PowerPoint VBAで「ActiveWindow」を使いこなす！初心者でもわかる基本と活用法

2025.10.09

PowerPointのVBA（Visual Basic for Applications）を使っていると、「ActiveWindow」という言葉をよく耳にしますよね。でも、実際にどう使うのか、初心者の方にはちょっと難しいかもしれません。そこで、今回は「ActiveWindow」が何なのか、どんな場面で使えるのか、そして実際にどんなコードを書けばいいのかを、わかりやすく解説します。

ActiveWindowって何？
ActiveWindowの基本的な使い方
よくある疑問とその解決法
1. Q1: VBAで「ActiveWindow」が使えない場合はどうすればいいですか？
2. Q2: 他のアプリケーションからPowerPointを操作することはできますか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

ActiveWindowって何？

PowerPointのイメージ

PowerPointを開くと、スライドが表示されるウィンドウがありますよね。あのウィンドウのことを、VBAでは「ActiveWindow」と呼びます。つまり、現在操作しているウィンドウのことです。

例えば、スライドの表示状態や、選択されているスライド、ウィンドウのサイズや位置などを取得したり、変更したりすることができます。

ActiveWindowの基本的な使い方

では、具体的にどんなことができるのか、いくつかの例を見てみましょう。

アクティブなスライドを取得する

現在表示されているスライドを取得するには、以下のようなコードを書きます。

vba

Dim currentSlide As Slide

Set currentSlide = Application.ActiveWindow.View.Slide

これで、現在表示されているスライドを「currentSlide」という変数に格納できます。

ウィンドウの状態を変更する

ウィンドウを最小化したり、通常のサイズに戻したりすることもできます。

vba

' ウィンドウを最小化する

Application.ActiveWindow.WindowState = ppWindowMinimized

' ウィンドウを通常のサイズに戻す Application.ActiveWindow.WindowState = ppWindowNormal

ウィンドウのサイズや位置を変更する

ウィンドウの幅や高さ、位置を指定して変更することも可能です。

vba

With Application.ActiveWindow

    .Width = 800

    .Height = 600

    .Left = 100

    .Top = 100

End With

よくある疑問とその解決法

Q1: VBAで「ActiveWindow」が使えない場合はどうすればいいですか？

「ActiveWindow」が使えない場合、PowerPointが正しく起動していない可能性があります。まずはPowerPointを起動し、プレゼンテーションを開いてからVBAを実行してみてください。

Q2: 他のアプリケーションからPowerPointを操作することはできますか？

はい、できます。例えば、ExcelからPowerPointを操作する場合、以下のようなコードでPowerPointを起動し、プレゼンテーションを開くことができます。

vba

Dim pptApp As Object

Set pptApp = CreateObject("PowerPoint.Application")

pptApp.Visible = True

pptApp.Presentations.Open "C:\path\to\your\presentation.pptx"