スプレッドシートの複数ファイルをまとめる方法

スプレッドシートの複数ファイルをまとめる方法｜GASで業務効率化

2025.07.31

「毎月のデータ集計が手作業で大変…」
「複数のスプレッドシートを1つにまとめたいけど、どうすればいいの？」
そんなお悩みをお持ちの方に、Google Apps Script（GAS）を使って、複数のスプレッドシートのデータを1つにまとめる方法をご紹介します。
難しそうに思えるかもしれませんが、初心者の方でも安心して取り組めるように、わかりやすく解説します。

なぜGASでスプレッドシートをまとめるのか？
GASでスプレッドシートをまとめる準備
GASでスプレッドシートをまとめる手順
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

なぜGASでスプレッドシートをまとめるのか？

Googleスプレッドシートのイメージ

手作業で複数のスプレッドシートを1つにまとめるのは、時間がかかり、ミスが起こりやすい作業です。
GASを使えば、以下のようなメリットがあります。

ここがポイント！

ボタン1つで複数のスプレッドシートのデータをまとめる
毎月の集計作業を自動化できる
データの抜け漏れやミスを防げる

これらのメリットを活かして、業務の効率化を図りましょう。

GASでスプレッドシートをまとめる準備

まずは、以下の準備をしましょう。

ここがポイント！

Googleアカウントを取得
まとめたいスプレッドシートを用意
まとめ先のスプレッドシートを作成

これらが整ったら、次はGASの設定に進みます。

GASでスプレッドシートをまとめる手順

GASを使って、複数のスプレッドシートのデータを1つにまとめる手順を解説します。

ステップ1Apps Scriptエディタを開く

まとめ先のスプレッドシートを開き、以下の手順でApps Scriptエディタを開きます。

「拡張機能」メニューをクリック
「Apps Script」を選択

ステップ2コードを入力

エディタが開いたら、以下のコードを入力します。

javascript

function mergeSheets() {

  const fileIds = [

    'ファイルID1',

    'ファイルID2',

    'ファイルID3'

  ];
  const targetSheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();

  targetSheet.clearContents(); // まずクリア
  let headerWritten = false;

  let targetRow = 1;
  fileIds.forEach(id => {

    const sourceSheet = SpreadsheetApp.openById(id).getSheets();

    const data = sourceSheet.getDataRange().getValues();

if (!headerWritten) { targetSheet.getRange(targetRow, 1, data.length, data.length).setValues(data); headerWritten = true; targetRow += data.length; } else { targetSheet.getRange(targetRow, 1, data.length - 1, data.length) .setValues(data.slice(1)); // ヘッダーを飛ばして貼り付け targetRow += data.length - 1; } }); }

このコードは、指定した複数のスプレッドシートからデータを取得し、1つのシートにまとめるものです。