GoogleスプレッドシートのABS関数の使い方：初心者でもわかる！

Googleスプレッドシートを使っていると、「マイナスの数値をプラスにしたい」「計算結果を常に正の数にしたい」と思うこと、ありますよね。そんなときに便利なのが「ABS関数」です。今回は、初心者の方にもわかりやすく、ABS関数の使い方を解説します。

ABS関数って何？

Googleスプレッドシートのイメージ

ABS関数は、指定した数値の「絶対値」を求める関数です。絶対値とは、数値が0からどれだけ離れているかを示すもので、符号（プラス・マイナス）を無視した大きさのことを指します。

たとえば、-10の絶対値は10、5の絶対値はそのまま5です。ABS関数を使うと、これらの数値を簡単に求めることができます。

ABS関数の書き方はとてもシンプルです。



=ABS(数値)

この「数値」には、直接数字を入力することも、セルの参照を使うこともできます。

例えば、セルに-20が入力されている場合、セルB1に「=ABS()」と入力すると、B1には20と表示されます。

では、実際にどんな場面でABS関数が役立つのか、いくつかの例を見てみましょう。

売上と仕入れの差を計算する際、マイナスの値が出ると困ることがあります。そんなとき、ABS関数を使うと、差の大きさだけを知ることができます。

例えば、セルに売上、B1に仕入れが入力されている場合、セルC1に「=ABS(-B1)」と入力すると、売上と仕入れの差の絶対値が表示されます。

複数の数値の絶対値を合計したい場合、まず各セルにABS関数を適用し、その後SUM関数で合計を求めます。

例えば、セルからに数値が入力されている場合、セルB1に「=ABS()」、B2に「=ABS()」と入力し、B1からB5までドラッグしてコピーします。その後、セルC1に「=SUM(B1\:B5)」と入力すると、絶対値の合計が表示されます。

データの平均を求める際、負の値が含まれていると平均がマイナスになってしまうことがあります。そんなとき、ABS関数を使って絶対値の平均を求めると、データのばらつきを正確に把握できます。

例えば、セルからに数値が入力されている場合、セルB1に「=ABS()」、B2に「=ABS()」と入力し、B1からB5までドラッグしてコピーします。その後、セルC1に「=AVERAGE(B1\:B5)」と入力すると、絶対値の平均が表示されます。

ABS関数は、計算結果がマイナスにならないようにしたいときや、数値の大きさだけを比較したいときに使います。例えば、売上と仕入れの差を絶対値で求める場合などです。

はい、ABS関数は整数、小数、負の数、ゼロなど、どんな数値にも使えます。ただし、文字列や空白セルには適用できません。

はい、できます。例えば、セルからに数値が入力されている場合、セルB1に「=ABS(\:)」と入力すると、B1からB5までの絶対値が一度に計算されます。ただし、この方法は配列数式として入力する必要があります。

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ABS関数は、Googleスプレッドシートで数値の絶対値を簡単に求めることができる便利な関数です。計算結果がマイナスにならないようにしたいときや、数値の大きさだけを比較したいときに活用できます。ぜひ、日々のデータ分析や計算に役立ててください。

他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。