Google Apps Scriptでスプレッドシートの最終列を取得する方法

こんにちは！今回は、Google Apps Script（GAS）を使って、スプレッドシートの最終列を取得する方法について、初心者の方にもわかりやすく解説します。パソコンやスマホの操作に不安がある方でも安心して進められるように、ゆっくり丁寧に説明していきますね。

最終列を取得する基本の方法
注意！最終列が正しく取得できない場合とは？
実践！最終列の値を取得して処理する方法
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

最終列を取得する基本の方法

Googleスプレッドシートのイメージ

まず、最終列とは、スプレッドシートの中でデータが入力されている最後の列のことを指します。例えば、A列からD列までデータが入力されていて、最後の列がD列だとすると、そのD列が最終列となります。

Google Apps Scriptでは、`getLastColumn()`というメソッドを使うことで、シート内でデータが入力されている最終列の列番号を取得することができます。以下のコードをGASエディタに入力して実行してみましょう。

javascript

function getLastColumn() {

  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();

  const lastColumn = sheet.getLastColumn();

  Logger.log("最終列は: " + lastColumn);

}

このコードを実行すると、スプレッドシートの「最終列は: 4」といった形で、最終列の番号がログに表示されます。

注意！最終列が正しく取得できない場合とは？

`getLastColumn()`メソッドは便利ですが、以下のような場合には正しく最終列を取得できないことがあります。

ここがポイント！

空白セルや数式がある場合セルに値が入力されていない場合でも、数式が入っているとその列が最終列として認識されることがあります。
データが途中で途切れている場合途中の列に空白があると、最終列が途中で途切れた列として認識されることがあります。

このような場合には、以下のような方法で最終列を取得することができます。

javascript

function getLastColumnWithData() {

  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();

  const data = sheet.getDataRange().getValues();

  let lastColumn = data.length;

  while (lastColumn > 0 && data.every(row => row === "")) {

    lastColumn--;

  }

  Logger.log("データが入力されている最終列は: " + lastColumn);

}

このコードでは、シートのデータ範囲を取得し、最後の列から順に空白でない列を探していきます。空白でない列が見つかると、その列番号を最終列として取得します。

実践！最終列の値を取得して処理する方法

実際に、最終列の値を取得して何か処理をしたい場合の例を見てみましょう。例えば、最終列の1行目の値を取得して、コンソールに表示するコードは以下のようになります。

javascript

function logLastColumnValue() {

  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();

  const lastColumn = sheet.getLastColumn();

  const value = sheet.getRange(1, lastColumn).getValue();

  Logger.log("最終列の1行目の値は: " + value);

}

このコードを実行すると、最終列の1行目の値がログに表示されます。例えば、「最終列の1行目の値は: 売上金額」といった形で表示されます。