メールを送信した際に、突如として送られてくる「配信不能」と件名に書かれたエラーメール…。
サーバー エラー 501.5.1.3 Bad recipient address syntaxってなんなの!?
会社で、なぜ突然エラーメールが送られてくるのか問い合わせがありましたので、同じように困っている方向けに、わかりやすく画像をつかって対処方法を解説したいと思います。
本記事では、「サーバー エラー 501.5.1.3 Bad recipient address syntax」の原因と解決手順をお伝えします。

Bad recipient address syntaxのエラー原因

Bad recipient address syntaxのエラー原因とは?
結論、相手のメールアドレスが間違っています。
エラーメールは以下の内容と同じようなものが送られていると思います。
このメールは、受信者全員または一部に届きませんでした。
件名: 業務連絡
送信日時: 令和4/04/18 10:00
以下の受信者にメールを配信できません:
‘tarou@aaa.com’ 令和4/04/18 10:00
サーバー エラー : ‘501 5.1.3 Bad recipient address syntax’
メールアドレスやアドレス帳に登録してある氏名の前後にシングルクォーテーション(’)やダブルクォーテーション(”)が誤ってついたり、ついていなかったりする場合、Bad recipient address syntax(=直訳:不正な受信者アドレス構文)と表示され、エラーが表示されます。
原因としては、Outlookなどのメールソフトの仕様により、アドレス帳登録時等にメールアドレスがシングルクォーテーション(’)などの記号(引用符)で囲まれてしまうことがあるからです。
また、アドレス帳に登録していない、過去に送った人のアドレス履歴をOutlookが覚えていて、予測変換として表示された場合にもシングルクォーテーション(’)がメールアドレスの前後についてしまってエラーになることやアドレス帳や連絡先に登録していないアドレスへメールを送る際に、Outlookの仕様でシングルクォテーションがアドレスの前後についてしまいエラーが発生することがあります。
どんな時に、このような現象になってしまうのでしょうか。
Bad recipient address syntaxのエラーが送られてくるシチュエーションとしては、Outlookを使って、複数の人に同じ内容のメールを送信するときが多いです。
例えば、営業の太郎さん「tarou@aaa.com」と人事のシズカさん「sizuka@bbb.com」の2人にメールを送る場合、宛先に2人のアドレスを記入すると思います。
しかし、メールアドレスにシングルクォーテーション(’)かダブルクォテーション(”)が誤って入ってしまい、宛先のメールアドレス「’tarou@aaa.com’;sizuka@bbb.com」と表記されて送信された場合には下記のような内容のエラーメールが届きます。
‘tarou@aaa.com’ 令和4/04/18 10:00
サーバー エラー : ‘501 5.1.3 Bad recipient address syntax’
正しい表記は、「tarou@aaa.com; sizuka@bbb.com」になります。
つまり、シングルクォテーション(’)で囲まれているtarou@aaa.comにはメールが送れなかったよ。理由は、相手方のメールアドレスが間違っているからだよ!ってエラーメールが届きます。
「サーバー エラー : ‘501 5.1.3 Bad recipient address syntax’」のエラーは、複数人のメールアドレスをコピペして新規メールの宛先へ貼り付けをした際に、Outlook側の誤作動やあなたの貼り付け間違いなどで、メールアドレスの表記が誤ってしまうということがあります。
他にも、メールアドレスの登録が誤っている場合があります。
コピペしてアドレス帳に登録するとシングルクォーテーション(’)やダブルクォーテーション(”)も一緒に登録されてしまうことがあります。その際は、シングルクォーテーション(’)やダブルクォーテーション(”)を消せば、「サーバー エラー 501.5.1.3 Bad recipient address syntax」というエラーメールは送られてこなくなり、正常に送信できるようになります。
もちろん、登録した時やアドレス帳に登録していないアドレスに送信する際に、シングルクォテーション(’)やダブルクォテーション(”)をつける人は稀だと思います。それもその通り、メールアドレスにシングルクォーテーションやダブルクォテーションなどの記号(引用符)がついてしまうのは、Outlook側の仕様によって誤ってついてしまっていて、それに気づいてないからです。
本当はメールアドレスの前後に、記号を入力できなくすれば、今回のようなエラーが発生する手間がなくなるのですが、Outlookの仕様なので、Bad recipient address syntaxのようなエラーが出ることはしょうがないです。
また、上記のシングルクォテーション(’)やダブルクォテーション(”)がついていないのに「サーバー エラー : ‘501 5.1.3 Bad recipient address syntax’」が送られてくる場合もあります。
その場合は、メールアドレス自体が誤っていないかを再度確認することをおススメします。
Bad recipient address syntaxエラーメールの解決方法
安心していただきたいのが、イージーミスや軽微な不具合ですので、アドレス帳に登録してあるメールアドレスや送信したメール等にシングルクォーテーション(’)やダブルクォーテーション(”)があれば削除して正しいメールアドレスを再度登録し直せば、すぐに正常に送信できるようになります。
では、具体的な解決方法についてです。
画像を使って解説します。

Bad recipient address syntaxエラーメールの解決方法1

Bad recipient address syntaxエラーメールの解決方法2

Bad recipient address syntaxエラーメールの解決方法3
- エラーメールに記載のメールアドレスを確認して覚えておく。
- エラーが発生した送信済みメールの宛先を確認する。
- シングルクォーテーション(’)やダブルクォーテーション(”)が入っていたら削除して再度送付する。
アドレス帳から貼り付けて、シングルクォーテーション(’)やダブルクォーテーション(”)が入っていたら、アドレス帳の内容も訂正すると、次回からエラーで送れなかったということは防げます。
まとめ
サーバー エラー 501.5.1.3 Bad recipient address syntaxは、メールアドレスが誤っているために、相手に送信できませんでしたというエラーです。
エラーの詳細な内容を見れば、誰のメールアドレスが間違っていたかわかります。
間違っているときは、だいたいシングルクォテーション(’)やダブルクォテーション(”)がメールアドレスの前後に間違って記載されてしまっているので、訂正をしたメールアドレスで再度メールを送り返しましょう。
簡単まとめ
- サーバー エラー 501.5.1.3 Bad recipient address syntaxは、メールアドレスが間違っているときに送られてくるエラーメール。
- 多くの場合は、シングルクォテーション(’)やダブルクォテーション(”)などの余計な記号が付いていることが原因。
- シングルクォテーション(’)やダブルクォテーション(”)の記号をメールアドレスから削除して再度送信すれば送れます。
この記事を気に入っていただけたら、コメントやシェアをしていただけるととても励みになります!これからも、パソコンの不具合を解決できる方法や困った時に役立つ便利な情報を発信していきますので、また見に来ていただけると、とっても嬉しいです(‘ω’)ノ。
また、各SNSでも情報発信していますので、フォローボタンをポチってもらえると、嬉しいです。
ではでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
Twitter:@Uriuri_writer
Follow @Uriuri_writer
Instagram:@uriuri_writer
Instagram
コメント
RFC違反アドレスの可能性も書いて欲しいです。
ぴょんきち 様
コメントありがとうございます。(^^)
いただいた情報を参考にさせていただきます。
貴重なお時間を使っていただき、ありがとうございます。
サイト管理人
uri uriより