Excelで別の表とデータを一致させる方法：初心者でもできる簡単テクニック

Excelで複数の表を扱っていると、「このデータ、別の表と一致してるのかな？」と確認したくなること、ありますよね。特に、商品一覧や顧客リストなど、情報が多岐にわたる場合、手作業での確認は大変です。

この記事では、Excel初心者の方でも簡単にできる、別の表とデータを一致させる方法をご紹介します。VLOOKUP関数やIF関数など、基本的な関数を使って、効率的にデータの一致を確認しましょう。

VLOOKUP関数で別の表からデータを取得する

Excelのイメージ

VLOOKUP関数の基本的な使い方

VLOOKUP関数は、指定した値を別の表から検索し、対応するデータを取得する関数です。例えば、商品コードから商品名や価格を取得する際に便利です。

例=VLOOKUP(,商品一覧!C100,2,FALSE)

この式では、の値を「商品一覧」シートのからC100の範囲で検索し、2列目（商品名）を取得します。

別のシートからデータを取得する方法

別のシートからデータを取得する場合、範囲指定の際にシート名を含めます。

例=VLOOKUP(,Sheet2!C100,2,FALSE)

これで、Sheet2のからC100の範囲からデータを取得できます。

IF関数と組み合わせてエラーを回避する

検索値が存在しない場合、VLOOKUP関数はエラーを返します。これを回避するために、IF関数と組み合わせて、エラー時に空白を表示するようにします。

例=IFERROR(VLOOKUP(,商品一覧!C100,2,FALSE),””)

この式では、エラーが発生した場合、空白を表示します。

IF関数でデータの一致を確認する

2つのセルの値を比較する

IF関数を使って、2つのセルの値が一致しているかを確認できます。

例=IF(=B2,”一致”,”不一致”)

この式では、とB2の値が一致していれば「一致」、そうでなければ「不一致」と表示されます。

複数のセルをまとめて比較する

複数のセルをまとめて比較する場合、スピル機能を使って、一度に結果を表示できます。

例==B2:B10

この式では、からとB2からB10の各行を比較し、TRUEまたはFALSEを表示します。

条件付き書式で違いを強調する

条件付き書式を使って、異なる値を強調表示することができます。

これで、A列とB列の値が異なる場合、指定した書式で強調表示されます。

INDEX関数とMATCH関数で柔軟なデータ取得

INDEX関数とMATCH関数の組み合わせ

INDEX関数とMATCH関数を組み合わせることで、より柔軟なデータ取得が可能です。

例=INDEX(B2:B100,MATCH(“商品A”,,0))

この式では、からの範囲で「商品A」を検索し、対応するB列の値を取得します。

複数条件でのデータ取得

複数の条件でデータを取得する場合、MATCH関数の検索値に条件を組み合わせます。

例=INDEX(C2:C100,MATCH(1,(=”商品A”)*(B2:B100=”店舗B”),0))

この式では、A列が「商品A」かつB列が「店舗B」の行を検索し、対応するC列の値を取得します。

※この式は配列数式です。入力後、Ctrl+Shift+Enterを押して確定してください。

よくある質問や疑問

VLOOKUP関数で#N/Aエラーが出るのはなぜですか？

検索値が見つからない場合、#N/Aエラーが表示されます。このエラーを回避するには、IFERROR関数を使って、エラー時に空白や特定のメッセージを表示するようにしましょう。

例=IFERROR(VLOOKUP(,商品一覧!C100,2,FALSE),”該当なし”)

IF関数で複数の条件を設定するにはどうすればいいですか？

IF関数をネストして、複数の条件を設定できます。

例=IF(>100,”高”,IF(>50,”中”,”低”))

この式では、の値が100より大きければ「高」、50より大きければ「中」、それ以外は「低」と表示されます。

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まとめ

Excelで別の表とデータを一致させる方法として、VLOOKUP関数やIF関数、INDEX関数とMATCH関数の組み合わせなど、さまざまな方法があります。これらの関数を使いこなすことで、データの整合性を保ち、作業の効率化が図れます。

他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。