Googleスプレッドシートで簡単に乱数を使いこなす方法

Googleスプレッドシートで「乱数」を使いたいけれど、どうすればいいのか分からないという方へ。今回は、初心者の方でもすぐに実践できる方法を、やさしく解説します。パソコンやスマホに不安がある方でも安心して取り組める内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

乱数って何？どんな場面で使うの？
Googleスプレッドシートで乱数を生成する方法
1. RAND関数
2. RANDBETWEEN関数
乱数を固定する方法
応用編重複しない乱数を生成する方法
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

乱数って何？どんな場面で使うの？

Googleスプレッドシートのイメージ

まず、「乱数」とは「予測できない数」のことです。例えば、宝くじの当選番号や、ゲームのランダムなイベントなど、さまざまな場面で利用されています。

Googleスプレッドシートでは、この乱数を簡単に生成することができます。例えば、ランダムに名前を選びたいときや、サイコロの目をシミュレーションしたいときなどに便利です。

Googleスプレッドシートで乱数を生成する方法

Googleスプレッドシートで乱数を生成するには、主に2つの関数を使います。

RAND関数

この関数は、0以上1未満のランダムな小数を生成します。使い方はとても簡単です。

セルに「=RAND()」と入力します。
Enterキーを押すと、0以上1未満のランダムな小数が表示されます。

例えば、B2セルに「=RAND()」と入力すると、B2セルにランダムな小数が表示されます。

RANDBETWEEN関数

こちらは、指定した範囲内の整数をランダムに生成する関数です。例えば、1から100までの整数をランダムに生成したい場合、次のように入力します。

セルに「=RANDBETWEEN(1, 100)」と入力します。
Enterキーを押すと、1から100までの整数がランダムに表示されます。

このように、RANDBETWEEN関数を使うと、指定した範囲内の整数を簡単に生成できます。

乱数を固定する方法

RAND関数やRANDBETWEEN関数で生成した乱数は、シートを編集するたびに再計算されて変わってしまいます。これを防ぐためには、生成した乱数を「固定値」として保存する必要があります。

その方法は以下の通りです。

乱数が表示されているセルを選択します。
Ctrl + C（コピー）を押します。
同じセルを右クリックし、「形式を選択して貼り付け」から「値のみ」を選択します。

これで、乱数が固定され、シートを編集しても変わらなくなります。

応用編重複しない乱数を生成する方法

例えば、10人の中からランダムに3人を選びたい場合、重複しない乱数を生成する必要があります。これには、Google Apps Script（GAS）を使う方法があります。

以下は、GASを使って重複しない乱数を生成するスクリプトの例です。

javascript

function generateUniqueRandomNumbers() {

  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();

  const range = sheet.getRange("");

  const values = range.getValues().flat();

  const uniqueValues = ;

while (uniqueValues.length < 3) { const randomIndex = Math.floor(Math.random() * values.length); const randomValue = values; if (!uniqueValues.includes(randomValue)) { uniqueValues.push(randomValue); } } Logger.log(uniqueValues); }

このスクリプトを実行すると、からまでのセルからランダムに3つの値を選び、その結果をログに表示します。