Wordで作成した文書に、気づかないうちに空白のページが挿入されてしまうことがありますよね。特に、長い文書やレポートを作成していると、最後のページに余計な空白が残ってしまうことがあります。そんなときに便利なのが、VBA（Visual Basic for Applications）を使った自動化です。今回は、初心者の方でもわかりやすく、空白ページを削除する方法をご紹介します。
空白ページができる原因とは？
Wordのイメージ
まず、空白ページができる主な原因を見てみましょう。
- 段落記号（¶）や改行マーク文書の最後に不要な改行や段落記号が残っていると、それが空白ページとして表示されることがあります。
- ページ区切りやセクション区切り意図せず挿入されたページ区切りやセクション区切りが、空白ページを作ってしまう原因となります。
- 表や図の後の余白表や図の後に余分なスペースが残っていると、それが新しいページとして表示されることがあります。
これらの原因を取り除くことで、不要な空白ページを削除することができます。
初心者でもできる！空白ページ削除マクロの作成方法
それでは、実際にVBAを使って空白ページを削除する方法を見ていきましょう。
VBAエディタを開く
- Wordを開き、Alt + F11キーを押してVBAエディタを開きます。
- エディタが開いたら、挿入 > モジュールを選択して、新しいモジュールを作成します。
マクロコードを入力
以下のコードをコピーして、先ほど作成したモジュールに貼り付けてください。
Sub DeleteBlankPages()
Dim para As Paragraph
For Each para In ActiveDocument.Paragraphs
If Len(para.Range.Text) = 1 Then
para.Range.Delete
End If
Next para
End Sub
マクロを実行
- VBAエディタを閉じ、Wordに戻ります。
- Alt + F8キーを押して、「DeleteBlankPages」を選択し、「実行」をクリックします。
これで、空白ページが削除されるはずです。
VBAを使わずに空白ページを削除する方法
VBAを使わずに手動で空白ページを削除したい場合、以下の方法があります。
編集記号を表示
- Wordの「ホーム」タブにある「¶」ボタンをクリックして、編集記号を表示します。
- これで、段落記号やページ区切りなどが見えるようになります。
不要な記号を削除
- 文書の最後にある不要な段落記号やページ区切りを選択し、Deleteキーで削除します。
- これで、空白ページが削除されることがあります。
表の後の余白を調整
- 文書の最後に表がある場合、表の後に余分なスペースが残っていることがあります。
- 表の最後のセルを選択し、Backspaceキーを押して、余分なスペースを削除します。
よくある質問や疑問
Q1: VBAを使うのが不安です。手動でできる方法はありますか？
はい、手動で空白ページを削除する方法もあります。編集記号を表示し、不要な記号を削除することで、空白ページを取り除くことができます。
Q2: VBAで削除できない空白ページがあります。どうすればいいですか？
特殊なケースでは、VBAだけでは削除できないことがあります。その場合、手動で編集記号を確認し、不要な記号を削除することをおすすめします。
Q3: VBAマクロを保存しておくことはできますか？
はい、作成したマクロはWordのテンプレート（.dotm）として保存することができます。これにより、次回から簡単にマクロを実行できるようになります。
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まとめ
Wordでの空白ページ削除は、VBAを使うことで自動化でき、作業効率を大幅に向上させることができます。初心者の方でも、手順を追っていけば簡単に実行できますので、ぜひ試してみてください。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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