GoogleスプレッドシートでVLOOKUPを使って別ファイルのデータを参照する方法

Googleスプレッドシートを使っていると、複数のファイルに分かれたデータを統合して分析したい場面が出てきますよね。例えば、商品マスタと売上データが別々のファイルに保存されている場合、VLOOKUP関数を使って商品コードを元に商品名や単価を自動で取得することができます。

でも、別ファイルのデータを参照するには、ちょっとした工夫が必要です。今回は、初心者の方でもわかりやすく、手順を追って解説します。

VLOOKUP関数とIMPORTRANGE関数の基本

Googleスプレッドシートのイメージ

まず、VLOOKUP関数とIMPORTRANGE関数の役割を簡単におさらいしましょう。

VLOOKUP関数は、指定した範囲の中から検索条件に一致するデータを抽出する関数です。例えば、商品コードを入力すると、対応する商品名や単価を自動で表示させることができます。

IMPORTRANGE関数は、別のスプレッドシートからデータを取り込むための関数です。これを使うことで、他のファイルに保存されたデータを参照することができます。

では、実際に別ファイルのデータをVLOOKUP関数で参照する方法を見ていきましょう。

まず、参照したい別ファイルのURLを取得します。次に、IMPORTRANGE関数を使って、そのファイルから必要なデータを取り込みます。

例えば、以下のように入力します。

excel

=IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/1MrlXHTfTO8a5F-o3TxPQprsZ-Zz_m_237DW05_2JuGw/", "商品マスタ!C100")

これで、「商品マスタ」シートのからC100までの範囲が取り込まれます。

次に、VLOOKUP関数を使って、取り込んだデータから必要な情報を検索します。

例えば、商品コードがB2セルに入力されているとき、以下のように入力します。

excel

=VLOOKUP(B2, IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/1MrlXHTfTO8a5F-o3TxPQprsZ-Zz_m_237DW05_2JuGw/", "商品マスタ!C100"), 2, FALSE)

これで、商品コードに対応する商品名が表示されます。

IMPORTRANGE関数を初めて使用する際、アクセス許可を求められます。画面上に表示される「アクセスを許可」ボタンをクリックして、データの取り込みを許可してください。

参照したいスプレッドシートを開き、ブラウザのアドレスバーからURLをコピーします。URLの中で「/d/」と「/edit」の間にある部分がスプレッドシートのIDです。このIDを使用します。

VLOOKUP関数の「FALSE」は、完全一致で検索することを意味します。これにより、検索値と完全に一致するデータのみが返されます。

VLOOKUP関数は1つの条件でしか検索できません。複数の条件で検索する場合は、検索キーを結合する補助列を作成し、その列を検索対象とする方法があります。

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Googleスプレッドシートで別ファイルのデータをVLOOKUP関数で参照する方法を解説しました。IMPORTRANGE関数を使うことで、他のスプレッドシートからデータを取り込み、VLOOKUP関数で必要な情報を検索することができます。

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