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Outlookで会議を複製(コピー)する方法と注意点(2026年版)

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毎週・毎月のように同じ内容の会議をOutlookに登録するなら、毎回ゼロから入力するより、既存の予定をベースに使い回したくなりますよね。ところがOutlookには「会議をワンクリックで複製するボタン」が、いまは基本的に用意されていません。それどころか、クラシックOutlookのデスクトップ版では、出席者を招いた「会議」のコピー操作そのものがブロックされるようになりました。この記事では、Outlookで会議を複製(同じ内容で作り直す)現実的な方法を、新しいOutlook・クラシックOutlook・Web版(Outlook.com)に分けてMicrosoft公式の情報をもとに整理し、コピーしたときに起こりがちな落とし穴まで具体的に解説します。

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Outlookに「会議の複製」ボタンはあるのか

最初に結論からお伝えします。Outlookには、メールの「転送」のように会議をひとつのボタンで複製する専用機能は、標準では用意されていません。さらにクラシックOutlook(デスクトップ版)では、Microsoftが意図的に会議のコピーを制限しており、出席者を招いた会議をコピーしようとすると「会議のコピーはサポートされていません(Copying meetings is not supported)」というメッセージが表示されます。

これはバージョン2311(ビルド17029.20000)以降に更新されたクラシックOutlookで導入された仕様で、Microsoftは「コピーした会議に対する操作は予期しない結果を招く」ためだと説明しています。つまり、たまたまできなくなったのではなく、トラブルを避けるためにあえて止められているということです(このバージョン未満では、従来どおりコピーできる場合があります)。

そのため、出席者を招いた「会議」を複製したいときは、コピー操作に頼るのではなく、次の方法で同じ内容の予定をもう一度作り直すのが本命の進め方になります。使っているOutlookによってできることが違うので、順番に見ていきましょう。

方法 向いているケース 使えるOutlook
既存の予定を開いて内容を流用し、新規作成する 会議も予定も確実に作り直したい・どのOutlookでも 新しいOutlook/クラシック/Web版
繰り返す会議は「定期的なアイテム」にする 毎週・毎月など規則的に繰り返す 新しいOutlook/クラシック/Web版
Ctrlキーを押しながらドラッグしてコピー 自分だけの予定を別の日に作りたい クラシック(会議は不可・予定のみ)

方法1 既存の予定を流用して新規作成する

会議の複製でいちばん確実なのが、既存の予定を開いて内容を見ながら、新しい予定として作り直す方法です。どのOutlookでも使え、出席者を招いた会議でもそのまま対応できます。手間は少し増えますが、コピー特有のトラブルを避けられるため、Microsoftも「コピーした会議で問題が起きたら、いったん削除して新しい会議として作り直す」ことを案内しています。

新しいOutlook・Web版(Outlook.com)での予定の作り方は次のとおりです。

  1. 左側のメニューから「予定表」を選びます。
  2. 登録したい日付・時間帯の枠をクリックします。
  3. 件名(タイトル)や場所を入力します。「終日」などのオプションも必要に応じて設定します。
  4. 出席者を呼ぶ場合は「出席者を招待」欄に名前またはメールアドレスを入力します。
  5. 「通知」欄でリマインダーの時間を調整します。
  6. 自分だけの予定なら「保存」、出席者がいる会議なら「送信」を選びます。

元の予定を別ウィンドウで開いておけば、件名・場所・本文・出席者をそのまま見ながら入力できるので、実質的に「複製」と同じ結果になります。クラシックOutlookでも、リボンの「新しい会議」から作成し、元の会議の件名・出席者・本文を流用すれば同じ結果が得られます。出席者がいる場合、新しく作った会議は新規の招待として全員に届く点だけ意識しておきましょう。

方法2 繰り返す会議は「定期的なアイテム」にする

毎週の定例会、毎月の打ち合わせなど、規則的に繰り返す会議を1件ずつコピーで増やすのは非効率です。この場合は、複製ではなく「定期的なアイテム(定期的な予定・繰り返し)」として登録するのが本来のやり方です。1件登録するだけで、指定した間隔で予定が自動的に繰り返されます。

新しいOutlook・Web版では、予定の作成画面で「繰り返し」を選び、繰り返しの間隔(毎日・毎週・毎月など)と、シリーズの開始日・終了日を指定します。クラシックOutlookでは、予定を開いたときに表示される「定期的なアイテム」ボタンから同様の設定ができます。

Microsoft公式サポートの「Outlookで予定、会議、またはイベントを変更する」ページ(クリックで公式ページが開きます)
出典=Microsoft公式サポート。定期的なアイテム(繰り返す会議)は「このイベントだけ」「シリーズ全体」などを選んで編集できます。画像をクリックすると公式ページが開きます。

繰り返し設定にしておけば、あとから1回分だけ時間を変えたり、シリーズ全体をまとめて修正したりすることもできます。Microsoftの予定変更の解説でも、定期的な予定は「この回だけ」「シリーズ全体」「これ以降すべて」を選んで編集できると案内されています。「同じ会議を何度も作る」状況なら、コピーより繰り返し設定のほうが管理が楽です。

方法3 自分だけの予定はCtrlキーを押しながらドラッグしてコピーする

Microsoft公式サポートの「会議のコピーはサポートされていません」ページ(クリックで公式ページが開きます)
出典=Microsoft公式サポート。クラシックOutlookはバージョン2311以降、会議をCtrl+ドラッグでコピーしようとすると「会議のコピーはサポートされていません」と表示されブロックされます。画像をクリックすると公式ページが開きます。

はじめに大切な注意点です。出席者を招いた「会議」は、クラシックOutlookでCtrlキーを押しながらドラッグしても「会議のコピーはサポートされていません」と表示されコピーできません(バージョン2311(ビルド17029.20000)以降)。Ctrl+ドラッグが使えるのは、出席者のいない自分だけの「予定(アポイントメント)」の場合に限られます。会議を複製したいときは、前述の方法1または方法2を使ってください。

そのうえで、自分だけの予定を別の日にもう一度作りたいときは、Ctrl+ドラッグが手早く使えます。クラシックOutlook(従来のデスクトップ版)で、予定表(カレンダー)の上でCtrlキーを押しながら予定をドラッグすると、ドロップした日時に同じ予定がコピーされます。

  1. クラシックOutlookを開き、予定表(カレンダー)を表示します。
  2. コピーしたい自分だけの予定の上にマウスポインターを合わせます。
  3. Ctrlキーを押したまま、コピーしたい日時までドラッグします。
  4. ボタンを離すと、その場所に同じ予定がコピーされます。必要に応じて日時や件名を整えます。

なお、新しいOutlook(new Outlook for Windows)やWeb版では、このCtrl+ドラッグによるコピーは現在サポートされていません。新しいOutlookやWeb版を使っている場合は、方法1か方法2を選んでください。また、クラシックOutlookでレジストリ設定(EnableMeetingCopy)によって会議のコピーを有効化する回避策も存在しますが、Microsoftは「コピーした会議に関する不具合はサポート対象外」としているため、上級者向けの非推奨の方法です。

会議を複製するときの注意点

会議の複製や作り直しでつまずきやすいのは、操作そのものより「コピー後の状態」です。見落としがちなポイントを整理します。

オンライン会議(Teams)のリンクは設定し直す

元の会議にTeams会議などのオンライン会議リンクが付いていても、予定をコピー・流用したときに同じ会議リンクが自動で引き継がれる保証はありません。むしろ、別々の予定に同じ会議リンクが残ってしまうと、参加者がどの回の会議に入ればよいか分からなくなる原因になります。オンライン会議を伴う予定を作り直すときは、新しい予定であらためてオンライン会議を設定し直すのが確実です。

出席者への通知と応答状況の扱い

出席者がいる会議を新しく作り直すと、それは元の会議とは別の新規の招待として全員に送られます。元の会議で得ていた「参加」「辞退」などの元の応答は引き継がれないため、作り直した予定で出欠を確認し直すのが確実です。意図せず二重に招待してしまうと、参加者のカレンダーに似た会議が2つ並んでしまうので、不要になった元の会議は削除しておきましょう。

「コピーした会議」のトラブルはサポート対象外

クラシックOutlookでレジストリ設定によってコピー機能を無理に有効化することもできますが、Microsoftは「コピーした会議に関する問題はOutlookサポートチームでは調査しない」と明言しています。コピーした会議で不具合が出たら、その会議は削除して新しい会議として作り直す、というのが公式の方針です。手間でも方法1のように作り直すほうが、結果的にトラブルが少なく済みます。

意図しない重複予定にも注意

複製とは別に、スマートフォンとの同期や複数の代理人による管理、メールの仕分けルールの設定などが原因で、身に覚えのない重複予定がカレンダーに増えることもあります。複製したつもりがないのに同じ予定が並んでいるときは、同期や受信ルールの設定を見直してみてください。

出典(Microsoft公式ページ)

この記事の手順と仕様は、次のMicrosoft公式サポートページをもとにしています。最新の仕様はバージョンによって変わることがあるため、操作に迷ったときは公式ページもあわせてご確認ください。

なお、Outlookのスケジュール機能全体(予定・会議・空き時間の共有など12の機能)を体系的に知りたい方は、Outlookスケジュール完全攻略もあわせてご覧ください。

よくある質問

新しいOutlookでCtrlを押しながらドラッグしてもコピーできません

新しいOutlookではCtrl+ドラッグによるコピーは現在サポートされていません。既存の予定を開いて内容を流用し、新規予定として作り直してください。

クラシックOutlookで会議をコピーしようとするとエラーが出ます

バージョン2311以降、出席者を招いた会議のコピーは意図的に制限され「サポートされていません」と表示されます。新しい会議として作り直すのが公式に推奨される方法です。

クイックステップで会議を複製できますか

クイックステップはメールの定型処理向けの機能で、会議の完全な複製はできません。会議を複製したいときは、方法1(既存の予定を流用して新規作成)または方法2(定期的なアイテム)を使ってください。

毎週同じ会議を作るには複製とどちらがよいですか

規則的に繰り返す会議は、1件ずつ複製するより「定期的なアイテム(繰り返し)」に設定するほうが管理が簡単で確実です。

コピーした会議のTeamsリンクはそのまま使えますか

コピーや流用ではオンライン会議リンクが自動で引き継がれるとは限りません。作り直した予定で、あらためてオンライン会議を設定し直してください。

まとめ

Outlookには「会議を複製する」ワンクリックの専用ボタンはなく、クラシックOutlookでは出席者を招いた会議のコピー自体が制限されています。実際には、どのOutlookでも既存の予定を流用して新規作成、繰り返す会議なら定期的なアイテム、自分だけの予定ならCtrl+ドラッグ、という3つの使い分けで対応できます。複製後はTeamsリンクや出席者の応答状況が引き継がれない点に気をつけ、不要になった元の会議は削除しておきましょう。困ったときはコピーにこだわらず、新しい会議として作り直すのが、いちばん確実で安全な進め方です。

最終確認日 2026年6月

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この記事を書いた人
この記事を書いた人

企業の情報システム部門で10年以上、PC・アカウント・社内ネットワーク・Microsoft 365/Google Workspace運用を担当。年間数百件の問い合わせ対応(PC不調、メール送受信、Excel/Word資料、Teams会議、スマホ連携など)を通じて、初心者がつまずくポイントを「再現→原因切り分け→最短解決」の手順に落とし込んできました

現場や身近で実際に起きたトラブルをベースに、手順だけでなく「なぜそうなるか」「失敗しやすい落とし穴」「安全な設定(セキュリティ)」まで含めて解説します。

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