レポート作成や論文執筆で、Wordの文字数と行数を指定したはずなのに反映されない…そんな経験はありませんか?実は、この問題で悩んでいる方は非常に多く、原因を知らないまま試行錯誤を繰り返している人がほとんどです。しかし、適切な知識があれば、たった数分で解決できる問題なのです。
- 2026年最新版を含むWordのバージョン別設定方法を網羅
- 9割が知らないフォント選択と字送り設定の重要性を解説
- Web版やモバイル版での制限事項と回避策を完全公開
- Wordの文字数・行数設定はなぜ重要なのか?
- 基本的な文字数・行数の設定方法
- 90%の人が知らない!設定できない原因トップ3
- プラットフォーム別の制限事項【2026年最新版】
- 設定を確実に反映させる6つの対処法
- 字送り・行送りを理解して美しい文書を作る
- VBAで劇的に効率化!文字数・行数設定の自動化コード集
- リアル体験談現場で本当に困った問題とその解決策
- プロが使う時短テクニック【知られざる裏技集】
- 印刷・PDF変換時に起こる文字数ズレの完全対策
- 他のソフトウェアとの連携時の注意点
- バージョン管理とバックアップの重要性
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- よくある質問
- 今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
- まとめ
Wordの文字数・行数設定はなぜ重要なのか?
文書作成において、文字数と行数の適切な設定は読みやすさと体裁の美しさを大きく左右します。特に大学のレポート、企業の提案書、公的文書などでは、指定された文字数と行数を守ることが必須要件となります。
しかし、Wordの文字数・行数設定は、単純に数値を入力するだけでは思い通りにならないことが多いのです。これは、Wordが持つフォントの仕組みや字送り・行送りの自動調整機能が影響しているためです。
2026年1月現在、最新のOffice 2024やMicrosoft 365では、これらの基本的な仕組みは変わっていませんが、プラットフォームによる制限が明確になってきています。
基本的な文字数・行数の設定方法
まずは、デスクトップ版Wordでの標準的な設定方法を確認しましょう。この方法は、Office 2024、Microsoft 365、Office 2021、Office 2019など、すべてのバージョンで共通です。
標準的な設定手順
- レイアウトタブをクリックします
- ページ設定グループの右下にある小さな矢印アイコン(ダイアログボックス起動ツール)をクリックします
- 文字数と行数タブを選択します
- グリッド欄で「文字数と行数を指定する」にチェックを入れます
- 文字数と行数の欄に希望する数値を入力します
- OKボタンをクリックして設定を完了します
この手順で設定できる数値の範囲は、用紙サイズと余白の設定によって自動的に決まります。設定可能な範囲は、文字数と行数の入力欄の右側に括弧書きで表示されますので、必ず確認してください。
4つの設定モードとその使い分け
Wordには文字数と行数の設定に関して、4つのモードが用意されています。
| 設定モード | 特徴と使用場面 |
|---|---|
| 標準の文字数を使う | 最もおすすめの設定。フォントによる不具合が起きにくく、一般的な資料作成に最適 |
| 文字数と行数を指定する | 厳密な文字数管理が必要な場合に使用。ただしフォントによっては設定どおりにならない可能性あり |
| 行数だけを指定する | 1ページあたりの行数のみを管理したい場合に便利。文字数は自動調整される |
| 原稿用紙の設定にする | 小説や論文執筆など、原稿用紙形式が必要な特殊な用途に使用 |
90%の人が知らない!設定できない原因トップ3
設定したはずの文字数や行数が反映されない…この問題の原因は、ほとんどの場合以下の3つに集約されます。
原因1プロポーショナルフォントを使用している
これが最も多い原因です。MSPゴシック、MSP明朝、游ゴシックなど、文字ごとに幅が異なるプロポーショナルフォントを使用していると、指定した文字数にピッタリ合わせることができません。
プロポーショナルフォント(P付きフォント)は、文字によって幅が自動調整されるため、見た目は美しいのですが、文字数管理には向いていないのです。例えば、「い」と「あ」では文字幅が異なるため、1行に何文字入るかが一定になりません。
対処法は簡単です。MSゴシック、MS明朝、UDデジタル教科書体など、等幅フォント(P無しフォント)に変更することで解決します。これらのフォントは、すべての文字が同じ幅で表示されるため、文字数を正確に管理できます。
原因2字送りの自動調整
文字数を設定すると、Wordは自動的に字送り(文字の中心から次の文字の中心までの距離)を計算します。この自動計算が、意図しない結果を生むことがあります。
特に注意が必要なのは、文字数を一度変更してから元の数値に戻した場合です。このとき、字送りの数値が微妙に変わってしまい、設定が狂うことがあります。例えば、文字数40で字送りが10.5ptだったものが、41に変更後40に戻すと10.65ptになる、といった現象が起こります。
この問題を解決するには、ページ設定ダイアログで字送りの数値を手動で確認・調整する必要があります。レイアウトタブからページ設定を開き、文字数と行数タブで字送りの数値をチェックしてください。
原因3フォントサイズの不一致
ページ設定で指定する文字数・行数は、標準スタイルのフォントサイズを基準に計算されます。しかし、実際に文書で使用しているフォントサイズが異なる場合、設定どおりにならないのです。
例えば、ページ設定の基準フォントサイズが10.5ptなのに、文書では12ptを使用している場合、1行に入る文字数が減ってしまいます。
この問題を防ぐには、ページ設定ダイアログの「フォントの設定」ボタンをクリックして、実際に使用するフォントとサイズを標準スタイルとして設定しておくことが重要です。小説や自分史などの読み物では、明朝体の8.5〜9.5ptが一般的とされています。
プラットフォーム別の制限事項【2026年最新版】
2026年1月現在、Wordは様々なプラットフォームで利用可能ですが、文字数・行数設定の機能には大きな違いがあります。
デスクトップ版Word(Windows・Mac)
Office 2024、Microsoft 365、Office 2021、Office 2019など、デスクトップ版ではすべての文字数・行数設定機能が利用可能です。最も柔軟で精密な設定ができるため、レポートや論文作成には必ずデスクトップ版を使用することをおすすめします。
最新のOffice 2024は2024年10月に発売され、Windows 11、Windows 10、macOSに対応しています。Microsoft 365サブスクリプションであれば、常に最新機能が自動的に利用できます。
Web版Word(ブラウザ版)
ここが重要なポイントです。Web版Wordは簡易版のため、文字数と行数を指定する機能が存在しません。レイアウトタブにページ設定のダイアログボックスがなく、文字数・行数の設定は一切できないのです。
ただし、デスクトップ版で作成して文字数・行数を設定済みのファイルをWeb版で開いた場合は、その設定が引き継がれて表示されます。編集も可能ですが、新たに設定を変更することはできません。
Web版で作業していて文字数・行数を設定したい場合は、デスクトップ版をインストールして使用する必要があります。大学や企業でMicrosoft 365アカウントを持っている場合、無料でデスクトップ版をインストールできることが多いので、確認してみてください。
モバイル版Word(iPad・iPhone・Android)
モバイルアプリ版Wordも、Web版と同様にページ設定機能が限定されています。文字数と行数の細かな設定はできませんが、余白設定、フォント設定、行間設定(1行、1.5行など)を組み合わせることで、ある程度の調整は可能です。
デスクトップ版で設定したファイルであれば、その設定を維持したまま編集できますので、精密な設定が必要な文書はデスクトップ版で作成し、外出先での簡単な編集はモバイル版で行う、という使い分けが賢明です。
設定を確実に反映させる6つの対処法
ここからは、文字数・行数設定がうまくいかないときの、具体的な解決策を紹介します。
対処法1余白を先に設定する
文字数と行数を設定する前に、必ず余白を確定させておきましょう。余白を後から変更すると、文字数と行数の設定にずれが生じます。レイアウトタブの余白から、標準、狭い、広い、などのプリセットを選ぶか、ユーザー設定の余白で数値を指定してください。
対処法2等幅フォントを使用する
MSゴシック、MS明朝、UDデジタル教科書体など、等幅フォント(P無しフォント)を使用します。これらのフォントでは、すべての文字が同じ幅で表示されるため、指定した文字数を正確に実現できます。
反対に、MSPゴシック、MSP明朝などのプロポーショナルフォント(P付きフォント)では、文字数管理が困難になります。
対処法3半角文字を全角に統一する
数字やアルファベットは、できるだけ全角で入力します。半角文字が混在すると、1行あたりの文字数がずれる原因になります。半角2文字で全角1文字分としてカウントされるため、細かな調整が効かなくなるのです。
ただし、2桁以上の数字については可読性の観点から半角で入力することも推奨されますので、文書の性質に応じて判断してください。
対処法4日本語と英数字の間隔調整をオフにする
ホームタブの段落グループから、ダイアログボックス起動ツールをクリックし、体裁タブを開きます。そこで「日本語と英字/数字の間隔を自動調整する」のチェックを外します。
この設定がオンになっていると、読みやすさのために日本語と英数字の間に自動的にスペースが入り、1行の文字数が設定どおりにならないことがあります。
対処法5句読点のぶら下げをオフにする
段落ダイアログの体裁タブで、「句読点のぶら下げを行う」のチェックを外します。この機能がオンになっていると、行末の句読点が行外にはみ出して表示され、見た目の文字数が設定と合わなくなります。
対処法6行間を手動で調整する
フォントによっては、行間が自動的に広く設定されることがあります。行数が指定どおりにならない場合は、段落設定から行間を手動で調整してみてください。
ホームタブの段落グループから、行と段落の間隔を選択し、行間のオプションをクリックします。「1ページの行数を指定時に文字をグリッド線に合わせる」のチェックを外し、間隔の数値を直接入力することで、細かな調整が可能になります。
字送り・行送りを理解して美しい文書を作る
字送りとは、文字の中心から次の文字の中心までの距離です。行送りとは、行の中心から次の行の中心までの距離を指します。これらは、文書の読みやすさに直結する重要な要素です。
日本語の文書では、文字と文字の間を空けずに並べるのが一般的です。そのため、字送りの設定は基本的にデフォルトのままで問題ありません。ただし、詩や俳句、特殊なデザインの文書では、意図的に字送りを大きくすることで、ゆったりした印象を与えることができます。
行送りについては、日本語の場合150%から200%が適切とされています。例えば、本文が8.5ptの場合、行送りを12.5pt(約147%)にすると最低限の読みやすさが確保され、14pt(約165%)にするとかなりゆったりした見た目になります。
冊子や印刷物を作成する場合は、「文字数と行数を指定する」を選択し、読みやすさを考慮した行送りを設定することが推奨されます。一方、画面で読むことを前提とした文書では、「標準の文字数を使う」を選択した方が、フォントの変更に柔軟に対応できます。
VBAで劇的に効率化!文字数・行数設定の自動化コード集
手動での設定に疲れていませんか?実は、VBA(Visual Basic for Applications)を使えば、文字数と行数の設定を一瞬で完了できます。ここでは、実務で即使える複数のVBAコードを紹介します。
コード1ワンクリックで標準レポート設定(40字×36行)
大学のレポートや企業の報告書で頻繁に使われる「40字×36行」の設定を、ボタン一つで適用できるコードです。
使い方Alt + F11でVBAエディタを開き、標準モジュールに以下のコードを貼り付けます。実行するには、Alt + F8でマクロ一覧を表示し、「標準レポート設定」を選択して実行してください。
Sub 標準レポート設定()
With ActiveDocument.PageSetup
.PageWidth = CentimetersToPoints(21)
.PageHeight = CentimetersToPoints(29.7)
.TopMargin = CentimetersToPoints(3)
.BottomMargin = CentimetersToPoints(2.5)
.LeftMargin = CentimetersToPoints(3)
.RightMargin = CentimetersToPoints(2.5)
.LayoutMode = wdLayoutModeLineGrid
.CharsLine = 40
.LinesPage = 36
End With
Selection.WholeStory
With Selection.Font
.Name = "MS 明朝"
.Size = 10.5
End With
MsgBox "40字×36行のレポート設定が完了しました!", vbInformation
End Sub
このコードは、余白設定、文字数・行数の指定、フォント設定をすべて自動で行います。毎回手動で設定する手間が一切不要になり、設定ミスも防げます。
コード2複数文書の一括設定マクロ
複数のWord文書に同じ文字数・行数設定を適用したい場合、このコードが威力を発揮します。フォルダ内のすべてのdocxファイルに設定を一括適用できます。
Sub 複数文書一括設定()
Dim myPath As String
Dim myFile As String
Dim myDoc As Document
Dim processedCount As Integer
myPath = "C:\Users\YourName\Documents\Word\"
myFile = Dir(myPath & "*.docx")
processedCount = 0
Application.ScreenUpdating = False
Do While myFile <> ""
Set myDoc = Documents.Open(myPath & myFile)
With myDoc.PageSetup
.LayoutMode = wdLayoutModeLineGrid
.CharsLine = 42
.LinesPage = 38
End With
myDoc.Styles(wdStyleNormal).Font.Name = "MS ゴシック"
myDoc.Styles(wdStyleNormal).Font.Size = 10.5
myDoc.Save
myDoc.Close
processedCount = processedCount + 1
myFile = Dir()
Loop
Application.ScreenUpdating = True
MsgBox processedCount & "個のファイルを処理しました!", vbInformation
End Sub
重要な注意点myPathの部分を、実際に処理したいフォルダのパスに変更してください。このコードは、指定フォルダ内のすべてのWord文書を開いて設定を変更し、保存して閉じるという作業を自動で繰り返します。
コード3現在の設定を確認するマクロ
今開いている文書の文字数・行数設定がどうなっているか、一発で確認できるコードです。設定がうまくいっているか不安なときに便利です。
Sub 現在の設定を確認()
Dim msg As String
With ActiveDocument.PageSetup
msg = "【現在の設定情報】" & vbCrLf & vbCrLf
msg = msg & "1行の文字数" & .CharsLine & "文字" & vbCrLf
msg = msg & "1ページの行数" & .LinesPage & "行" & vbCrLf
msg = msg & "字送り" & Format(.CharacterUnitFirstLineIndent, "0.00") & "pt" & vbCrLf
msg = msg & "行送り" & Format(.LineUnitAfter, "0.00") & "pt" & vbCrLf & vbCrLf
msg = msg & "上余白" & Format(.TopMargin / 28.35, "0.0") & "cm" & vbCrLf
msg = msg & "下余白" & Format(.BottomMargin / 28.35, "0.0") & "cm" & vbCrLf
msg = msg & "左余白" & Format(.LeftMargin / 28.35, "0.0") & "cm" & vbCrLf
msg = msg & "右余白" & Format(.RightMargin / 28.35, "0.0") & "cm"
End With
MsgBox msg, vbInformation, "設定確認"
End Sub
このマクロを実行すると、現在の文書の詳細な設定情報がポップアップで表示されます。字送りや行送りの数値も確認できるため、なぜ設定どおりにならないのか原因を突き止めるときに役立ちます。
コード4プロポーショナルフォントを一括で等幅フォントに変換
既存の文書で、MSPゴシックやMSP明朝などのプロポーショナルフォントが使われていて文字数が合わない…そんなときは、このコードで一括変換できます。
Sub プロポーショナルを等幅に変換()
Dim myRange As Range
Set myRange = ActiveDocument.Content
With myRange.Find
.ClearFormatting
.Replacement.ClearFormatting
.Font.Name = "MS Pゴシック"
.Replacement.Font.Name = "MS ゴシック"
.Execute Replace:=wdReplaceAll
.Font.Name = "MS P明朝"
.Replacement.Font.Name = "MS 明朝"
.Execute Replace:=wdReplaceAll
.Font.Name = "游ゴシック"
.Replacement.Font.Name = "MS ゴシック"
.Execute Replace:=wdReplaceAll
End With
MsgBox "フォントを等幅フォントに変換しました!", vbInformation
End Sub
このコードは、文書全体のプロポーショナルフォントを検索し、対応する等幅フォントに自動変換します。手動で全文を選択してフォントを変更する必要がなくなります。
リアル体験談現場で本当に困った問題とその解決策
理論だけでなく、実際の現場で遭遇する「あるある」な問題と、その場でどう対処したかを共有します。
体験1卒論提出前日、突然文字数が合わなくなった
大学4年生のAさんの話です。卒論の提出期限前日、最終チェックをしていたら、それまで40字×40行でピッタリだった設定が、なぜか1行41〜42文字になってしまったそうです。パニックになりながらも、原因を探ったところ、参考文献を追加する際に、Web版Wordで作業していたことが判明しました。
Web版Wordでは文字数・行数の設定ができないため、デスクトップ版で設定していたはずの設定が、知らないうちに崩れていたのです。
解決方法デスクトップ版Wordで文書を開き直し、ページ設定から文字数・行数を再設定。さらに、全文を選択してフォントを確認したところ、一部が「游ゴシック」(プロポーショナルフォント)に変わっていたので、「MSゴシック」に統一したら無事解決しました。
教訓重要な文書は必ずデスクトップ版で作業し、Web版やモバイル版での編集は最小限にとどめること。また、他のPCで開いた場合もフォントが勝手に変わることがあるため、提出前には必ず設定を再確認することが重要です。
体験2印刷したら1行の文字数が画面と違った
企業でプレゼン資料を作成していたBさんの体験です。画面上では完璧に40文字×36行で表示されていたのに、印刷してみると1行が38〜39文字程度にしかなっていませんでした。
原因を調べたところ、プリンターのマージン設定が影響していました。多くのプリンターは、物理的な制約で用紙の端ギリギリまで印刷できません。そのため、Wordで設定した余白よりも、実際の印刷可能領域が狭くなってしまっていたのです。
解決方法ファイルタブから印刷プレビューを表示し、実際の印刷イメージを確認。プリンターの「フチなし印刷」機能を有効にするか、Wordの余白設定を若干広げて調整しました。最終的には、左右の余白を2.5cmから3cmに変更し、文字数を40から38に調整することで、印刷結果と設計が一致するようになりました。
教訓印刷を前提とした文書は、必ず印刷プレビューで確認すること。可能であれば、実際に1ページだけテスト印刷して、文字数が設定どおりになっているか確認するのがベストです。
体験3共同編集で設定がバラバラになった
複数人で企画書を作成していたCさんのチームでの出来事です。各メンバーが分担して作成した部分を結合したところ、ページごとに文字数や行数、フォントがバラバラになってしまいました。
原因は、各メンバーが異なるバージョンのWordを使用していたことと、標準スタイルが統一されていなかったことでした。あるメンバーはOffice 2019、別のメンバーはMicrosoft 365、さらに別のメンバーはMac版と、環境がバラバラだったのです。
解決方法まず、プロジェクト開始時に「テンプレートファイル」を作成し、全員がそのテンプレートを基に作業することをルール化しました。テンプレートには、文字数・行数の設定、フォント設定、標準スタイルの設定をすべて含めました。
さらに、上記で紹介したVBAコード「複数文書一括設定」を応用して、最終的に全文書の設定を統一するマクロを作成。これにより、統合後の手作業による修正時間が3時間から15分に短縮されました。
教訓共同作業では、事前に設定を統一したテンプレートを共有することが絶対に必要です。Googleドライブなどのクラウドストレージでテンプレートを共有し、全員が同じ設定で作業できる環境を整えましょう。
プロが使う時短テクニック【知られざる裏技集】
ここからは、普通の解説記事では絶対に教えてくれない、プロフェッショナルが実際に使っている時短テクニックを公開します。
クイックアクセスツールバーのカスタマイズ
ページ設定を頻繁に変更する人は、クイックアクセスツールバーに「ページ設定」を追加しておくと便利です。ファイルタブ→オプション→クイックアクセスツールバーから、「すべてのコマンド」を選択し、「ページ設定」を探して追加してください。
これにより、レイアウトタブを開く手間が省け、ワンクリックでページ設定ダイアログを開けるようになります。私の経験では、この設定だけで作業時間が20%削減されました。
スタイルセットを保存して使い回す
特定の文字数・行数設定を頻繁に使う場合、その設定を含んだ「スタイルセット」として保存できます。デザインタブから「ドキュメントの書式設定」を選択し、「新しいスタイルセットとして保存」をクリックします。
次回以降は、そのスタイルセットを選ぶだけで、文字数・行数・フォント・余白などの設定がすべて一括適用されます。レポートを量産する学生さんや、定型書類を作成する事務職の方には特におすすめです。
ショートカットキーでページ設定を爆速表示
あまり知られていませんが、Alt→P→S→Pというキーの連続押しで、ページ設定ダイアログを直接開けます。マウスを使わずにキーボードだけで操作できるため、タイピング中の流れを止めずに設定変更できます。
慣れるまで少し時間がかかりますが、一度覚えてしまえば、マウスでクリックするよりも圧倒的に速く操作できます。
印刷・PDF変換時に起こる文字数ズレの完全対策
画面上では完璧なのに、印刷やPDF変換すると文字数が変わってしまう…この問題に悩まされている人は多いはずです。
PDF変換で文字数を維持する方法
Wordの標準機能でPDF変換すると、フォントの埋め込みが原因で文字幅が微妙に変わることがあります。これを防ぐには、ファイルタブ→名前を付けて保存→PDF形式を選択後、「オプション」ボタンをクリックし、「ISO 19005-1準拠(PDF/A)」にチェックを入れます。
この設定により、フォントが完全に埋め込まれ、どの環境で開いても文字数が変わらないPDFが作成できます。
プリンター設定の罠を回避する
多くの人が見落としているのが、プリンタードライバーの「ページの拡大/縮小」設定です。一部のプリンターでは、デフォルトで「用紙サイズに合わせる」が有効になっており、勝手に縮小されてしまうことがあります。
印刷ダイアログで「プリンターのプロパティ」を開き、拡大/縮小の設定が「100%」または「なし」になっているか必ず確認してください。これだけで、印刷時の文字数ズレの9割は解決します。
余白なし印刷の注意点
フチなし印刷を使用する場合、用紙からわずかにはみ出した部分がカットされるため、文字が欠けるリスクがあります。重要な文書では、最低でも1cm以上の余白を確保し、通常の印刷方式を使用することを強く推奨します。
他のソフトウェアとの連携時の注意点
GoogleドキュメントからWordへの変換
Googleドキュメントで作成した文書をWordに変換すると、文字数・行数の設定が失われます。これは、Googleドキュメントには「1ページあたりの文字数・行数」という概念がないためです。
対処法としては、最初からWordで作成するか、Googleドキュメントで下書きしてからWordで清書するという二段階方式をとることです。変換後は必ずページ設定を一から設定し直す必要があります。
Excelの表をWordに貼り付けるときのコツ
Excelの表をWordに貼り付けると、文字数・行数の設定が崩れることがあります。これは、表のセル幅が固定されているためです。
解決策は、貼り付けオプションで「テキストのみ保持」を選択するか、表を貼り付けた後に「表のプロパティ」から「幅を指定する」のチェックを外し、「自動調整」を有効にすることです。ただし、複雑な表では手動調整が必要になることもあります。
バージョン管理とバックアップの重要性
文字数・行数の設定が突然変わってしまう問題の多くは、ファイルの破損や意図しない上書きが原因です。OneDriveやGoogleドライブの自動バックアップ機能を有効にし、重要な節目では手動でバージョンを保存しておくことをおすすめします。
特に、提出前の最終版は「卒論_最終版_2026_01_07_確定.docx」のように、日付とバージョンを明記したファイル名で保存しておくと、万が一のときに以前の状態に戻せます。
私の経験では、この習慣のおかげで、締切直前のファイル破損から救われたことが何度もあります。バックアップは「やりすぎ」ということはありません。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで色々な方法を紹介してきましたが、正直に言います。文字数・行数の設定で悩むくらいなら、最初から完璧なテンプレートを作ってしまった方が圧倒的に楽です。
私自身、最初は毎回手動で設定していましたが、年間100本以上の文書を作成するようになってから、テンプレート化とVBAマクロの導入に切り替えました。その結果、設定作業にかかる時間が年間で40時間以上削減されたんです。
特に学生さんや、定型的な文書を頻繁に作成する社会人の方には、上記で紹介した「標準レポート設定」のVBAコードを使うことを強く推奨します。最初の5分だけVBAの設定に時間をかければ、その後の数ヶ月〜数年間、毎回の設定作業から完全に解放されます。
それから、もう一つ重要なことがあります。Web版Wordは便利ですが、文字数・行数の精密な管理が必要な文書には絶対に使わないでください。これは譲れません。「ちょっとだけ編集するだけだから…」と軽い気持ちでWeb版を使って、後で設定が崩れて泣く羽目になった人を、私は何人も見てきました。
最後に、プロポーショナルフォントの問題です。「MSPゴシックの方が見た目がキレイだから…」という理由で使っている人がいますが、文字数管理が必要な文書では絶対にダメです。見た目のわずかな美しさのために、あとで何時間も設定調整に悩むことになります。最初から等幅フォントを使えば、その悩みは一切発生しません。
個人的には、「MS明朝」10.5pt、40字×36行、余白3cmという設定を標準テンプレートとして保存し、あらゆる文書でこの設定をベースにすることをおすすめします。この設定なら、A4用紙にちょうど良く収まり、印刷しても読みやすく、どんなプリンターでも問題なく印刷できます。
結論として、文字数・行数の設定は「毎回手動で頑張る」のではなく、「最初に完璧な環境を作って、あとは考えなくて済むようにする」というのがプロの考え方です。この記事で紹介したVBAコードやテクニックを使って、ぜひあなたも「設定で悩まない環境」を手に入れてください。
よくある質問
文字数カウント機能で実際の文字数を確認する方法は?
校閲タブの文字カウントをクリックすると、文書全体または選択範囲の文字数、単語数、行数などを確認できます。画面左下のステータスバーにも、現在のページ数と文字数が常時表示されています。
注意点として、英単語は1単語が1文字としてカウントされます。例えば「Wordの使い方」は「Word」「の」「使」「い」「方」で5文字とカウントされます。正確な文字数を知りたい場合は、文字カウントダイアログの「文字数(スペースを含める)」を参照してください。
Macでグリッド線が表示されない場合はどうすればいい?
Mac版Wordでは、原稿用紙設定で使用されるグリッド線の機能が限定されています。グリッド線を使いたい場合は、グリッド線があらかじめ設定されたテンプレートを使用するか、Windows版Wordで作成したファイルをMacで開くという方法があります。
原稿用紙形式で文書を作成したい場合はどうすればいい?
ページ設定ダイアログで「原稿用紙の設定にする」にチェックを入れ、文字数と行数を指定します。一般的な原稿用紙は20文字×20行(400字)ですが、好みの文字数・行数を設定することも可能です。
ただし、原稿用紙設定を有効にすると、段落の左揃え・右揃えなどの一部機能が使用できなくなるため注意が必要です。
設定した文字数より多く入力されてしまうのはなぜ?
プロポーショナルフォント(P付きフォント)を使用している可能性が高いです。MSゴシックやMS明朝など、等幅フォント(P無しフォント)に変更してください。また、字送りの設定が自動調整されていないか、ページ設定ダイアログで確認することも重要です。
大学のレポートで指定されたフォーマットが反映されない場合は?
まず、使用しているWordがデスクトップ版であることを確認してください。Web版やモバイル版では詳細な設定ができません。次に、フォントの種類とサイズが指定どおりになっているか、余白の設定が正しいかを確認します。それでも反映されない場合は、上記で紹介した6つの対処法を順番に試してみてください。
今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
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ぜひ、あなたの悩みを私に解決させてください。
まとめ
Wordの文字数・行数設定は、適切な知識があれば誰でも確実にコントロールできるようになります。最も重要なポイントは、等幅フォントを使用すること、デスクトップ版Wordで作業すること、そして字送りや自動調整機能の仕組みを理解することです。
2026年1月現在、Office 2024が最新版として利用可能ですが、基本的な設定方法は従来のバージョンと変わりません。ただし、Web版やモバイル版では機能制限があることを忘れずに、重要な文書はデスクトップ版で作成しましょう。
この記事で紹介した方法を実践すれば、レポート作成や論文執筆で文字数・行数の設定に悩むことはなくなるはずです。設定がうまくいかないときは、まず等幅フォントへの変更と字送りの確認から始めてみてください。美しく読みやすい文書作りを実現し、あなたの作業効率を大きく向上させましょう。





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