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Windows 11でパソコンからQRコードを読み取る方法 カメラなしでも画面のQRを読む手順

パソコンパソコン・スマホ教室
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「スマホで読み取るのが当たり前」だと思っていたQRコードですが、実はWindows 11のパソコンだけでもしっかり読み取れます。紙に印刷されたQRコードを内蔵カメラにかざす方法はもちろん、最近のWindows 11では、パソコンの画面に表示されたQRコード(メール内・PDF・Webサイトのもの)を、スクショ機能だけでカメラを一切使わずに読み取れるようになりました。スマホが手元になくても、画面のQRをわざわざスマホで撮り直さなくても済むということです。

ここでは、元情シスの運用担当として10年以上Windowsを触ってきたuri uriが、4つの方法に整理してお伝えします。画面に表示されたQRを読む方法は実際にこのパソコンで操作して確認し、カメラを使う方法はMicrosoftの公式手順に沿って説明します。「自分のパソコンにカメラが付いていない」「画面に出ているQRをそのまま読みたい」という、つまずきやすい場面までカバーしました。

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Windows 11でQRコードを読み取る4つの方法を先に比較

やり方は大きく4通りあります。「紙に印刷されたQRを読みたいのか」「パソコンの画面に出ているQRを読みたいのか」で選ぶ方法が変わります。まず全体像を表で押さえてから、それぞれの手順に進みましょう。

方法 得意な場面 カメラの要否 追加インストール 難易度
① 標準カメラアプリ 紙・別画面に
印刷/表示されたQR
必要
(内蔵 or 外付け)
不要
(Windows標準)
やさしい
② Snipping Tool このパソコンの画面に
表示されたQR
(メール・PDF・Web)
不要 不要
(Windows標準)
やさしい
③ スマホ連携 カメラの無いPCで
紙のQRを読みたい
PC側は不要
(スマホで読む)
不要 ふつう
④ ブラウザ・
オンラインツール
Web上のQR・
画像ファイルのQR
不要 拡張機能
またはWeb
ふつう

結論を先にお伝えすると、「画面に表示されているQRコード」を読みたいなら②のSnipping Toolが一番ラクで確実です。カメラもアプリの追加も要りません。一方で「目の前の紙やチラシのQR」を読みたいなら①のカメラアプリが向いています。以下、この順で詳しく見ていきます。

標準カメラアプリでQRコードを読み取る方法

Windows 11には最初から「カメラ」アプリが入っていて、内蔵カメラ(または外付けのWebカメラ)にQRコードをかざすと、その場で読み取れます。紙に印刷されたQRコードや、スマホ・別のモニターに表示されたQRを読みたいときに便利です。

Microsoftの公式サポートでも、カメラアプリでQRコードやバーコードをスキャンする手順が案内されています(Microsoftサポート「Windows カメラ アプリの使用方法」)。手順はとてもシンプルです。

  1. スタートボタンを押し、アプリ一覧から「カメラ」を選んで起動します。見当たらないときは、スタートメニューの検索ボックスに「カメラ」と打つと早く出ます。
  2. カメラアプリの右側にあるモード切り替えの中から「バーコード」のアイコンを選びます。これでQRコード・バーコードの読み取りモードになります。
  3. 読み取りたいQRコードを、カメラのレンズの前にかざします。ピントが合う距離(だいたい10〜20cm)で、QRがはっきり大きく映るようにするのがコツです。
  4. ピントが合うと自動でコードを認識します。QRコードならリンク先のURLが画面の下に表示されるので、それを選ぶとそのWebページが開きます。バーコードの場合は、下に出た文字を選ぶとクリップボードにコピーされます。

公式サポートの説明によると、QRコードは「リンクが画面下に出る」、バーコードは「文字が出てコピーできる」という違いがあります。商品のバーコードを読みたい場面でも同じ手順で使えます。

カメラにかざしてもなかなか読めないことがあります。実際に試すと、原因のほとんどは「距離」「ピント」「光」のどれかです。症状別に対処を整理しておきます。

うまく読めない症状 主な原因 対処
反応しない・
枠が出ない
QRが小さすぎる
/遠すぎる
カメラに近づけ、QRが画面の
半分以上を占めるくらい大きく映す
ぼやけて
認識しない
ピントが
合っていない
10〜20cmまで近づけ、
少し待ってピントが合うのを待つ
光って
読めない
照明・画面の
反射
QRを少し傾け、
反射しない角度にする
「バーコード」
が見当たらない
モード切り替えが
隠れている
ウィンドウを少し大きくするか、
右側のアイコンを順に確認する

Snipping ToolでパソコンのQRコードを読み取る方法(カメラ不要)

ここがこの記事で一番お伝えしたいところです。パソコンの画面に表示されているQRコード…たとえば届いたメールの中、開いているPDF、見ているWebサイトに載っているQRコードを読みたい場面は意外と多いですよね。これをカメラを一切使わず、Windows標準のSnipping Tool(切り取り&スケッチ)だけで読み取れるようになりました。

Microsoftの公式情報でも、Snipping Toolの新機能として「スクリーンショットにQRコードが含まれていれば、それを認識してリンクを開けるようにする(スマホ不要)」と明記されています(Microsoft公式「How to use Snipping Tool on Windows」)。同時に追加された文字を読み取る「テキスト アクション(OCR)」機能と同じ仕組みで、すべてパソコンの中だけで処理されます。

Windowsの切り取りツール(Win+Shift+S)のツールバーの実機画面
WindowsShiftSを押すと、画面の上にこの切り取りツールバーが出ます。いちばん左の四角形モードで、読み取りたいQRコードの部分を囲みます。

手順は次のとおりです。最新版のSnipping Toolなら、画面に表示したQRコードを切り取ると、その内容(リンクやテキスト)を読み取れます。環境によっては、切り取った画像で「テキスト アクション」を押すとQRのリンクが表示されます。

  1. 読み取りたいQRコードが画面に表示されている状態にします(メール・PDF・Webページなど、QRが映っていればOKです)。
  2. キーボードで Windowsキー + Shift + S を同時に押します。画面が少し暗くなり、上に切り取り用のツールバーが出ます。
  3. 「四角形の領域切り取り」を選び、QRコードを囲むようにドラッグして範囲を切り取ります。QRコードがしっかり収まるように、少し広めに囲むと確実です。
  4. 切り取ると、画面右下に通知(プレビュー)が出ます。これをクリックしてSnipping Toolのウィンドウを開きます。
  5. ツールバーにある「テキスト アクション」のボタンを押します(環境によっては切り取った時点で読み取られる場合もあります)。切り取った画像にQRコードが含まれていれば、QRの近くに読み取ったリンク(またはテキスト)が表示されるので、それを選ぶとリンク先を開けます。
切り取ったQRコードをSnipping Toolのテキストのスキャンで読み取り、リンクが表示された実機画面
実際にこのパソコンで確認した画面です。切り取ったQRコードに対して「テキストのスキャン」を押すと、QRコードのリンク(ここでは当サイトのURL)が読み取られ、青いふきだしで表示されました。スマホがなくてもパソコンだけでQRを読めます。

この方法なら、内蔵カメラが無いデスクトップやノートPCでも問題ありません。画面に出ているQRをスマホで撮り直す手間もゼロです。「画面のQRを読みたい=Snipping Tool」と覚えておけば、ほとんどの場面はこれで解決します。

テキスト アクションが見当たらないとき

  • QR読み取り(テキスト アクション)は新しめの機能です。Microsoft Storeを開き、Snipping Tool(または「切り取り&スケッチ」)を最新版に更新すると表示されます。Windows Updateも合わせて済ませておくと確実です。
  • 順次配信のため、更新直後でも出ない場合があります。そのときは後述の④オンラインツールで代用できます。

メール内・PDF・WebサイトのQRをパソコンで読むコツ

「画面のQRはSnipping Toolで読める」とお伝えしましたが、QRがどこに表示されているかで、ちょっとした下準備が変わります。実際によくある3つの場面ごとに整理しておきます。

QRがある場所 下準備 読み取り
受信したメールの中 メールを開き、
QRが画面に見える状態にする
Win+Shift+Sで
QR部分を切り取り
→ テキスト アクション
PDFファイルの中 PDFをEdgeやAdobe Readerで開き、
QRが小さければ拡大表示する
同上。
拡大すると認識率が上がる
Webサイトの中 そのページを表示するだけ 同上。
またはChromeのGoogleレンズ

コツはQRが小さいときほど、切り取る前に拡大表示しておくことです。PDFやWebのQRは小さく表示されがちで、そのまま切り取ると読み取れないことがあります。Edgeなら Ctrl + +(プラス) で拡大できるので、QRがはっきり大きく見える状態にしてから切り取ると、認識しやすくなります。小さいQRは読み取れないことがあるため、拡大してから切り取るのがおすすめです。

カメラが無いノートPC・デスクトップでQRを読むときの対処

「自分のパソコンにはカメラが付いていない」という方は少なくありません。デスクトップPCはもちろん、ノートPCでも法人モデルなどはカメラ非搭載のことがあります。この場合の選択肢を整理しておきます。

読みたいQRの場所 カメラが無いPCでの対処
パソコンの画面の中
(メール・PDF・Web)
Snipping Toolで切り取ってそのまま読み取る。
カメラは不要なので最適。
紙・チラシ・チケットなど
(物理的なQR)
外付けWebカメラを付けてカメラアプリで読む、
または下記のスマホ連携で読む。
QRが画像ファイルとして
保存されている
その画像を画面に開き、
Snipping Toolで切り取って読み取る。

つまり、カメラが無くても「画面に映せるQR」なら全部Snipping Toolで読めます。本当にカメラが必要なのは「目の前の紙のQRをパソコンで直接読みたい」ケースだけで、その場合だけ外付けカメラかスマホを使えば十分です。

スマホ連携・外付けカメラで紙のQRを読む方法

手元に紙のQRコードがあって、パソコンにカメラが無い場合は、無理にパソコンだけで完結させず、スマホと連携させるのが現実的です。

一番手軽なのは、スマホ標準のカメラでQRを読む方法です。iPhoneは標準のカメラアプリをQRに向けるだけで読み取れます(iOS 11以降)。Androidも標準カメラ、またはGoogleレンズで読み取れます。読み取ったURLをパソコンで開きたいときは、自分宛てにメールやLINEでそのURLを送るのが一番かんたんで確実です。パソコン側でそのメールやLINEを開き、リンクをクリックすればすぐに表示できます。同じMicrosoftアカウント/Googleアカウントでブラウザを使っているなら「タブの同期」でも開けます。

パソコンで頻繁に紙のQRを読むなら、数百円〜の外付けWebカメラを1つ用意して、前述の①カメラアプリで読むのが結局は一番ストレスがありません。Web会議用のカメラがあれば、それをそのまま流用できます。

ブラウザ・オンラインツールでQRコードを読み取る方法

Snipping Toolがまだ更新されていない、あるいはWebページ上のQRをブラウザのまま読みたいときは、ブラウザ機能やオンラインツールも使えます。

Google ChromeでWebページ上のQR画像を読むなら、Googleレンズが使えます。QRコードの画像を右クリックして「Googleレンズで検索」(または「画像をGoogleで検索」)を選ぶと、認識した内容やリンクが表示されます。なお、Microsoft Edgeの標準の右クリックメニューにあるのは「このページのQRコードを作成する」機能で、これはQRを「作る」機能です(標準では「読む」機能は用意されていません)。読み取りはGoogleレンズ側を使います。

アプリも拡張機能も入れたくないときは、QRコードの画像をいったん保存し、無料のオンラインQRリーダー(画像をアップロードして読み取るWebサービス)に読み込ませる方法もあります。手軽ですが、QRに個人情報やパスワードが含まれる場合は、外部サービスにアップロードするリスクを考え、その場合はSnipping Toolなどパソコン内だけで完結する方法を選んでください。

安全面でも一点だけ気をつけてください。QRコードを読んで出てきたURLは、開く前にドメイン(アドレス)を必ず確認します。身に覚えのないQRや、料金請求・ログインを急かすQRは、偽サイトへ誘導する「QRコード詐欺」のことがあります。また、個人情報やパスワードを含むQRは、外部のオンラインツールにアップロードせず、パソコン内だけで処理が完結するSnipping Toolで読むほうが安心です。

用途別のおすすめ早見表

最後に「どの場面でどれを使えばいいか」を一覧にまとめます。迷ったらここに戻ってきてください。

あなたの状況 おすすめの方法
画面のメール/PDF/Webに
出ているQRを読みたい
② Snipping Tool
(Win+Shift+S → テキスト アクション)
目の前の紙・チラシのQRを
カメラで読みたい
① 標準カメラアプリ
(内蔵 or 外付けカメラ)
PCにカメラが無く、
紙のQRを読みたい
③ スマホで読んでURLをPCへ送る
Chromeで見ている
Web上のQRを読みたい
④ Googleレンズ
(QR画像を右クリック)

関連する操作で困ったときの参考

QRコードまわりでは、読み取り以外の「表示する」「作る」操作で迷う方も多いです。Outlookで自分のQRコードを表示したいときは「パソコンのOutlookでQRコードを表示する方法」を、LINEのQRが表示されない・期限切れになるときは「LINEのQRコードが表示されないときの解決法」を参考にしてください。読み取りと作成・表示で操作が分かれているので、目的に合ったページを選ぶのが近道です。

QRコードの読み取りで困ったときは

スマホが手元になくても、パソコンに表示されたQRコードはWindowsの標準機能だけで読み取れます。それでも「うまく読み取れない」「古いパソコンでやり方が違う」というときは、お使いのWindowsのバージョンや、どの画面のQRを読みたいかを教えていただければ、いちばん簡単な方法を一緒に確認します。当サイト運営者(uri uri)の公式LINEからお気軽にご相談ください。

LINEでQRコードの読み取りを相談する

よくある質問

パソコンにカメラが付いていなくてもQRコードは読めますか

読めます。画面に表示されているQRコードなら、カメラを使わずSnipping Tool(Win+Shift+S → テキスト アクション)だけで読み取れます。紙のQRを読みたい場合だけ、外付けWebカメラかスマホが必要になります。

画面に表示されているQRコードを読む一番簡単な方法は何ですか

最新版のSnipping Toolです。Windowsキー + Shift + SでQRを含む範囲を切り取り、「テキスト アクション」を押すと、QRのリンクが表示されます。アプリの追加もカメラも不要です。機能が表示されない場合はSnipping Toolを最新版に更新してください。

Snipping Toolに「テキスト アクション」が表示されません

QR読み取りは新しめの機能のため、Microsoft StoreでSnipping Tool(切り取り&スケッチ)を最新版に更新すると表示されます。Windows Updateも済ませてください。順次配信のため、更新後すぐに出ないこともあります。

Windows 10でも同じ方法で読み取れますか

Windows 10の標準カメラアプリには、Windows 11のような専用のバーコードモードは標準では用意されていません。Windows 10で画面のQRを読みたい場合は、Googleレンズや、画像をアップロードするオンラインのQRリーダーを利用してください。

Microsoft EdgeでQRコードは読み取れますか

Edgeの標準の右クリックメニューにあるのは「このページのQRコードを作成する」機能で、これはQRを作る機能です。読み取りたいときは、Snipping ToolかGoogleレンズ(Chrome)を使ってください。

まとめ

Windows 11では、目的に合わせてQRコードの読み取り方法を選べます。紙のQRはカメラアプリ、画面に映っているQRはSnipping Tool…この2つを押さえておけば、スマホが手元になくてもほとんどの場面でパソコンだけで完結します。とくに、カメラが無いパソコンでも画面のQRをSnipping Toolで読めるようになったのは大きな進化です。今日からスマホで撮り直す手間とはお別れしましょう。

この記事は、元情シスの運用担当として10年以上Windowsの管理・サポートに携わってきた uri uri が、実際にこのパソコンで手順を確認して執筆しました。

逆に、パソコンでQRコードを作りたい方は、パソコンでQRコードを作成する方法で、URLやWi-FiのQRを無料で作る手順を紹介しています。

この記事を書いた人
この記事を書いた人

企業の情報システム部門で10年以上、PC・アカウント・社内ネットワーク・Microsoft 365/Google Workspace運用を担当。年間数百件の問い合わせ対応(PC不調、メール送受信、Excel/Word資料、Teams会議、スマホ連携など)を通じて、初心者がつまずくポイントを「再現→原因切り分け→最短解決」の手順に落とし込んできました

現場や身近で実際に起きたトラブルをベースに、手順だけでなく「なぜそうなるか」「失敗しやすい落とし穴」「安全な設定(セキュリティ)」まで含めて解説します。

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