Wordで大量の文書を扱う際、行数を取得する方法を知っていますか?実は、Word VBAを使えば、行数の取得は驚くほど簡単です。
この記事では、初心者でもすぐに実践できる3つの方法をご紹介します。
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Word VBAで行数を簡単に取得する方法とは?
Word VBAを活用することで、文書全体や特定の範囲の行数を迅速に取得できます。これにより、編集や校正作業の効率化や時間短縮が可能です。特に、以下の3つの方法がおすすめです。
- 文書全体の行数を取得する方法
- 選択範囲の行数を取得する方法
- 複数文書の行数を一括取得する方法
これらの方法をマスターすれば、Wordでの作業が格段にスムーズになります。
Word VBAで行数を取得する具体的な手順
以下では、Word VBAで行数を取得の具体的な手順を解説します。
1. 文書全体の行数を取得する方法
- Wordを開き、Alt + F11キーでVBAエディタを起動します。
- 「挿入」メニューから「標準モジュール」を選択します。
- 以下のコードを入力します。
/* VBAコード */
Sub GetTotalLineCount()
Dim totalLines As Long
totalLines = ActiveDocument.Range.ComputeStatistics(wdStatisticLines)
MsgBox "文書全体の行数は " & totalLines & " 行です。"
End Sub - コードを保存し、F5キーで実行します。
- メッセージボックスに文書全体の行数が表示されます。
2. 選択範囲の行数を取得する方法
- 行数を取得したいテキストをドラッグして選択します。
- VBAエディタに以下のコードを入力します
/* VBAコード */
Sub GetSelectionLineCount()
Dim selectionLines As Long
selectionLines = Selection.Range.ComputeStatistics(wdStatisticLines)
MsgBox "選択範囲の行数は " & selectionLines & " 行です。"
End Sub - コードを実行すると、選択範囲の行数が表示されます。
3. 複数文書の行数を一括取得する方法
- 行数を取得したい文書が保存されているフォルダパスを確認します。
- VBAエディタに以下のコードを入力します。
/* VBAコード */
Sub GetLineCountsFromFolder()
Dim myFolder As String
Dim myFile As String
Dim doc As Document
Dim totalLines As LongmyFolder = "C:\YourFolderPath\" 'あなたのフォルダパスに変更してください
myFile = Dir(myFolder & "*.docx")Do While myFile <> ""
Set doc = Documents.Open(myFolder & myFile)
totalLines = doc.Range.ComputeStatistics(wdStatisticLines)
MsgBox myFile & " の行数は " & totalLines & " 行です。"
doc.Close
myFile = Dir
Loop
End Sub - コード内のフォルダパスを自分の環境に合わせて変更します。
- コードを実行すると、フォルダ内の全てのWord文書の行数が順に表示されます。
知っておかないといけない注意点
知っておかないといけない注意点が3つあります。
- 改ページや空白行の扱い:Word VBA 行番号 取得では、改ページや空白行も行数に含まれます。正確な行数が必要な場合は、除外する処理が必要です。
- マクロのセキュリティ設定:マクロを実行するためには、セキュリティ設定でマクロを有効にする必要があります。信頼できる文書でのみ行いましょう。
- バックアップの重要性:マクロ実行前に文書のバックアップを取ることをおすすめします。万が一のデータ損失を防ぐためです。
よくある質問
他の統計情報(文字数、単語数)も取得できますか?
はい、ComputeStatisticsメソッドを使用して、wdStatisticCharacters(文字数)やwdStatisticWords(単語数)なども取得可能です。
マクロが実行できない場合の対処法は?
マクロのセキュリティ設定を確認してください。「ファイル」→「オプション」→「セキュリティセンター」から設定を変更できます。
それでも解決できないければ下記の記事をご覧ください。
特定のページの行数だけを取得する方法はありますか?
はい、特定のページを選択し、Selection.Range.ComputeStatistics(wdStatisticLines)を使用すれば、そのページの行数を取得できます。
まとめ
Word VBAを使った行数の取得は、初心者でも簡単に実践できます。この記事で紹介した3つの方法を活用して、作業効率を大幅に向上させましょう。
Microsoft Wordの詳細な使い方はこちら。
今すぐ実践して、Wordでの作業をもっと効率的にしましょう!
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