Excelで日付を入力するとき、「今日の日付をいちいち手で打つのが面倒」「日付を1つずつ入れていくのが大変」「入力したら勝手に別の日付や数字に変わってしまう」といった悩みは、パソコンの操作でもよくつまずくところです。実は日付の入力は、ショートカットキー・オートフィル・関数・表示形式という4つの引き出しを知っておくと、驚くほど速く正確になります。この記事では、Excel 2019で実際に操作しながら、日付を素早く入力する方法をひとつずつ順番に整理していきます。今日の日付は Ctrl + ; というショートカットで一瞬で入ります。まずはここから始めましょう。
Excelで日付を素早く入力する4つの方法の使い分け
日付の入れ方は用途によって最適な手段が変わります。「今この瞬間の日付を1回だけ記録したい」のか、「開くたびに今日の日付へ自動で更新してほしい」のか、「連続した日付を一気に並べたい」のかで、選ぶべき方法が違うということです。先に全体像を表で押さえておくと迷いません。
| やりたいこと | 使う方法 | 日付は 自動更新されるか |
|---|---|---|
| 今日の日付を 1回だけ記録する |
ショートカットCtrl + ; |
更新されない (入れた時点で固定) |
| 開くたびに 今日の日付にしたい |
関数TODAY() |
自動で更新される |
| 連続した日付を 一気に並べる |
オートフィル (ドラッグ) |
更新されない |
| 任意の年月日を 計算で作る |
関数DATE(年,月,日) |
引数しだい |
ここから、それぞれの手順を実際の画面で確認していきます。なお「ドロップダウン(プルダウン)のカレンダーから日付を選んで入力したい」という方は少しやり方が変わるので、記事の最後で専用の解説記事をご案内します。
今日の日付をショートカットキーで一瞬で入力する方法
その日の日付をパッと記録したいときは、キーボードショートカットが一番速い方法です。Microsoftの公式ページ「セルに現在の日付と時刻を入力する」でも、次のキー操作が案内されています。

- 日付を入れたいセルをクリックして選びます。
- 今日の日付を入れるには、Ctrl キーを押しながら「;(セミコロン)」キーを押します(
Ctrl + ;)。他サイトで「Ctrl + :(コロン)」と書かれていることがありますが、日本語配列のキーボードでは押すのは「;(セミコロン)」キーです。 - 現在の時刻を入れるには、Ctrl キーと Shift キーを押しながら「;(セミコロン)」キーを押します(
Ctrl + Shift + ;)。 - 日付と時刻の両方を1つのセルに入れたいときは、
Ctrl + ;のあとにスペースキーを押し、続けてCtrl + Shift + ;を押します。
ここで大事なのが、このショートカットで入る日付は「その時点の日付を写し取った固定の値」だという点です。公式の表現でも、この方法で入力した値は「ワークシートが再計算または開かれたときに変更されない」静的な値と説明されています。つまり Ctrl + ; で入れた日付は、あとでファイルを開き直しても勝手に変わりません。「この作業をした日」を記録として残したいときにぴったりです。逆に、開くたびに今日の日付へ変えてほしい場合は、次の関数を使います。
オートフィルで連続した日付を一気に入力する方法
日報や予定表のように「1日、2日、3日…」と日付を並べたいとき、1つずつ手入力するのは非効率です。オートフィルを使えば、最初の1つを入れてドラッグするだけで連続した日付が自動で並びます。
- 起点になる日付を1つのセルに入力します(例として
2026/7/1)。 - そのセルを選び、右下に出る小さな四角い印(フィルハンドル)にマウスを合わせます。ポインターが黒い十字に変わります。
- そのまま下または右へドラッグすると、1日ずつ増えた連続日付が入ります。
- ドラッグを離した直後に表示される「オートフィルオプション」のボタンを押すと、増やし方を切り替えられます。
下に長く続く表なら、ドラッグの代わりにフィルハンドルをダブルクリックする方法も便利です。左隣の列にデータが入っていれば、その行数ぶんまで日付が一気に入ります。マウスを大きく動かさずに済むので、行数が多いときほど楽になります。
「オートフィルオプション」では、日付の並べ方を目的に合わせて選べます。土日を飛ばして平日だけ並べたいときは「連続データ(週日単位)」を選ぶのが便利です。
- 連続データ(日単位)…1日ずつ増える。もっとも基本の並べ方です。
- 連続データ(週日単位)…土曜・日曜を飛ばし、平日だけを並べます。営業日カレンダー向きです。
月末を起点にして「月単位」で増やせば、各月の月末日を並べることもできます。まずは日単位で試し、慣れてきたら週日単位や月単位に切り替えてみてください。
TODAY関数とNOW関数で自動更新される日付を入力する方法
「常に今日の日付を表示しておきたい」「請求書の発行日を開くたびに最新にしたい」というときは、ショートカットではなく関数を使います。ファイルを開き直したときや再計算されたときに今日の日付へ更新してほしいなら TODAY() 関数を使います。

公式の「TODAY 関数」の説明によると、TODAY 関数は現在の日付のシリアル値を返し、ファイルをいつ開いても常に現在の日付を表示したいときに便利とされています。開き直したり再計算が走ったときに、その日の日付へ更新されます。時刻まで含めたいときは「NOW 関数」を使います。NOW 関数は現在の日付と時刻に対応するシリアル値を返します。特定の年月日を組み立てたいときは「DATE 関数」が使え、DATE(年,月,日) の形でその日付を表すシリアル値を返します。3つの関数はどれもセルに直接入力します。
| 入力する式 | 返る内容 | 更新されるか |
|---|---|---|
=TODAY() |
今日の日付 | 開くたび・再計算で更新 |
=NOW() |
今日の日付と 現在時刻 |
開くたび・再計算で更新 |
=DATE(2026,7,1) |
2026年7月1日 | 指定した日付で固定 |
公式ページのDATE関数の例では、DATE(2008,14,2) は月が12を超えているため翌年に繰り越され「2009年2月2日」になる、と紹介されています。年月日を数値で計算して日付にできるのがDATE関数の強みです。開いた日をそのまま残したいならショートカット、常に最新にしたいなら関数、と役割で使い分けるのがコツです。
日付の表示形式を変えて見た目を整える方法
同じ日付でも「2026/7/1」「2026年7月1日」「7/1(水)」のように、見せ方はセルの書式で自由に変えられます。大事なのは、表示形式を変えても、セルに入っている日付データそのものは変わらないという点です。見た目だけを整えているので、並べ替えや計算はそのまま正しく働きます。

- 書式を変えたい日付のセルを選びます。
Ctrl + 1を押して「セルの書式設定」を開きます。- 「表示形式」タブで分類の「日付」を選び、右側の一覧から好みの形式を選びます。
- 一覧にない形にしたいときは「ユーザー定義」を選び、種類の欄に
yyyy"年"m"月"d"日"のように書式記号を入力します。曜日を出したいときはaaaを加えると「水」のような曜日が表示されます。
表示形式の考え方や書式記号の意味は、公式の「Excel で日付を希望の書式に設定する」にも詳しくまとまっています。まずは一覧から選び、物足りなければユーザー定義に進むと迷いません。
「2-3」が勝手に日付になる型崩れを防ぐ方法
品番や比率のつもりで「2-3」や「1/2」と入れたのに、Excelが勝手に「2月3日」に変えてしまう…。これは初心者の方が必ずといっていいほどつまずくポイントです。こうした入力が勝手に日付に変わるのは、先にセルを文字列にしておけば防げます。
公式の「数値から日付に自動的に変更されないようにする」では、入力前にセルの表示形式を「文字列」に変えておく方法が案内されています。
- 入力する前に、対象のセルを選びます。
Ctrl + 1で「セルの書式設定」を開き、分類から「文字列」を選んで「OK」を押します。- そのうえで「2-3」などを入力すると、打った文字がそのまま残ります。
少しだけ入力する場合は、書式を変えずに 先頭にアポストロフィ「’」を付けて '2-3 のように入れる方法でも同じ効果が得られます。ただし文字列にしたセルは、打った文字がそのまま「文字」として左詰めで残るため、日付としての並べ替えや期間の計算はできなくなります。日付として計算に使いたいセルは文字列にしないよう気をつけてください。
反対に、日付を入れたはずが「46204」のような数字(シリアル値)で表示されてしまうこともあります。これはセルの書式が「文字列」だからではなく、書式が「標準」または「数値」のままになっているサインです。文字列書式のセルは打った文字がそのまま残るので、この数字表示にはなりません。数字で見えてしまうセルを選んで Ctrl + 1 から書式を「日付」に変えれば、見慣れた日付の表示に直ります。
よくある質問
入力した日付が「46204」のような数字で表示されるのはなぜですか
Excelは日付を内部でシリアル値という連番で管理しており、セルの書式が「標準」や「数値」のままだと、その連番の数字がそのまま見えてしまいます。そのセルを選び Ctrl + 1 から表示形式を「日付」に変えれば、通常の日付表示に戻ります。データが壊れているわけではないので安心してください。
ドロップダウンのカレンダーから日付を選んで入力したいときはどうすればよいですか
マウス操作でカレンダーやリストから日付を選びたい場合は、入力規則を使ったプルダウンの設定が向いています。手順が少し異なるので、詳しくは別記事のExcelでカレンダー付きプルダウンリストを設定する方法で解説しています。
Ctrl+; で入れた日付は毎日変わりますか
変わりません。Ctrl + ; で入る日付は入力した時点の日付を固定した値です。毎日自動で今日の日付にしたい場合は、固定値ではなく =TODAY() のように関数を使ってください。
まとめ
Excelの日付入力は、「今日を1回記録するショートカット(Ctrl + ;)」「連続日付を並べるオートフィル」「自動更新の関数(TODAY() / NOW() / DATE())」「見た目を整える表示形式」の4つを押さえれば、たいていの場面に対応できます。まずは今日の日付を Ctrl + ; で入れるところから試して、少しずつ手を広げてみてください。「2-3」が日付に化ける問題も、先に文字列書式にしておく一手間で防げます。
とはいえ、「書式記号が思ったとおりに表示されない」「オートフィルがうまく連続してくれない」「関数を入れたのにエラーになる」など、いざ自分のファイルでやると細かいところで手が止まることもありますよね。「なんかよくわからないなぁ…。」と感じたら、無理にひとりで抱え込まず公式LINEから気軽にご相談ください。実際のセルの状態を見ながら、あなたの表に合った日付入力のやり方を一緒に整えていきます。日付まわりのつまずきは原因さえ分かれば一瞬で片づくことがほとんどです。24時間365日受け付けていますので、下の緑のボタンからメッセージをどうぞ。お待ちしていますね。
最終確認日: 2026年7月/記事作成: uri uri(元情報システム部門・実務経験10年以上)


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