GoogleスプレッドシートのMONTH関数の使い方：初心者でもわかる月の抽出法

Googleスプレッドシートを使っていると、「日付から月だけを取り出したい」と思うこと、ありませんか？たとえば、売上データやスケジュール表で「10月だけをまとめたい」「特定の月のデータだけを抽出したい」といった場面です。そんなときに便利なのが、MONTH関数です。

今回は、初心者の方でもわかりやすいように、MONTH関数の基本から活用法まで、親しみやすい語り口で解説しますね。

MONTH関数って何？

Googleスプレッドシートのイメージ

まずは、MONTH関数が何かを簡単に説明します。MONTH関数は、指定した日付から「月」の部分だけを取り出すための関数です。例えば、日付が「2023年10月15日」の場合、この関数を使うと「10」という数字だけを取り出せます。

使い方はとてもシンプルで、次のように入力します。

=MONTH(セル番号)

たとえば、セルに「2023年10月15日」という日付が入っているとき、B1セルに次のように入力します。

=MONTH()

すると、B1セルには「10」と表示されます。

では、実際にどんな場面でMONTH関数を使えるか、いくつかの例を見てみましょう。

ここがポイント！

売上データの月別集計
A列に日付、B列に売上金額が入力されているとします。C列に「=MONTH()」と入力すると、C列にはそれぞれの日付から抽出された月が表示されます。これを使って、特定の月の売上合計を計算することができます。
スケジュールの月別表示
イベントの日付がA列に入力されている場合、B列に「=MONTH()」と入力すると、B列にはそれぞれのイベントが開催される月が表示されます。これを使って、月ごとのイベント数を集計できます。
特定の月のデータ抽出
たとえば、10月のデータだけを抽出したい場合、C列に「=IF(MONTH()=10, B1, “”)」と入力すると、A列の日付が10月のときだけ、B列のデータが表示されます。

MONTH関数を使う際には、いくつか注意点があります。

ここがポイント！

日付の形式に注意
セルに入力されている日付が、Googleスプレッドシートが認識できる形式であることを確認してください。例えば、「2023/10/15」や「2023年10月15日」といった形式が適切です。
エラーが出たら
「#VALUE!」というエラーが表示された場合、日付の形式が正しくない可能性があります。セルの内容を確認し、適切な形式に修正してください。
他の関数との組み合わせ
MONTH関数は、他の関数と組み合わせて使うとさらに便利です。たとえば、IF関数と組み合わせて条件付きでデータを表示したり、SUMIF関数と組み合わせて月ごとの合計を計算したりできます。