皆さん、PowerPointでアニメーションを作成したことはありますか?
プレゼンテーションでは効果的ですが、いざ印刷しようとすると、思ったようにアニメーションの状態を反映できないことがあります。
今回は、そんなお悩みを解決するために、PowerPointのアニメーションを印刷する方法を初心者向けにわかりやすく解説します。
アニメーションの印刷に関する基本知識
まず、PowerPointのアニメーションは、スライドショーでの動きを演出するための機能です。しかし、印刷時にはこの動きが再現されず、最終的な状態のみが印刷されることが多いです。これでは、アニメーションの途中経過を資料として配布したい場合に困ってしまいますね。
アニメーションの各ステップを印刷する方法
では、アニメーションの各ステップを印刷するにはどうすれば良いのでしょうか?以下の手順で進めてみましょう。
- スライドを複製する:印刷したいアニメーションのステップごとにスライドを複製します。
- アニメーションを適用する:各スライドに対して、特定のアニメーション効果を適用します。
- アニメーションの設定を調整する:各スライドで、アニメーションの開始タイミングや効果を設定します。
- 印刷プレビューで確認する:印刷プレビューで、各スライドが意図したとおりに表示されるか確認します。
- 印刷する:設定が完了したら、スライドを印刷します。
この方法で、アニメーションの各ステップを個別のスライドとして印刷することができます。
アニメーションの各段階を確実に印刷する方法(実践編)
PowerPointのアニメーションは印刷時に動きそのものを再現できませんが、各段階を個別のスライドとして印刷する具体的な方法をご紹介します。まぁ最悪PDFにして印刷するなんて別の方法もありますし、印刷なんてPowerPointでできなくてもやりようはいくつかあります。
方法1: アニメーションペインを使った手順
まずはPowerPointの機能を活用して、アニメーションの各段階を個別のスライドとして印刷する方法です。この方法では元のスライドデザインをそのまま維持できます。
- アニメーションペインを表示する
- 上部リボンから「アニメーション」タブをクリック
- 右側にある「アニメーションウィンドウ」ボタンをクリック
- スライドを複製する
- 左側のスライド一覧で対象スライドを右クリック
- メニューから「スライドの複製」を選択
- アニメーションの段階の数だけスライドを複製(例:3段階なら3枚のスライドを作成)
- 各スライドでアニメーションを調整する
- 1枚目のスライド:最初の状態を表示(アニメーション前の状態)
- 2枚目のスライド:アニメーションペインで2段階目以降を選択し、右クリックして「効果の削除」
- 3枚目のスライド:同様に3段階目以降のアニメーションを削除
- 以降も同じ要領で各段階ごとに調整
- 印刷する
- 「ファイル」→「印刷」を選択
- 「印刷対象」で「すべてのスライド」を選択
- 「印刷」ボタンをクリック
印刷前にプレビューを確認し、各スライドが意図したアニメーション段階を正確に表示していることを確認してください。必要に応じて「印刷設定」で用紙サイズや向きを調整することもできます。
方法2: スクリーンショットを使った簡単な方法
PowerPointの機能に詳しくない方や、より確実に各段階を捉えたい場合は、スクリーンショットを使う方法が簡単です。
- スライドショーを実行する
- F5キーを押すか、「スライドショー」タブの「最初から」をクリック
- 各アニメーション段階でスクリーンショットを撮る
- アニメーションが表示される度に Print Screen キーを押す
- または Windows+Shift+S キーを押して範囲を選択
- スクリーンショットを新しいスライドに貼り付ける
- 新しいPowerPointファイルを開く
- Ctrl+V で各スクリーンショットを1枚ずつ新しいスライドに貼り付け
- 作成したファイルを印刷する
- 「ファイル」→「印刷」を選択
- 「印刷」ボタンをクリック
印刷前に全スライドを確認し、アニメーションの各段階が順番に表示されていることを確認してください。複数スライドを1ページに印刷する設定も便利です。
方法3: ハンドアウトとして印刷する方法
複数のアニメーション段階を1ページにまとめて印刷すると、紙の節約になりより見やすい資料になります。
- 印刷設定を開く
- 「ファイル」→「印刷」を選択
- ハンドアウト形式に設定する
- 「設定」セクションの「フルページスライド」をクリック
- ドロップダウンから「ハンドアウト」を選択
- 1ページあたりのスライド数を選択(4枚または6枚が見やすい)
- プレビューを確認して印刷する
- 右側のプレビューで内容を確認
- 「印刷」ボタンをクリック
印刷するときにはプレビューでレイアウトを確認し、文字や図が小さすぎないか確認してください。必要に応じて枚数を調整しましょう。
方法4: スライドノートを使った手順書の作成方法
アニメーションの手順を詳細に説明したい場合は、スライドノートを活用する方法が最適です。
- ノート表示に切り替える
- 「表示」タブから「ノート」を選択
- アニメーションの手順を記入する
- 下部のノートセクションに各アニメーション段階の説明を記入
- 例:「1. タイトルがフェードイン」「2. 箇条書き項目が順に表示」など
- ノートを含めて印刷する
- 「ファイル」→「印刷」を選択
- 「設定」セクションから「ノート」を選択
- 「印刷」ボタンをクリック
これらの方法を使えば、アニメーションの各段階を手元に置いて確認できる資料を作成できます。お客様のニーズに合わせて最適な方法をお選びください。
アニメーションを印刷しない方法(疑似的な解決策)
逆に、アニメーションを印刷したくない場合もありますよね。例えば、配布資料ではアニメーション効果を省略したいときなどです。そんなときは、以下の方法を試してみてください。
- オブジェクトをスライドの外に配置する:アニメーションさせたいオブジェクトをスライドの外に置きます。
- アニメーションの軌跡を設定する:そのオブジェクトに対して、スライド内に移動するアニメーションを設定します。
- 印刷時にはオブジェクトが表示されない:印刷時には、スライド外のオブジェクトは表示されないため、アニメーション効果を印刷しないことができます。
この方法で、印刷時にアニメーションを省略することが可能です。
よくある質問や疑問
Q1. アニメーションの途中経過を印刷する方法はありますか?
はい、アニメーションの各ステップごとにスライドを複製し、それぞれに適切なアニメーション効果を設定することで、途中経過を印刷することができます。
Q2. アニメーションを完全に無視して印刷する方法はありますか?
はい、アニメーションさせたいオブジェクトをスライドの外に配置し、アニメーションの軌跡でスライド内に移動させる設定をすることで、印刷時にはそのオブジェクトが表示されず、アニメーションを無視して印刷することが可能です。
まとめ
PowerPointのアニメーションを印刷する際のポイントをご紹介しました。アニメーションの各ステップを印刷したい場合や、逆に印刷時にアニメーションを省略したい場合など、目的に応じて適切な方法を選択してください。これで、プレゼンテーション資料の印刷も思いのままですね。ぜひ試してみてください!
コメント
役に立たない。
現時点で、アニメーションとなっているものの手順を手元に置きたいから印刷したいのに、何の回答にもなっていない。
コメントありがとうございます。
お役に立てずに申し訳ございません。
記事の内容をもっとアップグレードしましたので、こちらでご対応いただければと存じます。
何かあれば、ご意見やご質問をいただければ幸いです。