パソコンを使っていると、「バッテリーが長持ちしないなぁ」と感じること、ありませんか？特に、ノートパソコンを長時間使っていると、バッテリーの減りが早くなったり、充電してもすぐに減ってしまったりすることがあります。実は、これには「満充電」が関係しているんです。今回は、Windowsパソコンのバッテリーを長持ちさせるための充電術について、わかりやすくお伝えします。
充電しっぱなしはバッテリーに良くない？
Windowsのイメージ
ノートパソコンを使っていると、ついつい電源コードを繋ぎっぱなしにしてしまうことがありますよね。でも、実はこれがバッテリーの寿命を縮める原因になることがあるんです。リチウムイオンバッテリーは、0％から100％までのフル放電・満充電を繰り返すよりも、20～80％程度を維持する方が長持ちします。
過充電保護機能の有無を確認しよう
最近のノートパソコンは、過充電を防ぐ保護機能を備えているものが多いです。しかし、古い機種やバッテリー交換を行っていない場合には注意が必要です。取扱説明書やメーカーの公式サイトで、過充電保護機能の有無を確認しておきましょう。
高温環境を避ける
パソコンを直射日光の当たる場所や車内など、高温になりやすい環境に放置しないようにしましょう。高温はバッテリーの劣化を早める原因となります。
バッテリーの状態を確認する方法
「自分のパソコンのバッテリー、どのくらい劣化しているのかな？」と思ったことはありませんか？実は、Windowsには「Battery report」という機能があり、バッテリーの状態を簡単に確認することができます。
Battery reportの出力方法
- 「Windows＋R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」のウインドウを開きます。
- 名前の欄に「cmd」と入力して「OK」をクリックします。
- コマンドプロンプトが表示されたら、「powercfg /batteryreport」と入力してEnterキーを押します。
- 「battery-report.html」というファイルが作成されます。表示されたファイルパスをコピーして、Webブラウザーのアドレスバーに貼り付けてEnterキーを押すと、レポートが表示されます。
レポートの見方
レポートの中に「Installed Batteries」という項目があります。ここで、「DESIGN CAPACITY」がパソコン購入時のバッテリー容量で、「FULL CHARGE CAPACITY」が現在のフル充電時の容量です。例えば、「DESIGN CAPACITY」が32,830mWhで、「FULL CHARGE CAPACITY」が28,100mWhの場合、バッテリーの劣化具合がわかります。
充電モードを活用しよう
最近のパソコンには、バッテリーの寿命を延ばすための「充電モード」が搭載されていることがあります。例えば、富士通のパソコンには「バッテリーユーティリティ」というソフトがあり、充電モードを変更することができます。
充電モードの設定方法
- 「スタート」ボタンから「設定」を開きます。
- 「Extras」をクリックし、「バッテリーユーティリティ」を選択します。
- 「バッテリー満充電量」をクリックし、「変更」ボタンをクリックします。
- 目的に応じて、以下のいずれかを選択します
* バッテリの消耗を抑え、バッテリの寿命を延ばしたい場合「80％充電モード」を選択します。
* バッテリを最長の駆動時間で利用したい場合「フル充電モード（100％充電）」を選択します。
5. 「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。
充電モードの選び方
80％充電モードバッテリーの寿命を延ばしたい場合におすすめです。長時間の使用が少ない場合や、常に電源に接続して使用する場合に適しています。
フル充電モードバッテリーの持ち時間を最大限に活用したい場合に適しています。外出先での使用が多い場合に便利です。
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まとめ
* ノートパソコンを充電しっぱなしにすると、バッテリーの寿命が縮む可能性があります。過充電保護機能の有無を確認し、高温環境を避けるようにしましょう。
* バッテリーの劣化具合は、「Battery report」を使って確認できます。「DESIGN CAPACITY」と「FULL CHARGE CAPACITY」を比較して、劣化具合を把握しましょう。
* 充電モードを活用して、バッテリーの寿命を延ばすことができます。使用状況に応じて、適切な充電モードを選択しましょう。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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