eSIMクイック転送機能により、iPhone間でのSIMデータの移行がこれまで以上に簡単になりました。
でも、eSIMクイック転送とはなに?簡単にやり方教えてよぉぉぉ!

当サイトではiPhoneについて知っておくべき情報を多数掲載しています。あわせてそちらもご覧いただくと専門的知識が得られますよ。


eSIMクイック転送とは?
eSIMクイック転送とは、物理SIMカードからeSIMへの変換や、iPhone間でeSIMの移行を容易に行う機能です。これにより、eSIMの再発行なしに、新しいiPhoneへの移行が可能になります。対象となるのは、iOS 16.0以上を搭載したiPhone 11以降のモデルで、機種変更の際には、iCloudへのサインイン、Wi-Fi接続、パスコードと2ファクタ認証の設定が必要です。
eSIMクイック転送の最大の利点は、eSIMの再発行や新しいプロファイルのインストールを必要とせずに、機種変更が可能になることです。ユーザーは新しいiPhoneを手に入れた際、数ステップの操作で前のデバイスからeSIM情報を新しいデバイスへ転送できます。これにより、通信キャリアの店舗を訪れる必要がなく、時間と労力を節約できます。
eSIMクイック転送は主にBluetoothを介して行われ、ユーザーのApple IDが関与することもあります。このシームレスな転送プロセスにより、ユーザーは新しいデバイスでのセットアップを迅速に完了し、すぐに通信を開始できます。さらに、eSIMクイック転送は、ユーザーが新旧のデバイスを物理的に近づけることにより、直感的で簡単に操作できるようになっています。
eSIMクイック転送の導入により、iPhoneユーザーはeSIMの柔軟性と利便性をより一層享受できるようになりました。物理SIMカードの紛失や損傷のリスクを避けつつ、機種変更の際にも連続した通信体験を提供するこの機能は、現代のモバイル通信における重要な進歩の一つと言えるでしょう。
eSIMクイック転送の利用条件
eSIMクイック転送を利用するためには、対象機種であることの他に、iOSのバージョンも条件に含まれます。楽天モバイルではiOS 16.0以上と言われていますが、キャリアによってはiOS 16.4以降が必要とされています。また、機種によっては「5G SA」契約が必要な場合もあります。利用可能な時間帯については、キャリアによって異なります。
eSIMクイック転送は、iPhone 11シリーズ以降のモデル(iPhone SE 第2世代を除く)で利用可能です。これは、eSIM技術をサポートするハードウェアが必要であるためです。また、iOSのバージョンも重要な条件となります。利用するには、iOS 16.0以上がインストールされている必要があります。iOSのバージョンは、機能の安定性やセキュリティ面での要件を満たすために重要です。
そして、通信事業者の条件もしっかりチェックしておきましょう。
eSIMクイック転送は、特定の通信事業者やそのサブブランドでのみ利用できます。国内では、ドコモ(およびそのサブブランドのeximo、ahamo、irumo)、au(およびUQ mobile、povo)、ソフトバンク(およびワイモバイル、LINEMO)、楽天モバイルがこのサービスを提供しています。各通信事業者は、eSIMクイック転送を利用できる時間帯を設定しており、これはサービスのメンテナンスやサポート体制によって異なります。
また、一部の通信事業者では、5G SAに対応するための追加条件があります。特に、iPhone 14シリーズ以降を利用する場合は、「5G SA」契約が必要になることがありますので要確認ですね。
eSIMクイック転送を利用する際には、これらの条件を事前に確認し、準備することが重要です。条件を満たしていれば、eSIMの移行は簡単かつ迅速に行うことができ、新しいデバイスでの通信をすぐに開始できます。
eSIMクイック転送の手順
eSIMクイック転送の基本的な手順には、新旧のiPhoneを近づけるクイックスタートの利用、eSIMを新しいiPhoneへ転送する設定、旧機種での転送承認が含まれます。詳細なステップには、両端末の設定メニューからの操作が必要となり、機種やiOSのバージョンによって表示される項目名が異なる場合があります。
eSIMクイック転送を行うための具体的な手順は、以下のとおりです。
- 両方のiPhoneがeSIMクイック転送の条件を満たしていることを確認します(対応機種およびiOSバージョンを確認してください)。
- 旧iPhoneでiCloudにサインインしていること、Wi-Fiに接続していること、そしてバッテリー残量が十分にあることを確認します。
- 新iPhoneの電源を入れ、画面の指示に従って基本的な初期設定を開始します(言語の選択、Wi-Fiネットワークへの接続など)。
- 初期設定中に、新iPhoneに「eSIMを追加」または「モバイル通信を追加」というオプションが表示されたら選択します。
- 「近くのiPhoneから転送」というオプションをタップします。
- 旧iPhoneの画面に「電話番号を転送」という通知が表示されたら、「続ける」をタップします。
- 新iPhoneに表示される検証コードを旧iPhoneに入力します。
- 転送したいeSIMの電話番号を選択し、「番号を転送」をタップします。
- 旧iPhoneで転送を承認するために、サイドボタン(電源ボタン)をダブルクリックします。
- 数分待った後、新iPhoneに「モバイル通信設定完了」というメッセージが表示されたら、eSIMの転送は完了です。
- 新iPhoneで通信が正常に機能しているかを確認します。例えば、電話をかける、メッセージを送る、インターネットに接続するなどの操作を試みてください。
このプロセスを通じて、新しいiPhoneへのeSIMの移行が簡単かつ迅速に行われます。手順を正確に実行すれば、新しいデバイスでの通信をスムーズに開始できるでしょう。
eSIMクイック転送の注意点
eSIMクイック転送を行う際には、転送が完了するまで旧端末の初期化を行わないことが重要です。また、新旧端末が異なる通信事業者から購入された場合、SIMロックの状態を確認する必要があります。転送がうまくいかない場合は、eSIMの再発行が必要になる場合がありますので要注意です。
eSIMクイック転送は非常に便利な機能ですが、スムーズな移行を実現するためにはいくつかの重要な注意点があります。ここでは、eSIMクイック転送を利用する際に注意すべきポイントを詳しく解説します。
- eSIMの転送が完全に完了するまで、旧端末の初期化やデータの消去は行わないでください。転送プロセス中に旧端末を初期化してしまうと、eSIMの情報が失われ、転送を完了することができなくなります。
- 転送元と転送先の両方のiPhoneが同じApple IDでiCloudにサインインしている必要があります。これは、eSIM転送の認証プロセスにApple IDが関連しているためです。
- eSIMクイック転送を行う前に、両方の端末が安定したWi-Fiネットワークに接続されていることを確認してください。不安定な接続は転送プロセスに影響を与える可能性があります。
- 移行作業中に端末が電源オフにならないよう、転送開始前に両方のiPhoneのバッテリーが十分に充電されていることを確認してください。必要であれば、移行作業中は端末を充電器に接続しておくことをお勧めします。
- eSIMクイック転送は、対応している通信事業者に限定されています。また、一部の通信事業者では転送できる時間帯に制限がある場合があります。事前に自身の通信事業者がeSIMクイック転送をサポートしているか、また利用可能な時間帯を確認してください。
- 新しいiPhoneがSIMロックされている場合、転送されたeSIMが正常に機能しない可能性があります。特に、通信事業者や購入ルートが異なる場合は、転送前にSIMロックの状態を確認し、必要であれば解除する手続きを行ってください。
- eSIMの転送が完了した後は、新しいiPhoneでの通信サービス(電話の発着信、データ通信等)が正常に機能しているかを確認してください。何らかの問題が発生した場合は、通信事業者に相談することをお勧めします。
これらの注意点を遵守することで、eSIMクイック転送を安全かつ効果的に利用することができます。プロセスを慎重に進め、新しいiPhoneでの快適な通信ライフを始めましょう。
まとめ
eSIMクイック転送を利用することで、iPhone間でのSIMデータの移行がより簡単かつ迅速に行えるようになります。対象機種、iOSのバージョンを確認し、正しい手順で設定を行うことで、新しいiPhoneでの通信をスムーズに開始できます。注意点を守りながら、この便利な機能を最大限に活用しましょう。では、最後に本記事の内容をサクッとまとめてお別れとなります。
簡単まとめ
- eSIMクイック転送を利用するためには、iOS 16.0以上を搭載したiPhone 11以降のモデルが必要で、対象となる通信事業者でのサポートが前提です。
- 転送プロセスには、新旧のiPhoneを近づけて設定を開始し、Wi-Fi接続とバッテリー残量が十分ある状態で、指示に従って操作を行います。
- 転送完了まで旧端末を初期化しない、SIMロックの確認、そして最終的な動作確認を含め、注意点を遵守することがスムーズな移行には必要です。
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