Googleスプレッドシートを使っていると、「この文字がどこにあるのか知りたい」「特定の文字が含まれているか確認したい」と思うことがありませんか?そんなときに便利なのが、FIND関数です。今回は、このFIND関数の基本的な使い方から、初心者でもできる活用法まで、わかりやすく解説します。
FIND関数とは?
FIND関数は、指定した文字列がセル内で何文字目に現れるかを教えてくれる関数です。例えば、「東京都台東区小島」という住所の中で、「小島」が何文字目にあるかを調べることができます。
FIND関数の基本構文
FIND関数の書き方は以下の通りです
=FIND(検索文字列, 対象のテキスト, )
検索文字列探したい文字や単語を指定します。
対象のテキスト検索対象となるセルや文字列を指定します。
開始位置(省略可)検索を開始する位置を指定します。省略すると1(先頭)から検索されます。
例えば、セルに「東京都台東区小島」と入力されている場合、B1セルに以下のように入力すると
=FIND("小島", )
結果として「7」が表示されます。これは、「小島」が7文字目から始まっていることを意味します。
FIND関数の注意点
大文字と小文字を区別FIND関数は大文字と小文字を区別して検索します。例えば、「A」と「a」は異なる文字として扱われます。
部分一致検索文字列がセル内に複数回現れる場合、最初に現れる位置が返されます。
エラー処理検索文字列が見つからない場合、`#VALUE!`エラーが表示されます。これを防ぐために、`IFERROR`関数と組み合わせて使うことが一般的です。
FIND関数の活用例
FIND関数は、文字列の位置を調べるだけでなく、他の関数と組み合わせてさまざまな作業を効率化できます。
住所から都道府県を抽出する
例えば、住所から都道府県を抽出したい場合、以下のような数式を使います
=IFERROR(LEFT(, FIND("県", )), LEFT(, 3))
この数式では、まず「県」が含まれているかをFIND関数で調べ、見つかればその位置までの文字をLEFT関数で取り出します。見つからなければ、3文字を取り出すようにしています。
複数の文字列を同時に検索する
複数の文字列の中で、最初に現れる文字列の位置を調べたい場合、以下のような数式を使います
=MIN(IFERROR(ARRAYFORMULA(FIND({"@","#"}, )), ""))
この数式では、「@」と「#」のどちらが先に現れるかを調べ、その位置を返します。
よくある質問や疑問
Q1: FIND関数とSEARCH関数の違いは何ですか?
FIND関数は大文字と小文字を区別して検索しますが、SEARCH関数は区別しません。例えば、「A」と「a」を区別するかどうかの違いです。
Q2: FIND関数を使って文字列を抽出するにはどうすればよいですか?
FIND関数で文字列の位置を調べた後、LEFT関数やMID関数と組み合わせて文字列を抽出することができます。例えば、MID関数を使って、特定の位置から指定した文字数だけを取り出すことができます。
Q3: FIND関数を使って複数の条件で検索するにはどうすればよいですか?
FIND関数とIF関数やARRAYFORMULA関数を組み合わせることで、複数の条件で検索することができます。例えば、複数の文字列の中で最初に現れる文字列の位置を調べることができます。
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まとめ
FIND関数は、Googleスプレッドシートで文字列の位置を調べるための強力なツールです。基本的な使い方をマスターすれば、住所の抽出やデータの整形など、さまざまな作業を効率化できます。初心者の方でも、少しずつ試してみることで、スプレッドシートの操作がより快適になることでしょう。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。





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