初心者でもできる！GASでスプレッドシートのデータを自動転記する方法

スプレッドシートのデータを手動で別のシートに転記する作業、面倒ですよね。でも、Google Apps Script（GAS）を使えば、この作業を自動化できます。今回は、初心者の方でもわかりやすく、GASを使ってスプレッドシートのデータを別のシートに自動転記する方法をご紹介します。

GASとは？
なぜGASで自動転記するのか？
GASでスプレッドシートのデータを自動転記する手順
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

GASとは？

Googleスプレッドシートのイメージ

Google Apps Script（GAS）は、Googleが提供するスクリプト言語で、Googleのサービス（Gmail、Googleカレンダー、Googleスプレッドシートなど）を自動化したり、連携させたりすることができます。プログラミングの経験がなくても、簡単なコードで自動化が可能です。

なぜGASで自動転記するのか？

手動でデータを転記すると、以下のような問題が発生することがあります

ここがポイント！

転記ミスが起こりやすい
時間がかかる
作業の進捗がわかりにくい

GASを使えば、これらの問題を解決できます。例えば、商品名ごとにデータを別のシートに転記する場合、GASを使うと自動でシートを作成し、データを転記してくれます。これにより、手動での作業が不要になり、ミスも減少します。

GASでスプレッドシートのデータを自動転記する手順

では、実際にGASを使ってスプレッドシートのデータを自動転記する手順を見ていきましょう。

スプレッドシートの準備

まず、転記元となるスプレッドシートを用意します。例えば、以下のようなデータがあるとします

オーダーID	ユーザーID	名前	メールアドレス	商品名	価格	販売日
001	U001	田中	tanaka@example.com	商品A	1000	2025/07/29
002	U002	鈴木	suzuki@example.com	商品B	2000	2025/07/29
003	U003	佐藤	sato@example.com	商品A	1000	2025/07/29

このデータを基に、商品名ごとに新しいシートを作成し、データを転記します。

GASのスクリプトエディタを開く

スプレッドシートを開き、メニューの「拡張機能」から「Apps Script」を選択します。これで、GASのスクリプトエディタが開きます。

スクリプトを記述する

以下のコードをスクリプトエディタに貼り付けます

javascript

function copyData() {

  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();

  var data = sheet.getDataRange().getValues();

  var headers = data.shift(); // ヘッダー行を取り出す
  var productNames = ;

  data.forEach(function(row) {

    if (productNames.indexOf(row) === -1) {

      productNames.push(row);

    }

  });

productNames.forEach(function(productName) { var newSheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName(productName); if (!newSheet) { newSheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().insertSheet(productName); newSheet.appendRow(headers); } data.forEach(function(row) { if (row === productName) { newSheet.appendRow(row); } }); }); }

このコードは、商品名ごとに新しいシートを作成し、該当するデータを転記するものです。