Googleスプレッドシートを使っていると、「小数点以下を切り捨てて整数にしたい」という場面がよくありますよね。例えば、買い物の合計金額を計算する際に、端数を切り捨てて整数にしたいときなどです。そんなときに役立つのが、スプレッドシートの「ROUNDDOWN関数」です。
今回は、初心者の方でもわかりやすいように、ROUNDDOWN関数の使い方を詳しく解説します。これを読めば、日常のちょっとした計算がぐっと楽になりますよ!
ROUNDDOWN関数とは?
ROUNDDOWN関数は、指定した小数点以下の桁数に切り捨てるための関数です。例えば、3.14159という数値があったとき、小数点以下を2桁に切り捨てると3.14になります。これをスプレッドシートで簡単に実行できるのがROUNDDOWN関数です。
構文
=ROUNDDOWN(値, 桁数)
値切り捨てたい数値やセルの参照
桁数切り捨てる小数点以下の桁数。負の値を指定すると、小数点より左の桁を基準に切り捨てます。
実際に使ってみよう!
では、実際にROUNDDOWN関数を使ってみましょう。
例1小数点以下を切り捨てる
セルに「12.345」と入力されているとします。この数値の小数点以下を2桁に切り捨てたい場合、セルB1に以下のように入力します。
=ROUNDDOWN(, 2)
これで、セルB1には「12.34」と表示されます。
例2整数部分を切り捨てる
同じくセルに「12.345」と入力されている場合、整数部分を切り捨てて小数点以下だけを残したいときは、セルB1に以下のように入力します。
=ROUNDDOWN(, 0)
これで、セルB1には「12」と表示されます。
例3十の位を切り捨てる
セルに「123.456」と入力されている場合、十の位を切り捨てて百の位から表示したいときは、セルB1に以下のように入力します。
=ROUNDDOWN(, -1)
これで、セルB1には「120」と表示されます。
ROUNDDOWN関数と他の関数の違い
ROUNDDOWN関数と似たような関数に、ROUND関数やROUNDUP関数があります。それぞれの違いを簡単に説明します。
- ROUND関数指定した桁数で四捨五入します。例えば、3.145を小数点以下2桁で四捨五入すると3.15になります。
- ROUNDUP関数指定した桁数で切り上げます。例えば、3.14159を小数点以下2桁で切り上げると3.15になります。
- ROUNDDOWN関数指定した桁数で切り捨てます。例えば、3.14159を小数点以下2桁で切り捨てると3.14になります。
ROUNDDOWN関数は、常に切り捨てを行いたいときに便利です。
よくある質問や疑問
質問1ROUNDDOWN関数とTRUNC関数はどう違うのですか?
ROUNDDOWN関数とTRUNC関数は、どちらも数値の一部を切り捨てるための関数ですが、挙動に違いがあります。ROUNDDOWN関数は指定した桁数に切り捨てますが、TRUNC関数は指定した桁数より後のすべての桁を切り捨てます。例えば、TRUNC(3.14159, 2)は3.14になりますが、ROUNDDOWN(3.14159, 2)も3.14になります。
質問2ROUNDDOWN関数で負の数を扱うにはどうすればよいですか?
ROUNDDOWN関数では、負の数も扱うことができます。例えば、セルに「-12.345」と入力されている場合、セルB1に以下のように入力します。
=ROUNDDOWN(, 1)
これで、セルB1には「-12.3」と表示されます。
質問3ROUNDDOWN関数を使って日付を切り捨てることはできますか?
ROUNDDOWN関数は数値に対して適用されるため、日付を切り捨てることはできません。日付を切り捨てる場合は、日付を数値に変換してからROUNDDOWN関数を適用する必要があります。
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まとめ
ROUNDDOWN関数を使うことで、Googleスプレッドシートで簡単に小数点以下を切り捨てることができます。日常のちょっとした計算や、端数処理が必要な場面で活用してみてください。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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