音楽に包まれているような感覚でした。
今まで気づかなかった部分に目がいきそうなぐらいクッキリ綺麗に見えますし、音質が良いとカラダが喜びテンションが上がりますよね!
もちろん、ディスプレイは、横向きだけじゃなく縦向きにも対応しています。
そして、ディスプレイの上部に、iPadにもあるセンターフレームが搭載されていますので、リモート会議もストレスなく行えます。
Magic Mouse、Magic Trackpad、Magic Keyboardに新色が追加
マウス(Magic Mouse)とキーボード(Magic Keyboard)と板状の上を指でなぞるとマウスポインターを動かせるポインティングデバイス(Magic Trackpad)に新色が追加されました。
純正品で、おしゃれにデスク周りを彩りたい方は、実機を見に行ってみてはいかがでしょうか。
情シスが気になった3つのこと
今回のAppleイベントの発表内容は6つで、そのうち新型ハードの発表は「iPhone SE3(第3世代)」「iPad Air 5」「Mac Studio」「Studio Display」の4つでした。
しかし、正直、MacBooK Proはスペックがヤバイ!でも、微妙な面も感じました。
実際に会社のパソコンの管理や購入を管理している社内インフラ担当者が思った。これは正直微妙だなぁって思った点は3つあります。
正直、微妙だと思った3つの点
- やっぱりiPhone SE3(第3世代)はLightningコネクタなんだ…。
- Mac StudioのM1 Maxモデルいる?
- Studio Displayはコスパが悪い
「え?なんで?」って思った発表内容について、1つ1つ触れていきたいと思います。
やっぱりiPhone SE3(第3世代)はLightningコネクタなんだ…。
Appleさん!iPhone13シリーズもそうでしたけど、Lightning使うのもうやめませんか?
全部Type-Cで統一してくれませんか?
充電端子の説明がなくてモヤモヤしましたけど、やっぱりLightningだから何も言わなかったんですね…。
Mac StudioのM1 Maxモデルいる?
正直、値段とスペックを考えてもモニターがないMac Studioを購入するよりも、M1 ProチップのMacBook Proで事足りるように思ってしまいました。
もちろん、MacBook ProよりもMac StudioのM1 Maxモデルの方がスペックは上です。
しかし、Mac Studioが欲しい人はApple M1 Ultraチップモデルのスペックの方が魅力的に見えていませんか?
高スペックが必要で作業効率をあげたいからMac Studioを購入しようとしているのであれば、Apple M1 Ultraチップ搭載のMac Studioの方が絶対いいです。
もし、あなたが「金額がなぁ~。2倍近く違うんだよなぁ~」ぐらいで思っているのであれば、M1 Proチップが入っているMacBook Proを購入した方がいいです。
Mac Studioのターゲット層は以下の仕事についている人かと思います。
- 3Dデザイナー
- CGクリエイター
- 映画クリエイター
- 写真家
すでに、M1 Proチップが入っているMacBook Proを購入していて作業自体に、限界を感じているのであればMac StudioのM1 Maxモデルという選択肢もありだとは思います安くてM1 Maxを使えると思えばすげぇー安いです。
しかし、そうじゃないならMac StudioのM1 Maxモデルは必要ないと思います。要は大衆には向かず、限られたニッチな層だけに求められるスペックです。それに、一般の方が使うソフトやアプリがMac Studioに最適化されているかと言われると、疑問が残ります。なので、大衆向けではありません。
また、Mac Studioは電源が供給できないと動かせません。なので、完全にコンセントがある環境でないと使えませんし、ディスプレイがないと使えません。
つまり、停電時にも弱く、使える場所も限定されてしまいます。どこでも使えるわけじゃないってことですね。
Mac Studioは、家や作業場にこもってパソコン作業をすることが多いクリエイターには向いています。
しかし、場所やシーンを選ばない使い方を考えているのであれば、MacBook Proです。
一般の方は、そもそもMac Studioは購入することを考えなくてもいいです。
また、類似商品としてMac Proの発表も今後あることをAppleが示唆しているので、そちらが発表されてから判断した方がいいと思います。
あと、ご存知だと思いますが、ゲームPCとしては向きませんよ。ゲームPCはWindowsの高スペックPCを購入した方がいいです。
Studio Displayはコスパが悪い
Studio Displayは199,800円(税込み)から286,800円(税込)になっています。
正直、ここまでのお金を払ってまでディスプレイを購入する必要性はあるのか疑問に思ってしまいます。
だって、パソコン買える値段ですからねw
数千円だせば、249,800円(税込)のM1 Max搭載Mac Stdioが購入できてしまうわけですからw
そう考えると、Mac Studioの方がコスパがいいですね!
5Kは確かに綺麗ですが、4Kでも十分だと思います。
4Kであれば、4万円~6万円ぐらいで十分綺麗で画質の良いディスプレイを購入することができます。
また、ディスプレイの映像を出力するThunderbolt 4が1つだけなのは微妙。同時接続の切り替えをするときに不便だと思います。
こんなに高級なのに、分配器が別途必要なのが微妙点ですね。
画質や音などの品質は間違いないとは思いますが、だからといってここまで高級なのはちょっとね💦
あと、iMacの27インチモデルが販売ページから消えましたけど、デスクトップ一体型って十分需要あると思うんですけど、なんでですかね…。
なんか消えたiMacに関しては、触れない方がいいかもですね…。
まとめ
全体を通して発表があった内容は全部で6つです。
発表された新製品
- iPhone 13シリーズに新色グリーンとiPhone 13 Proシリーズに新色アルパイングリーンが追加。
- iPhone SE3(第3世代)が新発売。
- iPad Air 5が新発売。
- Mac Studioが新発売。
- Apple純正のディスプレイになるStudio Displayが新発売。
- Magic MouseやMagic Trackpadに新色ブラックが追加。Magic Keyboardには新色シルバーが追加。
その中で、新しいハードの情報としては「iPhone SE3(第3世代)」「iPad Air 5」「Mac Studio」「Studio Display」の4つです。
イベントの最後の方では、Mac Proの話がちらっと出たので次回のイベントはM1 ULTRAが搭載されたMac Proの発表なんですかね。
他にも、今回のイベントでは話がありませんでしたが、Apple Watchの新色バンドやiPhone 13 ProのシリコンカバーケースやiPhone SEレザーケースなどAppleの公式サイトには追加されていました。
やっぱり、Appleのイベントは、ガジェット好きには聞いててたまらないほどワクワクしますね。
個人的には、高スペックのMac Studioはいいんだけど、いい加減持ち運べる高性能のゲーミングノートパソコンを出して欲しいって思いました。
Appleさん、色々つけてくれんだけど、ユーザーが持て余すほどのパワー全開なイベント内容でしたね。
もっと実機を触って、色んな動きを見てみたいものですね。
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