Excel365でCSVファイルを開くと、思わぬデータの崩れや文字化けが発生することがあります。特に、電話番号や郵便番号、IDなどの先頭に「0」が含まれるデータでは、Excelが自動的に数値として認識し、「0」が消えてしまうことがあります。今回は、これらの問題を避け、CSVファイルを正しく読み込む方法を初心者向けにわかりやすく解説します。
CSVファイルをExcel365で正しく読み込む手順
Excelのイメージ
Excelを起動し、新しいワークブックを開く
Excelを開いたら、空白のワークブックを新規作成します。
タブから「テキスト/CSVから」を選択
上部のメニューから「データ」タブをクリックし、「データの取得」セクションにある「テキスト/CSVから」を選択します。
読み込みたいCSVファイルを選択
ファイル選択ダイアログが表示されるので、読み込みたいCSVファイルを選択し、「インポート」をクリックします。
「データの変換」をクリック
表示されたプレビュー画面で、「データの変換」ボタンをクリックします。これにより、Power Queryエディターが開きます。
列のデータ型を「テキスト」に変更
Power Queryエディターで、先頭の「0」が消えてしまう可能性のある列（例電話番号、郵便番号、IDなど）を選択します。複数の列を選択する場合は、Ctrlキーを押しながらクリックします。選択した列のデータ型を「テキスト」に変更します。
「現在のものを置換」を選択
データ型を変更したら、表示されるメッセージで「現在のものを置換」を選択します。
「閉じて読み込む」をクリック
設定が完了したら、「閉じて読み込む」ボタンをクリックします。これで、CSVファイルのデータがExcelのワークシートに正しく読み込まれます。
よくある質問や疑問
Q1: CSVファイルを直接ダブルクリックして開くと、データが崩れるのはなぜですか？
CSVファイルを直接ダブルクリックして開くと、Excelが自動的にデータを数値として認識するため、先頭の「0」が消えてしまうことがあります。上記の手順で「テキスト/CSVから」を選択し、データ型を「テキスト」に設定することで、この問題を防げます。
Q2: Power Queryエディターを使わずにCSVファイルを読み込む方法はありますか？
Power Queryエディターを使用せずにCSVファイルを読み込むには、Excelのオプションで「レガシ データ インポート ウィザードの表示」を有効にする必要があります。これにより、従来のインポート方法が使用可能になります。
Q3: CSVファイルを読み込む際に文字化けが発生する場合、どうすればよいですか？
文字化けが発生する場合、Power Queryエディターで「データの変換」をクリックし、文字コードを「65001: Unicode (UTF-8)」や「932: 日本語 (シフトJIS)」に変更することで、文字化けを防げます。
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まとめ
Excel365でCSVファイルを正しくインポートするためには、データ型の設定や文字コードの確認が重要です。特に、先頭の「0」が含まれるデータでは、Excelが自動的に数値として認識し、「0」が消えてしまうことがあります。これらの問題を避けるために、上記の手順を参考にして、CSVファイルを正しく読み込んでください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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