Googleスプレッドシートの混合参照（複合参照）の使い方：初心者でもわかる解説

2025.09.14

Googleスプレッドシートを使っていると、数式をコピーしたときに思った通りに動かないことがありますよね。そんなときに役立つのが「混合参照（複合参照）」です。今回は、初心者の方でもわかりやすく、混合参照の使い方を解説します。

混合参照とは？

Googleスプレッドシートのイメージ

混合参照とは、数式の中でセルの行番号や列番号の一部を固定する方法です。これにより、数式をコピーしても、固定した部分は動かず、他の部分だけが変わるようにできます。

例えば、セルを参照する数式「=」をセルB2にコピーすると、数式は「=B2」に変わります。これが「相対参照」です。しかし、特定の行や列を固定したい場合、混合参照を使います。

\$列（A）は固定、行（1）は相対
A\$1行（1）は固定、列（A）は相対

これらを使い分けることで、数式をコピーしたときに、必要な部分だけを固定できます。

では、実際に混合参照を使ってみましょう。例えば、商品価格に消費税を加算する場合を考えます。

数式は「=\*(1+B2)」となります。この数式をセルC3以降にコピーすると、参照先がずれてしまいます。そこで、混合参照を使って固定します。

数式を「=\$\*(1+\$B\$2)」と変更します。これで、セルA列とB2セルが固定され、他のセルにコピーしても正しく計算されます。

混合参照を使うことで、以下のようなメリットがあります。

計算ミスの防止必要なセルを固定することで、コピーした際のミスを防げます。
作業効率の向上数式を一度作成すれば、他のセルにコピーするだけで計算ができます。
データの一貫性の確保特定のセルを固定することで、データの整合性を保てます。

混合参照は、行または列の一方のみを固定する方法です。例えば、\$は列Aを固定し、行は相対参照します。一方、絶対参照は、行と列の両方を固定する方法で、\$A\$1のように記述します。

混合参照を使う際は、固定したいセルの位置を正確に確認してください。また、数式をコピーする際に、固定した部分が正しく機能するか確認することが大切です。

混合参照は、特定のセルを固定して計算を行いたいときに便利です。例えば、消費税率や為替レートなど、一定の値を参照する場合に使用します。

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