Googleスプレッドシートでデータを管理していると、同じ情報が何度も入力されてしまうことがありますよね。特に、名簿や商品リストなどを扱う際、重複データがあると集計や分析に支障をきたします。そこで今回は、初心者の方でも簡単にできる重複チェックの方法を、実際の例を交えてわかりやすくご紹介します。
重複チェックの基本COUNTIF関数を使ってみよう
Googleスプレッドシートのイメージ
まずは、COUNTIF関数を使って、どのデータが重複しているのかを確認してみましょう。
COUNTIF関数とは？
COUNTIF関数は、指定した範囲の中で、特定の条件に一致するセルの個数を数える関数です。例えば、ある列に「田中」「佐藤」「田中」「鈴木」と入力されている場合、COUNTIF関数を使うことで「田中」が何回出てきているかを簡単に確認できます。
実際に使ってみよう
1. 重複をチェックしたい列（例えばA列）を選択します。
2. 新しい列（例えばB列）に、次のように入力します
`=COUNTIF(A, )`
3. この数式をB列の他のセルにもコピーします。
これで、A列の各データが何回出てきているかがB列に表示されます。例えば、B列に「2」と表示されていれば、そのデータは重複していることがわかります。
重複データを目立たせる条件付き書式を使って色付け
次に、重複データを目立たせるために、条件付き書式を使って色付けしてみましょう。
条件付き書式とは？
条件付き書式は、セルの値に応じて自動的に書式を変更する機能です。これを使うことで、重複しているデータを色で強調表示できます。
実際に設定してみよう
- 重複をチェックしたい列（例えばA列）を選択します。
- メニューから「表示形式」→「条件付き書式」を選択します。
- 「書式ルールを設定」の欄で、「カスタム数式」を選択し、次のように入力します
`=COUNTIF(A, )>1`
4. 好きな色を選んで、「完了」をクリックします。
これで、A列の中で重複しているデータが自動的に色付けされ、視覚的に確認しやすくなります。
重複データを削除するUNIQUE関数を使って一意のデータを抽出
最後に、重複データを削除して、一意のデータだけを抽出する方法をご紹介します。
UNIQUE関数とは？
UNIQUE関数は、指定した範囲の中から、重複しない一意のデータだけを抽出する関数です。これを使うことで、重複データを簡単に取り除くことができます。
実際に使ってみよう
1. 重複を削除したい範囲（例えば\:）を選択します。
2. 新しいセルに、次のように入力します
`=UNIQUE()`
3. Enterキーを押すと、重複しないデータだけが表示されます。
これで、重複データを取り除いた一意のデータだけを簡単に抽出できます。
よくある質問や疑問
Q1: COUNTIF関数で重複データを削除することはできますか？
COUNTIF関数は重複データの確認には便利ですが、削除する機能はありません。重複データを削除するには、UNIQUE関数や「データ」→「データのクリーンアップ」→「重複を削除」機能を使用してください。
Q2: 条件付き書式で色付けしたデータを元に戻すにはどうすればいいですか？
条件付き書式を解除するには、該当するセル範囲を選択し、「表示形式」→「条件付き書式」を選択します。表示された設定画面で「ルールを削除」をクリックすると、色付けが解除されます。
Q3: UNIQUE関数で抽出したデータを元の位置に戻すことはできますか？
UNIQUE関数で抽出したデータは元のデータとは独立した新しい範囲に表示されます。元の位置に戻すには、抽出したデータをコピーし、元の位置に貼り付ける必要があります。
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まとめ
Googleスプレッドシートでの重複チェックは、COUNTIF関数や条件付き書式、UNIQUE関数を使うことで、初心者の方でも簡単に行うことができます。データの整合性を保つために、ぜひこれらの方法を活用してみてください。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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