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Windows11で有線LAN接続ができない場合の対処法

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デスクトップパソコンや、Wi-Fiではなくケーブルでつないでいるノートパソコンで、「昨日までつながっていた有線LANが急につながらなくなった」「LANケーブルを挿しているのにインターネットに出られない」と困っていませんか。有線(イーサネット)はWi-Fiより安定している分、つながらないと原因が見えにくく、あせってしまう方が多いところです。

ですが、有線LANのトラブルは、原因を切り分ける順番さえ決めておけば、多くはご自身で直せます。大切なのは、いきなり難しい設定を触るのではなく、ケーブルなどの物理的な部分から順に、外側から内側へ確かめていくことです。このページでは、Microsoftの公式情報で確認できる範囲に絞って、初心者の方でも迷わない順番でまとめます。上から試していけば大丈夫です。

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有線LANがつながらないときの切り分けの順番

やみくもに設定を変えると、かえって状態が悪くなることがあります。次の図のように、まず「ケーブルや機器」といった目に見える部分から確認し、そのあとでWindowsの設定、最後にリセットのような大きな操作へ進むのが基本です。この順番を頭に入れておくだけで、どこまで確認したかがはっきりします。

有線LANがつながらないときの手順フロー図。ケーブル確認、設定を確認、IP取得し直し、ネットワーク初期化の順
有線LANがつながらないときはケーブル確認→設定→IP取得し直し→ネットワーク初期化の順に切り分けます。

下に行くほど操作が大がかりになります。焦って最後のリセットから始めず、上のやさしい確認から一つずつ試してください。途中でつながったら、それ以降は無理に触らなくて大丈夫です。

まずLANケーブルと機器の物理的な接続を確認する

有線LANのトラブルで最も多いのが、ケーブルまわりの物理的な原因です。Microsoftの公式ページでも、最初の確認として「イーサネット ケーブルがルーターと Windows PC の両方のイーサネット ポートに安全に接続されていることを確認します。」と案内されています。まずはここを落ち着いて見直しましょう。

LANケーブルとポートの物理確認の図。ケーブルの差し込みとポートのランプ点灯を確認する
まずは物理確認です。ケーブルがしっかり差さっているか、ポートのランプが点灯しているかを確認します。
最初に確認したい物理チェック

  • パソコンとルーター(またはハブ)の両側で、LANケーブルが奥までカチッと挿さっているか。一度抜いて、挿し直すだけで直ることがよくあります。
  • パソコンのLANポートのランプが点灯・点滅しているか。まったく光らない場合は、ケーブル・ポート・機器のどこかで信号が届いていません。別のケーブルや別のポートに替えて切り分けます。

ケーブルは見た目が無事でも、内部で断線していることがあります。予備のLANケーブルがあれば交換して試すと、ケーブルが原因かどうかを一発で切り分けられます。あわせて、Microsoftの公式ページにあるとおり、ルーター側で「イーサネット ケーブルが、モデムとルーターの接続に使用されるインターネット ポート*ではなく*、正しいイーサネット ポートに接続されていることを確認します。」という点もチェックしてください。ルーターやハブ自体の電源を入れ直すのも有効です。

Windows側でイーサネットの状態と機内モードを確認する

ケーブルに問題がなさそうなら、次はWindowsの設定です。「設定」→「ネットワークとインターネット」を開き、イーサネットの状態が「接続済み」になっているかを確認します。ここが「未接続」や「識別中」のままなら、パソコンがネットワークをうまく認識できていません。

あわせて機内モードも確認しておきます。機内モードはWi-FiやBluetoothなど無線が対象で、有線LANには基本的に影響しませんが、状態を切り替えた拍子に通信設定が乱れることもあるため、念のためオフになっているかを確認しておくと安心です。より大事なのは、ネットワークアダプター自体が無効になっていないかの確認です。「ネットワーク接続」の画面(キーボードの操作で ncpa.cpl を実行すると開けます)で、イーサネットのアイコンが灰色(無効)になっていたら、右クリックして「有効にする」を選びます。

IPアドレスとDNSを取得し直す

ケーブルもアダプターも生きているのにインターネットに出られないときは、IPアドレスがうまく割り当てられていないことがあります。まず、アダプターの設定で「IPアドレスを自動的に取得する」(DHCP)になっているかを確認してください。特別な理由がなければ、家庭のパソコンは自動取得が基本です。

そのうえで、IPアドレスやDNSの情報を取得し直すと直ることがあります。Microsoftの公式ページでは、コマンドプロンプトを管理者として実行し、次の5つのコマンド(netsh winsock resetnetsh int ip resetipconfig /releaseipconfig /renewipconfig /flushdns)を実行する方法が挙げられています。いずれも1行ずつ入力してEnterキーを押します。

このうち netsh winsock resetnetsh int ip reset は、ネットワークの内部設定を初期化する強めのコマンドで、実行後はパソコンの再起動が必要になり、ネットワーク関連の設定が既定に戻ることがあります。不安な場合は、まず影響のおだやかなIPアドレスとDNSの取得し直しから試すのが当サイトのおすすめです。次の3つを上から順に実行してみてください。

  1. ipconfig /release を実行し、今のIPアドレスをいったん解放します。
  2. ipconfig /renew を実行し、IPアドレスを取得し直します。
  3. ipconfig /flushdns を実行し、DNSの古い情報(キャッシュ)を消去します。

この3つで様子を見て、それでも直らないときに netsh の2つのコマンドやこのあとのリセットへ進む、という進め方で構いません。よくわからないまま強い操作から始めず、おだやかなものから試すのが安全です。

ネットワークアダプターのドライバーを更新・再インストールする

ここまでで直らない場合、パソコンとLANをつなぐ「ドライバー」というソフトが不調になっている可能性があります。特に、Windowsを大きく更新した直後から急につながらなくなったときは、ドライバーが原因のことがあります。「デバイスマネージャー」を開き、「ネットワークアダプター」の中にあるイーサネット用のアダプターを右クリックして、「ドライバーの更新」を試します。

更新しても改善しないときは、同じ右クリックメニューから「デバイスのアンインストール」を選び、パソコンを再起動する方法もあります。再起動すると、Windowsが標準のドライバーを自動で入れ直します。ただしこの操作は一時的にネットワーク機能が外れるため、不安な場合は無理をせず、パソコンメーカーの公式サイトから対応ドライバーを入手するか、詳しい人に相談してください。

最後の手段としてネットワークのリセットを実行する

いろいろ試しても直らないときの最終手段が「ネットワークのリセット」です。Windows 11では「設定」→「ネットワークとインターネット」と開き、「ネットワークの詳細設定」の中にある「ネットワークのリセット」へ進みます。お使いのWindowsのバージョンによって項目名や並びが少し異なることがあるため、見当たらないときは設定内の検索で「ネットワークのリセット」と入力して探してください。

ネットワークのリセットの図。最後の手段で、保存した設定が消え再起動が必要になる注意付き
それでも直らないときの最後の手段がネットワークのリセットです。保存した設定が消え、再起動が必要になる点に注意します。

ただし、これは強力な操作です。Microsoftの公式ページは「ネットワーク リセットを使用すると、インストールされていたネットワーク アダプターとその設定が削除されます。」「PC を再起動すると、ネットワーク アダプターが再インストールされ、それらの設定がデフォルトに設定されます。」と説明しています。つまり、これまで手動で設定したネットワーク関連の設定はすべて初期状態に戻ります。VPNや固定IPなど特別な設定をしている場合は、あとで入れ直す必要があるので、実行前に控えておきましょう。特にこだわった設定をしていない家庭用の環境であれば、リセットで直ることは少なくありません。

ネットワークトラブルシューティングツールも試す

コマンドやリセットに不安がある方は、Windowsに用意されている自動診断ツールを先に試すのも手です。「設定」の「ネットワークとインターネット」から、ネットワークのトラブルシューティングツールを起動すると、Windowsが自動で問題点を調べ、直せるものはその場で修復してくれます。何が悪いのか見当がつかないときの、はじめの一歩として便利です。

出典(Microsoft公式)

本記事のケーブル確認の文言、ipconfig /release ほかコマンドの実行手順、「ネットワークのリセット」の動作説明(アダプターと設定が削除され、再起動後にデフォルトへ戻る)は、Microsoftのサポート文書「Windows のイーサネット接続の問題を修正する(support.microsoft.com)」を確認して書いています。Windows 11でのネットワークのリセットへの設定経路(ネットワークとインターネット→ネットワークの詳細設定)は、同社サポート文書の記載に基づく現行の画面構成です。機内モードやドライバー更新の具体的な操作手順は、公式が名指しで一手順ずつ説明しているものではなく、Windowsの標準機能から導いた一般的な操作です。

よくある質問

LANケーブルを挿しているのにインターネットにつながりません

まずケーブルを抜き挿しし、パソコンのLANポートのランプが光るか確認します。光らなければケーブルやポート、機器側の問題を疑い、別のケーブルや別のポートで切り分けてください。ランプが光るのに出られない場合は、IPアドレスの取得し直し(本文のコマンド)を試します。

有線LANだけつながらず、Wi-Fiはつながります

この場合はパソコンのイーサネット側(ケーブル・LANポート・イーサネット用ドライバー)に原因が絞られます。ケーブル交換で切り分け、改善しなければ本文の「ドライバーの更新・再インストール」を試してください。

ネットワークのリセットをしても大丈夫ですか

メールや写真などのデータが消えることはありませんが、ネットワーク関連の設定は初期状態に戻ります。VPNや固定IPなど特別な設定をしている場合は、実行前に内容を控えておきましょう。特別な設定をしていない家庭用パソコンであれば、比較的安心して試せます。

コマンドの操作が不安です。ほかに方法はありますか

「設定」から起動できるネットワークのトラブルシューティングツールを使うと、Windowsが自動で診断・修復してくれます。コマンドに不安がある方は、こちらを先に試すとよいでしょう。

Wi-Fiも含めてインターネット全般につながりません

有線に限らず通信全体が不調のときは、原因がルーターやプロバイダー側にある可能性もあります。より広い切り分けは別ページ「Windows 11でインターネットに接続できないときの対処法」でまとめていますので、あわせてご覧ください。

有線LANがつながらないときは、ケーブルなどの物理確認から始めて、Windowsの設定、IPの取り直し、ドライバー、最後にリセットという順で外側から内側へ切り分けるのが近道です。あせらず上から一つずつ試せば、多くのケースはご自身で解決できます。もし途中でつまずいたら、無理をせず一度手を止めて、当てはまる項目をもう一度ゆっくり確認してみてください。

ケーブルもコマンドも試したけれど有線LANがつながらない、どこを触ればいいか自信がない、という方は、画面の様子を教えていただければ一緒に切り分けます。パソコンやスマホの困りごとは、下の公式LINEから気軽にご相談ください。公式LINE(無料相談)

uri uri(元情報システム部門・運用歴10年以上)

最終確認日 2026年7月

この記事を書いた人
この記事を書いた人

企業の情報システム部門で10年以上、PC・アカウント・社内ネットワーク・Microsoft 365/Google Workspace運用を担当。年間数百件の問い合わせ対応(PC不調、メール送受信、Excel/Word資料、Teams会議、スマホ連携など)を通じて、初心者がつまずくポイントを「再現→原因切り分け→最短解決」の手順に落とし込んできました

現場や身近で実際に起きたトラブルをベースに、手順だけでなく「なぜそうなるか」「失敗しやすい落とし穴」「安全な設定(セキュリティ)」まで含めて解説します。

相談窓口(問い合わせ/LINE等)を設け、記事で解決しないケースも個別にサポートしていますので「パソコンが急に動かなくなった」「スマホの設定がわからない」などの悩みは一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

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