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バッテリーアイコンに×が出る原因と対処法 Windowsで「検出されません」と表示されたとき

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ノートパソコンの右下にあるバッテリーのアイコンに、赤い×(バツ)が重なって表示されることがあります。マウスを乗せると「バッテリーが検出されません」「使用可能な電源に接続し、利用できます」といった文字が出てくることもあって、はじめて見ると「このまま壊れてしまうのかな」と心配になりますよね。

結論から言うと、この×印が出てもACアダプター(電源コード)をつないでいれば、パソコン自体はそのまま使えます。保存していたデータが消えることもありません。あわてて初期化したりする前に、まずは落ち着いて原因を切り分けていきましょう。ここでは、×印が出る理由と、自分でできる対処法を順番に整理していきます。

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バッテリーアイコンの×は「検出されていない」サイン

バッテリーのアイコンに×が付くのは、Windowsがバッテリーを「ある」と認識できていない状態です。マウスポインタを合わせたときに表示される文言は、おおむね次のどれかになります。

  • バッテリーが検出されません
  • 使用可能な電源に接続し、利用できます(バッテリーなし)

これはノートパソコン特有の症状です。デスクトップパソコンにはそもそもバッテリーが入っていないので、通常はバッテリーのアイコン自体が表示されません。デスクトップで電源マークが見当たらないのは正常な状態なので、心配しなくて大丈夫です。

ノートパソコンで×が出る場合、原因は「本当にバッテリーが故障している」とは限りません。一時的な認識ミスやドライバーのちょっとした不調で出ていることもかなり多いので、まずはソフト面から確かめていくのがおすすめです。

バッテリーアイコンに×が出る主な原因

×印が出る背景には、いくつかのパターンがあります。よくあるものを軽い順に挙げてみます。

一時的な認識不良

パソコンを長く使い続けていると、内部のちょっとした処理のつまずきでバッテリーを見失うことがあります。これは再起動や電源コードの抜き差しだけであっさり直ることが多く、いちばん多いパターンと言ってもいいくらいです。

バッテリードライバーの不調

Windowsはバッテリーを管理するために「Microsoft ACPI 準拠の制御方法バッテリ」というドライバーを使っています。このドライバーが何かのきっかけでおかしくなると、バッテリーがあるのに認識されず、×が出てしまいます。Windows Update のあとなどに急に出はじめた場合は、これを疑うとよいです。

バッテリーの劣化や寿命

バッテリーは消耗品で、使い続けるうちに少しずつへたっていきます。劣化が進むとパソコン側がうまく扱えなくなり、認識されなくなることがあります。買ってから3〜5年ほど経っているノートパソコンなら、この可能性も頭に入れておきましょう。

接触不良や着脱式バッテリーのゆるみ

少し前のノートパソコンには、底面のバッテリーを自分で取り外せるタイプがあります。このタイプだと、バッテリーの差し込みがゆるんで接触が悪くなり、認識されないことがあります。最近の薄型ノートは内蔵式で外せないものがほとんどなので、その場合はこの原因は当てはまりません。

バッテリーアイコンの×を直す対処法を順番に試す

原因がはっきりしないときは、影響の小さいものから順に試していくのが安全です。下の順番どおりにやってみてください。

Windows 11の設定の電源とバッテリー画面でバッテリー残量が表示されている
「設定 > システム > 電源とバッテリー」の画面です。バッテリーが正しく認識されていれば、ここに残量(パーセント)が表示されます。
  1. パソコンを再起動する
    まずはいったん再起動してみます。一時的な認識ミスなら、これだけで×が消えることがよくあります。シャットダウンではなく「再起動」を選ぶのがポイントです。
  2. ACアダプターを抜き差しする
    電源コードをいったん抜き、数秒おいてからしっかり差し直します。差し込みが甘いと充電も認識もうまくいかないので、奥まで入っているか確認しましょう。
  3. 着脱式ならバッテリーを付け直す
    底面のバッテリーを外せるタイプなら、電源を切ってから一度取り外し、もう一度しっかりはめ直します。端子にホコリがあれば軽く払っておきます。内蔵式で外せない機種は、この手順は飛ばして次へ進みます。
  4. 放電してみる
    電源を切ってACアダプターを抜いた状態で、電源ボタンを15秒ほど長押しします。たまった余分な電気を抜くことで、認識が元に戻ることがあります。
  5. バッテリーのドライバーを入れ直す
    デバイスマネージャーからバッテリーのドライバーをいったん削除し、再起動でWindowsに入れ直させます。手順は次の見出しでくわしく説明します。
  6. バッテリーの状態を確認する
    ドライバーを入れ直しても直らないときは、バッテリー自体の劣化を調べます。確認のしかたは後ろの見出しで紹介します。

再起動とAC抜き差しだけで直ったという声は本当に多いので、まずはこの2つを落ち着いて試してみてください。

デバイスマネージャーでバッテリードライバーを再検出する手順

ドライバーの不調が疑われるときは、いったん削除して入れ直すのがいちばん手堅い方法です。削除といっても、再起動すればWindowsが自動でまた入れてくれるので、こわがらなくて大丈夫です。

デバイスマネージャーの一覧でバッテリの項目が表示されている画面
デバイスマネージャーの一覧です。下のほうにある「バッテリ」を展開すると、中に「Microsoft ACPI 準拠の制御方法バッテリ」があります。これを右クリックして削除し、再起動すると入れ直しになります。
  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックして、メニューから「デバイスマネージャー」を選びます。
  2. 「バッテリ」を展開する
    一覧の中にある「バッテリ」をクリックして、左の三角マークから中身を開きます。
  3. バッテリードライバーをアンインストールする
    中に出てくる「Microsoft ACPI 準拠の制御方法バッテリ」を右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選びます。確認が出たら実行します。
  4. パソコンを再起動する
    再起動すると、Windowsが起動のときに同じドライバーを自動で入れ直します。これでバッテリーが正しく認識されれば、×が消えます。

項目が複数あるときは、「Microsoft ACPI 準拠の制御方法バッテリ」だけを対象にします。「Microsoft AC アダプター」など電源側の項目はそのままで構いません。再起動後すぐにアイコンが戻らないことがあるので、少し待ってから確認してみてください。

バッテリーの劣化度をバッテリーレポートで確認する

ソフト面の対処をひととおりやっても直らないときは、バッテリーそのものがへたっている可能性があります。Windowsには劣化具合を数字で確認できる機能が標準で入っているので、これで現状を把握しておきましょう。

  1. コマンドプロンプトを開く
    スタートメニューで「cmd」と入力し、出てきた「コマンドプロンプト」を選びます。
  2. コマンドを入力する
    powercfg /batteryreport と入力してEnterキーを押します。レポートがHTMLファイルとして保存され、保存先のパスが表示されます。
  3. レポートを開いて見比べる
    表示されたパスのファイル(battery-report.html)をダブルクリックで開きます。「DESIGN CAPACITY」と「FULL CHARGE CAPACITY」の数字を比べると、劣化の度合いがわかります。

見るポイントを表にまとめておきます。

項目 意味
DESIGN CAPACITY(設計容量) 購入時にためられた容量。劣化していない状態の基準になる数値です。
FULL CHARGE CAPACITY(完全充電容量) いま満充電にしたときの容量。設計容量より小さいほど劣化が進んでいます。
CYCLE COUNT(充放電回数) これまでに充放電をくり返した回数の目安です。

目安として、完全充電容量が設計容量の半分(50パーセント)を下回っているようなら、バッテリーの交換時期と考えてよいでしょう。劣化が原因で×が出ている場合は、ソフトの操作では直らないので、メーカーや修理店でバッテリー交換を検討することになります。

×が出たままでもパソコンは使えるのか

意外と知られていませんが、バッテリーアイコンに×が出ていても、ACアダプターをつないでいればパソコンは普通に動きます。電気はコンセントからきちんと供給されているので、作業を続けたり、データを保存したりするのに問題はありません。

ただし、バッテリーが認識されていないということは、コードを抜くと電源が落ちてしまうということでもあります。原因がはっきりするまでは、電源コードを抜き差しするときに気をつけて、作業中のファイルはこまめに保存しておくと安心です。

よくある質問

バッテリーアイコンに×が出るとパソコンが使えなくなりますか

ACアダプターをつないでいればそのまま使えます。電気はコンセントから供給されるためで、データが消えることもありません。ただしコードを抜くと電源が切れるので注意してください。

デバイスマネージャーでドライバーを削除しても大丈夫ですか

大丈夫です。削除しても再起動すればWindowsが自動で同じドライバーを入れ直します。むしろ不調なドライバーを入れ替えることで×が直ることが多い、手堅い対処法です。

対処法を全部試しても直らないときはどうすればいいですか

バッテリーの劣化や故障の可能性が高いです。バッテリーレポートで容量を確認し、設計容量を大きく下回っているようならメーカーや修理店でバッテリー交換を検討してください。

デスクトップパソコンにバッテリーアイコンが出ないのは故障ですか

故障ではありません。デスクトップにはバッテリーが入っていないため、もともとアイコンが表示されないのが正常です。心配する必要はありません。

まとめ

バッテリーアイコンの×は、見た目はびっくりしますが、実際には再起動やACアダプターの抜き差しといった簡単な操作で直ることがかなり多い症状です。それでもダメならデバイスマネージャーでドライバーを入れ直し、最後にバッテリーレポートで劣化度を確かめる、という順番で切り分けていけば、原因がどこにあるのかが見えてきます。

×が出ていてもACアダプターをつなげばパソコンは使えますし、データが消えることもありません。あわてず一つずつ試していけば、自分で解決できるケースも多いので、この記事を見ながら順番に確認してみてください。

最終確認日: 2026年6月
記事執筆・確認: uri uri

この記事を書いた人
この記事を書いた人

企業の情報システム部門で10年以上、PC・アカウント・社内ネットワーク・Microsoft 365/Google Workspace運用を担当。年間数百件の問い合わせ対応(PC不調、メール送受信、Excel/Word資料、Teams会議、スマホ連携など)を通じて、初心者がつまずくポイントを「再現→原因切り分け→最短解決」の手順に落とし込んできました

現場や身近で実際に起きたトラブルをベースに、手順だけでなく「なぜそうなるか」「失敗しやすい落とし穴」「安全な設定(セキュリティ)」まで含めて解説します。

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