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Wordでコードブロックを挿入する最適な5つの方法【効率的な設定と表示】

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プログラムのコードやコマンドを、WordのドキュメントにきれいにかつWebサイトやチャットからコピーした書式が崩れずに貼り付けたい——そう思ったことはありませんか?Wordはもともとコードを書くための道具ではないため、何も考えずに貼り付けると、文字の色や背景がそのまま付いてきて、かえって読みにくくなりがちです。

この記事では、パソコンの操作があまり得意でない方にもわかるように、「コードを崩さずに貼る」「等幅フォントで見やすく整える」「枠で囲んで本文と区別する」という3つの段階に分けて、確実にできる方法を整理してご紹介します。元の記事よりも実際に役立つやり方にしぼって解説します。

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まず知っておきたい:Wordは「コードエディター」ではない

最初に大事な前提を1つだけ。Word(ワード)は文章を書くためのソフトで、Visual Studio Codeのようなプログラミング専用のエディターではありません。そのため、コードの色分け(シンタックスハイライト)を自動でやってくれたり、行番号を自動で振ってくれたりする機能はありません。

ですが、いくつかのちょっとした工夫をすれば、「読みやすく、本文とはっきり区別された、きちんとしたコードのかたまり」をWordの中に作ることは十分に可能です。難しい操作は使いません。順番に見ていきましょう。

ステップ1:コードを「崩さずに」貼り付ける(一番つまずきやすいところ)

ここが多くの方の最初の関門です。Webサイトやチャット、別のエディターからコードをコピーしてそのままWordに貼ると、背景色・文字色・リンクの青い下線などが一緒に付いてきて、ぐちゃぐちゃになることがあります。これを防ぐのが「書式を消して貼る」方法です。

方法1: 「テキストのみ保持」で貼り付ける(一番かんたん・おすすめ)

コピーしてきたコードの「色や背景」をいったん全部消して、まっさらな文字として貼り付ける方法です。これが一番手軽で失敗しにくいので、迷ったらこれを使ってください。

  1. コピーしたいコードを、コピー元(Webサイトやエディター)でドラッグして選び、CtrlC でコピーします。
  2. Wordの貼り付けたい場所をクリックします。
  3. 「ホーム」タブの一番左にある「貼り付け」ボタンの下半分(▼の矢印)をクリックします。
  4. 表示される3つのアイコンのうち、一番右の「テキストのみ保持」(アルファベットの「A」のような形のアイコン)を選びます。これで色や背景が消え、まっさらな文字だけが貼り付きます。

💡 ポイント:貼り付けた直後でも間に合います。普通に CtrlV で貼り付けると、文字のすぐ右下に小さなクリップボードのアイコン(貼り付けのオプション)が出ます。これをクリックして「テキストのみ保持」を選び直せば、後からでも書式を消せます。

⚠️ ありがちな失敗:そのまま CtrlV だけで済ませて、色や背景が付いたまま気づかないこと。とくにWebサイトからコピーした場合は、リンクの青い下線まで付いてくることがあります。コードを貼るときは「色を消してから」とセットで覚えておくと安心です。

方法2: 「形式を選択して貼り付け」で確実に書式を消す

方法1で消しきれないとき(背景の色がしつこく残る、表のような枠が一緒に付いてくる等)に確実なのが、こちらの「形式を選択して貼り付け」です。

Wordのホームタブの貼り付けの下にある形式を選択して貼り付けメニュー
「ホーム」→「貼り付け」の▼→「形式を選択して貼り付け」で、Webからコピーした色や背景を消して貼れます。
  1. コードをコピーした状態で、「ホーム」タブの「貼り付け」の▼をクリックします。
  2. 一番下の「形式を選択して貼り付け」を選びます。
  3. 小さな窓(ダイアログ)が開くので、一覧から「書式なしのテキスト」(または「Unicode テキスト」)を選んで「OK」を押します。

💡 ポイント:2024年5月のアップデート以降、新しいWord(Microsoft 365)では、ふつうに貼り付けたときの初期設定が「書式を結合」(文字の太字や下線などは残しつつ、フォントや色はWord側に合わせる)に変わりました。以前のように「色がそのまま全部付いてくる」ことは減りましたが、コードを完全にまっさらにしたいときは、この「書式なしのテキスト」が一番確実です。

ステップ2:等幅フォントで見やすく整える

書式を消して貼り付けたら、次は「等幅(とうはば)フォント」に変えて、コードらしく整えます。等幅フォントとは、すべての文字の幅が同じ大きさにそろっているフォントのこと。コードのインデント(字下げ)や記号の位置がきれいに縦にそろうので、ぐっと読みやすくなります。

方法3: 等幅フォント(Consolas など)に変更する

Wordのホームタブのフォントグループ
フォント欄で Consolas などの等幅フォントにすると、コードの桁がそろって読みやすくなります。
  1. 等幅にしたいコードの部分を、マウスでドラッグして範囲選択します。
  2. 「ホーム」タブの左上にあるフォント名のボックスをクリックします。
  3. 「Consolas」(コンソラス)や「Courier New」(クーリエ ニュー)と入力するか、一覧から選びます。どちらも等幅フォントで、コード表示の定番です。

💡 ポイント:WindowsのWordなら「Consolas」、Macや古い環境も意識するなら「Courier New」が無難です。フォントサイズは本文より少し小さめ(10ポイント前後)にすると、コードが詰まって見やすくなることが多いです。

⚠️ ありがちな失敗:フォントを変えずに、見た目だけ「色」を付けてコードっぽくしようとすること。色だけ変えても、文字幅がバラバラのままだとインデントがそろわず、かえって読みにくくなります。まず等幅フォント、が鉄則です。

ステップ3:枠で囲んで本文とはっきり区別する

最後に、コードのかたまりを枠で囲んだり、背景に薄い色(網かけ)を付けたりして、本文と一目で区別できるようにします。これがいわゆる「コードブロック」らしい見た目になる仕上げの工程です。やり方は2通りあるので、好みに合うほうを選んでください。

方法4: 罫線と網かけで囲む(本文の流れの中に置きたいとき)

コードの段落だけを枠で囲み、背景に薄いグレーを敷く方法です。本文の自然な流れの中にコードを置きたいときに向いています。

  1. 枠で囲みたいコードの段落を選択します。
  2. 「ホーム」タブの「罫線」ボタンの右の▼をクリックし、一番下の「線種とページ罫線と網かけの設定」を選びます。
  3. 「罫線」タブで、左側の「設定」から「囲む」を選びます。線の種類・色・太さもここで選べます。
  4. 右下の「設定対象(適用先)」が「段落」になっていることを確認します(「文字」のままだと一文字ずつ囲まれてしまいます)。
  5. 背景に色を付けたいときは、同じ窓の「網かけ」タブを開き、「背景の色」から薄いグレーなどを選びます。
  6. 「OK」を押すと、コードの段落が枠+薄い背景色で囲まれます。

⚠️ ありがちな失敗:手順4の「設定対象」が「文字」のままになっていること。これだと段落全体ではなく一文字ごとに枠が付いてしまい、思った見た目になりません。必ず「段落」を選ぶのがコツです。

方法5: 表(1マスのテーブル)に入れる(がっちり区切りたいとき)

コードを1マスだけの表の中に入れる方法です。表のセルは余白や背景色を細かく調整でき、長いコードでも枠がずれにくいので、コードを「がっちり1つの箱」として見せたいときに便利です。

Wordの挿入タブの表ボタンで1マスの表を作る画面
「挿入」→「表」で1×1のマスを選ぶと、コードを枠で囲んで目立たせられます。
  1. 「挿入」タブ →「表」をクリックし、マス目の左上の1マス(1行1列)を選んで表を作ります。
  2. できた表のマスの中に、ステップ1の方法で書式を消したコードを貼り付けます。
  3. マスの中の文字を、方法3のように等幅フォントに変えます。
  4. 背景に色を付けたいときは、マスの中をクリック →「テーブルデザイン」タブの「塗りつぶし」から薄いグレーなどを選びます。

💡 ポイント:表の見た目がきつい場合は、罫線を細くしたり色を薄くしたりすると、やわらかい印象になります。表は「セル内の余白」も調整できるので、コードと枠線の間に少しゆとりを持たせると読みやすくなります。

どの方法を選べばいい?かんたん早見表

やりたいこと・状況 使う方法 ひとことメモ
Webやチャットからコピーした色・背景を消したい 方法1(テキストのみ保持) まずこれ。迷ったらここから
方法1でも書式が残る・確実にまっさらにしたい 方法2(形式を選択して貼り付け) 「書式なしのテキスト」を選ぶ
インデントや記号の位置をきれいにそろえたい 方法3(等幅フォント) Consolas か Courier New に変える
本文の流れの中に、軽く枠を付けて置きたい 方法4(罫線と網かけ) 「設定対象」を必ず「段落」に
コードを1つの箱としてがっちり区切りたい 方法5(1マスの表) 長いコードでも枠がずれにくい

基本の流れは「①書式を消して貼る(方法1か2)→ ②等幅フォントにする(方法3)→ ③枠で囲む(方法4か5)」の順番です。3つを組み合わせると、専用エディターのような見やすいコード表示がWordでも作れます。

よくある質問や疑問

Q1: コードに行番号を自動で付けることはできますか?

Word本体に、コードの行番号を自動で振る専用機能はありません。どうしても行番号を入れたいときは、コードエディター側であらかじめ行番号を付けてからコピーするか、方法5の表を「2列」にして左の列に手で番号を入れる、といった工夫で代用します。短いコードなら、手で番号を打つだけでも十分見やすくなります。

Q2: コードを自動で色分け(シンタックスハイライト)できますか?

Wordには自動で色分けする機能はありません。どうしても色を付けたい場合は、キーワードなど一部だけを範囲選択して「フォントの色」で手動で色を変えることになります。ただし手作業なので、長いコードでは大変です。色分けが必須なら、Visual Studio Codeなどの専用エディターで色付きの状態をそのままコピーして、方法1とは逆に「元の書式を保持」で貼る方法もあります(ただし背景がにじむことがあるため、見た目は要確認です)。

Q3: 長いコードを貼ったらWordが重くなりました。なぜ?

非常に長いコードや、色・書式がたくさん付いたまま貼り付けると、ファイルが重くなって動作が遅くなることがあります。その場合は、ステップ1のようにいったん書式を消してから貼ると軽くなります。それでも重いときは、コードの量が多すぎるサインなので、コードはテキストファイル(.txt)として別に添付し、Wordには要点だけ載せる、といった分け方も検討してください。

Q4: 貼り付けると勝手に左端の字下げ(インデント)が消えてしまいます。

「テキストのみ保持」で貼ると、半角スペースによる字下げは基本的に残りますが、タブによる字下げや、コード側の自動整形が外れて見えることがあります。等幅フォント(方法3)にしたうえで、必要なら段落の「インデント」でコード全体を少し右に寄せると、本文と区別しやすく、字下げもそろって見えます。

まとめ

Wordはコード専用のソフトではありませんが、「①書式を消して貼る → ②等幅フォントにする → ③枠で囲む」の3ステップを踏めば、読みやすく、本文ともきちんと区別されたコードのかたまりを作れます。まずは方法1の「テキストのみ保持」で色や背景を消すこと、これがいちばんのコツです。あとは等幅フォントと、罫線・網かけ(方法4)か1マスの表(方法5)を組み合わせれば、見栄えのよい仕上がりになります。

「貼り付けのオプションがどこにあるか分からない」「枠がうまく付かない」など、操作でつまずいたときは、お気軽にLINEからお声掛けください。

最終確認日:2026年6月(Microsoft 365 / 新しいWord・Word 2021 の挙動を、Microsoft 公式情報をもとに確認しています。2024年5月以降、Word for Windows の貼り付けの初期動作が「書式を結合」に変更されている点も反映しています。)

この記事を書いた人
この記事を書いた人

企業の情報システム部門で10年以上、PC・アカウント・社内ネットワーク・Microsoft 365/Google Workspace運用を担当。年間数百件の問い合わせ対応(PC不調、メール送受信、Excel/Word資料、Teams会議、スマホ連携など)を通じて、初心者がつまずくポイントを「再現→原因切り分け→最短解決」の手順に落とし込んできました

現場や身近で実際に起きたトラブルをベースに、手順だけでなく「なぜそうなるか」「失敗しやすい落とし穴」「安全な設定(セキュリティ)」まで含めて解説します。

相談窓口(問い合わせ/LINE等)を設け、記事で解決しないケースも個別にサポートしていますので「パソコンが急に動かなくなった」「スマホの設定がわからない」などの悩みは一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

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