メールを送るとき、宛先（To）やCC（カーボンコピー）に加えて、BCC（ブラインドカーボンコピー）という項目があります。BCCにメールアドレスを追加すると、他の受信者にはそのアドレスが表示されません。これは、例えば「自分が送ったメールのコピーを自分にも送る」などの目的で使われます。
今回は、OutlookのVBA（Visual Basic for Applications）を使って、BCCを設定する方法を初心者向けにわかりやすく解説します。パソコンやスマホの操作に不安がある方でも安心して取り組める内容にしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Outlookのイメージ
ここがポイント！
- 1. BCCとは？
- 2. OutlookでBCCを設定する方法
- 3. VBAを使ってBCCを自動で追加する方法
- 4. よくある質問
- 5. まとめ
BCCとは？
BCCとは、「Blind Carbon Copy」の略で、メールの受信者に自分以外の誰がそのメールを受け取っているかを知らせたくない場合に使います。例えば、同じ内容のメールを複数の人に送るとき、他の人に誰が受け取っているかを知らせたくない場合に便利です。
OutlookでBCCを設定する方法
Outlookでメールを作成する際、BCC欄を表示させるには以下の手順を踏んでください。
- Outlookを開きます。
- 「新しいメール」をクリックして、新規メール作成画面を開きます。
- 「表示」タブをクリックし、「BCC」を選択します。
- メール作成画面に「BCC」欄が表示されるので、そこにメールアドレスを入力します。
これで、BCC欄にメールアドレスを追加することができます。
VBAを使ってBCCを自動で追加する方法
VBAを使うと、メールを送る際に自動でBCCを追加することができます。以下の手順で設定してみましょう。
- Outlookを開きます。
- 「Alt」キーと「F11」キーを同時に押して、VBAエディタを開きます。
- 左側の「Microsoft Outlook Objects」の中から「ThisOutlookSession」をダブルクリックします。
- 表示されたコードウィンドウに、以下のコードを貼り付けます。
Private Sub Application_ItemSend(ByVal Item As Object, Cancel As Boolean)
Dim objRecip As Object
Set objRecip = Item.Recipients.Add("your-email@example.com")
objRecip.Type = 3 ' BCC
objRecip.Resolve
End Sub
- コードを貼り付けたら、「Ctrl」キーと「S」キーを同時に押して保存します。
- VBAエディタを閉じます。
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