Googleスプレッドシートで文字列を抽出する方法｜初心者でもわかる！

Googleスプレッドシートを使っていると、住所や名前、商品コードなどの中から特定の文字列を取り出したい場面がよくありますよね。今回は、そんなときに役立つ関数を、実際の例を交えてわかりやすくご紹介します。

文字列を抽出する基本の関数

Googleスプレッドシートのイメージ

まずは、スプレッドシートでよく使われる文字列抽出の基本的な関数をご紹介します。

LEFT関数先頭から指定した文字数を取り出す

例えば、「東京都台東区」の住所から「東京都」だけを取り出したいときに使います。

これで「東京都」が返ってきます。

RIGHT関数末尾から指定した文字数を取り出す

逆に、住所の末尾から「台東区」を取り出したいときにはこちらを使います。

結果は「台東区」です。

MID関数指定した位置から指定した文字数を取り出す

住所の中から「台東区」を取り出すには、MID関数を使います。

これで「台東区」が抽出できます。

文字列の位置を調べる関数

文字列の中で特定の文字がどこにあるかを調べる関数も便利です。

FIND関数指定した文字列が最初に現れる位置を返す

例えば、「隣の客はよく柿食う客だ」という文章の中で「客」が最初に現れる位置を調べるには、以下のように入力します。

結果は「2」となり、「客」が2文字目にあることがわかります。

SEARCH関数FIND関数と似ていますが、大文字と小文字を区別せずに検索します

こちらも結果は「2」となります。

実際の活用例住所から都道府県を抽出する

例えば、以下のような住所データがあるとします。

| 住所 |
| – |
| 東京都台東区 |
| 神奈川県横浜市 |
| 大阪府大阪市 |

これらの住所から都道府県を抽出したい場合、以下のような数式を使います。

この数式では、まず「県」が含まれているかをFIND関数で調べ、見つかればその位置までの文字をLEFT関数で取り出します。見つからなければ、3文字を取り出すようにしています。

よくある質問や疑問

Q1: MID関数の使い方がわかりません。具体的な例を教えてください。

セルに「東京都台東区小島」という住所があるとき、「台東区」を取り出すには以下のように入力します。

これで「台東区」が抽出されます。

Q2: FIND関数とSEARCH関数の違いは何ですか？

FIND関数は大文字と小文字を区別して検索しますが、SEARCH関数は区別しません。例えば、「A」と「a」を区別するかどうかの違いです。

Q3: 複数のセルから文字列を抽出するにはどうすればよいですか？

複数のセルから文字列を抽出するには、ARRAYFORMULA関数を使うと便利です。例えば、A列の各セルから先頭3文字を抽出するには、以下のように入力します。

これで、A列の各セルから先頭3文字が抽出されます。

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まとめ

Googleスプレッドシートを使っていると、住所や名前、商品コードなどの中から特定の文字列を取り出したい場面がよくあります。今回は、そんなときに役立つ関数を、実際の例を交えてわかりやすくご紹介しました。

他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。