Wordでの作業をもっと効率的にしたいと思ったことはありませんか?例えば、文書内の日付を一括で和暦に変換したり、特定の単語を強調表示したり。そんなときに便利なのが、Word VBAの「ユーザー定義関数(UDF)」です。
今回は、初心者の方でも安心して始められるように、UDFの作り方から実際の活用例まで、わかりやすく解説します。これを読めば、あなたもWord VBAの達人になれるかも?
Word VBAのユーザー定義関数(UDF)とは?
Word VBAのユーザー定義関数(UDF)とは、標準の関数では対応できない処理を自分で作成して、Word文書内で利用できるようにするものです。例えば、特定の文字列を検索して置換する、日付の形式を変換する、などの処理を自分の手で作り込むことができます。
UDFを作成するための準備
まずは、UDFを作成するための準備をしましょう。
- Wordを開くWordを起動し、任意の文書を開きます。
- VBAエディタを開くキーボードの「Alt」キーを押しながら「F11」キーを押すと、VBAエディタが開きます。
- モジュールを挿入VBAエディタのメニューから「挿入」→「モジュール」を選択します。これで新しいモジュールが作成されます。
UDFの基本的な書き方
UDFは、以下のような構文で作成します。
Function 関数名(引数1 As 型, 引数2 As 型) As 戻り値の型
' 処理内容
関数名 = 結果
End Function
例えば、2つの数値を足し算する関数は以下のようになります。
Function 足し算(数1 As Double, 数2 As Double) As Double
足し算 = 数1 + 数2
End Function
この関数を使うと、Word文書内で「=足し算(3, 5)」と入力するだけで、結果が表示されます。
UDFを活用した実践例
実際に役立つUDFの例をいくつか紹介します。
例1日付を和暦に変換する関数
西暦の日付を和暦に変換する関数を作成します。
Function 和暦(日付 As Date) As String
Dim 年 As Integer
年 = Year(日付)
If 年 >= 2019 Then
和暦 = "令和" & 年 - 2018 & "年"
ElseIf 年 >= 1989 Then
和暦 = "平成" & 年 - 1988 & "年"
Else
和暦 = "昭和" & 年 - 1925 & "年"
End If
End Function
この関数を使うと、「=和暦(Today)」と入力するだけで、現在の日付が和暦で表示されます。
例2特定の単語を強調表示する関数
文書内の特定の単語を強調表示する関数を作成します。
Sub 強調表示(単語 As String)
Dim 範囲 As Range
Set 範囲 = ActiveDocument.Content
With 範囲.Find
.Text = 単語
.MatchCase = False
.MatchWholeWord = True
.Execute
Do While .Found
範囲.Font.Bold = True
.Execute
Loop
End With
End Sub
この関数を使うと、「強調表示(“重要”)」と実行するだけで、文書内の「重要」という単語がすべて太字になります。
UDFを使う際の注意点
UDFを作成する際には、以下の点に注意しましょう。
- 日本語の変数名は避けるVBAでは日本語の変数名を使用すると、予期しない動作をすることがあります。英語の変数名を使用することをおすすめします。
- 関数名はわかりやすく関数が何をするものなのか、一目でわかるような名前をつけましょう。
- エラーハンドリングを行う予期しない入力に対してエラーメッセージを表示するなど、ユーザーが困らないように配慮しましょう。
よくある質問や疑問
Q1: UDFを作成した後、どのようにWord文書で使用しますか?
UDFを作成した後、Word文書内で「=関数名(引数)」と入力することで使用できます。例えば、上記の「足し算」関数を使う場合、「=足し算(3, 5)」と入力すると、結果が表示されます。
Q2: 複数の引数を持つ関数はどのように作成しますか?
複数の引数を持つ関数も、引数をカンマで区切って宣言することで作成できます。例えば、「関数名(引数1 As 型, 引数2 As 型, 引数3 As 型)」のように記述します。
Q3: 作成したUDFを他の文書でも使用するにはどうすればよいですか?
作成したUDFを他の文書でも使用するには、VBAエディタでモジュールをエクスポートし、他の文書でインポートすることで再利用できます。
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まとめ
Word VBAのユーザー定義関数(UDF)を使えば、日常の作業を効率化するための強力なツールを手に入れることができます。最初は難しそうに思えるかもしれませんが、基本的な構文を覚え、少しずつ自分の必要な処理を作成していけば、必ず役立つスキルとなります。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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