日本の電機メーカー「バルミューダ」が、2021年11月16日に「BALMUDA Phone(バルミューダフォン)」を発表しました。
しかし!賛否両論!主に否が多い!
一部のユーザーは、「このスマホは、ゴミ」「誰が買うんだよw」なんて商品を煽っているような意見も飛び交っています。
でも、実際のところ「バルミューダのスマホってどうなの?」って答えになっている情報は少ないです。
そこで、BALMUDA Phoneのスペックや価格を他社のスマホと比べてみて、検証をしていきたいと思います。
果たして、バルミューダが開発したスマホ「BALMUDA Phone(バルミューダフォン)」は買いなのか?それとも他社スマホを検討した方がいいのか?
そんな疑問にも直球で答えていきたいと思います。
最新のスマホについて、どれにすればいいかで迷っている人は、別の記事でもお話していますので、気になったらそちらも見てもらえると嬉しいです。

バルミューダのスマホのスペック
「BALMUDA Phone」は、有名キッチン家電メーカーのバルミューダ株式会社のスマートフォン第一弾として登場しました。どうやら製造パートナーとして京セラを選んだみたいですね。
もともとバルミューダは、トースターとか炊飯器とか生活家電をメイン発売しているメーカーです。
だから、バルミューダがスマホを出すと聞いて「え?マジ?」って思ったのは私だけではないはず!
「BALMUDA Phone」は何と言っても、カドがない洗練されたデザインとコンパクトさが売りの、iPhoneやPIxelで求められている機能ではない、一味違った魅力があります。
とにかく魅力なのは「BALMUDA Phone」4.9インチのフルHDディスプレイの手のひらに収まるコンパクトが本体サイズと画面で、本体はカバーやケースなしで使いたくなるようなカドがない綺麗な曲線美おしゃれなデザインです。(大事なことだから2回言いました。)
だって、コンセプトは、「大型化や無個性化が進む世界のスマートフォン。私たちバルミューダが、新しい選択肢をお届けします。」ってことですから。
じゃあ、デザインとコンパクトさが売りなのはわかった!
でも、実際のスマートフォンとしてのスペックってどうなの?
これがみんなが気になっているところですよね?
「BALMUDA Phone」の基本スペックを簡単に理解できるように、まずは箇条書きでご説明します。
バルミューダスマホの基本スペック
- コンパクトな4.9インチのフルHDディスプレイ。
- 本体サイズは69(幅)×123(高さ)×13.7(奥行)mm。
- 本体の重さは約138g。
- カラーバリエーションはブラックとホワイト。
- CPU(プロセッサー)はSnapdragon 765。
- メモリは6GB。
- 内蔵ストレージは128GB。
- 背面カメラは約4800万画素のF値1.8。
- 前面のインカメラは約800万画素のF値2.0。
- バッテリーが2500mAh。
- 防水防塵性能はIPX4相当。
- FeliCa、非接触充電にも対応。
- 指紋認証でロック解除ができる。
- 充電端子はUSB Type-C。
- OSはAndroid 11
- SIMフリーモデルの価格は104,800円。ソフトバンクだと143,280円。
はい!以上!終わり!
うん。ごめんなさい。もうちょっとだけ話に付き合ってください。
てか、バルミューダスマホのスペックを見て思ったと思います。
スマートフォンとしてのスペックとしてはパッとしない。
それもそのはず!
バルミューダが発売したスマートフォンは機能面で勝負していないからです。
スマートフォンの機能がどんどん進化しているこのご時世で、いったいどういうことなのか。
実際に、2021年9月に発売されたiPhone 13とBALMUDA Phoneを比べてみましょう。
iPhone 13と比べてみた
iPhone 13は、日本で1番人気のスマートフォンであるiPhoneシリーズの最新作です。
iPhone13の内蔵されているA15 Bionicチップは、スマホ市場で最速のモバイルチップと呼ばれており、データの処理スピードが早く、アプリでの動画編集や写真編集などする際に、他社のスマホに比べるとサクサク動作するのが特徴とされています。また、iPhone 12 Pro Maxで搭載されていた「センサーシフト式光学手ブレ補正」が加わった点や映画のような被写体にフォーカスを合わせる「シネマティックモード」が追加された点は、カメラや動画を日常的に使う人には魅力的なスマートフォンです。
ブランドとしての市場価値も高いしね。
そんなiPhone 13とBALMUDA Phoneのスペックを比較すると下のような表となりました。
iPhone 13 | BALMUDA Phone | |
---|---|---|
機種画像 | ||
カラー | ピンク ブルー ミッドナイト スターライト (PRODUCT)RED |
ブラック ホワイト |
ディスプレイ | 6.1インチ Super Retina XDRディスプレイ 有機EL(OLED) 最大60Hz(リフレッシュレート) 2,000,000:1のコントラスト比 HDR |
4.9インチ フルHD |
画面解像度 | 1,170×2,532 460ppi |
1,920×1,080 454(H)x449(V)ppi |
カメラ性能 | 背面デュアル12MPカメラシステム 広角カメラ:ƒ/1.6絞り値 超広角カメラ:ƒ/2.4絞り値と120°視野角 センサーシフト光学式手ぶれ補正(広角) TrueDepthカメラ:12MP(メガピクセル)カメラ(前面カメラ) |
背面カメラ: 最大記録画素数1,200万画素 F値1.8 前面カメラ: 約800万画素 F値2.0 |
動画性能 | 背面カメラ: ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影(最大4K、60fps) 4Kビデオ撮影(24fps、25fps、30fpsまたは60fps) 1080p HDビデオ撮影(25fps、30fpsまたは60fps) 720p HDビデオ撮影(30fps)前面カメラ: ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影(最大4K、60fps) 4Kビデオ撮影(24fps、25fps、30fpsまたは60fps) 1080p HDビデオ撮影(25fps、30fpsまたは60fps) 1080pスローモーションビデオ(120fps)に対応 |
不明 |
高さ 幅 厚み |
146.7 mm 71.5 mm 7.65 mm |
約123 mm 約69 mm 約13.7 mm |
重さ | 173 g | 約138 g |
チップ | A15 Bionicチップ | Qualcomm Snapdragon 765 |
メモリ | 4GB | 6GB |
ストレージ | 128/256/512GB | 128GB |
バッテリー | 約3,200mAh | 2,500mAh |
充電端子 | Lightning | USB type-C |
Wi-Fi / Bluetooth | Wi-Fi 6(802.11ax) Bluetooth 5.0 |
Wi-Fi 5(802.11ac) Bluetooth 5.2 |
5G対応 | ○ | ○ |
指紋認証センサー | × | ○ |
顔認証センサー | ○ | × |
おサイフ携帯 | ○ | ○ |
SIMカード | デュアルSIM対応 (nano-SIMとeSIMに対応) ※既存のmicro-SIMには対応していない |
マイクロSIMとnano-SIMに対応 |
防水・防塵 | IP68等級(最大水深6メートルで最大30分間) | IPX4(生活防水)相当 |
SIMフリー価格(税込) | 128GB 98,800円 256GB 110,800円 512GB 134,800円 【iPhone13miniなら↓↓】 128GB 86,800円 256GB 98,800円 512GB 122,800円 |
128GB 104,800円 |
※Appleの公式ページから内容を引用(「iPhone 13 概要」)
※iPhone13のバッテリー容量についてiPhone Maniaの記事内容を引用(「iPhone13シリーズのバッテリー容量が判明!」)
※バルミューダの公式ページから内容を引用(「BALMUDA Phone 概要」)
「BALMUDA Phone」は、充電端子がUSB type-Cの点だけ、iPhone13より勝っていると言えます。
しかし、全体的なスペックを比較するとiPhone 13に負けています。
まず、スマートフォンの動作に大きく影響を与えるCPU(プロセッサ)が「BALMUDA Phone」の場合だと、「Qualcomm Snapdragon 765」なんですけど…。
「Qualcomm Snapdragon 765」ってPixel 6の前に発売したPixel 5aと同じ、もっと言うなら2020年12月に発売された「arrows NX9 F-52A」と同じです。
ちょっと古くないですか?💦
それで、104,800円(SIMフリー)なんですか?💦
「BALMUDA Phone」は10万超えるけど、「Pixel 5a」も「arrows NX9 F-52A」も10万以下なんですよね。ミドルクラスのスペックなのに10万を超えるのは少し首をかしげてしまいます。
メモリは6GBなので、iPhoneよりは上ですけど、このスペックでメモリが6GBを搭載されても気休めぐらいにしかならないのでは?と再度首をかしげてしまいます。

スマートフォンとして機械としての性能の良し悪しは、CPUとメモリの2つで大きく決まります。簡単に言うなら「CPUチップ」「メモリ」の性能が良ければ、カクカクした動作がなくなってより、直感的になめらかにスマホを操作することができます。
つまり、「BALMUDA Phone」は最新のスマートフォンであるiPhone 13よりも劣っています。
なぜなら、AppleはiPhone13に搭載されているA15 Bionicについて「他社よりも最大50パーセント高速で、あらゆるスマートフォンの中で最速であり、負担の大きい作業もスムーズかつ効率的に処理します。」とハッキリ明言しているので、昨年のスマートフォンと同等のスペックな「BALMUDA Phone」ではiPhone 13には勝つことはできません。
ディスプレイもiPhone13が有機ELなのに対して、BALMUDA PhoneはフルHDという内容。ディスプレイ画面の鮮やかさでは、iPhone13には勝てません。
他にも、カメラを活かす独自モードが料理をおいしそうに撮影できる「フードモード」だけというのはもったいない。せっかく生活家電としてすでに売れているトースターや炊飯器など他のスマホメーカーにはない製品を持っているのであれば、生活家電と連動できる独自モードもあるのであれば、もっと魅力的なものになっていたと個人的にはちょっと残念💦

バッテリー容量も2,500mAhなんて、iPhone Xの2,716mAh以下ですし、内臓ストレージ容量も128GBと少ない。せっかくの4,800万画素で撮影した「おいしそうな料理写真」はクラウドに保存してくださいってことなのかなぁ?4,800万画素って言っても1,200万画素でしか保存ができないっていうのもちょっとどうなんだろう?iPhone 13の写真と変わらないんじゃないかな?って思います。
背面カメラの最大記録画像サイズは1,200万画素です。※2 4つの画素を1つに束ねることで、1画素あたりの光量を増やし1,200万画素の明るくきれいな写真を撮れます。4,800万画素で撮影することはできません。
引用元:BALMUDAの公式ページ「BALMUDA Phone スペック」
SDカードも差せないし…。128GBはちょっと少なし、ストレージに選択肢がないのは残念。iPhoneシリーズから乗り換えようとしているユーザーは容量足りなくて困るかもですね。
また、「BALMUDA Phone」は、防水防塵もIPX4(生活防水)相当なので、有名YouTuberのヒカキンさんみたいに、プールやお風呂にドボンした時点でお陀仏です。IPX4(生活防水)相当は飛沫は平気だけど、直接あたるとアウトなレベルです。まぁ、自分から大切なスマホをドボンするって人は、いないと思いますがw。
比較して総合的に判断すると、みんながスマホに求めているスペックとしては、「BALMUDA Phone」は「iPhone 13」より劣っていますね。
Pixel 6と比べてみた
じゃあ、同じAndroid OSの「Pixel 6」と「BALMUDA Phone」を比べるとどうなのか。
Pixel 6は、スマートフォンの機能として、多くの人が求めているカメラ性能やディスプレイ性能の他にも、Google独自のAIチップによるリアルタイム翻訳や文字起こし機能など言語認識系の新しい機能も付加されているので、今までのPixelシリーズよりも高スペックかつ、他のスマホにはない独自機能が魅力の機種です。
そんなPixel 6とBALMUDA Phoneのスペックを比較すると下のような表となりました。
Pixel 6 | BALMUDA Phone | |
---|---|---|
機種画像 | ||
カラー | Sorta Seafoam Kinda Coral Stormy Black |
ブラック ホワイト |
ディスプレイ | 6.4インチ 有機EL(OLED) 最大90Hz(リフレッシュレート) フルHD 1,000,000:1のコントラスト比 HDR |
4.9インチ フルHD |
画面解像度 | 1,080×2,400 411ppi |
1,920×1,080 454(H)x449(V)ppi |
カメラ性能 | 背面デュアルカメラシステム 広角カメラ:50メガピクセル 絞り値 ƒ/1.85 超広角カメラ:12メガピクセル 絞り値 ƒ/2.2 画角 114° LDAFセンサー 8メガピクセルの前面カメラ |
背面カメラ: 最大記録画素数1,200万画素 F値1.8 前面カメラ: 約800万画素 F値2.0 |
動画性能 | 背面カメラ: 4K 動画撮影(30 FPS、60 FPS) 1080p 動画撮影(30 FPS、60 FPS)前面カメラ: 1080p 動画撮影(30 FPS) |
不明 |
高さ 幅 厚み |
158.6 mm 74.8 mm 8.9 mm |
約123 mm 約69 mm 約13.7 mm |
重さ | 207 g | 約138 g |
チップ | Google Tensor Titan M2™ セキュリティ コプロセッサ |
Qualcomm Snapdragon 765 |
メモリ | 8GB | 6GB |
ストレージ | 128/256GB | 128GB |
バッテリー | 約4,600mAh | 2,500mAh |
充電端子 | USB type-C | USB type-C |
Wi-Fi / Bluetooth | Wi-Fi 6E(802.11ax) Bluetooth 5.2 |
Wi-Fi 5(802.11ac) Bluetooth 5.2 |
5G対応 | ○ | ○ |
指紋認証センサー | ○ | ○ |
顔認証センサー | × | × |
おサイフ携帯 | ○ | ○ |
SIMカード | デュアルSIM対応 (ナノSIM x 1とeSIMに対応) |
マイクロSIMとnano-SIMに対応 |
防水・防塵 | IP68 準拠の防水防塵性能 | IPX4(生活防水)・IP4X |
SIMフリー価格(税込) | 128GB 74,800円 256GB 85,800円 |
128GB 104,800円 |
※Googleの公式ページから内容を引用(「Google Pixel 6の技術仕様」)
※バルミューダの公式ページから内容を引用(「BALMUDA Phone 概要」)
BALMUDA PhoneよりもPixel 6の方がスペックは上です。
先ほど、iPhone 13との比較についてお話させていただいたときもお伝えしましたが、「BALMUDA Phone」のCPUは「Qualcomm Snapdragon 765」でメモリは「6GB」です。
もともと、「Qualcomm Snapdragon 765」はPixel 5やPixel 5aの時と同じCPUです。CPU性能を向上してPixel 6をGoogleは出しているわけですから、スペック面では「BALMUDA Phone」は太刀打ちできません。CPU性能を比較するベンチマークテストでは、Pixel 5よりPixel 6の方が、倍も違ったなんてテスト結果もあるぐらいですから、同じAndoroid端末としてスペック面では、やはり分が悪いです。
また、ディスプレイ性能、バッテリー容量、搭載されているカメラのスペックについても「BALMUDA Phone」は「Pixel 6」よりも劣っています。
他にも、Pixel 6には、独自機能として、「文字起こしができるレコーダー」やカメラ機能の「消しゴムマジック」「顔ぼかし解除」「モーションモード」「リアルトーン」など、iPhone 13にすらない機能があります。
BALMUDA Phoneは、料理がおいしく撮れる「フードモード」だけ…。独自アプリで「時計」「カレンダー」「メモ」などありますが、みんなが今求めているアプリはそれじゃない感がすごいですし、他のアプリで代用できるよね?ってどうしても思ってしまいます。
足りないよ!バルミューダさん!
電話以上の機能が求められている現代のスマートフォン市場において、スペックはもとい「そのスマホを使ったら何が出来るのか。どう日常が変わるのか。」という部分がBALMUDA Phoneは弱いです。
iPhone SE(第2世代)と比べてみた
iPhone SE(第2世代)は、2020年4月16日(木)が発売された1年前の機種ですが、従来のiPhoneと比べ、かなり入手しやすい価格の64GB / 49,800円から購入できるスマートフォンとして2021年現在も多くのユーザーから支持されています。
最近のiPhoneシリーズちょっと大きすぎるよね?顔認証だけはちょっとね…。というユーザーには刺さる機種になっているのが特徴的です。
しかし、スペックとしては最新のスマホよりは劣っており、コンパクトな指紋認証のiPhoneが欲しいユーザー以外からはそこまで支持されてはいません。
BALMUDA Phoneとの比較対象としては、一番最適な機種だと思います。
最近では、回線乗り換えを条件にした1円での販売も行われているので、再度注目が集まっている機種の1つです。
では、実際にスペック面を比較すると以下の表のようになりました。
iPhone SE(第2世代) | BALMUDA Phone | |
---|---|---|
機種画像 | ||
カラー | ブラック ホワイト (PRODUCT)RED |
ブラック ホワイト |
ディスプレイ | 4.7インチ Retina HDディスプレイ IPSテクノロジー搭載4.7インチ(対角)ワイドスクリーン LCD Multi‑Touchディスプレイ 1,400:1コントラスト比(標準) True Toneディスプレイ 広色域ディスプレイ(P3) 触覚タッチ 最大輝度625ニト(標準) 耐指紋性撥油コーティング |
4.9インチ フルHD |
画面解像度 | 1,334×750 326ppi |
1,920×1,080 454(H)x449(V)ppi |
カメラ性能 | 背面カメラ: 12MP広角カメラ ƒ/1.8絞り値 最大5倍のデジタルズーム 進化したボケ効果と深度コントロールが使える ポートレートモード 6つのエフェクトを備えたポートレートライティング (自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、 ステージ照明(モノ)、ハイキー照明(モノ)) 光学式手ぶれ補正 6枚構成のレンズ LED True Toneフラッシュとスローシンクロ パノラマ(最大63MP) サファイアクリスタル製レンズカバー Focus Pixelsを使ったオートフォーカス 写真とLive Photosの広色域キャプチャ 次世代のスマートHDR(写真) 高度な赤目修正 自動手ぶれ補正 バーストモード 写真へのジオタグ添付 画像撮影フォーマット:HEIF、JPEG前面カメラ: 7MPカメラ ƒ/2.2絞り値 進化したボケ効果と深度コントロールが使える ポートレートモード 6つのエフェクトを備えたポートレートライティング (自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、 ステージ照明(モノ)、ハイキー照明(モノ)) 1080p HDビデオ撮影(25fpsまたは30fps) Retina Flash QuickTakeビデオ 写真とLive Photosの広色域キャプチャ 写真の自動HDR 自動手ぶれ補正 バーストモード 映画レベルのビデオ手ぶれ補正(1080pと720p) |
背面カメラ: 最大記録画素数1,200万画素 F値1.8 前面カメラ: 約800万画素 F値2.0 |
動画性能 | 4Kビデオ撮影(24fps、25fps、30fpsまたは60fps) 1080p HDビデオ撮影(25fps、30fpsまたは60fps) 720p HDビデオ撮影(30fps) ビデオの拡張ダイナミックレンジ(最大30fps) ビデオの光学式手ぶれ補正 最大3倍のデジタルズーム LED True Toneフラッシュ QuickTakeビデオ 1080pスローモーションビデオ(120fpsまたは240fps)に対応 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ 映画レベルのビデオ手ぶれ補正(4K、1080p、720p) 連続オートフォーカスビデオ 4Kビデオの撮影中に8MPの静止画を撮影 再生ズーム ビデオ撮影フォーマット:HEVC、H.264 ステレオ録音 |
不明 |
高さ 幅 厚み |
138.4 mm 67.3 mm 7.3 mm |
約123 mm 約69 mm 約13.7 mm |
重さ | 148 g | 約138 g |
チップ | A13 Bionicチップ | Qualcomm Snapdragon 765 |
メモリ | 3GB | 6GB |
ストレージ | 64/128/256GB | 128GB |
バッテリー | 1,821mAh | 2,500mAh |
充電端子 | Lightning | USB type-C |
Wi-Fi / Bluetooth | Wi-Fi 6(802.11ax) Bluetooth 5.0 |
Wi-Fi 5(802.11ac) Bluetooth 5.2 |
5G対応 | × | ○ |
指紋認証センサー | ○ | ○ |
顔認証センサー | × | × |
おサイフ携帯 | ○ | ○ |
SIMカード | デュアルSIM対応(nano-SIMとeSIMに対応) ※既存のmicro-SIMには対応していない |
マイクロSIMとnano-SIMに対応 |
防水・防塵 | IP68等級(最大水深6メートルで最大30分間) | IPX4(生活防水)相当 |
SIMフリー価格(税込) | 64GB 49,800円 128GB 55,800円 |
128GB 104,800円 |
※Appleの公式ページから内容を引用(「iPhone SE 概要」)
※バルミューダの公式ページから内容を引用(「BALMUDA Phone 概要」)
正直、総合的なスペックで言えば同じぐらいかBALMUDA Phoneややうえぐらいの印象です。
そもそも、どちらもスペックで勝負していないので、このあたりは「団栗の背比べ」って感じですね。
コスパならiPhone SE(第2世代)で、iPhone SE(第2世代)よりも若干スペックが良くて、サイズや重さにこだわりたいならBALMUDA Phoneってとこですね。
バルミューダのスマホの価格

バルミューダのスマホは30日間の全額返金保証がある
BALMUDA Phoneは内部ストレージは128GBのバージョンしかありません。
BALMUDA Phoneの価格は、SIMフリーモデルが104,800円(税込み)で、Softbankか143,280円(税込み)です。ドコモとauでの発売は今のところ予定されていません。Softbankが独占販売と発表しているので、他のキャリアの方でBALMUDA Phoneが欲しい方は、SIMフリーモデルを購入するしかありません。
2021年11月17日からすでに予約は開始されており、2021年11月26日に発売を予定しています。
10万円を超えるスマホなので、かなり高額です。正直、今発売されているiPhoneやGoogle Pixelよりも高額です。
ですが、SIMフリーモデル限定で、11月17日(水)から12月31日(金)まで、30日間の全額返金保証もやっているので、少しお試しでいいから使ってみたいという人は、この機会に試してみるのもアリだと思います。オンラインストアでの購入の場合は出荷日を起算日とされますので、手元に届いてから30日ではありませんので、注意してください。
では、実際に他社のスマホと価格を比べていきたいと思います。
iPhone 13と比べてみた
iPhone 13は、SIMフリーモデル、Softbank、ドコモ、auで発売されていますが、BALMUDA PhoneではSIMフリーモデルとSoftbankでしか発売されていません。
SIMフリーモデルの同じストレージ128GBで比較すると、iPhone 13が98,800円(税込み)BALMUDA Phoneが104,800円(税込み)でその差が6,000円になります。
BALMUDA Phoneの方がiPhone 13より金額が高いです。
iPhone 13 | BALMUDA Phone | |
---|---|---|
機種画像 | ||
価格(税込) |
【SIMフリー価格】
【Softbankの価格】
|
【SIMフリー価格】
【Softbankの価格】
|
iPhone 13 miniと比べてみた
iPhone 13 miniは、SIMフリーモデル、Softbank、ドコモ、auで発売されていますが、BALMUDA PhoneではSIMフリーモデルとSoftbankでしか発売されていません。
SIMフリーモデルの同じストレージ128GBで比較すると、iPhone 13 miniが86,800円(税込み)BALMUDA Phoneが104,800円(税込み)でその差が18,000円になります。
BALMUDA Phoneの方がiPhone 13 miniより金額が高いです。
iPhone 13 mini | BALMUDA Phone | |
---|---|---|
機種画像 | ||
価格(税込) |
【SIMフリー価格】
【Softbankの価格】
|
【SIMフリー価格】
【Softbankの価格】
|
iPhone SE(第2世代)と比べてみた
iPhone SE(第2世代)は、SIMフリーモデル、Softbank、ドコモ、auで発売されていますが、BALMUDA PhoneではSIMフリーモデルとSoftbankでしか発売されていません。
iPhone SE(第2世代)は、家電量販店や各キャリアで一括購入1円という破格のセールで売り出していることもありますが、いったんSIMフリーモデルの価格で比較します。
SIMフリーモデルの同じストレージ128GBで比較すると、iPhone SE(第2世代)が55,800円(税込)BALMUDA Phoneが104,800円(税込み)でその差が49,000円になります。
BALMUDA Phoneの方がiPhone SE(第2世代)より金額が高いです。
金額だけでみたら、もう1台iPhone SE(第2世代)が買えちゃうぐらいの金額差ですね。
iPhone SE(第2世代) | BALMUDA Phone | |
---|---|---|
機種画像 | ||
価格(税込) |
【SIMフリー価格】
【Softbankの価格】
|
【SIMフリー価格】
【Softbankの価格】
|
バルミューダのスマホは買いなのか?
では、ここまで「BALMUDA Phone」のスペックと価格を他社のスマホと比べてきましたが、実際「バルミューダのスマホは買いなのか?」が気になりますよね。
結論をお伝えすると、「BALMUDA Phone」のデザインに一目ぼれした人は買い!そうじゃない人は買わない方が良いです!
「BALMUDA Phone」の1番の売りは曲線を描く丸っこい本体ボディと、おしゃれな雰囲気が漂うデザインです。
最初に「BALMUDA Phone」を見て、手に取った時に「コレ欲しい!」って思わなければ、買う価値はありません。
なぜなら、スペックや価格帯で勝負していないからです。
たとえば、写真や動画は一眼レフカメラやお気に入りのビデオカメラで撮りたいから、スマホに超広角レンズや望遠レンズがなくてもいいよっていう方。YOUTUBE動画やアプリやゲームはテレビやタブレットなど画面が大きいもので楽しむからスマホはコンパクトでいいよという人。シンプルだけど、どこか高級感のある見た目で手に収まるスマートな携帯電話が欲しい!と思っている人には向いている機種だと思います。
iPhoneだったらこれできるよねー。Google Pixelならこれができるよねー。っていうスマートフォンの機能部分やスペックでスマートフォンを選ぶ人であれば、買わないことをオススメします。
今後新しい独自機能ができた「BALMUDA Phone 2」や「BALMUDA Phone 3」とかであれば、もっと尖った内容になってくると思いますが、スマホでカメラも使いたい!ゲームもやりたい!動画も見たい!というユーザーは、現状は10万円以上を払って購入する価値はありません。
つまり、デザインやコンパクトさで魅力を感じない人以外は、購入する価値はありません。
スマートフォンの選択肢の1つとして、問題提起をする姿勢は好きですけど、正直大衆向きのスマートフォンではありません。
「おしゃれな携帯電話が欲しい」「機能ではなくスタイリッシュなスマホが欲しい」というユーザーにはオススメできますが、カメラや機能やコスパで考えているのであれば、iPhoneシリーズやPixelシリーズにすることをおすすめします。
これからスマートフォンの購入を考えているのであれば、別の記事でも最新スマホについて話していますので、そちらもご覧いただけるとあなたが欲しいスマホ選びに役立つと思います。

まとめ
バルミューダ株式会社の第一弾スマホとして2021年11月16日に発表された「BALMUDA Phone(バルミューダフォン)」は、多くのスマホユーザーの賛否両論。
特に「否」が多い。その理由は、スペックと価格が今のスマートフォン市場から考えると、適切ではないと多くのユーザーが思っているからです。
BALMUDA Phoneは、デザインとコンパクトさは、カッコいい!おしゃれ!かわいい!なんて意見もあります。
デザインとコンパクトさに関しては、私も魅力的な機種だと思います。ニッチな層には刺さると思います。
しかし、画面サイズ大きく、機能も充実しているスマホが主流の現在の市場においては、スマートフォンのデザインだけだとどうしても魅力が薄く見えてしまいます。
価格自体も、10万円を超える高性能スマホと同じぐらいの金額ですので、コスパとしては良くはありません。
BALMUDA Phone | Pixel 6 | iPhone 13 | iPhone 13 mini | iPhone SE(第2世代) | |
---|---|---|---|---|---|
機種画像 | |||||
価格(税込) |
【SIMフリー価格】
【Softbankの価格】
|
【SIMフリー価格】
【Softbankの価格】
|
【SIMフリー価格】
【Softbankの価格】
|
【SIMフリー価格】
【Softbankの価格】
|
【SIMフリー価格】
【Softbankの価格】
|
個人的にはIOT機器としても使える生活家電よりのスマートフォンとしてデビューして欲しかった。炊飯器を外出先でもセットできるとか、出先でも冷蔵庫の中身が分かって今日の晩ご飯のために何をスーパーで買えばいいのかがわかるとかあったらもっと面白いスマートフォンになっていたんだろうな。
BALMUDA Phoneは、高所得者むけの世代が高いユーザー向けな感じがどうしてもある。できれば、庶民の主婦や主夫向けに家事を自動化できるツールもセットとして発表して欲しかったというのが個人的な感想です。
バルミューダには、コーヒーメーカーやトースター、レンジ、ケトル、炊飯器などの優秀な家電製品が多くあります。今私がお話した内容は将来的には対応していく可能性はありますが、現状の情報だとありません。
でも、実際に使ってみないとわからないって部分はあると思います。今現在公式で発表されている内容ですが、実際に隠している情報や今後追加していくアップデートの内容などもあるかもしれません。
もしも、あなたが「BALMUDA Phone(バルミューダフォン)」を、少しでも気になっている試してみるのも1つです。早いうちであれば、30日の全額返金保証を使って返却するなんてこともできるので、お試し感覚でまず購入して、使い勝手が自分に合わないなって思ったら返金してもらう手をつかうのはアリだと思います。
BALMUDA Phone(バルミューダフォン)は11月17日から予約開始の11月26日発売予定です。価格はSIMフリーモデルが104,800円(税込み)で、Softbankか143,280円(税込み)です。
ドコモやauなどの別のキャリアでは販売していないですし、キャリアで購入すると全額返金の対象になりませんので、ダメなら返金しようと思っている人は、BALMUDA オンラインストア、BALMUDA The Store Aoyama、BALMUDA 松屋銀座、BALMUDA 阪急うめだ本店で購入してくださいね。
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