スプレッドシートで計算をしていると、「#DIV/0!」や「#VALUE!」などのエラーが表示されてしまうことがありますよね。これらのエラーがそのままだと、データの見栄えが悪くなったり、他の計算に影響を与えたりすることがあります。そんなときに役立つのが、GoogleスプレッドシートのISERROR関数です。
今回は、ISERROR関数の基本的な使い方から、実際の活用方法まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。パソコンやスマホの操作に不安がある方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ISERROR関数とは？
Googleスプレッドシートのイメージ
ISERROR関数は、指定したセルの値がエラーかどうかを判定する関数です。エラーがある場合はTRUEを、エラーがない場合はFALSEを返します。
例えば、セルに「=1/0」と入力すると、ゼロで割る計算になり、「#DIV/0!」というエラーが表示されます。このとき、B1セルに「=ISERROR()」と入力すると、B1セルにはTRUEが表示されます。
ISERROR関数の使い方
ISERROR関数は、主にIF関数と組み合わせて使用します。これにより、エラーが発生した場合に特定の処理を行うことができます。
例えば、セルの値をB1セルの値で割る計算を行う場合、次のように入力します。
=IF(ISERROR(/B1), "エラー発生", /B1)
この式では、もし/B1の計算でエラーが発生した場合、「エラー発生」と表示し、エラーがなければ計算結果を表示します。
実際の活用例
例えば、商品価格と数量から売上金額を計算する場合を考えてみましょう。
* A列に商品価格
* B列に数量
* C列に売上金額（計算式）
このとき、C列に次のような式を入力します。
=IF(ISERROR(*B2), "計算エラー", *B2)
これで、もしやB2に不正な値が入力された場合でも、「計算エラー」と表示され、エラーを防ぐことができます。
IFERROR関数との違い
ISERROR関数と似たような関数にIFERROR関数があります。IFERROR関数は、エラーが発生した場合に指定した値を返す関数です。
例えば、次のように入力します。
=IFERROR(/B1, "エラー発生")
この式では、/B1の計算でエラーが発生した場合、「エラー発生」と表示されます。IFERROR関数は、式がシンプルで使いやすいですが、エラーの種類を判別することはできません。
よくある質問や疑問
Q1: ISERROR関数とISERR関数の違いは何ですか？
ISERROR関数は、すべてのエラー（#DIV/0!、#VALUE!、#REF!など）を判定します。一方、ISERR関数は、「#N/A」以外のエラーを判定します。エラーの種類によって使い分けることができます。
Q2: ISERROR関数を使うと、どんな場面で役立ちますか？
ISERROR関数は、データの入力ミスや計算ミスを早期に発見し、適切な処理を行う際に役立ちます。例えば、在庫管理や売上集計など、正確なデータが求められる場面で活用できます。
Q3: ISERROR関数を使うと、どんなメリットがありますか？
ISERROR関数を使用することで、エラーを未然に防ぎ、データの信頼性を高めることができます。また、エラー処理を自動化することで、作業効率の向上にもつながります。
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まとめ
ISERROR関数は、Googleスプレッドシートでのエラー処理に非常に便利な関数です。初心者の方でも、IF関数と組み合わせて使うことで、エラーを適切に処理することができます。
ぜひ、日々の業務や作業で活用してみてくださいね。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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