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Excelで図形内の文字を簡単に書式設定する方法【誰でもできる!】

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Excelで図形を使って資料を作るとき、図形の中に入れた文字を「もう少し大きく」「色を変えて目立たせたい」と思ったことはありませんか?特に、案内図やフローチャート、ポスターのような資料では、図形の中の文字の見た目ひとつで印象が大きく変わります。今回は、パソコンの操作があまり得意でない方にもわかりやすく、Excelの図形内の文字の書式を整える方法を、やさしい言葉で順番にご案内します。

ひとくちに「図形の中の文字の書式を変える」と言っても、「文字そのものの見た目(フォント・サイズ・色)」を変えたいのか、それとも「文字を飾って目立たせる(ワードアート風の塗りつぶしや輪郭)」を変えたいのかで、使う場所が少し変わります。この記事では、その違いをタイプ別に整理してご案内します。少しだけ言葉の整理をしておくと、ここで言う「書式」とは、文字の形・大きさ・色・かざりつけといった「見た目に関する設定」のこと。図形の中身(文章そのもの)を書き換えることとは別のお話、という点を最初に押さえておくと迷いません。

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図形の挿入と文字の入力方法

まずは、図形を挿入して、その中に文字を入力する基本的な手順を見てみましょう。ここができていないと、このあとの書式設定には進めませんので、すでにご存じの方も念のため確認しておくと安心です。

Excelの挿入タブで図形ボタンを押し図形の一覧を開いた画面
「挿入」タブ→「図形」をクリックし、一覧から使いたい図形を選びます。
  1. Excelの上部にある[挿入]タブをクリックします。「タブ」とは、画面いちばん上に横並びになっている見出しのことです。
  2. [図形]をクリックし、表示された一覧から好きな図形(四角形・丸・矢印など)をクリックします。
  3. シート上でマウスを斜めにドラッグして、図形を描きます。「ドラッグ」は、マウスの左ボタンを押したまま動かすことです。
  4. 図形が選ばれている状態のまま、そのままキーボードで文字を入力します。これで図形の中に文字が入ります。

⚠️ ここでよくつまずきます:図形を描いたあと、一度ほかの場所をクリックして図形の選択が外れてしまうと、そのまま入力しても文字が入りません。その場合は、図形を右クリックして「テキストの追加」(すでに文字がある図形では「テキストの編集」と表示されます)を選ぶと、文字を入力できる状態になります。これはMicrosoftの公式手順でも案内されている確実な方法です。

図形内の文字の書式設定方法(ここが本題)

ここからが今回の本題です。図形の中の文字の見た目を整える方法は、大きく分けて3つの入り口があります。やりたいことによって、いちばん近い入り口を選んでください。迷ったら、まずは方法1(ホームタブ)がいちばん身近で失敗しにくい方法です。

方法1: [ホーム]タブでフォント・サイズ・色を変える(いちばん身近・おすすめ)

ふだんセルに文字を入れるときと同じ感覚で使えるのが、この方法です。フォントの種類・大きさ・色・太字などを変えるなら、まずはここで十分です。

Excelで図形を選びホームタブのフォントグループでフォント・サイズ・色を変える画面
図形を選んだ状態で「ホーム」タブの「フォント」グループから、フォント・サイズ・色を変えられます。
  1. 書式を変えたい図形をクリックして選びます。図形のまわりに小さな丸(ハンドル)が出れば選択できています。
  2. そのまま図形の中をもう一度クリックすると、文字を編集できる状態になります。一部だけ変えたいときは、その文字をドラッグして反転させます。
  3. 上部の[ホーム]タブの「フォント」グループで、フォントの種類・サイズ・色・太字(B)・斜体(I)・下線(U)などを設定します。

💡 ポイント:図形を1回クリックして選んだ状態(中の文字を反転させていない状態)で書式を変えると、その図形の文字全体にまとめて反映されます。「一部の単語だけ色を変えたい」ときは、手順2でその文字だけをドラッグして反転させてから変更してくださいね。

方法2: [図形の書式]タブの「ワードアートのスタイル」で文字を飾る(目立たせたいとき)

タイトルや見出しのように、文字をぐっと目立たせたいときに活躍するのがこちらです。文字に色のグラデーションをかけたり、輪郭(ふち取り)を付けたり、影を落としたりと、ホームタブよりも凝った飾りつけができます。

Excelの図形の書式タブのワードアートのスタイルで文字の塗りつぶし・輪郭・効果を選ぶ画面
「図形の書式」タブの「ワードアートのスタイル」にある〔文字の塗りつぶし〕〔文字の輪郭〕〔文字の効果〕で文字を飾れます。
  1. 飾りたい文字が入った図形をクリックして選びます。
  2. 図形を選ぶと、リボンの右のほうに[図形の書式]タブが現れます。これをクリックします。
  3. 「ワードアートのスタイル」グループの中の、[文字の塗りつぶし](文字の色や模様)、[文字の輪郭](ふち取りの色・太さ)、[文字の効果](影・反射・光彩・3‑D など)から、好きな飾りを選びます。

⚠️ ここでつまずきがち:図形を選んでいないと、この[図形の書式]タブは画面に出てきません。「タブが見当たらない」というときは、まず図形を1回クリックして選んでみてください。なお、お使いのExcelが新しいバージョン(Microsoft 365 や Excel 2021)では、このタブの名前は「図形の書式」です。少し前のバージョンでは「描画ツール」→「書式」という名前で同じ場所にあります。名前が違っても、やれることは同じですのでご安心ください。

方法3: 右クリック→[図形の書式設定]→「文字のオプション」でこまかく調整する

「文字を図形の中で上下まんなかにそろえたい」「左右の余白を詰めたい」といった、配置や余白のこまかな調整をしたいときは、この方法が向いています。画面の右側に専用のパネルが開き、細かい項目を一つずつ調整できます。

Excelで図形を右クリックしメニューから図形の書式設定を選ぶ画面
図形を右クリックし、メニューの一番下にある「図形の書式設定」を選びます。
  1. 調整したい図形を右クリックします。「右クリック」は、マウスの右側のボタンを1回カチッと押すことです。
  2. 表示されたメニューから[図形の書式設定]を選びます。画面の右側に設定パネルが開きます。
  3. パネル上部の[文字のオプション]を選び、[レイアウトとプロパティ](四角に矢印のアイコン)をクリックします。
  4. 「垂直方向の配置」で上・中央・下を選んだり、「左余白・右余白・上余白・下余白」の数値を変えたりして、文字の位置を整えます。
Excelの図形の書式設定パネルで文字のオプションを開き垂直方向の配置を設定する画面
右側パネルで「文字のオプション」に切り替え、「垂直方向の配置」や「余白」で文字の位置を整えます。

💡 ポイント:パネルの上にある[文字のオプション][図形のオプション]は、押すと中身がガラッと変わります。文字の配置を直したいのに図形の色の設定が出てくるときは、[文字のオプション]に切り替わっているかを確認してみてください。ここを取り違えると「目当ての設定が見つからない」となりやすいところです。

図形自体(外わく)の書式を変える方法

ここまでは「文字」の見た目のお話でした。あわせて、図形そのもの(背景の塗りや外わくの線)の見た目も変えると、資料がぐっと見やすくなります。

  1. 書式を変えたい図形を右クリックします。
  2. [図形の書式設定]を選び、右側パネルで[図形のオプション]に切り替えます。
  3. [塗りつぶし](図形の中の色)や[線](外わくの色・太さ・点線など)を設定します。

これにより、図形のデザインをカスタマイズできます。背景の色を薄めにして文字を濃い色にすると、文字が読みやすくなります。

複数の図形の書式をまとめて変更する方法

図形がたくさんあるとき、1つずつ直すのは大変です。同じ書式をまとめて適用したいときは、複数の図形を一度に選んでから設定します。

  1. 1つ目の図形をクリックして選びます。
  2. Ctrlキーを押したまま、2つ目以降の図形を順にクリックして、まとめて選びます。
  3. 上部の[ホーム]タブ[図形の書式]タブで、フォントや図形のスタイルを設定すると、選んだ図形すべてに同じ書式が反映されます。

⚠️ ありがちな失敗:「すべての図形を選ぼう」としてCtrlAを押すと、図形だけでなくセルまで選ばれてしまい、うまくいかないことがあります。図形だけをまとめたいときは、Ctrlキーを押しながら図形を1つずつクリックするのが確実です。たくさんあるときは、図形のない場所からマウスでぐるりと囲む「ドラッグ選択」も便利です。

2026年6月時点での注意:リボンのタブ名は「図形の書式」

最近のMicrosoft 365のExcelや「新しいExcel」、Excel 2021では、図形を選んだときに現れるタブの名前が「図形の書式」になっています。少し前のExcel 2016などでは「描画ツール」という見出しの下に「書式」タブという形でした。名前は変わっていますが、「ワードアートのスタイル」「文字の塗りつぶし」「文字の輪郭」「文字の効果」といった中身は同じ場所にありますので、本記事の手順はそのまま使えます。「描画ツールが見当たらない」と感じても、あわてず「図形の書式」を探してみてくださいね。

どの方法を選べばいい?かんたん早見表

やりたいこと・状況 おすすめの方法 ひとことメモ
フォント・サイズ・色をふつうに変えたい 方法1([ホーム]タブ) いちばん身近。迷ったらこれ
タイトル文字を目立たせたい・飾りたい 方法2([図形の書式]→ワードアートのスタイル) 塗りつぶし・輪郭・影などで装飾できる
文字の位置(上下中央)や余白を整えたい 方法3(右クリック→図形の書式設定→文字のオプション) 配置・余白のこまかい調整向け
図形がたくさんあって一括で揃えたい 複数選択(Ctrl+クリック) Ctrl+Aはセルも選ぶので注意

よくある質問や疑問

Q1: 図形内の文字が思った位置に配置されません。どうすればいいですか?

図形を選択し、右クリックから「図形の書式設定」を開き、右側パネルの「文字のオプション」「レイアウトとプロパティ」を選びます。ここで「垂直方向の配置」を「中心」にすると、文字が図形の上下まんなかにそろいます。左右の位置がずれているときは、ホームタブの「中央揃え」も合わせて使うと整います。文字が図形からはみ出すときは、同じ画面の「図形内でテキストを折り返す」にチェックを入れるか、図形を少し大きくしてみてください。

Q2: 「図形の書式」タブが画面に出てきません。なぜですか?

[図形の書式]タブは、図形を選んでいるときだけ現れるタブです。どの図形も選ばれていないと表示されないので、まず図形を1回クリックして選んでみてください。それでも見当たらない場合、お使いがExcel 2016など少し前のバージョンだと、同じ機能が「描画ツール」→「書式」という名前になっています。名前が違うだけで中身は同じです。

Q3: 新しく挿入する図形に毎回同じ書式を適用したいのですが、設定できますか?

希望の書式(色・フォントなど)を設定した図形を右クリックし、「既定の図形として設定」を選んでおくと、そのあと同じファイル内で挿入する図形に、同じ書式が自動で適用されます。毎回同じ見た目に整えたいときに便利です。なお、この設定はそのブック(ファイル)内で有効です。

Q4: 文字の色を変えたのに、文字が見えにくいままです。なぜ?

図形の背景の色と、文字の色が近いと読みにくくなります。背景が濃い色のときは文字を白に、背景が薄い色のときは文字を濃い色にすると、ぐっと読みやすくなります。それでも見えにくいときは、方法2の[文字の輪郭]で文字にふち取りを付けると、背景にうもれにくくなります。

まとめ

Excelで図形内の文字の書式を変える方法は、やりたいことによって入り口が変わります。フォント・サイズ・色をふつうに変えたいなら「[ホーム]タブ」(方法1)、タイトルを飾って目立たせたいなら「[図形の書式]タブのワードアートのスタイル」(方法2)、文字の位置や余白をこまかく整えたいなら「右クリック→図形の書式設定→文字のオプション」(方法3)が基本です。あわせて、図形そのものの塗りや線を整えると、資料がさらに見やすくなります。また、2026年現在の新しいExcelでは、図形を選んだときのタブ名が「図形の書式」になっている点も覚えておくと、いざというとき迷わずに済みます。自分のやりたいことに合わせて、いちばん近い入り口を選んでくださいね。

他にも疑問やお悩みがあれば、お気軽にLINEからお声掛けください。

最終確認日:2026年6月(Microsoft 365 / 新しいExcel・Excel 2021 の挙動を、Microsoft公式サポート情報をもとに確認しています)

この記事を書いた人
この記事を書いた人

企業の情報システム部門で10年以上、PC・アカウント・社内ネットワーク・Microsoft 365/Google Workspace運用を担当。年間数百件の問い合わせ対応(PC不調、メール送受信、Excel/Word資料、Teams会議、スマホ連携など)を通じて、初心者がつまずくポイントを「再現→原因切り分け→最短解決」の手順に落とし込んできました

現場や身近で実際に起きたトラブルをベースに、手順だけでなく「なぜそうなるか」「失敗しやすい落とし穴」「安全な設定(セキュリティ)」まで含めて解説します。

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