PowerPointで作成したスライドに、ノートに書いた内容を音声で読み上げる機能を追加したいと思ったことはありませんか?特に、オンライン授業やプレゼンテーションの準備で役立ちます。今回は、初心者の方でも安心して取り組めるよう、わかりやすく解説します。
PowerPointでノートを音声で読み上げるとは?
PowerPointには、スライドごとに「ノート」というメモ欄があります。これに書いた内容を、パソコンの音声合成機能を使って自動で読み上げ、スライドに音声を埋め込むことができます。これにより、スライドを見ながら音声で説明を聞くことができ、視覚と聴覚で情報を伝えることが可能になります。
必要な準備と設定
まずは、以下の準備をしましょう。
- PowerPointのバージョン確認Microsoft 365やOffice 2019以降のバージョンを使用していることを確認してください。
- 「開発」タブの表示PowerPointのリボンに「開発」タブを表示させます。表示方法は、「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」で「開発」にチェックを入れてください。
- マクロ有効化PowerPointの設定でマクロを有効にします。これにより、VBA(Visual Basic for Applications)を使用できるようになります。
マクロのコードを入力する
次に、実際に音声を読み上げるマクロのコードを入力します。
- VBAエディタを開く「開発」タブの「Visual Basic」をクリックして、VBAエディタを開きます。
- 新しいモジュールを挿入「挿入」→「標準モジュール」を選択し、新しいモジュールを作成します。
- コードの入力以下のコードをコピーして、新しいモジュールに貼り付けます。
Sub SlideVoice()
Dim i As Long
With ActivePresentation
For i = 1 To .Slides.Count
Dim strNote As String
strNote = ActivePresentation.Slides(i).NotesPage.Shapes.Placeholders(2).TextFrame.TextRange.Text
If strNote = "" Then
' ノートが空白の場合はスキップ
Else
Dim cd As String
cd = ActivePresentation.Path
Dim wavePath As String
wavePath = cd & "\voice" & i & ".wav"
Const SAFT48kHz16BitStereo = 39
Const SSFMCreateForWrite = 3
Dim oFileStream, oVoice
Set oFileStream = CreateObject("SAPI.SpFileStream")
oFileStream.Format.Type = SAFT48kHz16BitStereo
oFileStream.Open wavePath, SSFMCreateForWrite
Set oVoice = CreateObject("SAPI.SpVoice")
Set oVoice.AudioOutputStream = oFileStream
oVoice.Speak strNote
oFileStream.Close
Dim oSlide As Slide
Dim oShp As Shape
Set oSlide = ActivePresentation.Slides(i)
Set oShp = oSlide.Shapes.AddMediaObject2(wavePath, False, True, 10, 10)
With oShp.AnimationSettings.PlaySettings
.PlayOnEntry = True
.HideWhileNotPlaying = True
End With
Dim fso As Object
Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
If fso.FileExists(wavePath) Then Kill wavePath
End If
Next i
End With
MsgBox "音声埋め込み完了"
End Sub
マクロの実行方法
コードを入力したら、次は実行方法です。
- マクロを保存VBAエディタを閉じ、PowerPointファイルを「マクロ有効プレゼンテーション(.pptm)」形式で保存します。
- マクロの実行「開発」タブの「マクロ」をクリックし、先ほど作成した「SlideVoice」を選択して「実行」をクリックします。
- 音声の確認各スライドに音声アイコンが表示され、ノートの内容が音声で再生されることを確認します。
注意点と補足
- 音声の品質Microsoftの音声合成エンジンを使用していますが、日本語の発音やイントネーションに不自然さがある場合があります。市販のテキスト読み上げソフト(例VOICEPEAK)を併用すると、より自然な音声にすることができます。
- スライドの順序スライドの順番を変更した場合、音声ファイルの順序も手動で調整する必要があります。
- ファイルの管理音声ファイルはスライドと同じフォルダに保存されます。不要になった音声ファイルは手動で削除してください。
よくある質問
Q1: マクロを実行するとエラーが表示されます。どうすればよいですか?
エラーの内容によって対処方法が異なります。エラーメッセージを確認し、必要に応じてVBAコードを修正してください。
Q2: 音声の速度や音量を変更できますか?
はい、VBAコード内で音声の速度や音量を調整するプロパティを設定することができます。詳細はVBAのリファレンスを参照してください。
Q3: 他の言語での音声読み上げは可能ですか?
はい、SAPI.SpVoiceオブジェクトで使用する音声を変更することで、他の言語の音声合成が可能です。使用する音声がインストールされている必要があります。
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まとめ
PowerPointのノートを音声で読み上げるマクロを活用することで、視覚と聴覚の両方で情報を伝えることができ、より効果的なプレゼンテーションや教材作成が可能になります。初心者の方でも、上記の手順に従って設定すれば、簡単に導入できます。ぜひ、試してみてください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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