エクセルで資料を作成していて、「折れ線グラフを作りたいけど、どうやって作ればいいんだろう?」と悩んでいませんか?データの推移を視覚的に表現したいのに、グラフの作り方がわからなくて手が止まってしまう。そんな経験、実は多くの方が抱えている悩みなんです。
でも、安心してください。この記事を読めば、エクセル初心者でも3分で折れ線グラフを作成できるようになります。さらに、複数のデータを比較したり、見やすいグラフに仕上げたりするテクニックまで、実務で本当に役立つノウハウをすべてお伝えします。
プレゼン資料や報告書で「このデータ、もっとわかりやすく伝えられないかな?」と感じているあなたに、今日から使える実践的なスキルをお届けします。
折れ線グラフって何?どんなときに使うべきなの?
まず基本から確認しましょう。折れ線グラフは時間の経過に伴うデータの変化を表現するのに最適なグラフです。点と点を線で結ぶことで、数値がどのように推移しているかが一目瞭然になります。
たとえば、毎月の売上高の推移、気温の変化、株価の値動き、商品の生産数の変遷など、連続的な変化を示したいときに威力を発揮します。棒グラフが「各項目の比較」に強いのに対して、折れ線グラフは「変化の流れ」を捉えるのが得意なんです。
折れ線の傾きを見れば、データが増加傾向なのか減少傾向なのか、急激な変化があったのか緩やかなのかが直感的に理解できます。だからこそ、ビジネスシーンで頻繁に使われているんですね。
エクセルで基本的な折れ線グラフを作る5つのステップ
それでは、実際に折れ線グラフを作成してみましょう。ここでは、2024年の月別売上データを例に、誰でも迷わず作成できる具体的な手順をご紹介します。
ステップ1グラフ化したいデータを準備する
まず、エクセルのシート上にデータを入力します。たとえば、A列に月(1月から12月)、B列に売上高といった形で整理しましょう。データは縦方向に並べるのが基本です。横軸に表示したい項目(月や日付など)と、縦軸に表示したい数値(売上や気温など)を明確に分けて入力することが、美しいグラフ作成の第一歩です。
ステップ2グラフにしたいデータ範囲を選択する
次に、グラフに表示したいデータをドラッグして選択します。このとき、見出し(1月、2月など)も含めて選択するのがポイントです。見出しを含めることで、エクセルが自動的に横軸のラベルとして認識してくれるんです。
複数のデータ系列を一度に選択したい場合は、Ctrlキーを押しながら必要な範囲を選択していきましょう。
ステップ3折れ線グラフを挿入する
データを選択したら、画面上部の「挿入」タブをクリックします。すると「グラフ」グループが表示されるので、その中から折れ線グラフのアイコンを探しましょう。
折れ線グラフのアイコンをクリックすると、いくつかの種類が表示されます。基本的な折れ線グラフなら「2-D折れ線」の一番左のアイコンを選択してください。データポイントを強調したい場合は「マーカー付き折れ線」を選ぶと、各データの位置が丸印で示されて見やすくなります。
ステップ4横軸のデータを設定する
グラフが挿入されたら、横軸のデータが正しく反映されているか確認しましょう。もし横軸が「1、2、3」といった数字になっていて、「1月、2月、3月」のように表示したい場合は調整が必要です。
グラフを右クリックして「データの選択」を選び、「横(項目)軸ラベル」の「編集」をクリックします。そして、横軸に表示したいデータ範囲(月の名前が入力されているセル範囲)を選択すれば完了です。
ステップ5グラフタイトルと軸ラベルを追加する
グラフができたら、何を表しているのかわかるようにタイトルと軸ラベルを設定しましょう。グラフをクリックすると右側に「グラフ要素」というボタン(プラス記号)が表示されます。
そこから「軸ラベル」にチェックを入れると、縦軸と横軸にラベルを追加できます。縦軸には単位(円、個、度など)を明記することで、グラフの理解度がぐっと上がります。グラフタイトルは、最初から表示されている「グラフタイトル」をクリックして、わかりやすい名前に変更してください。
複数のデータを1つのグラフで比較する方法
実務では、複数のデータを同時に比較したいケースが頻繁にあります。たとえば、「売上高」と「利益」、「気温」と「湿度」といった具合です。ここでは、異なる単位のデータを美しく1つのグラフにまとめる方法をお伝えします。
第2軸を使って桁数が違うデータを並べる
「生産台数」が数千台なのに対して「不良品数」が数十個といった場合、同じ縦軸を使うと不良品数のグラフがほとんど見えなくなってしまいます。こんなときに活躍するのが第2軸という機能です。
まず、通常通り複数のデータを選択して折れ線グラフを作成します。次に、第2軸で表示したいデータ系列(たとえば不良品数の折れ線)をクリックして選択し、右クリックします。
メニューから「データ系列の書式設定」を選び、「系列のオプション」で「第2軸」を選択してください。すると、グラフの右側に新しい縦軸が表示され、そちらに沿って不良品数のグラフが描画されます。
これで、桁数が大きく異なるデータでも、両方の変化をしっかりと視覚化できるようになります。左の縦軸と右の縦軸、それぞれに適切な軸ラベルと単位を設定することをお忘れなく。
色分けで見やすさをアップさせる
複数の折れ線を表示する場合、色を2から3色程度に抑えるのがポイントです。あまり多くの色を使うと、かえって見づらくなってしまいます。
特に強調したいデータ以外はグレーの線にすることで、読み手の目線が自然と重要なデータに集中します。色の変更は、グラフ下部の凡例から変更したい系列名を選択して右クリックし、「データ系列の書式設定」から「線」の色を変更できます。
プロが実践する!見やすい折れ線グラフを作る7つのコツ
基本的な折れ線グラフが作れるようになったら、次は「伝わるグラフ」にレベルアップしましょう。ちょっとした工夫で、グラフの説得力は格段に上がります。
マーカーの形と大きさを変えて区別しやすくする
複数の折れ線を表示している場合、白黒で印刷したときに区別がつかなくなる可能性があります。そこで、線の種類(実線、点線、破線)やマーカーの形(丸、四角、三角)を変えると効果的です。
データ系列を選択して右クリックし、「データ系列の書式設定」から「マーカー」のオプションを選べば、形や大きさを自由に変更できます。
凡例は右上か左上に配置する
初期設定では凡例がグラフの下に配置されますが、これだと視線が上下に動いて読みにくいんです。凡例をグラフの右上や左上に配置することで、グラフと凡例を同時に見やすくなります。
グラフ要素から「凡例」を選び、位置を変更しましょう。さらに上級テクニックとして、凡例を削除して各折れ線の近くに直接系列名を配置する方法もあります。これにより、より直感的に理解できるグラフになります。
目盛りの間隔を調整して読み取りやすくする
縦軸の目盛りが自動設定のままだと、データの変化が読み取りにくい場合があります。縦軸を右クリックして「軸の書式設定」を選べば、最小値、最大値、目盛りの間隔を手動で調整できます。
データの変化を強調したいときは目盛りの範囲を狭めに、全体の流れを見せたいときは広めに設定するといった使い分けができます。
グリッド線を薄くして情報を整理する
初期設定ではグリッド線が目立ちすぎて、肝心の折れ線が見づらくなることがあります。グリッド線を右クリックして「枠線の色」から薄いグレーに変更するか、必要に応じて削除してしまいましょう。
データラベルは必要な箇所だけに表示する
すべてのデータポイントに数値を表示すると、かえって見づらくなります。最大値や最小値、重要な転換点など、必要な箇所だけにデータラベルを表示するのが賢明です。
特定のデータポイントを選択して右クリックし、「データラベルの追加」を選べば、そのポイントだけに数値を表示できます。
グラフサイズを調整して見やすさを確保する
グラフが小さすぎると文字が読めませんし、大きすぎても邪魔になります。プレゼン資料なら大きめに、レポートなら適度なサイズにと、用途に応じてグラフサイズを調整しましょう。
グラフの枠をドラッグすれば、自由にサイズ変更できます。縦横比を維持したい場合は、Shiftキーを押しながらドラッグしてください。
タイトルと軸ラベルで情報を補完する
グラフだけを見て内容が理解できるように、わかりやすいタイトルと詳しい軸ラベルを設定しましょう。「売上推移」よりも「2024年度月別売上推移(単位万円)」のように具体的に書くことで、グラフの説得力が増します。
よくあるトラブルと解決方法
折れ線グラフを作成していると、思い通りにいかないことがあります。ここでは、初心者がつまずきやすいポイントとその解決策をまとめました。
データに空白があると線が途切れてしまう
元データに空白セルがあると、その部分で折れ線が途切れてしまいます。これを解決するには、グラフを選択して「グラフのデザイン」タブから「データの選択」をクリックし、「非表示および空白のセル」を選択します。
そこで「データ要素を線で結ぶ」にチェックを入れれば、空白部分を飛ばして線が繋がります。ただし、データが本当に存在しないのか、入力漏れなのかは事前に確認しておきましょう。
横軸のデータが思い通りに表示されない
横軸に表示したいデータ(日付や月など)が正しく表示されない場合は、データの選択で横軸のラベルを手動で設定し直しましょう。グラフを右クリックして「データの選択」を開き、「横(項目)軸ラベル」の編集から、正しいセル範囲を指定してください。
縦軸の目盛りが想定と違う数値になる
エクセルは自動的に適切と思われる目盛りを設定しますが、必ずしも意図通りになるとは限りません。縦軸を右クリックして「軸の書式設定」を開けば、最小値や最大値、目盛りの間隔を手動で調整できます。
たとえば、0から100のデータなのに縦軸が0から120になっている場合は、最大値を100に設定し直すとすっきりします。
グラフをコピーしたら元データも一緒についてくる
エクセルで作成したグラフをパワーポイントやワードに貼り付けるとき、元のデータも一緒についてきてしまうことがあります。これを避けるには、グラフをコピーした後、貼り付け先で右クリックして「貼り付けのオプション」から「図」を選択してください。
これで画像として貼り付けられるので、ファイルサイズも軽くなります。ただし、後から数値を変更できなくなる点は覚えておきましょう。
折れ線グラフ以外も知っておこう!用途別グラフの選び方
折れ線グラフは便利ですが、データの種類によっては他のグラフの方が適している場合があります。状況に応じて最適なグラフを選ぶスキルも身につけておくと、資料作成の幅が広がります。
棒グラフは項目間の数値を比較するのに最適です。たとえば、各支店の売上や商品別の販売数など、時系列ではなく各項目の大小を比べたいときに使います。
円グラフは全体に占める割合を示すのに向いています。市場シェアやアンケート結果の内訳など、構成比を視覚化したいときに効果的です。
面グラフは折れ線グラフの下の部分を塗りつぶしたもので、複数のデータの積み重ねを表現できます。時系列での全体のボリューム感を伝えたいときに使います。
散布図は2つのデータの相関関係を調べるのに適しています。たとえば、広告費と売上の関係、気温と来客数の関係など、2つの変数の関係性を探りたいときに活用します。
複合グラフは棒グラフと折れ線グラフを組み合わせたもので、たとえば売上を棒グラフで、前年比を折れ線グラフで表示するといった使い方ができます。
エクセルには「おすすめグラフ」という機能があり、選択したデータに適したグラフを自動提案してくれます。迷ったときはこの機能を使って、複数のグラフを比較してみるのも良いでしょう。
VBAで折れ線グラフ作成を自動化する実践テクニック
毎月の売上報告で同じようなグラフを何度も作っていませんか?実は、VBAを使えば面倒なグラフ作成を一瞬で終わらせられます。プログラミング経験がなくても大丈夫です。ここでは、すぐに使える実用的なVBAコードをご紹介します。
選択範囲から一発で折れ線グラフを作成するコード
毎回手動でグラフを挿入するのは時間の無駄です。このコードを使えば、データを選択してボタン一つでグラフが完成します。
Sub 折れ線グラフ自動作成()
Dim グラフオブジェクト As ChartObject
Dim 選択範囲 As Range
'選択範囲を取得
Set 選択範囲 = Selection
'既存のグラフを削除(同じ位置に作成する場合)
For Each グラフオブジェクト In ActiveSheet.ChartObjects
If グラフオブジェクト.Name = "月次推移グラフ" Then
グラフオブジェクト.Delete
End If
Next
'グラフを作成
Set グラフオブジェクト = ActiveSheet.ChartObjects.Add(Left:=400, Top:=20, Width:=500, Height:=300)
With グラフオブジェクト.Chart
.SetSourceData Source:=選択範囲
.ChartType = xlLineMarkers '折れ線グラフ(マーカー付き)
.HasTitle = True
.ChartTitle.Text = "月次推移グラフ"
.HasLegend = True
.Legend.Position = xlLegendPositionRight
'軸ラベルを追加
.Axes(xlCategory).HasTitle = True
.Axes(xlCategory).AxisTitle.Text = "月"
.Axes(xlValue).HasTitle = True
.Axes(xlValue).AxisTitle.Text = "売上高(万円)"
End With
グラフオブジェクト.Name = "月次推移グラフ"
MsgBox "グラフを作成しました!", vbInformation
End Sub
このコードを標準モジュールに貼り付けて、データ範囲を選択してから実行するだけです。毎回同じ形式のグラフを作る必要がある場合、作業時間が10分の1になります。
複数シートのデータを一括でグラフ化するコード
各支店のデータが別々のシートにある場合、一つ一つグラフを作るのは大変ですよね。このコードなら、全シートのグラフを一括作成できます。
Sub 全シートグラフ一括作成()
Dim ワークシート As Worksheet
Dim グラフシート As Worksheet
Dim グラフオブジェクト As ChartObject
Dim データ範囲 As Range
Dim 行位置 As Integer
'結果をまとめるシートを作成
On Error Resume Next
Set グラフシート = Worksheets("グラフ一覧")
On Error GoTo 0
If グラフシート Is Nothing Then
Set グラフシート = Worksheets.Add
グラフシート.Name = "グラフ一覧"
Else
グラフシート.ChartObjects.Delete '既存のグラフを削除
End If
行位置 = 10
For Each ワークシート In Worksheets
If ワークシート.Name <> "グラフ一覧" Then
'各シートのA1:B13(見出し含む12ヶ月分)をデータ範囲とする
Set データ範囲 = ワークシート.Range("A1:B13")
'グラフを作成
Set グラフオブジェクト = グラフシート.ChartObjects.Add(Left:=50, Top:=行位置, Width:=400, Height:=250)
With グラフオブジェクト.Chart
.SetSourceData Source:=データ範囲
.ChartType = xlLineMarkers
.HasTitle = True
.ChartTitle.Text = ワークシート.Name & "の推移"
.HasLegend = False
End With
行位置 = 行位置 + 270 '次のグラフの位置
End If
Next ワークシート
MsgBox "全シートのグラフを作成しました!", vbInformation
End Sub
10個の支店データがあっても、ワンクリックで全部のグラフが完成します。月次報告の準備が驚くほど楽になりますよ。
グラフの色とスタイルを一括変更するコード
会社のプレゼン資料では統一感が大事です。このコードで、シート内の全グラフを一気に同じスタイルに整えられます。
Sub グラフスタイル統一()
Dim グラフオブジェクト As ChartObject
Dim データ系列 As Series
For Each グラフオブジェクト In ActiveSheet.ChartObjects
With グラフオブジェクト.Chart
'グラフエリアの背景色を白に
.ChartArea.Format.Fill.ForeColor.RGB = RGB(255, 255, 255)
'プロットエリアの背景色を薄いグレーに
.PlotArea.Format.Fill.ForeColor.RGB = RGB(240, 240, 240)
'各系列の色を設定
Dim 色配列 As Variant
色配列 = Array(RGB(0, 112, 192), RGB(255, 192, 0), RGB(112, 173, 71))
Dim i As Integer
i = 0
For Each データ系列 In .SeriesCollection
データ系列.Format.Line.ForeColor.RGB = 色配列(i Mod 3)
データ系列.Format.Line.Weight = 2.5 '線の太さ
'マーカーの設定
With データ系列
.MarkerStyle = xlMarkerStyleCircle
.MarkerSize = 7
.MarkerForegroundColor = 色配列(i Mod 3)
.MarkerBackgroundColor = RGB(255, 255, 255)
End With
i = i + 1
Next データ系列
'グリッド線を薄くする
.Axes(xlValue).MajorGridlines.Format.Line.ForeColor.RGB = RGB(200, 200, 200)
End With
Next グラフオブジェクト
MsgBox "全グラフのスタイルを統一しました!", vbInformation
End Sub
このコードを実行すれば、100個のグラフがあっても数秒で統一されたデザインになります。手作業なら何時間もかかる作業が一瞬です。
データ更新時に自動でグラフを更新するコード
新しいデータを追加したら、グラフの範囲も自動で広げたいですよね。このコードをシートに設定すれば、データ入力と同時にグラフも更新されます。
Private Sub Worksheet_Change(ByVal Target As Range)
Dim 最終行 As Long
Dim グラフオブジェクト As ChartObject
Dim 新範囲 As Range
'変更がA列またはB列の場合のみ実行
If Not Intersect(Target, Range("A:B")) Is Nothing Then
'最終行を取得(A列の最後のデータ)
最終行 = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
'新しいデータ範囲を設定
Set 新範囲 = Range("A1:B" & 最終行)
'グラフの範囲を更新
For Each グラフオブジェクト In ActiveSheet.ChartObjects
グラフオブジェクト.Chart.SetSourceData Source:=新範囲
Next グラフオブジェクト
End If
End Sub
このコードはシートのコードウィンドウに貼り付けてください。13ヶ月目のデータを入力したら、グラフも自動的に13ヶ月分表示されるようになります。
現場で本当によくある困りごとと解決策
教科書的な説明だけでは、実務の問題は解決できません。ここでは、私が実際に経験したり、同僚から相談されたりしたリアルな問題とその解決方法をシェアします。
毎月同じグラフを作り直す地獄から抜け出す方法
月次報告で「先月と同じグラフを今月のデータで作ってください」と言われること、ありますよね。私も以前は毎月30分かけて同じ作業をしていました。
解決策はテンプレート化です。一度完璧なグラフを作ったら、そのエクセルファイルを「折れ線グラフテンプレート.xlsx」として保存しておきます。翌月はこのファイルを開いて、データ部分だけを新しい数値に更新すればOKです。
さらに進化させるなら、先ほどのVBAコード「データ更新時に自動でグラフを更新」を組み込んでおけば、データを貼り付けた瞬間にグラフが完成します。これで毎月の作業が5分で終わります。
グラフが印刷すると切れてしまう問題
パソコン画面では完璧なのに、印刷したら右端が切れている。これ、本当によくあります。私も大事なプレゼン前に気づいて冷や汗をかいた経験があります。
原因は、グラフのサイズと印刷範囲が合っていないことです。解決方法は2つあります。
1つ目は、「ページレイアウト」表示で作業すること。画面上部の「表示」タブから「ページレイアウト」を選べば、印刷時のイメージそのままで編集できます。グラフが印刷範囲に収まっているか一目瞭然です。
2つ目は、グラフのサイズを印刷範囲の8割程度に抑えること。余白を持たせることで、印刷時のズレにも対応できます。A4縦なら、グラフの横幅は15cm程度が安全です。
データが増えてもグラフ範囲が自動で広がる設定
「今月から14ヶ月目のデータが加わるので、グラフも14ヶ月分表示してください」と言われたとき、毎回手動で範囲を変更していませんか?
これ、実はテーブル機能を使えば自動化できます。データ範囲を選択して、「挿入」タブから「テーブル」をクリック。これでデータをテーブル化します。
その後、このテーブルを元にグラフを作成すれば、テーブルにデータを追加するたびに、グラフも自動的に範囲が広がります。VBAを使わなくてもできる、超実用的なテクニックです。
私はこれを知ってから、「毎週のデータを追加していく長期グラフ」を作るのが格段に楽になりました。52週分のデータでも、最初にテーブル設定さえしておけば、あとは数値を入力するだけでグラフが育っていきます。
複数のグラフを一気にパワポに貼り付ける裏技
10個の折れ線グラフをパワーポイントに貼り付ける作業、一つ一つコピペしていると馬鹿になりません。ここで使えるのが「カメラ機能」です。
実はこれ、エクセルの隠れた神機能なんです。クイックアクセスツールバーに「カメラ」を追加すると、選択範囲を画像として撮影できます。複数のグラフを一度に選択してカメラで撮影し、パワポに貼り付ければ、元のレイアウトそのままで移植できます。
グラフを1個ずつコピペする時代は終わりました。この方法なら、20個のグラフも5分で貼り付け完了です。
第2軸を使ったのに片方のグラフが見えない事件
これ、初めて第2軸を使ったときに誰もが経験する問題です。私も最初は「設定したのに変わらない!」と焦りました。
原因は、第2軸で表示したいデータ系列を選択し忘れていること。グラフ全体を選択してから第2軸を設定しようとしても動きません。必ず特定の折れ線(データ系列)をクリックしてから、右クリックで「データ系列の書式設定」を開いて第2軸を設定してください。
もう一つのよくある失敗は、第2軸の目盛りが自動設定のままで見づらくなっているパターン。右側の縦軸を右クリックして「軸の書式設定」から、最小値と最大値を手動で調整すると、両方のグラフがちょうどよく表示されます。
知っておくと作業が3倍速くなるショートカットキー
マウスでメニューを探す時間、もったいないですよね。グラフ作成でよく使うショートカットキーを5つ覚えるだけで、作業スピードが劇的に変わります。
まず、グラフの挿入は「Alt → N → C」の順に押すだけ。マウスで「挿入」タブを探して折れ線グラフを選ぶより圧倒的に速いです。
グラフを選択した状態で「Ctrl + 1」を押すと、書式設定ウィンドウが一発で開きます。右クリックしてメニューから探す手間が省けます。
「F4」キーは、直前の操作を繰り返すリピート機能。たとえば1つ目のグラフの色を変更した後、2つ目のグラフを選択してF4を押せば、同じ色変更が適用されます。100個のグラフを同じ設定にする作業が、F4連打で終わります。
グラフのサイズ変更は、グラフを選択してから「Alt → J → C → Z」でサイズ設定ダイアログが開きます。正確なサイズ(縦15cm、横20cmなど)を数値で入力できるので、複数のグラフを同じサイズに揃えるときに便利です。
最後に、「Ctrl + C」でコピー、「Ctrl + V」で貼り付けは基本中の基本ですが、グラフを画像として貼り付けたいときは「Ctrl + Alt + V」で「形式を選択して貼り付け」ダイアログを開き、「図」を選択します。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで色々な方法を紹介してきましたが、正直に言います。実務で一番効率的なのは「一度完璧なテンプレートを作って使い回す」ことです。
毎回ゼロから作るのは時間の無駄です。私の経験上、グラフ作成で時間がかかっているのは「作る作業」そのものよりも、「前回どう設定したっけ?」と思い出す時間なんですよ。
だから、最初に1時間かけて完璧なグラフを作り込んでください。色、フォントサイズ、軸ラベル、目盛りの間隔、すべてを理想的に設定します。そして、そのエクセルファイルをテンプレートとして保存。次回からは、データだけ入れ替えれば5分で終わりです。
さらに言えば、VBAは最初は難しく感じるかもしれませんが、一度コードを書いてしまえば、あとはボタン1つで全自動。最初の1時間の投資で、その後の100時間が節約できます。
個人的には、「グラフスタイル統一」のVBAコードが一番役立っています。会議資料で20個のグラフがあっても、実行ボタン1回で全部が統一されたデザインになる。これを知る前は、1個ずつ色を変えて、線の太さを調整して…という作業に1時間以上かけていました。今は10秒です。
もう一つ、ぶっちゃけた話をすると、グラフの情報は「多ければいい」わけじゃないんです。凡例、データラベル、グリッド線、全部表示すれば親切だと思いがちですが、実際は逆。情報が多すぎて何を見ていいかわからなくなります。
プレゼンで使うなら、強調したいデータだけに色をつけて、他はグレーにする。これだけで伝わり方が全然違います。「全部見せよう」じゃなくて「何を見せたいか」を明確にする。これがプロのグラフ作成術です。
最後に、テーブル機能を使った自動範囲拡張は本当におすすめです。VBAが使えない環境でも使えるし、設定も簡単。データが増えても追加も減らすのも自由自在。これを知らないで手動で範囲変更している人が本当に多いので、ぜひ試してみてください。週次報告や日次データのグラフ作成が、驚くほど楽になりますよ。
よくある質問
折れ線グラフのマーカーの形を変更できますか?
はい、簡単に変更できます。変更したい折れ線をクリックして選択し、右クリックから「データ系列の書式設定」を選びます。そこで「マーカー」のオプションを開くと、丸、四角、三角、ひし形など様々な形から選択できます。マーカーの大きさも調整可能なので、見やすさに応じて設定しましょう。複数の折れ線がある場合は、それぞれ異なるマーカーにすると区別しやすくなります。
2つの異なる単位のデータを1つのグラフにまとめられますか?
可能です。第2軸という機能を使えば、左右に異なる縦軸を設定できます。たとえば、左の縦軸に「売上高(円)」、右の縦軸に「販売個数(個)」といった具合です。第2軸で表示したいデータ系列を選択し、右クリックして「データ系列の書式設定」から「第2軸」にチェックを入れるだけです。これにより、桁数が大きく異なるデータでも見やすく表示できます。
折れ線グラフを作成したら線が表示されず点だけになってしまいました
それは折れ線グラフではなく、散布図が選択されている可能性があります。もう一度グラフを削除して、「挿入」タブから「折れ線グラフ」のアイコンを正しく選択してください。また、データの並び方が原因の場合もあります。横軸に表示したい項目(日付や月など)と、縦軸に表示したい数値が正しく配置されているか確認しましょう。
グラフの色を会社のコーポレートカラーに変更できますか?
もちろんできます。折れ線を選択して右クリックし、「データ系列の書式設定」から「線」の色を変更できます。RGB値を直接入力することもできるので、正確なコーポレートカラーを再現できます。また、グラフ全体のデザインを変更したい場合は、「グラフのデザイン」タブから様々なスタイルを選択できます。統一感のある資料作成に役立ててください。
折れ線グラフのデータ範囲を後から変更できますか?
できます。グラフを選択した状態で「グラフのデザイン」タブから「データの選択」をクリックすると、データ範囲を変更できるウィンドウが開きます。そこで系列の追加や削除、データ範囲の拡大縮小が可能です。また、グラフを選択すると元データに色付きの枠が表示されるので、その枠をドラッグして範囲を変更することもできます。データを追加したり月を増やしたりした場合でも、簡単に対応できるので安心です。
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まとめ
エクセルの折れ線グラフは、データの変化を視覚的に伝える強力なツールです。この記事でご紹介した5つのステップを踏めば、初心者でも迷わず基本的な折れ線グラフを作成できます。
さらに、第2軸を使った複数データの比較、色分けやマーカーの工夫による見やすさの向上、よくあるトラブルの解決方法まで理解すれば、実務レベルのグラフ作成スキルが身につきます。
大切なのは、グラフは「見せるため」ではなく「伝えるため」に作るという意識です。読み手が一目で理解できる、わかりやすいグラフを目指しましょう。
明日からの資料作成で、ぜひこの記事の内容を活用してみてください。あなたのプレゼンや報告書が、きっと一段階レベルアップするはずです。データを効果的に可視化して、説得力のある資料を作り上げていきましょう!






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