iPhoneのクイックスタートってSuicaもデータ移行できるの?あなたの疑問を解決!

iPhoneのクイックスタートってSuicaもデータ移行できるの?あなたの疑問を解決!
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iPhoneを機種変更した際に、古いiPhoneから新しいiPhoneへワイヤレスで直接データ移行できる「クイックスタート」は大変便利です。

しかし、心配なのが今のiPhoneに登録している「Suica」のデータ移行もできるのかですよね?

本記事では、iPhoneのクイックスタート機能で、古いiPhoneの「Suica」が新しいiPhoneへデータ移行できるのかどうかについてわかりやすくご説明いたします。

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iPhoneのクイックスタートってSuicaもデータ移行できるの?

結論、クイックスタートで、「モバイルSuicaのアプリ」も「ApplePayに登録しているSuica」も、どちらもクイックスタートではデータ移行はできません。別途操作する必要があります。

iPhoneのクイックスタートは、データ移行をするのに大変便利ですが、Suicaのデータ移行はできません。

なぜ、他のデータは移行できるのに、Suicaのデータは移行出来ないのか。

なぜなら、1枚のSuicaを、複数のiPhoneに登録することはできないからです。

複数のモバイル端末に1枚のSuicaを入れて使用することができないことは、JR東日本の「モバイルデバイスにおけるSuica利用規約」にも記載がしてあります。

1枚の本Suicaを、併用する複数のモバイルデバイスにより同時に使用することはできません。
JR東日本「モバイルデバイスにおけるSuica利用規約」から引用

iPhoneのクイックスタートは、古いiPhoneのデータを新しいiPhoneへ転送するだけなので、1枚のSuicaの情報が2台のiPhoneに入ってしまうことになります。

しかし、Suicaの特性上、1枚のSuicaを複数のiPhoneに同時登録することはできません。

もちろん、別のSuicaであれば登録することはできますが、あなたがiPhoneに登録して使っていたメインのSuicaは、1台のiPhoneにしか登録できません。

iPhoneのクイックスタート行ったからといって、Suicaのデータは移行できていません。このことを知らないで、いつも通り朝電車の改札を通ろうすると、改札を通れなくて困ってしまうなどのトラブルにみまわれてしまいますので注意してくださいね。

新しいiPhoneにSuicaを登録する方法

じゃあ、iPhoneのクイックスタートで、Suicaのデータ移行ができないことがわかった!

具体的に、どうやったら新しいiPhoneへSuicaのデータを移行できるの?という点が知りたいですよね?

新しいiPhoneに、今まで使っていたSuicaを登録する方法は手順を下に記載いたしますので、そちらを見ながら行っていただければSuicaのデータを移行できます。

下記の手順は、古いiPhoneと新しいiPhoneが、同じApple IDでサインインすることが前提になります。古いiPhoneのデータを移行しようとしているので、特に設定を変えずに同じApple IDにするとは思いますが、一応前提条件ですので、もし新しいiPhoneでは別のApple IDを設定しようとしているのであれば注意してくださいね。

新しいiPhoneのWalletアプリにSuicaを登録する方法(Apple Pay)

  1. 古いiPhoneのWalletアプリを起動する。
  2. 新しいiPhoneへ移行したいSuica選択して削除する。
  3. クイックスタート完了後に、新しいiPhoneでWalletアプリを起動する。
  4. 右上の「+」を押す。
  5. 「以前ご利用のカード」を押す。
  6. 「続ける」を押す。
  7. Face ID等で認証後「次へ」を押す。

Suicaを新しいiPhoneへ登録するには、古いiPhoneに登録されているSuicaを削除してからじゃないと、新しいiPhoneへは登録出来ません。削除って文字を見るとすごい不安だと思いますが、古いiPhoneでSuicaを削除しても情報はサーバーに一時的に退避されて、同じApple IDを使う新しいiPhoneを認識できる仕様なので心配しなくて大丈夫です。

古いiPhoneのSuicaを削除するタイミングは、クイックスタートが終わったタイミングで削除してもいいですし、クイックスタートを行う前に削除しても、新しいiPhoneへSuicaを登録することは可能です。

個人的には、クイックスタートでデータ移行が完了した後に、Suicaの削除を行った方がやりやすかったので、順序で迷っている方は、とりあえずクイックスタートでデータ移行を完了させてからSuicaの登録を行うことをオススメします。

新しいiPhoneのSuicaアプリにSuicaを登録する方法

Suicaアプリは、Walletアプリ(Apple Pay)にSuicaを登録していれば設定する必要はありませんが、Suicaのアプリを設定したいという方もいらっしゃると思いますので、新しいiPhoneのSuicaアプリにSuicaを登録する方法についてわかりやすく説明します。

下記に書かれた手順を行う前に、古いiPhoneにあるSuicaアプリに登録している「メールアドレス」と「パスワード」が何かを把握しておくことは必ず必要になりますので、メモをしておくことをオススメします。

  1. 古いiPhoneで、Suicaアプリを起動する。
  2. 「機種変更」を押す。
  3. 新しいiPhoneで、Suicaアプリを起動する。
  4. メールアドレスとパスワードを使ってログインする。
  5. 流れに沿って機種変更の操作を完了させる。

Suicaのデータ移行の注意点

新しいiPhoneへSuicaを登録する際には、事前に知っておきたい注意すべきポイントが5つあります。

Suicaのデータ移行の注意点

  • 古いiPhoneからSuicaを削除しないと新しいiPhoneに登録できない。
  • 新しいiPhoneのApple IDとパスワードが同じか確認する。
  • Suicaは毎日深夜にメンテナンスをしているので時間に注意する
  • 新しいiPhoneへ最大24時間追加ができない場合がある。
  • Apple Watchのペアリングを解除する必要がある。

なぜ、注意が必要なのか1つ1つ解説していきます。

古いiPhoneからSuicaを削除しないと新しいiPhoneに登録できない

最初の方でも、クイックスタートではSuicaのデータ移行ができないということは簡単に触れさせていただきましたので、すでに知ってるよって思っている方も多いと思いますが、大切な話なのでもう一度お話しますね。

Suicaは、古いiPhoneから削除しないと新しいiPhoneに登録することができません。

1枚のSuicaの情報を、複数のiPhoneに登録することはできない仕組みになっています。その為、機種変更の際には、古いiPhoneからSuicaの情報を削除して、新しいiPhoneへSuicaの情報を登録してあげる設定を行わなければ、新しいiPhoneでSuicaを使用することはできません。

1枚のSuicaを、複数のiPhoneで同時に使用できないことはJR東日本の公式サイトにも記載がありますので、iPhoneを機種変更する際には、古いiPhoneのSuicaの情報を削除してから新しいiPhoneへSuicaを登録する設定を手動で行いましょう。

1枚の本Suicaを、併用する複数のモバイルデバイスにより同時に使用することはできません。
JR東日本「モバイルデバイスにおけるSuica利用規約」から引用

古いiPhoneからSuicaを削除する方法は下記の通りです。

  1. 古いiPhoneのWalletアプリを起動する。
  2. データ移行したいSuicaを選択する。
  3. 右下の「・・・」を押す。
  4. 一番下までスクロールして「カードを削除」を押す。
  5. 「削除」を押す。

新しいiPhoneのApple IDとパスワードが同じか確認する

Suicaのデータ移行を行う際には、新旧端末で同一のApple IDを使用(サインイン)している必要があります。

Suicaのデータ移行は、違うApple IDには移行できません。これは、システムのセキュリティ上で難しいようです。

つまり、新しいiPhoneで設定するApple IDは古いiPhoneと同じApple IDで設定する必要があります。

なので、古いiPhoneのApple IDを事前に確認しておきましょう。

Apple IDを確認する方法は簡単です。

  1. 設定アプリを起動します。
  2. 画面上部に表示されている名前を押す。
  3. 表示されているのがApple IDです。

また、Apple IDにログインする為に必要なパスワードがわからない方は念のために下記の手順でパスワードをリセットして、パスワードがわかる状態にしておきましょう。

  1. 設定アプリを起動します。
  2. 画面上部に表示されている名前を押す。
  3. 「パスワードとセキュリティ」を押す。
  4. 「パスワードの変更」を押す。
  5. 「パスコード」を入力する。
  6. 新しいパスワードの欄と確認の欄にパスワードを入力する。
  7. 「変更」を押す。
  8. 「サインアウトしない」を押す。

もしあなたが、どうしても違うApple IDに今あるSuicaのデータを移行させたいのであれば、Suicaを解約して返金してもらうか、JR東日本のお問い合わせ窓口(電話番号:0570-78-3049 対応時間:10:00~19:00)に相談してみましょう。

Suicaは毎日深夜にメンテナンスをしているので時間に注意する

Suicaは、毎日深夜から明け方にかけてメンテナンスがあるので23時移行はデータ移行しないようにしましょう。

Suicaは、臨時メンテナンスも含め、毎日23時00分から午前5時頃までデータ移行ができなくなるメンテナンスを行っています。

JR東日本の公式ページにも記載がありますので、データ移行をする時間帯には十分に注意しましょう。

  • Suicaアプリケーションへの会員登録/変更:2時~4時
  • Suica定期券の購入/変更/払いもどし/申し込み:23時45分~5時
  • 再発行登録(利用停止手続き):0時50分~5時
  • 端末の変更/交換:2時~4時

JR東日本「Apple PayのSuicaは常時利用できますか?」から引用

上記の時間帯は、Suicaの多くの機能を利用できなくなります。 この時間帯を避けて作業するようにしてください。

新しいiPhoneへ最大24時間追加ができない場合がある

Suicaを新しいiPhoneに登録しようするとき、「このカードは使用できません」といったエラーが表示される場合があります。

このエラーは、Suicaのセキュリティ上の問題かシンプルにカードを認識できないエラーが発生しているかのどちらかになります。

シンプルにカードを認識できないエラーの場合は、JR東日本のお問い合わせ窓口(電話番号:0570-78-3049 対応時間:10:00~19:00)に連絡する必要があります。

しかし、大体の場合は、Suicaのセキュリティ上の問題の場合が多いです。

個人的な考察ですが、Suicaによる無断乗車やキセル防止など、Suicaの盲点を突いた犯罪行為を抑止するために、行っているかもですね。他にもiPhoneを紛失した時に、悪用されないための防止策としても行っている可能性はありますね。

つまり、Walletアプリ上(Apple Pay上)から削除されたSuicaは、クレジットカードなどとは異なり、直ぐには、再登録することはできない場合があるということです。

通勤・通学や買い物など、Suicaを使う予定が24時間以内にある場合は、データ移行は控えた方がいいと思います。

Apple Watchのペアリングを解除する必要がある

Apple WatchでSuicaを使っている方向けの注意点になります。

Apple WatchでSuicaを利用している方は、古いiPhoneを使って、Apple WatchからSuicaの情報を削除しなければいけません。

もちろん、まったく別々の2枚目のSuicaをiPhoneとApple Watchの1台ずつに入れている状況であれば、使い分けることはできます。

しかし、1枚のSuicaをiPhoneとApple Watchのどっちでも使えるようにしたいということであれば、話が変わってきます。

なぜなら、1枚のSuicaを複数のモバイル端末で利用することができないのは、Apple Watchであろうと同じだからです。

Apple WatchにSuicaを登録して使用している場合は、同じSuicaをiPhoneで同時に利用することはできません。設定によってはSuicaを使えるようにする権限の移行などはできますが、常にiPhoneかApple Watchのどちらか片方に入っているSuicaしか使えないという状況には変わりがありません。

つまり、iPhoneを機種変更する場合は、Apple Watchに登録されているSuicaを削除する必要があります。

Apple Watchに登録されているSuicaを削除する方法は以下の通りです。

  1. 古いiPhoneで「Watch」アプリを起動して下さい。
  2. 「WalletとApple Pay」を押す。
  3. データ移行したいSuicaを選択する。
  4. 一番下までスクロールして「カードを削除」を押す。
  5. 「削除」を押す。

もちろん、そのままでも古いiPhoneが正常に動作し続けていれば、Apple Watchに入っているSuicaは利用することはできます。(条件あり)

しかし、クイックスタートでデータ移行した後には、新しいiPhoneをメインで使用するわけですから、新しいiPhoneと連携させて使いたいですよね?

LINEの通知などは、新しいiPhoneを通してApple Watchに表示されるようになりますし、ちょっとド忘れしてiPhoneをどこに置いたかわからない状況になったときにApple Watchを使って新しいiPhoneを探したいという方は多いと思います。そのためには、Apple Watchに入っているSuicaの情報やApple Payに入っているカード情報を削除してから、新しいiPhoneとペアリングした方がいいです。

新しいiPhoneとApple Watchを、日常的に使いたいかつ、Apple WatchでSuicaを利用したい人は、Suicaの情報をちゃんと削除しておかないと希望の使い方ができないので注意してください。

まとめ

iPhoneのデータ移行をするときにクイックスタートは手間も少なくとても便利です。

しかし、Suicaのデータ移行はクイックスタートではできません。残念ではありますが、しょうがない受け止めなければいけない事実です。今後、セキュリティの向上と一緒に利便性の向上もして欲しいところではあります。

もちろん、本記事の内容を参考にしていただければ、Suicaのデータ移行も簡単にできますので、Suicaの引き継ぎで困っている方はぜひ参考にしてみてください。

クイックスタートでデータ移行をしたい方やクイックスタートができなくて困っている方は、当サイトで詳しく解説している記事がありますので、ご参考にしていただければ幸いです。

所定の手続きを踏めばすぐに新端末で復活できます。Suicaの残高も引き継げますから、慌てず作業しましょう。

あなたのiPhoneライフに、少しでもお役立ちできる情報の1つとして、本記事の内容が役立てば幸いです。

簡単まとめ

  • iPhoneのクイックスタートでは、Suicaのデータ移行はできない。
  • Suicaのデータ移行をするためには、古いiPhoneに登録しているSuicaを削除してからじゃないと新しいiPhoneへ登録できない。
  • 事前に注意しておかないといけないポイントがあるので、データ移行をしようとしている人はしっかり確認してからデータ移行を行ってください。

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