PowerPointで図形や画像をまとめて動かしたいとき、「グループ化」機能がとても便利です。しかし、いざ使おうとすると「グループ化」が選べない、ボタンが押せない…そんな経験はありませんか？
この記事では、そんな「グループ化できない」問題の原因と解決方法を、パソコンやスマホに不慣れな方にもわかりやすく解説します。
グループ化できない主な原因と対処法
PowerPointのイメージ
プレースホルダーを選択している
PowerPointのスライドに最初からある「タイトルを入力」や「テキストを入力」と書かれた枠は「プレースホルダー」と呼ばれ、グループ化できません。
対処法
- プレースホルダーではなく、「挿入」タブから「テキストボックス」を選んで新たにテキストを入力してください。
表を選択している
PowerPointで作成した表も、グループ化することはできません。
対処法
- 表をコピーし、右クリックして「図として貼り付け」を選択すると、画像として貼り付けられ、他のオブジェクトとグループ化できるようになります。
スライドマスターのオブジェクトを選択している
スライドマスターに配置されたオブジェクトは、通常のスライド編集画面では選択できず、グループ化もできません。
対処法
- 「表示」タブから「スライドマスター」を選択し、該当のオブジェクトを「切り取り」して、通常のスライドに「貼り付け」てください。
オブジェクトの選択が正しくない
グループ化するには、2つ以上のオブジェクトを選択する必要があります。
対処法
- Ctrlキーを押しながら、グループ化したいオブジェクトをすべてクリックして選択してください。
グループ化できないオブジェクトが含まれている
SVGアイコンやGIF画像など、一部のオブジェクトはグループ化できません。
対処法
- SVGアイコンは、右クリックして「図形に変換」することでグループ化できるようになります。
- GIF画像は、静止画として保存し直すことで対応できます。
グループ化の基本操作
グループ化の手順
- Ctrlキーを押しながら、グループ化したいオブジェクトをすべてクリックして選択します。
- 選択したオブジェクトの上で右クリックし、「グループ化」→「グループ化」を選択します。
グループ化のショートカットキー
- グループ化Ctrl + G
- グループ化解除Ctrl + Shift + G
再グループ化の方法
一度グループ化を解除したオブジェクトを再度グループ化するには
- 再グループ化したいオブジェクトのいずれかを選択します。
- 右クリックし、「グループ化」→「再グループ化」を選択します。
グループ化の応用テクニック
オブジェクトの選択と表示を使う
オブジェクトが多くて選択しづらい場合は、「オブジェクトの選択と表示」機能を使うと便利です。
- 「ホーム」タブから「選択」→「オブジェクトの選択と表示」を選択します。
- 表示されたリストから、Ctrlキーを押しながらグループ化したいオブジェクトを選択します。
オブジェクトを画像として保存する
グループ化できないオブジェクトが含まれている場合、すべてのオブジェクトを選択して画像として保存し、再度挿入する方法もあります。
- グループ化したいオブジェクトをすべて選択します。
- 右クリックして「図として保存」を選択し、画像として保存します。
- 保存した画像をスライドに挿入します。
よくある質問や疑問
Q1: プレースホルダーとテキストボックスの違いは何ですか？
プレースホルダーは、スライドのテンプレートに含まれる既定のテキスト入力枠で、グループ化できません。テキストボックスは、「挿入」タブから追加できる自由なテキスト入力枠で、グループ化が可能です。
Q2: 表をグループ化する方法はありますか？
表自体はグループ化できませんが、表をコピーして「図として貼り付け」ることで、画像として他のオブジェクトとグループ化できます。
Q3: グループ化できないオブジェクトが含まれている場合、どうすればいいですか？
グループ化できないオブジェクト（例SVGアイコン、GIF画像など）は、図形に変換するか、静止画として保存し直すことで、グループ化が可能になります。
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まとめ
PowerPointでグループ化できない原因はさまざまですが、主なものはプレースホルダーや表、スライドマスターのオブジェクトなど、グループ化に対応していない要素を選択していることです。これらの対処法を知っておくことで、スムーズにプレゼン資料を作成できるようになります。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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