VPN接続でセキュリティ層で処理エラー L2TP接続に失敗！原因と解決方法

リモートワークが日常化する中、VPN接続の問題は多くのビジネスパーソンにとって悩みの種です。

VPNは非常に便利な技術ではありますが、エラーが発生して接続できなくなることもあります。

こんにちは！uri uri（@Uriuri_writer）です。特に、「リモートコンピューターと最初にネゴシエートするときにセキュリティ層で処理エラーが検出されたため、L2TP接続に失敗しました」というエラーメッセージは、多くの方が直面している課題の一つです。この記事では、その問題を根本から解決するための方法を詳しく解説します。

当サイトではWindows11について知っておくべき情報を多数掲載しています。あわせてそちらもご覧いただくと専門的知識が得られますよ。

プロセッサは現在Windows11でサポートされていません！？Windows11の必要要件とは？

Windows11へのアップグレードを検討しているが…。 「プロセッサは現在Windows11でサポートされていません」というメッセージが出てきてよくわからない！どうしたらいいの！？ こんにちは！uri uri（@Uriuri_writer...

m32006400n.xsrv.jp

Windows11で時刻がズレる問題を解決！あなたのPC時計を正確に保つ方法

Windows11を使用していると、時にはPCの時刻がずれてしまうことがあります。この問題は、日常生活やビジネスシーンにおいてさまざまな不便を引き起こす可能性があります。 しかし、ご安心ください。時間がズレても戻す方法はあります。 こんにち...

m32006400n.xsrv.jp

問題の原因と基本的な解決策

「セキュリティ層で処理エラーが検出されたため、L2TP接続に失敗しました」というエラーメッセージが表示される主な原因は、セキュリティ設定の問題にあります。具体的には、VPN接続時に使用される事前共有キーの誤りや、VPNクライアントとサーバー間のセキュリティ層でのネゴシエーションに失敗することが挙げられます。解決策としては、以下の手順を試みることが推奨されます。

• 事前共有キーの確認と再設定
• VPNサーバーとの接続設定の確認
• デバイスの再起動
• オペレーティングシステムの更新
• VPN設定の削除と再作成
• サーバー名のIPアドレス直打ち
• 「IPsecパススルー」の設定確認

これらの基本的な解決策を試すことで、多くの場合において「セキュリティ層で処理エラーが検出されたため、L2TP接続に失敗しました」という問題を解決できるでしょう。

事前共有キーの確認と再設定

事前共有キーはVPN接続の認証に必要な情報です。このキーが正しくない場合、接続が拒否されます。エラーメッセージが表示されたら、まずはVPN設定で指定された事前共有キーが正しいかを確認し、必要に応じて正しいキーに修正してください。

VPNサーバーとの接続設定の確認

問題がクライアント側にあるのか、サーバー側にあるのかを判断するために、別のVPNサーバーへの接続を試みることが有効です。これにより、問題が特定のサーバーに限定されているのか、あるいはクライアント側の設定や環境に起因するものなのかを見極めることができます。

デバイスの再起動

ネットワーク関連の問題において、デバイスの再起動は最も基本的かつ効果的なトラブル解決の一つです。ルーターやPCを再起動することで、一時的なエラーや接続の問題が解消されることがあります。

オペレーティングシステムの更新

古いオペレーティングシステムでは、セキュリティの脆弱性や互換性の問題が原因でVPN接続に失敗することがあります。OSが最新の状態に更新されていることを確認し、必要に応じて最新のアップデートを適用してください。もちろん、OSのアップデートが制限・禁止されているかは会社によって異なりますので、ネットワーク管理者に一度確認した上で実行するようにしましょう。

VPN設定の削除と再作成

VPN接続設定に誤りがある場合、それが接続エラーの原因となることがあります。そんなときは設定を一度削除し、すべての情報を正確に入力して再設定することで、問題が解決することがあります。

サーバー名のIPアドレス直打ち

名前解決の問題を回避するために、VPNサーバー名をIPアドレスで直接設定する方法が有効です。サーバー名ではなく、そのIPアドレスを使用して接続設定を行うことで、接続エラーを解消できる場合があります。

「IPsecパススルー」の設定確認

使用しているルーターが「L2TP/IPsec」接続に対応しており、「IPsecパススルー」が有効になっているかを確認することが重要です。この設定が無効になっている場合、有効化することでVPN接続が可能になることがあります。

Windows環境での具体的な対処法

Windows環境で「セキュリティ層で処理エラーが検出されたため、L2TP接続に失敗しました」というエラーに直面した場合、以下の具体的な対処法を試すことが推奨されます。これらの手順は、Windowsのシステムやネットワーク設定に深く関わるため、慎重に実行してください。

上記の手順を慎重に実行することで、Windows環境における「セキュリティ層で処理エラーが検出されたため、L2TP接続に失敗しました」という問題を解決できる可能性が高まります。

パソコンおよびルーターの再起動

最も基本的な解決策ですが、非常に効果的です。パソコンとルーターを再起動することで、一時的なネットワークエラーやシステムの不具合が解消されることがあります。

Windowsサービスの動作確認

「IKE and AuthIP IPsec Keying Modules」と「IPsec Policy Agent」の2つのサービスが正しく実行されていることを確認します。これらはVPN接続に必要なバックグラウンドサービスなので要確認です。

そして「サービス」アプリケーションを開き（`services.msc`を実行）、これらのサービスが「実行中」状態にあることを確認してください。もし停止している場合は、サービスを右クリックして「開始」を選択します。

VPN設定の再設定・再作成

VPN接続設定に誤りがある場合、それが接続エラーの原因となることがあります。VPN設定を一度削除し、すべての情報を正確に入力して再設定してみてください。特に、「サーバー名またはアドレス」、「事前共有キー」、「ユーザー名」、「パスワード」の項目が正確に設定されていることを確認してください。

ルーターの設定確認（IPsecパススルー）

自宅のルーターが「L2TP/IPsec」接続に対応しているか、及び「IPsecパススルー」が有効になっているかを確認します。この設定が無効になっていると、VPN接続がブロックされることがあります。ルーターの管理画面にアクセスし、「IPsecパススルー」または類似の設定が有効になっていることを確認してください。

CHAPの有効化

CHAP（チャレンジハンドシェイク認証プロトコル）を有効にすることで、一部の認証エラーを解決できる場合があります。VPN接続のプロパティから「セキュリティ」タブを開き、「CHAP」がチェックされていることを確認してください。

レジストリ値の追加

特定のレジストリ値を追加することで、VPN接続の問題を解決できる場合があります。これは、特にNATデバイス背後でL2TP/IPsec接続を確立しようとする場合に有効です。レジストリエディタ（`regedit`を実行）を開き、「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\PolicyAgent」に移動します。ここで、新しいDWORD値「AssumeUDPEncapsulationContextOnSendRule」を作成し、その値を「2」に設定します。変更を有効にするためには、パソコンを再起動する必要があります。

まとめ

「セキュリティ層で処理エラーが検出されたため、L2TP接続に失敗しました」という問題は、事前共有キーの確認やVPN設定の見直し、デバイスの再起動など、基本的なネットワークトラブルシューティングを行うことで解決可能です。この記事で紹介した方法を順に試すことで、ほとんどの場合において問題を解決できるでしょう。リモートワークをスムーズに行うためにも、VPN接続の問題解決は非常に重要です。では、最後に本記事の内容をサクッとまとめてお別れとなります。

この記事を少しでもためになった！と思ったならコメントやSNSでみんなにシェアをしていただけるととても励みになります！これからも、ガジェットの情報発信していきますので、サイトをお気に入りやブックマークに入れていただけると、とっても嬉しいです(‘ω’)ノ。

ではでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

Twitter：＠Uriuri_writer
Follow @Uriuri_writer

Instagram：＠uriuri_writer
Instagram