日々の業務や家計簿、スケジュール管理などで、Googleスプレッドシートを使っている方も多いのではないでしょうか。特に「日付」を扱う場面では、ちょっとした工夫で作業効率が大きく変わります。今回は、初心者の方でも安心して使える、日付に関する関数の使い方をご紹介します。
日付を自動で入力する関数
TODAY関数で今日の日付を表示
毎日手動で日付を入力するのは面倒ですよね。そんなときは、TODAY関数を使いましょう。
=TODAY()
この関数をセルに入力するだけで、常に最新の日付が表示されます。例えば、今日の日付をセルに表示したい場合、セルに上記の式を入力します。これで、毎日自動的に日付が更新されます。
DATE関数で任意の日付を作成
特定の日付を作成したい場合は、DATE関数を使用します。
=DATE(2025,7,8)
この式をセルに入力すると、2025年7月8日の日付が表示されます。また、セルに入力された年、月、日を参照して日付を作成することも可能です。
=DATE(,B1,C1)
ここで、セルに年、B1セルに月、C1セルに日を入力しておけば、これらのセルの内容を基に日付が表示されます。
TEXT関数で曜日を表示
日付から曜日を表示したいときは、TEXT関数を使います。
=TEXT(,"dddd")
この式を入力すると、セルの日付に対応する曜日が表示されます。例えば、セルに「2025/07/08」と入力されていれば、「火曜日」と表示されます。
日付を計算する関数
EDATE関数で月単位の加減算
特定の日付から数ヶ月前や数ヶ月後の日付を求めるには、EDATE関数が便利です。
=EDATE(,3)
この式は、セルの日付から3ヶ月後の日付を表示します。逆に、3ヶ月前の日付を表示したい場合は、
=EDATE(,-3)
と入力します。
EOMONTH関数で月末日を求める
月末の日付を求めるには、EOMONTH関数を使用します。
=EOMONTH(,0)
この式は、セルの日付が含まれる月の月末日を表示します。例えば、セルに「2025/07/08」と入力されていれば、「2025/07/31」と表示されます。
NETWORKDAYS関数で営業日数を計算
2つの日付の間の営業日数を求めるには、NETWORKDAYS関数を使います。
=NETWORKDAYS(,B1)
この式は、セルとB1セルの日付の間の営業日数を表示します。土日や祝日を除外して計算するため、正確な営業日数を求めることができます。
日付の表示形式を変更する方法
日付の表示形式をカスタマイズ
日付の表示形式を変更したいときは、セルの書式設定を変更します。
- 日付が入力されているセルを選択します。
- メニューから「表示形式」→「数字」→「カスタム日付」を選択します。
- 表示形式の一覧から、希望する形式を選びます。
例えば、「2025年7月8日」と表示したい場合は、「yyyy年m月d日」を選択します。
よくある質問や疑問
Q1: DATE関数で月や日が1桁の場合、先頭に0を付けたいのですが、どうすれば良いですか?
セルに「2025」、B1セルに「7」、C1セルに「8」と入力し、
=TEXT(DATE(,B1,C1),"yyyy年m月d日")
と入力すると、「2025年7月8日」と表示されます。先頭の0は表示されませんが、表示形式を工夫することで対応できます。
Q2: TODAY関数を使って、前回の月初日を表示するにはどうすれば良いですか?
=EOMONTH(TODAY(),-1)+1
この式を入力すると、前回の月初日が表示されます。例えば、今日が2025年7月8日であれば、「2025年7月1日」と表示されます。
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まとめ
Googleスプレッドシートの関数を活用することで、日付の入力や計算が格段に効率化されます。特に、TODAY関数やDATE関数、TEXT関数、EDATE関数、EOMONTH関数、NETWORKDAYS関数などは、日常業務で頻繁に使用される便利な関数です。
これらの関数を使いこなすことで、手作業でのミスを減らし、業務の効率化を図ることができます。ぜひ、実際の業務で試してみてください。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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