PowerPointでVBAコードを使ってみよう！初心者でもできる簡単マクロ入門

「PowerPointでVBAコードって何？」「マクロってどうやって使うの？」と感じているあなたへ。パソコンやスマホの操作に自信がない方でも、安心して始められるように、VBAとマクロの基本から、実際に使えるコード例まで、わかりやすくご紹介します。

VBAって何？PowerPointでどう活用するの？
VBAを使うための準備開発タブを表示しよう
VBAエディタを開いてみよう
初心者でもできる！簡単なVBAコードを試してみよう
実際に使える！便利なVBAコード例
1. すべてのスライドにロゴを追加する
2. 各スライドに「次へ」ボタンを追加する
よくある質問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

VBAって何？PowerPointでどう活用するの？

PowerPointのイメージ

VBA（Visual Basic for Applications）は、Microsoft Office製品に組み込まれているプログラミング言語です。これを使うと、PowerPointでの作業を自動化したり、普段の操作を簡単に繰り返したりすることができます。

例えば、毎回同じ操作を繰り返すのが面倒だな…と感じたことはありませんか？そんなとき、VBAを使えば、ボタン一つでその作業を自動化できるんです。

VBAを使うための準備開発タブを表示しよう

VBAを使うには、まず「開発」タブを表示する必要があります。以下の手順で設定できます。

PowerPointを開き、「ファイル」タブをクリックします。
「オプション」を選択し、「リボンのユーザー設定」をクリックします。
右側のリストから「開発」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。

これで、リボンに「開発」タブが表示され、VBAエディタを開く準備が整いました。

VBAエディタを開いてみよう

VBAエディタを開くには、以下の方法があります。

キーボードの「Alt」キーを押しながら「F11」キーを押します。
または、「開発」タブの「Visual Basic」をクリックします。

これで、VBAエディタが開きます。ここで、コードを入力して実行することができます。

初心者でもできる！簡単なVBAコードを試してみよう

最初に試すのにぴったりな、簡単なVBAコードをご紹介します。



Sub HelloWorld()

    MsgBox "こんにちは！VBAの世界へようこそ！"

End Sub

このコードは、実行すると「こんにちは！VBAの世界へようこそ！」と表示されるメッセージボックスを表示します。

実際に使える！便利なVBAコード例

次に、実際の作業で役立つVBAコードをいくつかご紹介します。

すべてのスライドにロゴを追加する



Sub AddLogoToAllSlides()

    Dim slide As slide

    Dim logo As Shape

    For Each slide In ActivePresentation.Slides

        Set logo = slide.Shapes.AddPicture("C:\path\to\logo.png", msoFalse, msoCTrue, 10, 10, 100, 50)

    Next slide

    MsgBox "すべてのスライドにロゴを追加しました！"

End Sub

このコードは、指定したパスのロゴ画像をすべてのスライドに追加します。

各スライドに「次へ」ボタンを追加する



Sub AddNextButtonToAllSlides()

    Dim slide As slide

    Dim btn As Shape

    For Each slide In ActivePresentation.Slides

        Set btn = slide.Shapes.AddShape(msoShapeRoundedRectangle, 600, 500, 100, 50)

        btn.TextFrame.TextRange.Text = "次へ"

        btn.ActionSettings(ppMouseClick).Action = ppActionNextSlide

    Next slide

    MsgBox "すべてのスライドに「次へ」ボタンを追加しました！"

End Sub

このコードは、すべてのスライドに「次へ」ボタンを追加し、クリックすると次のスライドに進むように設定します。